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壱章 クマさん道場
決起会!
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そして時間は夕方。今日は手早く夕食の準備も終わらせたし訓練後の手入れも既に済ませている。後はなぜかいる【テンノオウ】のメンバー全員が家に集合していることだろうか。いや手土産も持ってきているし夕食代も出すって言ってくれるのは有難いがなぜに集合したんだい?諸事情の欠席の度に家に来られても困るのですが。
「じゃあ行くよ!」
『NEO‘S起動』
【テンノオウ】のクランホームに出現した僕らは即座に必要なモノをホームインベントリから取り出していく。うん?
「【白咎】だよなコレ」
何故か個人インベントリには白咎と同等のソレが入っている。しかもこの鞘も完全にソレのものだ。まあいいかな。コレも持っていこう。しかも丁度良く辰之帯に収まりそうだしな。でも抜刀術は使い難いだろうな。抜刀術から抜刀術に繋げることも出来そうなのはさておき。後は各種武具に装備のスペアで各種ポーションを2スタックづつ。後は矢弾と。そう言えば新しい魔法も試せているしな。
場所は変わり【クラウン】地下会議場。そこには総勢55名のメンバーが居る。その内訳は我が【テンノオウ】が7人であり【フラグメント】が30人。そして残りは【クラフト】18名。
「さて森熊公の討伐会3rdの会議を始める」
3rdって3回目かよ。あと取り仕切っているのはエージだ。あと書記はメイが担当している。必要なのかソレ。
「差し当たって紹介しよう。既に知っていると思うが俺らのギルド【テンノオウ】の四天王の現実での師匠にして【クラフト】マスターのセリア氏と同様にとある試練合格者のカオルとその兄弟のアオイとユージオだ。ちなみにこの2人もそれなりの腕を現実でも持つので何処かの阿呆な槍使いよりも役立つぞ」
おお、大きく出たね。正しいけど。アイツは動きからして盾職だろうけど僕は盾と回避盾を二重に熟せるし2人も回避盾なら熟せる。
「どうも紹介されたカオルです。基本的に剣・盾・槍・遠隔物理と回復に付加の魔法です。PSで回避盾も熟せます」
そう言ってスキルを公開する。【剣術】【銃術】【盾術】【槍術】【弓術】【回復魔法】【付加魔法】【俊足】【格闘術】【無属性魔法】。
この量のスキルと成長具合に驚く声がする。そう何の試練を攻略したかをバレるのを防ぐために竜魔法や時空魔法の使用を禁止されている。盾・槍・弓は栄治提供のコードのアイテム1つを利用したものだ。【俊足】は【速度上昇】の成長スキルだがこちらは総移動距離を参照するらしいのでちょこまかと動きまくってボスマラソンとかしていたらいつの間にか成長していた。まあ【無限の昇華】によるスキルスロットの撤廃をバレるのは時間の問題だな。すると2人も立ち上がり自己紹介をする。
「アオイです。メインは短剣2本による手数と回避盾です。回復魔法も使えます」
「ユージオです。メインは剣術で回避盾も可能です。付加魔法が使えます」
まあ分かると思うが異能については隠している。このメンバーはそこまでアンチ異能の風上があるわけでもないので異能については干渉しないと決めてあるらしい。
「さて新規メンバーが居るので簡素ながらもアイツらの特徴を纏める。まずは何故か200mの距離からでもこちらを察知して長距離射撃と魔法攻撃に加えて攻城戦になるので不利」
なるほどね。殺気が篭ってるならその距離でも対処はできるだろうけどな。それに加えて攻城戦か。やっぱり罠関係のスキルも持つべきか。それはコレが終わってからだな。
「付け加えるとヤツ自身のパワーもかなり大きい。使用武器が大斧だから回避は容易いが威力は絶大だ」
槌じゃない分被ダメージは少ないだろうがそれでも攻撃力トップクラスの大斧だからな。
「それに普通のPT構成のゴブリンがいるからなるべく早くヒーラーを落としたい」
はあ。ゴブリンも従えているのかよ。となると【鼓舞】スキルもあると考えるべきだろう。一斉攻撃があるならば復讐で薙ぎ払えるだろうが難しいだろうな。それにタイミングを間違えば味方への被弾もあり得るわけだしな。終焉焔や天閉門も巻き込む可能性が使用不可。ったく何から何まで封じられるってのは面倒だな。幸いにして暗器がスキルなしでも使えるという程度か。
「それで編成だが基本的には前回と同じでアオイとユージオは【テンノオウ】の余りでカオルには単独で動いてもらう。言っておくが適性を考えての事だ。自由遊撃で適度に全体支援をしてもらうからな」
ほう巧く組んだじゃないか。付呪の事も考えてくれているみたいだしな。多分最悪を想定してだろうけど。
「じゃあ集合は2000。絶対に勝つぞ!!」
『応!!』
「じゃあ行くよ!」
『NEO‘S起動』
【テンノオウ】のクランホームに出現した僕らは即座に必要なモノをホームインベントリから取り出していく。うん?
「【白咎】だよなコレ」
何故か個人インベントリには白咎と同等のソレが入っている。しかもこの鞘も完全にソレのものだ。まあいいかな。コレも持っていこう。しかも丁度良く辰之帯に収まりそうだしな。でも抜刀術は使い難いだろうな。抜刀術から抜刀術に繋げることも出来そうなのはさておき。後は各種武具に装備のスペアで各種ポーションを2スタックづつ。後は矢弾と。そう言えば新しい魔法も試せているしな。
場所は変わり【クラウン】地下会議場。そこには総勢55名のメンバーが居る。その内訳は我が【テンノオウ】が7人であり【フラグメント】が30人。そして残りは【クラフト】18名。
「さて森熊公の討伐会3rdの会議を始める」
3rdって3回目かよ。あと取り仕切っているのはエージだ。あと書記はメイが担当している。必要なのかソレ。
「差し当たって紹介しよう。既に知っていると思うが俺らのギルド【テンノオウ】の四天王の現実での師匠にして【クラフト】マスターのセリア氏と同様にとある試練合格者のカオルとその兄弟のアオイとユージオだ。ちなみにこの2人もそれなりの腕を現実でも持つので何処かの阿呆な槍使いよりも役立つぞ」
おお、大きく出たね。正しいけど。アイツは動きからして盾職だろうけど僕は盾と回避盾を二重に熟せるし2人も回避盾なら熟せる。
「どうも紹介されたカオルです。基本的に剣・盾・槍・遠隔物理と回復に付加の魔法です。PSで回避盾も熟せます」
そう言ってスキルを公開する。【剣術】【銃術】【盾術】【槍術】【弓術】【回復魔法】【付加魔法】【俊足】【格闘術】【無属性魔法】。
この量のスキルと成長具合に驚く声がする。そう何の試練を攻略したかをバレるのを防ぐために竜魔法や時空魔法の使用を禁止されている。盾・槍・弓は栄治提供のコードのアイテム1つを利用したものだ。【俊足】は【速度上昇】の成長スキルだがこちらは総移動距離を参照するらしいのでちょこまかと動きまくってボスマラソンとかしていたらいつの間にか成長していた。まあ【無限の昇華】によるスキルスロットの撤廃をバレるのは時間の問題だな。すると2人も立ち上がり自己紹介をする。
「アオイです。メインは短剣2本による手数と回避盾です。回復魔法も使えます」
「ユージオです。メインは剣術で回避盾も可能です。付加魔法が使えます」
まあ分かると思うが異能については隠している。このメンバーはそこまでアンチ異能の風上があるわけでもないので異能については干渉しないと決めてあるらしい。
「さて新規メンバーが居るので簡素ながらもアイツらの特徴を纏める。まずは何故か200mの距離からでもこちらを察知して長距離射撃と魔法攻撃に加えて攻城戦になるので不利」
なるほどね。殺気が篭ってるならその距離でも対処はできるだろうけどな。それに加えて攻城戦か。やっぱり罠関係のスキルも持つべきか。それはコレが終わってからだな。
「付け加えるとヤツ自身のパワーもかなり大きい。使用武器が大斧だから回避は容易いが威力は絶大だ」
槌じゃない分被ダメージは少ないだろうがそれでも攻撃力トップクラスの大斧だからな。
「それに普通のPT構成のゴブリンがいるからなるべく早くヒーラーを落としたい」
はあ。ゴブリンも従えているのかよ。となると【鼓舞】スキルもあると考えるべきだろう。一斉攻撃があるならば復讐で薙ぎ払えるだろうが難しいだろうな。それにタイミングを間違えば味方への被弾もあり得るわけだしな。終焉焔や天閉門も巻き込む可能性が使用不可。ったく何から何まで封じられるってのは面倒だな。幸いにして暗器がスキルなしでも使えるという程度か。
「それで編成だが基本的には前回と同じでアオイとユージオは【テンノオウ】の余りでカオルには単独で動いてもらう。言っておくが適性を考えての事だ。自由遊撃で適度に全体支援をしてもらうからな」
ほう巧く組んだじゃないか。付呪の事も考えてくれているみたいだしな。多分最悪を想定してだろうけど。
「じゃあ集合は2000。絶対に勝つぞ!!」
『応!!』
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