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壱章 クマさん道場
エレメンツ
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「—超加速」
アオイが走り出すと同時にそのスキルを使い翠の光を身に纏い超高速で接敵する。
「付加STR AGI 瞬間付呪風」
その速度で移動するのに付随して彼女に付加と瞬間付呪を使用して火力を上げる。アオイは2本の短剣を構えて跳躍する。その後すぐに腕の薙ぎ払い攻撃をする。
「アオイちゃん左目がコア」
セリアの適格な看破により弱点が露呈する。そのコアを刳り抜くようにして斬撃を加えてコアを確保する。それだけでもかなりのダメージを与えて攻撃までの時間を稼ぐ。デウスアリアを構えて射撃と同時に打撃を繰り出して手前に転ばせ蹴り上げるとアオイの短剣が縦横無尽に駆ける。それによりLPを削り取りそれが消える。
「にしても凄いわね。純暗殺者ビルドに近いのにマッドゴーレムを倒すなんて」
そう今は鉱山方面のボスエリアでボスのマッドゴーレムを狩る周回作業を続けていた。メンバーは僕、アオイ、セリア、ミュウ、タクでもう一班がタク、ユージオ、カナデ、メイと分かれているがミュウやタクは今は2人でマッドゴーレムを相手にしている。何でもマッドゴーレムの攻撃じゃあタクのVIT値を抜けないらしく永遠と盾の訓練ができるらしくミュウもそっちに着いって行った。
「早いな。もうレベル20か」
僕みたいな規格外じゃなくてもなんとかこのレベルまで上げれたので良いだろう。
「カオルお兄ちゃん、ちょっと銃貸して?」
「良いけどどれが良い?」
セリアが幾つか銃を持ってきてくれていたのでそれなりに余裕があるし辰之銃があるのでほぼ消費していない。時たま暇つぶしで風穴を開ける際以外はデウスアリアで対処できるし
「簡易修復」
全く慣れそうに無いデウスアリアや損耗の早い短剣2本をセリアの簡易修復で耐久性を回復させる。
「これかな?」
「いやそれ双銃」
アオイが選んだのは青と緑が混ざり合うような銃身で持ち手が黒とそれに対になるように赤・黄・白の双銃だ。これは魔導銃らしく弾丸は実弾・魔力弾だけでなく魔法や魔術を込めた魔弾も放てる優れもので魔法や魔術の触媒にもなるらしい。ちなみに辰之銃も魔導銃との事。
「別に良いじゃない。一応実弾も頂戴!」
「まあお前が良いなら良いけどさ」
60発分を取り出して渡す。するとまずは魔力を込めて12連射してそこから立ち上がり出したマッドゴーレムに向けて走り出し詩を紡ぐ。
「玖之矢」
ゆっくりと立ち上がってきたマッドゴーレムに向けて3連射でアオイを追い越しその軌道でフォークを描くように矢を放ち足止めする。それにより全ての準備が終わったらしくアオイが語る。
「四重奏銃弾曲」
まるで楽譜の五線を描くように弾道が伸びて被弾と同時に曲を奏でる。常にある弾道は4本だが。ただその軌道は赤・青・緑・黄・白・黒と色が付いている。
「彼女も異能持ちなの?」
「ああ。属性究極《エレメンツアルティア》。言わば僕が自由自在に属性を付与するならアオイは属性を選択して増幅させるタイプ」
これには付呪も含まれる為その気になれば一気属性効果を高めるが問題はその持続時間。残念ながら今は一分とない。まあ莫大に増幅させているのでその時間しか効果がない。そして全ての攻撃を目視で回避すると共に銃弾をちなみに四重奏銃弾曲はただ彼女が言っているだけだが実は本当に曲を奏でている。ただ標的が土というか泥なのでそこまで良い音がしているわけでもない。そして凡そ一番が終わるとLPが尽きたらしくマッドゴーレムは倒れて消える。
「これで良し!反動もそこまで強いわけじゃないから…コレ貰って良い?」
「良いけどさ。使い熟せるのか?」
アオイは今回全て魔力弾で攻撃をしていた。実弾や魔弾もあるわけだがアオイの真価はユージオも使う虚の術理そしてその完成度はユージオよりも高く若干だが幻の術理も取り込み始めた天災児だ。だって弾に弾を当てて跳弾させたりあちこちに魔法をばら撒いてその風圧で弾道を変えているのだ。
あの技、僕がサバイバルゲームで身につけたのだけどこうも簡単に真似されるとはなあ。
「うん。この程度はできないと追いつけないしね」
自分も含まれるから言いたくないが。
天埜家もしくは天埜流武術士って怪人奇人魔人多くないか?プロゲーマーに世を騒がせる怪盗。また世の中の定理を覆した異能者。至近距離にて暗殺を行う少女。無の極致にて刃を振るう武士。更には走攻守が揃う高校球児。うんとんでもないね。
ちなみに皆ハッスルしすぎてログアウトした時間は12時くらいであった。
アオイが走り出すと同時にそのスキルを使い翠の光を身に纏い超高速で接敵する。
「付加STR AGI 瞬間付呪風」
その速度で移動するのに付随して彼女に付加と瞬間付呪を使用して火力を上げる。アオイは2本の短剣を構えて跳躍する。その後すぐに腕の薙ぎ払い攻撃をする。
「アオイちゃん左目がコア」
セリアの適格な看破により弱点が露呈する。そのコアを刳り抜くようにして斬撃を加えてコアを確保する。それだけでもかなりのダメージを与えて攻撃までの時間を稼ぐ。デウスアリアを構えて射撃と同時に打撃を繰り出して手前に転ばせ蹴り上げるとアオイの短剣が縦横無尽に駆ける。それによりLPを削り取りそれが消える。
「にしても凄いわね。純暗殺者ビルドに近いのにマッドゴーレムを倒すなんて」
そう今は鉱山方面のボスエリアでボスのマッドゴーレムを狩る周回作業を続けていた。メンバーは僕、アオイ、セリア、ミュウ、タクでもう一班がタク、ユージオ、カナデ、メイと分かれているがミュウやタクは今は2人でマッドゴーレムを相手にしている。何でもマッドゴーレムの攻撃じゃあタクのVIT値を抜けないらしく永遠と盾の訓練ができるらしくミュウもそっちに着いって行った。
「早いな。もうレベル20か」
僕みたいな規格外じゃなくてもなんとかこのレベルまで上げれたので良いだろう。
「カオルお兄ちゃん、ちょっと銃貸して?」
「良いけどどれが良い?」
セリアが幾つか銃を持ってきてくれていたのでそれなりに余裕があるし辰之銃があるのでほぼ消費していない。時たま暇つぶしで風穴を開ける際以外はデウスアリアで対処できるし
「簡易修復」
全く慣れそうに無いデウスアリアや損耗の早い短剣2本をセリアの簡易修復で耐久性を回復させる。
「これかな?」
「いやそれ双銃」
アオイが選んだのは青と緑が混ざり合うような銃身で持ち手が黒とそれに対になるように赤・黄・白の双銃だ。これは魔導銃らしく弾丸は実弾・魔力弾だけでなく魔法や魔術を込めた魔弾も放てる優れもので魔法や魔術の触媒にもなるらしい。ちなみに辰之銃も魔導銃との事。
「別に良いじゃない。一応実弾も頂戴!」
「まあお前が良いなら良いけどさ」
60発分を取り出して渡す。するとまずは魔力を込めて12連射してそこから立ち上がり出したマッドゴーレムに向けて走り出し詩を紡ぐ。
「玖之矢」
ゆっくりと立ち上がってきたマッドゴーレムに向けて3連射でアオイを追い越しその軌道でフォークを描くように矢を放ち足止めする。それにより全ての準備が終わったらしくアオイが語る。
「四重奏銃弾曲」
まるで楽譜の五線を描くように弾道が伸びて被弾と同時に曲を奏でる。常にある弾道は4本だが。ただその軌道は赤・青・緑・黄・白・黒と色が付いている。
「彼女も異能持ちなの?」
「ああ。属性究極《エレメンツアルティア》。言わば僕が自由自在に属性を付与するならアオイは属性を選択して増幅させるタイプ」
これには付呪も含まれる為その気になれば一気属性効果を高めるが問題はその持続時間。残念ながら今は一分とない。まあ莫大に増幅させているのでその時間しか効果がない。そして全ての攻撃を目視で回避すると共に銃弾をちなみに四重奏銃弾曲はただ彼女が言っているだけだが実は本当に曲を奏でている。ただ標的が土というか泥なのでそこまで良い音がしているわけでもない。そして凡そ一番が終わるとLPが尽きたらしくマッドゴーレムは倒れて消える。
「これで良し!反動もそこまで強いわけじゃないから…コレ貰って良い?」
「良いけどさ。使い熟せるのか?」
アオイは今回全て魔力弾で攻撃をしていた。実弾や魔弾もあるわけだがアオイの真価はユージオも使う虚の術理そしてその完成度はユージオよりも高く若干だが幻の術理も取り込み始めた天災児だ。だって弾に弾を当てて跳弾させたりあちこちに魔法をばら撒いてその風圧で弾道を変えているのだ。
あの技、僕がサバイバルゲームで身につけたのだけどこうも簡単に真似されるとはなあ。
「うん。この程度はできないと追いつけないしね」
自分も含まれるから言いたくないが。
天埜家もしくは天埜流武術士って怪人奇人魔人多くないか?プロゲーマーに世を騒がせる怪盗。また世の中の定理を覆した異能者。至近距離にて暗殺を行う少女。無の極致にて刃を振るう武士。更には走攻守が揃う高校球児。うんとんでもないね。
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