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Special♡Thanks!~新しい一歩を~
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「ではこれから分配していくわ。お金で納得なんて出来ない人も居るでしょう…。だけど、これは一つの区切りをつける為だから理解して。」
メリッサの言葉に女達は頷いた。
ここに集まるのはミグに被害を受けた女性のみ。ミグを利用してパートナーを落とし入れた者は含まれていない。次に進むためにが合言葉となり一丸となって耐えた者への儀式なのだから当然だ。
それ以外の者達にも協力してくれたので相応の対価はあるが先ずは一番傷ついたであろう者達からだ。
「一列に並んで。」
メリッサは順にお金の入った袋を渡していく。
渡す時に「お疲れ様。」「頑張ったわね!」「やっと解放されるわ!」等声をかけると皆涙ぐんで袋を受け取る。
ララとメリッサ以外が皆受け取るとメリッサはぐるりと見回した。
「皆、ありがとう。ここを出たら暗い過去なんておさらばして明るく、自分らしく生きましょう!敵な恋をしましょう!!」
メリッサの解散の声で女達は部屋を出ていく。
そうして部屋に残ったのがメリッサとララだけになると、メリッサはララに頭を下げた。
「ごめんなさい。」
「え?何の謝罪かしら。」
「私の行動が遅かったからリックも餌食になったわ。ララにミグの相手をさせちゃった。皆の分の慰謝料まで…。」
「メリッサ、それは傲慢よ。リックはたまたまミグに引っかかっただけで別の人と浮気をした可能性もあるもの。浮気相手を直に叩きのめすなんて爽快だったし慰謝料は皆の分まで取れて安心した。
メリッサが謝ることなんて何も無いのよ。むしろ、メリッサには感謝してるわ。きっとメリーもよ。」
「ララ…。」
メリッサはララの手に袋を乗せた。
そして思い切りララを抱きしめるとララもメリッサを強く抱き返す。たくさん泣いて目を腫らした二人は、顔を見合わせて今度は思い切り笑った。
「私、次はとても優しい人がいいな。顔なんて二の次よ。」
「メリッサは可愛いから素敵な出会いがあるわよ。二の次なんて言わずに優しくてイケメンな彼氏をつくれば良いわ。」
「ララだって!み~んなララは可憐だとか言ってるから直ぐに良い男が見つかるわ。変な男じゃないか私が確認しなきゃっ!」
「私も良い出会いがあると良いな~。」
いつの間にか入ってきていたメリーにメリッサとララは驚きながらも顔を見合わせてクスリと笑った。
「メリーはまだサムと離婚しないんじゃなかった?」
「既に決心が揺らぎそう。」
「早くないかしら。」
「サムは子供達にたくさん感謝しなくちゃ。」
「「本当にそれね。」」
「そういえば、今の家は私の権利になっていたのだけど売ってしまうからまた引っ越し先は知らせるわね。」
「わかったわ。手伝える事が有れば言ってちょうだい。」
「私も、サムを行かせるから。」
「ありがとう。」
FIN
メリッサの言葉に女達は頷いた。
ここに集まるのはミグに被害を受けた女性のみ。ミグを利用してパートナーを落とし入れた者は含まれていない。次に進むためにが合言葉となり一丸となって耐えた者への儀式なのだから当然だ。
それ以外の者達にも協力してくれたので相応の対価はあるが先ずは一番傷ついたであろう者達からだ。
「一列に並んで。」
メリッサは順にお金の入った袋を渡していく。
渡す時に「お疲れ様。」「頑張ったわね!」「やっと解放されるわ!」等声をかけると皆涙ぐんで袋を受け取る。
ララとメリッサ以外が皆受け取るとメリッサはぐるりと見回した。
「皆、ありがとう。ここを出たら暗い過去なんておさらばして明るく、自分らしく生きましょう!敵な恋をしましょう!!」
メリッサの解散の声で女達は部屋を出ていく。
そうして部屋に残ったのがメリッサとララだけになると、メリッサはララに頭を下げた。
「ごめんなさい。」
「え?何の謝罪かしら。」
「私の行動が遅かったからリックも餌食になったわ。ララにミグの相手をさせちゃった。皆の分の慰謝料まで…。」
「メリッサ、それは傲慢よ。リックはたまたまミグに引っかかっただけで別の人と浮気をした可能性もあるもの。浮気相手を直に叩きのめすなんて爽快だったし慰謝料は皆の分まで取れて安心した。
メリッサが謝ることなんて何も無いのよ。むしろ、メリッサには感謝してるわ。きっとメリーもよ。」
「ララ…。」
メリッサはララの手に袋を乗せた。
そして思い切りララを抱きしめるとララもメリッサを強く抱き返す。たくさん泣いて目を腫らした二人は、顔を見合わせて今度は思い切り笑った。
「私、次はとても優しい人がいいな。顔なんて二の次よ。」
「メリッサは可愛いから素敵な出会いがあるわよ。二の次なんて言わずに優しくてイケメンな彼氏をつくれば良いわ。」
「ララだって!み~んなララは可憐だとか言ってるから直ぐに良い男が見つかるわ。変な男じゃないか私が確認しなきゃっ!」
「私も良い出会いがあると良いな~。」
いつの間にか入ってきていたメリーにメリッサとララは驚きながらも顔を見合わせてクスリと笑った。
「メリーはまだサムと離婚しないんじゃなかった?」
「既に決心が揺らぎそう。」
「早くないかしら。」
「サムは子供達にたくさん感謝しなくちゃ。」
「「本当にそれね。」」
「そういえば、今の家は私の権利になっていたのだけど売ってしまうからまた引っ越し先は知らせるわね。」
「わかったわ。手伝える事が有れば言ってちょうだい。」
「私も、サムを行かせるから。」
「ありがとう。」
FIN
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