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標準語訳?

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 その日の放課後、小さい頃三人でよく遊んだ公園にタカキとふみかを呼び出した。三人で会うのはあの日以来。魔法でタカキにわたしの事を好きと思わせて以来。

 逃げだしたくなるなさけない自分に喝を入れながら、公園に向かう。

「ねぇ、今ならまだ間に合う。そりゃあ、彼氏には悪いことをしたけど、それはキミが悪いんじゃない。オレがした事なんだから。オレがどうにかするから、魔法をとくのはやめよう?」

 手の中で妖精さんが必死に訴えてくる。

「もう決めた事じゃん。これ以上タカキやふみかを苦しめてどうするの。それに、魔法をかけ続けてもわたしも苦しい。悪い事って気がついたのにそんなこと出来るわけないじゃん」

 妖精さんに悪気はないのかもしれない。妖精さんは恋を叶えるためにいるんだから、どんな手を使ってでもわたしの恋を叶えたいのかもしれない。

 そんな妖精さんの言葉に頷きそうになる前に急いでそう言った。

 妖精さんはわたしの言葉にしゅんとうつむいて黙ってしまった。



 先に来たのはタカキだった。

「体の方はもういいのか? 早退したからびっくりしたぞ。もう出歩いて平気なのか?」

 わたしを心配してくれるタカキ。

「うん。もう大丈夫」

 わたしはそう言うのが精一杯だった。いつもの笑顔が出せなかった。そんなわたしを見てタカキもなにか感じたみたいで、不信そうにこっちを見ている。

「あみ? ホントに大丈夫なのか? 話なら家の中でも出きるんだから、行こう」

 わたしの肩を抱いてわたしの家の方に行こうとするタカキ。けど、まだふみかが来てないからここから離れられない。

 歩き出さないで首を振り、辺りを見回した。遠くにふみかの姿があった。わたしとタカキの姿を見つけてとまどってる。

「ふみかっ」

 慌ててタカキの手を振りほどいて、走って迎えに行く。じゃないとそのまま逃げそうだったから。

 二人を呼び出してるっていうのはわざと両方に黙っていたから、タカキもちょっととまどってるみたいだった。けど、皆いないと意味がない。

「急に呼び出してごめん、二人とも。でも、どうしても二人に言わなきゃいけない事があるの」

 逃げかけたふみかの手をつかんで言う。必死に言ったのが通じたのか、ふみかはそれ以上逃げようとはしないで、こくんと頷いた。

 ふみかの手を引いてタカキの所に行く。タカキも複雑な顔をしてわたしを見た。

 そりゃそうだよね? つい最近まで仲良し三人組だったとはいえ、タカキにしてみればふみかは元カノで、ふみかからすればタカキは振られた相手だもん。それを今の彼女のわたしが二人同時に呼び出すなんて、おかしいと思うに決まってる。なんでって思うだろう。

 だけど言わなきゃいけないから。一刻も早く言わなきゃいけないから。

 わたしはふみかの手を離し、決心が鈍る前に二人に頭を下げた。

「ごめん、タカキ、ふみか。本当、ごめんなさいっ」

 ぶん、と音が出そうな勢いで頭を下げた。これくらいで許されるものじゃないだろうけど、そうせずにはいられない。

 けど、いきなり謝られても二人ともなんのことか分からないでびっくりしてる。

「なんの話だよ? しかも二人にって、訳分からないんだけど?」

 タカキとふみかはお互いに何の話か分かるかって目配せする。けど二人に分かるはずもない。

 困惑する二人に、顔をあげてわたしは息を吸った。

「今から言うこと、信じられないかもしれないけど、聞いて?」

 声が震えた。言うのが怖い。けど、言わなきゃいけない。

 あみぐるみを握りしめ、わたしは深呼吸してから話始めた。

「あのね? タカキは本当は、ふみかの事が好きなのよ」

「はあ? いきなりなに言い出すんだよ」

 わたしの言葉にタカキがすっとんきょうな声を出す。それ以上タカキが何か言う前に、わたしは震える声を絞り出した。

「ごめん、最後まで聞いて。……二人とも知ってるよね、あみぐるみのおまじない。信じられないだろうけど、それでほんとにわたしの所に恋の妖精が来たのよ。それで、タカキに魔法をかけた。……わたしを好きになるように」

 聞かされただけじゃ信じられないのだろう、タカキは眉をしかめ、ふみかはキョトンとしてわたしを見ている。そりゃそうだ、わたしだって反対の立場だったらそんな話信じない。だけどこれは本当の事で、二人には信じてもらわないといけない。

 わたしはなんとか分かってもらおうと、言葉を継いだ。

「だから今、タカキはわたしの事を好きって思ってるけどそれはうそなの。ほんとはふみかが好きなのよ」

 だけどやっぱりそう簡単には分かってもらえない。

 わたしの言葉にタカキが怒ったように言う。

「バカ言うなよ。俺、ずっと前からお前のことが好きだったぞ? もしかして、ふみかちゃんと一緒になって俺をからかってるのか?」

 ふみかがびっくりしたようにタカキを見た。最近ろくに話する事なかったから、タカキがふみかの事を他人行儀にちゃん付けで呼ぶのは初めて聞いたんだろう。

 タカキの方は、そんなのに気がつかないでむうっとした顔してわたしを見ている。

「からかってなんかいない。タカキは魔法かけられた本人だから今は分からないだろうけど……。ふみかは気づいたでしょ? タカキがふみかの事、他人行儀にちゃんづけして呼んでるのも、わたしが妖精さんにタカキとふみかは知り合い程度でそんなに仲良くなかったって事にしてってお願いしたからなの」

 唇をかみしめながら、わたしは告白した。

 ふみかは考えるようにわたしの顔を見ている。タカキはやっぱり怒った顔して眉を寄せている。

「けど、魔法でわたしのこと好きにさせるなんて、卑怯だよね? ほんと、ごめん。でも、タカキの事が好きだったの。ほんとに好きだったから……」

 涙が出てくる。今泣くんはいけないって分かってるのに涙があふれて今にもこぼれそうになる。

「今なら、まだ冗談でしたで誤魔化せるよ?」

 妖精さんがわたしにしか聞こえない声で言った。わたしはそれにちいさく首を振ってみせる。

 涙を飲み込んで、もう一度勇気を振り絞る。大きく息を吸って、声を絞り出す。

「魔法、とくから。許してって言っても許せないだろうけど、でもこれ以上、二人を騙せないから」

 それを聞いていた妖精さんはうつむいて、頷いた。タカキは訳が分からないっていう顔してるし、ふみかは考えるようにわたしをじっと見てる。

「わけ分からない」

 それまで黙っていたタカキが顔をしかめてつぶやいた。

「お前なにが言いたいんだ。魔法ってそんな、信じろっていうほうが無理だろ。俺がふみかちゃんの事好きだったって、何でそうなるんだよ。俺が好きなのはお前なんだぞ?」

 一気にタカキがまくしたてる。

「もしかして俺と別れたいのか?」

 言われた言葉に思わず首を振ってしまった。

 別れないですむものなら別れたくはない。けど、そもそもこれは本当じゃない。

「ふみか、夏休みわたしがいない時にタカキと二人で神社に行った事があるんだってね」

「え? ……うん」

 突然話をふられて、びっくりしたようにふみかが頷く。

「話逸らすなよ。それともなにか変な誤解してるのか? 俺、ふみかちゃんと二人で神社なんか行った事ないぞ。ていうか、ふみかちゃんと二人で遊びに行った事なんかないし」

 不機嫌そうに言うタカキにふみかは目をまんまるにした。

「遊んだことあるよ? 何回も。昔っからあみちゃんがいない時も一緒に遊んでたじゃん。夏休みも、あみちゃん田舎に行ってていないからどこで遊ぼうかって話になって、神社に鳩見に行ったじゃん。鳩すっごく飢えてて、かわいそうだったから何回もエサあげたじゃん」

 ふみかにとっても楽しい思い出だったんだろう。覚えてないの? って言いたげに瞳を潤ませてタカキを見ている。

 タカキはふみかの言葉に戸惑ったように首を振った。

「それはあみと神社に行った時の事だ。なんでふみかちゃんが知ってるんだ? あみが教えたのか?」

 わたしも首を振り、タカキを見る。

「わたしともこの間神社に行ったけど、ハトのエサは買わなかった。持ってたポテトはあげたけど、エサは一回も買わなかったのよ?」

 胸が痛い。同じような思い出なんだから、ふみかとの方をきれいさっぱり忘れてわたしとの思い出を覚えていてくれたら良かったのに。なんでふみかとの思い出をわたしとの思い出にしてしまったの?

 胸が苦しくて息が出来なくなりそうだ。

 それだけタカキはふみかの事が好きなんだ。早く魔法といてあげなきゃ。なのにわたしはまだこんな風にふみかとの思い出の方を忘れていたら良かったのになんて考えてしまってる。

「ポテト……。ああ、そうだ。あの時バーガー食べる所探して神社行って、鳩がかわいそうだからってエサ何回もやって、その後朝からなにも食べてないから腹減ったからたこ焼きでも食べに行こうかっていう話になって……?」

 タカキが矛盾に気がついた。これ以上タカキを混乱させるわけにはいかない。

「魔法、とくね?」

 わたしはあみぐるみの首に結んだリボンに手を伸ばした。まだ新しい、つるつるした感触の真っ赤なリボン。このリボンを解いたら全部終わる。わたしの恋も、友情も。

 ううん、違う。妖精さんに魔法でタカキの心を操ったって聞いて、それに反対しなかった所で終わってたのよ。それでうその世界にしがみつてしまった。

 指が震える。ノドが痛くて息が出来ない。それでもリボンを、魔法をとかなきゃ。

「ごめんね、オレがやりかたを間違えたせいで。キミを幸せにしたかったのに……」

 妖精さんの涙声が聞こえてきた。やり方は間違ってても妖精さんは本当にわたしの恋を叶えてくれたかったんだろう。

「ありがとうね」

 わたしの為にしてくれたのは間違いないんだから、お礼を言う。そしてわたしは目をつぶって、赤いリボンを引っ張った。



 息を飲み、ゆっくりと目を開ける。手の中のあみぐるみはもう、二度と動く事はない。

 ふみかは、様子を見るようにわたしとタカキの様子を見守ってる。そしてタカキは。

 最初は混乱したようにふみかとわたしを見て、自分を見るように、下を向いて手や足を見た。

「タカキ?」

 ふみかがちっちゃい声でタカキを呼ぶ。

「…ふみか……」

 以前のようにふみかを呼び捨てにしてタカキはふみかに手を伸ばした。ふみかは戸惑いながらもその手に触れる。

「タカキ、ほんとに?」

 まだ不安そうにタカキを見上げるふみかを、タカキは抱きしめた。

「ふみかっ」

 ぎゅっとふみかを抱きしめて、タカキはふみかの名前を呼ぶ。

 胸が痛かった。魔法といたのを後悔した。あの腕はわたしのものだったのに、なんでふみかを抱きしめてるの?

 まだそんな風に考える自分が嫌だった。もともとこれが本当なのに、やっと元に戻ったのに。

 胸が痛くて涙が出てくる。自業自得なのに、胸が苦しくて……。

 抱きしめられたふみかは、まだ信じられないのかタカキの服を握りしめながらじっとタカキを見た。

「タカキ、ほんとに?」

 ふみかの問いにタカキはほほえみ、頷いた。そしてもう一度ふみかを抱きしめた後、ふいにこっちを向いた。その顔は、今まで見たことないほど怒っていた。

 ツカツカとタカキがこっちに向かってやって来る。怒りに顔を歪ませたままわたしの前に来て、そしていきなりわたしの胸ぐらを掴んだ。

「あみ! てめぇっっ」

 今にも殴りかかろうとタカキが手を振り上げる。

 幼なじみだから、今まで何回もケンカした事ある。だけど今まで、タカキを怖いと思ったことなんかなかった。女の子だからって遠慮してたのか、こんな風に胸ぐらつかまれた事なんかなかった。だけど今、本気で睨みつけ思いっきり殴ろうとしてるタカキにわたしはすくみあがった。

「だめっ。タカキっ」

 振り上げたタカキの腕をふみかが抱きついて止める。

「止めんな、ふみか。こいつは殴られて当然なんだ!」

 ふみかの手を振り払い、殴ろうとする。

 タカキにしてみれば当然だろう。わたしにいいように記憶を塗り変えられ、心を操られたんだから。

 だからわたしは逃げなかった。けど怖くてその場にしゃがみ込んで、何回もごめんなさいって繰り返し言い続けた。タカキはふみかが止めるのも聞かないと何度も手を振り上げわたしを殴ろうとした。それでもふみかが何回もタカキに抱きついて止めてくれたおかげで、わたしはまだ殴られてなかった。

「タカキ、ねぇ、あみちゃんのこと許してあげようよ? こんなに謝ってるじゃん」

 ふみかが必死にかばってくれてる。けど、そのくらいでタカキの怒りが治まるはずもない。

「謝ったくらいで許せるかっ。殴ってもまだ足りないくらいだ!」

 その通りだ。その通りだから、わたしは逃げられない。

 激高するタカキに、それでもふみかがなだめてくれる。

「それでもあみちゃん、間違いに気がついて魔法といたじゃん。そのままタカキの彼女でいることも出来たのに、魔法といて謝ってくれたんでしょ?」

 ふみかの言葉にタカキが動きを止めた。怒りが治まったわけじゃないけど、わたしを殴ろうとするのはやめたみたいだった。本当はまだ殴りたいのかもしれない。握りしめた拳がぶるぶる震えてる。それでもふみかの言葉を聞き入れて、タカキは殴るのをやめてくれた。

「それでも俺は、許せん。二度と俺らに近づくな」

 言い捨てタカキはわたしに背を向けた。ふみかの手を取り、ここから去って行く。タカキにひっぱられながらながらふみかはわたしを気にして振り返り、そして小さくつぶやいた。

「魔法といてくれてありがとうね」

 なんでそこでお礼なんて言えるの? そんなだから、タカキはふみかを好きになるんだろうか?

 ボタボタ涙が流れ落ちる。

 わたしがかなうはずもない。なのにあんな事してわたしは二人の友情さえも失ってしまった。

 顔を上げると二人の姿はもう見えない。

 もう二度と三人で笑い会う日は来ないだろう。

 すごく小さい頃から兄弟みたいに一緒にいて仲良くて、なんの気兼ねもいらないで大好きだったタカキとふみか。

 そんな二人の心を魔法なんか使ってもてあそぶような事して。

 自業自得だ。

 それでも涙が止まらない。それを慰めてくれる妖精さんももういない。

 わたしはそのまま動けなくなって、暗くなっても泣き続けた。


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