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声 *side:義人*
(3)
しおりを挟むパジャマの下にはすべすべの肌があった。
お腹から上に向かって指でなぞる。
「んんっ」
美咲の顔が見えない。今どんな顔をしてるんだろう。後ろになって失敗だったな…。
体の上の方を触ると布に当たった。ブラだ。ピンクの生地にレースが付いている。
両手で揉む。柔らかい。
「あっ、せんぱぃ、待って…っ」
「んー…無理」
むぎゅむぎゅと胸を揉む。夢中になる。
最初抱いた時は全裸だったから、ブラを付けてるのは初めて見た。似合ってて色っぽい。
指を滑り込ませて乳首をいじった。
「ひぁッ」
爪で軽く引っ掻くと、だんだん固くなってきた。摘めるくらいピンと勃っている。
「んんッ、は…あッ」
「美咲…キス、しよ」
美咲の顔を振り向かせて、唇を合わせる。
ちゅぅ ちゅ ちゅっ
「んむっ」
顔が見えた。真っ赤になってる。
キスをしながら乳首をいじると、腰がピクピクと揺れ始めた。
「はッ……ここも、いいか?」
「ぁッ!? そこ、は…ッ」
片手で乳首を摘んだまま、パジャマのズボンの中にもう片方の手を入れる。
下着に沿って手を奥へ進めると、温かい場所があった。触ってみると、そこは湿っていた。
「美咲、もう濡れてんの…?」
「やぁ…ッ」
「直接触っていい?」
「あ…だめ、です…ッ」
「なんで」
「だって…だって、先輩の手が、汚れちゃう…っ」
「そんなの気にしなくていーのに…」
下着の隙間から指を入れた。
ぴちゃぴちゃと音が鳴る。愛液が入り口に溜まっていた。
愛液を中指ですくって、突起をこすった。
「ここ…押したりこすったりすると、気持ちいいんだろ?」
「やぁ…んッ」
「もっと声…出して」
「あぅ、あッ、や、はずかしぃ…ッ」
「でももう、イきそうだろ?」
くちゅっ くちゅっ じゅぷっ
「ひぁッ、はぁッん」
突起を中指でぐりぐりと押す。
そのあと2本の指で上下にこする。
「あッ、あッ、だめ、だめです…ッ」
「イッていいよ」
「あッ、あぁッ、うぅう~ッ」
ビクンッ!と美咲の体が震えた。
「…んはぁッ、はぁッ、はぁ」
「…美咲、よだれ垂れてる」
「ふぁ…んむっ」
キスをして舌で舐め取った。
目がうるうるしてて頬が赤い。体も熱くなって、乳首も突起もビンビンになっている。
俺の下半身も、ズボンがキツくなっていたが…。
「……? せんぱい……?」
「そろそろ…やめとくか。伊織が戻って来ちまう」
「あ…っ」
「美咲、俺の前にシャワー浴びな。下着の中すごいことになってるから」
「———ッ!」
風呂から出たばっかりなのに、またシャワーを浴びさせることになった。しかも下着も汚してしまった。
(今になって、罪悪感…)
しかも。
(俺のやつ、どうするかな…)
「せ、先輩のは、ど、どうするんですか…?」
美咲も気にかけてくれた。ズボンの中央から固いモノが勃ってて、美咲が頬を赤く染めた顔でじっと見てる。
(見られるの、あんま好きじゃないんだけどな…)
「俺は一人でなんとかするから。お前は部屋で下着用意してきな」
「は、はい…」
2人で2階に上がって、それぞれの部屋に入る。
(暑い…)
下半身が、ズボンから開放してくれと叫んでる。
でもここで1人でヤるのは…
(ちょっと、むなしいよな…)
できる自信はないが、モノが元に戻るように気持ちを落ち着かせる。
深呼吸して、下半身以外の別の場所に意識を移す。
「…はッ、はッ」
(やべ、やっぱ無理かも…)
突然、部屋のドアがノックされる。びっくりして余計に固くなりやがった。
「先輩…」
「みっ、美咲?」
今ここで会うのは、危ないと思うんだが…。
「あの、伊織さんが、リビングでテレビ見始めたので…」
「ん…?それで?」
「その、あの…。今なら、続き、できるんじゃないかって、思って…」
まさか。
まじで。
「俺のこと、心配してくれてんの…?」
「だって…先輩、苦しそうだったから…」
「…ッ」
ああもう。
ホントにこいつは…!
腕を引っ張って、部屋に連れ込む。
ドアを閉めて、できるだけ声が聞こえないように部屋の奥まで行く。
ぎゅっと小さい体を抱きしめた。
「ごめん…続き、すげーシたい」
「…先輩の、好きにしていいですよ」
「…それ男にはヤバい言葉だから。あんまり言うなよ」
「??」
美咲を床に座らせて、優しく押し倒す。床にごろんと背中から寝転がる。
そして、パジャマのズボンを下に引っ張って脱がせる。
下着は湿って、色が変わっていた。
「…下着も脱がすから…」
「…っ」
下着を下に引っ張ると、美咲の愛液が糸を引いていた。
「すげ…びしょびしょ」
「んん…ッ」
指を入れて、ぐちゅぐちゅと音を立てる。
指2本が入るようになるまで、ほぐす。
「んッ、あぅッ」
「美咲、声抑えて。伊織に聞こえんぞ」
さっきは声を出せと言って、今は声を抑えろと言う。悪いな、と思うけど、声を我慢している顔もかわいい。
「…っ、そろそろ…」
「んん…ッ」
そばにある引き出しから、革でできた小さいケースを取り出す。
「……? それ、ポーチ、ですか…?」
「いや、これはな、」
口元を耳に寄せて囁く。
「俺の、コンドーム入れ」
「!!」
中からゴムを1枚出す。
ズボンのベルトを外して、ガチガチに固くなったモノにゴムを付ける。
「財布は人に見られやすいと思ったから…専用のケース買ったんだよ」
「あ…そ、そういうのが、あ、あるんですね…」
「まあ女はあんまり持たないよな、ゴムなんて」
ゴムが付け終わり、美咲の突起にぐりっと押し付ける。
「はぅッ!」
「入れるぞ…」
ずぷぷ…っ
「んん……んぁッ」
「く……ッ」
入り口がキツい。
ちゃんとほぐしたつもりだったが、足りなかったのか。
それとも、体が小さいから穴がそもそも小さいのか。
「動く、から…」
ぷちゅっ ぱちゅっ ぱちゅん
「んんッ、んッ、んふッ」
両手で口を抑えて声を我慢してる姿が、かわいそうだな、と思う一方で、もっと見たい、とも思う。
ぬぷっ ぬぷっ ちゅぷっ
「んぅッ、んんッ、ふぅッ」
「…ッ、もっと、早くして、いいか…ッ?」
美咲の返事を待たずに、腰をさっきよりも激しく動かす。
「——ッ! ふぅッ! んんッ、んー!」
「はッ、はッ、美咲…ッ」
打ちつける腰はどんどん早くなる。
体を前に倒して、美咲の肩を抱く。
顔に美咲の髪が触れて、いい匂いでくらっとする。
「んん! んんッ! んん———ッッ!」
「はッ、はッ、イ、く……ッ!」
2人同時にビクンッ!と体が跳ねた。
入り口がぎゅうっと締まる。
中がうねって、搾り取られる。
「うッ、は…ッ」
最後の一滴まで出し切る。
出し切ったら呼吸をして、落ち着かせる。
「はぁッ、はぁッ、はーッ」
「~~ッ、…」
「…美咲、もう声、いいよ」
「…ぷはッ」
苦しかっただろうな。
でも顔が真っ赤になっててかわいい。
涙目になってる目もいつもより大きく見える。
「…一緒に、イけたな」
「……は、ぃ…」
美咲のおでこにキスをする。また髪からいい匂いがした。
(…あ、名前呼んでもらうの忘れてた)
(…………)
(まあいいや、また今度)
美咲は体がぐったりしていたからそのまま俺の部屋で休ませて、俺が先に風呂に行くことになった。
汗を流して、きちんと体を洗う。
風呂から出てキッチンに水を飲みに行くと、リビングでテレビを見ていた伊織が話しかけてきた。
「また、ヤったんだ?」
…バレてる。
「…あぁ。ヤった」
「じゃあ次は俺の番だから。先輩は1回お休みね」
「いつの間に交互にやるルールになってんだよ」
「いいじゃん、不公平にならなくて。俺たちはフェアな関係なんだから」
…何も言えねぇ。
リビングの机に開いたままのノートパソコンの画面には、美咲の打ったたくさんの記号文字が出力されていた。
第3章
声 side:義人
完
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