3 / 113
血に染まる百合と私の出会い
1-3 襲撃の豪腕
しおりを挟む
公園の中央部に置いてある自販機へ歩いて来た。日が落ちているが郊外にあり比較的大きな公園なので何組かカップルがいちゃついていたりと少なからず人通りはあった。
「みーちゃん何飲むー?」
「え、あの、わたしおかね・・・」
「好きなの言いなー お姉さんはみーちゃんが頼めば何でも用意しちゃうぞーー?」
「じゃあ、甘い・・の」
「甘いのかー、そうだなー あ!これ!抹茶ラテ!これにしよ!私も一緒のにする!」
ガコンガコン 2つ購入する。
「あー!2つ一緒に買ったら取出し口ひっかかっちゃったぁ!」
「みーちゃん、ちょっとフタ持ってて!」
「はっはい!」
みいなはとてとて寄ってくる。
(なに~この可愛い生き物~)
「お姉さん?」
見惚れていると肩をちょんちょんと突かれる
(ハッ!いかんいかん、癒されパワーが強すぎるなこの子は)
ガタッ なんとか詰まっていた缶を取り出せた。
「はい、ごめんねなんか引っかっちゃった」
「いえ、ありがとうございます!」
側のベンチへ2人で腰掛ける。
「どう?みーちゃん甘い?」
「はい!これ好きです!」
微笑んで言う。目覚めたばかりの時よりは自然な笑顔でみいなは笑った。その笑顔を見て凛々奈も微笑む。
(辛い目に会ったこの子の悲しみを少しでも和らげられたらいいな・・・)
そして今度お店の生クリームたっぷりの激甘ドリンクでも飲ませてあげようか、なんて美味しそうに飲むこの子を見て思って。
「みーちゃんさ、これからのことなんだけど」
(そう、この子は両親を殺されて恐らく他の血縁も施設によって殺されてしまっているだろう。もしくは金でこの子の事を見てみぬふりをしたか、そんな奴らの所にはこの子は渡せない。
私はセンセに拾われて殺しの技術、他にもいろんな泥臭いことを学んで悪人を殺して周っている。
この人生を後悔してはいないし、望んだ人生だ。
私は、私と同じ目に会いながらも優しく、他人の事で涙を流せるこの子がとても儚く見えて、この優しさを守りたいと)
「もし!みーちゃんがさッ!」
言いかけた時、目の端で人影を捉えた。
正面30m程離れた公園の入り口に街灯に照らされた男が二人、一人は痩せ型で身長は170cm位だろうか、乱れたロン毛で何故か白衣を着ている。これだけならば多少警戒はするかもしれないが騒ぐ程ではない。
問題はもう一人、でかい、2mは超えているだろう、体格も筋肉質で人間のスケールでゴリラが立っているように感じる。
角刈りのグラサンに顔まで厳ついを極めたような風貌。隣の男が小柄なせいかフィクションの巨人のように見える程の威圧感。
そしてその男は丸太の様に大きなカバンを右脇に抱えている、いや右腕を肩から先を全て覆って隠している? そして彼らが見ているのは私の隣の少女。
「やばぃっ!」
今自分は何も武器は持っていない、先日の件は皆殺し完了だと思っていたから。
「みーちゃん!走るよ!」
「えっ!えッ!?」
みいなに向き直り彼女の手を引こうとした瞬間。
爆発音と衝撃が公園内に響き渡った。
♦
「みーちゃん!大丈夫!?」
「あ、あ、あ、ああの」
混乱しているが無事の様だ、凛々奈は入り口の方を振り返る。
男達がいた位置に砂埃が舞っている、強い風が吹き砂埃が晴れると、そこには右腕を地面に突き立てたさっきの大男とその周りに10m程の大きなクレーターが出来ていた。
男が隠していた右腕には自身の胴体程もある義手の様な物が付いていた。
キーンッ 甲高い音が響く。いつの間にか大男から離れていた痩せ型の男が拡声器を手に喋りだす。
「えー、この公園に爆発物が仕掛けられたとのことですがー先程お聞きになった通りー爆発が確認されましたー他にも爆発物がある可能性がございますー皆様早急に避難してくださーい」
とてつもなく棒読みで適当な声だった。しかし先程の爆発と合わせて公園内の人間にパニックを起こさせるには充分だった。
「マジで!?」「ヤバくね?早く帰ろうぜ!」
「早く!走って!!」「本当かよー」
本気で危険を感じ走りだし逃げる人、半信半疑で公園の外へ向かう人、反応はそれぞれだが皆公園から出ていった。
「みーちゃん・・・」
手を握る。あぁ、私達もそそくさと人の流れに乗って外へ向えば問題なく家に帰れるかな。なんて希望的な事を思うが。
「無理、絶対無理」
思わず独り言が漏れる。
(あのモヤシ男は問題ない、問題はあの大男。完全に私達をロックオン、あの右腕 個人の戦闘力を戦闘機並に引き上げる事を目標とした兵器「武装鎧殻」
裏の世界で出回っている最新最強の兵器、
ただとてつもなく金が掛かる事と適合する人体が限られる事から実用されている数は少ない筈なんだけど)
「手ブラじゃ荷が重すぎるよッ!」
大男から目を離さずスマホを取出し救援を求める連絡をする為に操作しようとするが。
「圏外・・・」
町外れとはいえ電波が入らない訳がない。恐らくあの腕が電波を妨害しているんだろう。
「流石最新最強、ハイテクじゃん」
冷や汗が頬を伝う、(どうしよ、マジで)
「はーい、人払いは済んだ 適当でも5分位は人目無くなるでしょ」
モヤシ男が大男に近付いていく。
「隣にいる女は?」
大男が此方を見ながら言う。
「あーもう適当にぶっ飛ばしちゃって、死んでても半殺しでも 爆発に巻き込まれたってことでいいじゃん」
「しょーじき、面倒臭いんだよね逃げたモルモットを探し回るってなんかスゲー馬鹿な科学者みたいじゃん? しかも施設ブッ壊されてるし」
「人が国を跨いでお仕事してる時にはた迷惑な奴らだよ全く、とりあえずアレ連れてけばOKだからさ、殺さなきゃ良いからちゃっちゃと頼むわ」
(血管がブチ切れそうになった、いや切れたかも)
どうでもいいから死ぬ気でコイツだけ殺してやろうかと思ったけど、でもそんな頭は隣でガタガタ震えて私の手を握る少女のお陰で冷静になった。
またあの日々に戻される恐怖、トラウマ。
(駄目だ! 冷静になれ! 私!今はこの子を逃がす! センセに連絡を取る! その方法だけを考えろ!)
「よし!」
「わっ」
「みーちゃん掴まって!」
みいなを抱えて走り出す。
(奴らの反対の公園出口まで約25m! 全力で走る! 出口近くまでたどり着けば野次馬がいるかもしれない! 人が多ければ派手な攻撃はできない、あの腕さえ使えなければ時間稼ぎくらいは!)
「いくぞ」
走り出したその刹那、すぐそば、凛々奈の左から声が聞こえた。
「は?」
そこには右ストレートを打つ構えに既に入っている大男がいた。
「二人揃ってミンチになりたくなければ、分かるな」
凛々奈は大男の後の芝生にみーちゃんを投げ飛ばし、
左手だけはガードできる位置にッ
ドギャバキャバキッ
◆
「うわー人間があんな吹っ飛ぶの初めて見たよ」
「ある程度手加減しませんと原型が無くなりますんで、爆発事故に巻き込まれたように見える程度に破壊しました」
「手加減しましたであんなグロく出来るのすごいよ君、アレは?」
「気を失ってますが確保してます」
「はーい、OKOK 多分さっきの爆発でお巡りさん来るからさっさと撤収ね」
◆
死にたくなるほどの全身の痛みと、煙草の匂いで目が覚めた。
「みーちゃん何飲むー?」
「え、あの、わたしおかね・・・」
「好きなの言いなー お姉さんはみーちゃんが頼めば何でも用意しちゃうぞーー?」
「じゃあ、甘い・・の」
「甘いのかー、そうだなー あ!これ!抹茶ラテ!これにしよ!私も一緒のにする!」
ガコンガコン 2つ購入する。
「あー!2つ一緒に買ったら取出し口ひっかかっちゃったぁ!」
「みーちゃん、ちょっとフタ持ってて!」
「はっはい!」
みいなはとてとて寄ってくる。
(なに~この可愛い生き物~)
「お姉さん?」
見惚れていると肩をちょんちょんと突かれる
(ハッ!いかんいかん、癒されパワーが強すぎるなこの子は)
ガタッ なんとか詰まっていた缶を取り出せた。
「はい、ごめんねなんか引っかっちゃった」
「いえ、ありがとうございます!」
側のベンチへ2人で腰掛ける。
「どう?みーちゃん甘い?」
「はい!これ好きです!」
微笑んで言う。目覚めたばかりの時よりは自然な笑顔でみいなは笑った。その笑顔を見て凛々奈も微笑む。
(辛い目に会ったこの子の悲しみを少しでも和らげられたらいいな・・・)
そして今度お店の生クリームたっぷりの激甘ドリンクでも飲ませてあげようか、なんて美味しそうに飲むこの子を見て思って。
「みーちゃんさ、これからのことなんだけど」
(そう、この子は両親を殺されて恐らく他の血縁も施設によって殺されてしまっているだろう。もしくは金でこの子の事を見てみぬふりをしたか、そんな奴らの所にはこの子は渡せない。
私はセンセに拾われて殺しの技術、他にもいろんな泥臭いことを学んで悪人を殺して周っている。
この人生を後悔してはいないし、望んだ人生だ。
私は、私と同じ目に会いながらも優しく、他人の事で涙を流せるこの子がとても儚く見えて、この優しさを守りたいと)
「もし!みーちゃんがさッ!」
言いかけた時、目の端で人影を捉えた。
正面30m程離れた公園の入り口に街灯に照らされた男が二人、一人は痩せ型で身長は170cm位だろうか、乱れたロン毛で何故か白衣を着ている。これだけならば多少警戒はするかもしれないが騒ぐ程ではない。
問題はもう一人、でかい、2mは超えているだろう、体格も筋肉質で人間のスケールでゴリラが立っているように感じる。
角刈りのグラサンに顔まで厳ついを極めたような風貌。隣の男が小柄なせいかフィクションの巨人のように見える程の威圧感。
そしてその男は丸太の様に大きなカバンを右脇に抱えている、いや右腕を肩から先を全て覆って隠している? そして彼らが見ているのは私の隣の少女。
「やばぃっ!」
今自分は何も武器は持っていない、先日の件は皆殺し完了だと思っていたから。
「みーちゃん!走るよ!」
「えっ!えッ!?」
みいなに向き直り彼女の手を引こうとした瞬間。
爆発音と衝撃が公園内に響き渡った。
♦
「みーちゃん!大丈夫!?」
「あ、あ、あ、ああの」
混乱しているが無事の様だ、凛々奈は入り口の方を振り返る。
男達がいた位置に砂埃が舞っている、強い風が吹き砂埃が晴れると、そこには右腕を地面に突き立てたさっきの大男とその周りに10m程の大きなクレーターが出来ていた。
男が隠していた右腕には自身の胴体程もある義手の様な物が付いていた。
キーンッ 甲高い音が響く。いつの間にか大男から離れていた痩せ型の男が拡声器を手に喋りだす。
「えー、この公園に爆発物が仕掛けられたとのことですがー先程お聞きになった通りー爆発が確認されましたー他にも爆発物がある可能性がございますー皆様早急に避難してくださーい」
とてつもなく棒読みで適当な声だった。しかし先程の爆発と合わせて公園内の人間にパニックを起こさせるには充分だった。
「マジで!?」「ヤバくね?早く帰ろうぜ!」
「早く!走って!!」「本当かよー」
本気で危険を感じ走りだし逃げる人、半信半疑で公園の外へ向かう人、反応はそれぞれだが皆公園から出ていった。
「みーちゃん・・・」
手を握る。あぁ、私達もそそくさと人の流れに乗って外へ向えば問題なく家に帰れるかな。なんて希望的な事を思うが。
「無理、絶対無理」
思わず独り言が漏れる。
(あのモヤシ男は問題ない、問題はあの大男。完全に私達をロックオン、あの右腕 個人の戦闘力を戦闘機並に引き上げる事を目標とした兵器「武装鎧殻」
裏の世界で出回っている最新最強の兵器、
ただとてつもなく金が掛かる事と適合する人体が限られる事から実用されている数は少ない筈なんだけど)
「手ブラじゃ荷が重すぎるよッ!」
大男から目を離さずスマホを取出し救援を求める連絡をする為に操作しようとするが。
「圏外・・・」
町外れとはいえ電波が入らない訳がない。恐らくあの腕が電波を妨害しているんだろう。
「流石最新最強、ハイテクじゃん」
冷や汗が頬を伝う、(どうしよ、マジで)
「はーい、人払いは済んだ 適当でも5分位は人目無くなるでしょ」
モヤシ男が大男に近付いていく。
「隣にいる女は?」
大男が此方を見ながら言う。
「あーもう適当にぶっ飛ばしちゃって、死んでても半殺しでも 爆発に巻き込まれたってことでいいじゃん」
「しょーじき、面倒臭いんだよね逃げたモルモットを探し回るってなんかスゲー馬鹿な科学者みたいじゃん? しかも施設ブッ壊されてるし」
「人が国を跨いでお仕事してる時にはた迷惑な奴らだよ全く、とりあえずアレ連れてけばOKだからさ、殺さなきゃ良いからちゃっちゃと頼むわ」
(血管がブチ切れそうになった、いや切れたかも)
どうでもいいから死ぬ気でコイツだけ殺してやろうかと思ったけど、でもそんな頭は隣でガタガタ震えて私の手を握る少女のお陰で冷静になった。
またあの日々に戻される恐怖、トラウマ。
(駄目だ! 冷静になれ! 私!今はこの子を逃がす! センセに連絡を取る! その方法だけを考えろ!)
「よし!」
「わっ」
「みーちゃん掴まって!」
みいなを抱えて走り出す。
(奴らの反対の公園出口まで約25m! 全力で走る! 出口近くまでたどり着けば野次馬がいるかもしれない! 人が多ければ派手な攻撃はできない、あの腕さえ使えなければ時間稼ぎくらいは!)
「いくぞ」
走り出したその刹那、すぐそば、凛々奈の左から声が聞こえた。
「は?」
そこには右ストレートを打つ構えに既に入っている大男がいた。
「二人揃ってミンチになりたくなければ、分かるな」
凛々奈は大男の後の芝生にみーちゃんを投げ飛ばし、
左手だけはガードできる位置にッ
ドギャバキャバキッ
◆
「うわー人間があんな吹っ飛ぶの初めて見たよ」
「ある程度手加減しませんと原型が無くなりますんで、爆発事故に巻き込まれたように見える程度に破壊しました」
「手加減しましたであんなグロく出来るのすごいよ君、アレは?」
「気を失ってますが確保してます」
「はーい、OKOK 多分さっきの爆発でお巡りさん来るからさっさと撤収ね」
◆
死にたくなるほどの全身の痛みと、煙草の匂いで目が覚めた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる