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壱章 クマさん道場
デメリットと羽衣
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目が覚めるとそこは知らない天井だった。
天井?しかも微妙に近未来然としている。背中から伝わる柔らかい感触は多分綿か羽毛だろうか?凄く心地よい。
「カオル、起きた?」
耳元で囁かれそちらを向くと沙月が居た。正確には僕と同じようにベッドに横たわっている。いつも見ているけど凄く綺麗だよな。あまりの近さにドッキとしたけど。
「わっ!ってメイか…」
だよな。こんな感じな部屋が好きなのは沙月のはずだしそして沙月が多用する名前は5月の旧暦名である皐月から英語のmayからメイを取っていると聞かせてくれたのだ。
そして僕の名前は少しもじっているだけだしほぼのゲームで多用しているのでかなり知られている。
ただ彼女の姿が問題であった。
羽衣を着ているがその生地がとても薄く色々と透けて見えそうだった。いやコレ羽衣も単純に羽織ってるだけじゃあ。このゲームそこまで脱げたのか…。いやそうじゃないけどこの空間そしてこの状況で体全体に存在する虚脱感からか完全に事後のような気がする。
ちなみに現在の法律では男女ともに16での結婚が保護者の同意で可能であり18歳で同意なしに結婚が可能で当然その位でそう言う深いコミュニケーションも可能でありどんなフルダイブゲームでもその行為が可能でありこの世界でも可能らしい。
それを聞くのは約1月先でありわりと意外な人物から飛んでくるのをこの時の僕は知らない。
「大丈夫?気を失っていたけど?」
体を半身を起こすとメイが触診をしてくる。細く白い手が体のあちこちを触り確認している。ただ羽衣のせいで彼女を直視できない。
「大丈夫だ。術理や異能を多用しすぎたデメリットだし」
うん追想付呪を使った上に幻武術に天閉門だ。もはや1発でドクターストップが掛かるところだ。ただメイの煽情的かつ蠱惑的な魅力の肢体がすぐそばにあり今の若干触れておりとても緊張する。ここ仮想空間のはずだがそばにいるような気がする。
「そう。無茶はしないでね。戻ってきた事は嬉しいけど」
「まあな。死なないようにはする」
となると虚無幻想の必殺は完全に身につけたおくべきだろう。あの感覚にも早く慣れるべきだし何よりまだ激増したステータスに慣れていない。少なくとも10まではできるだろうがな。
「現実でやってると少なくとも2週間は動けてないほどの重傷。向こうでのチェックはしてね」
「そのレベルか~」
たかが数年していないだけでそこまで酷くなるものなのか?それとも体が鈍っているだけなのか。何にせよこの状態じゃあ最前期なんて小数点の彼方だ。
「じゃあ使うよ?」
「頼む」
メイから光が溢れて僕に移る。その光は体中の至る所に行き体を巻き戻す。
沙月の異能の一つ
神魔再生
ありとあらゆる損傷を巻き戻す治療行為において外道とでもいうべき欠陥
代償も何も必要ないが経験という傷も薄れさせ何より戦闘時には使えない。ただそれにより別の異能が作用することも可能だが今は必要ない。僕が完全に感覚を覚えてしまえば経験のロスはないし彼女の神魔再生により幾度となく再生しているから彼女の異能を受け入れることは拒否しない。それは沙月に対する信用だろう。
「完了。にしてもこの因子ってアレの時と同じ」
「だよな。感覚としては別の物なんだけどな」
つまりは終焉焔でもこうなるのかとなるとデメリットはデスペナか?
「このゲームの死の罰則は?」
「1時間のステータス減少と3時間の取得経験値減少とランダムドロップ。ドロップはないこともある。あとは装備耐久値が4分の1減少」
つまりはギルド証もドロップするかもと。何気に酷いな。でも個人所有の辰之シリーズはドロップしないはず。というかわり多いし酷くね。いや1日ゲームをさせなかったり現実でも死んだりアカウントのデリートもあるゲームがあるわけだし。
創作の中だけど。
「PKやPKKの場合は?」
PKはプレイヤーがプレイヤーを殺す行為でPKKはそのPKを殺すすることだ。大抵のゲームではあんまりないがPK推奨ゲームだったり攻城戦もあったりするのでそこらへんは曖昧なんだよな。
「PKをした側にされた側の所持金の半分とランダムでアイテムを3つ移るでPKKがした側にされた側の所持金の3分の2とアイテムが最高で半分」
「凄いな。でもアレのデメリットが分からないな」
「新しい異能?でも付呪ではないよね?」
流石は沙月。異様な察知能力だな。
「まあ。あの時のアレと同様だと思う」
「そう。やっぱりそんな気がした。似ていたし」
やっぱりか。薙刀の感触が妙にあるのはそれが原因か。うん?
「誰だ!?」
辰之銃を抜き放ちその少女に向ける。
「カオル?」
「わ、た、しはー」
その銃口の先には何処かで見てたような少女が居た。
「鏡写し?」
天井?しかも微妙に近未来然としている。背中から伝わる柔らかい感触は多分綿か羽毛だろうか?凄く心地よい。
「カオル、起きた?」
耳元で囁かれそちらを向くと沙月が居た。正確には僕と同じようにベッドに横たわっている。いつも見ているけど凄く綺麗だよな。あまりの近さにドッキとしたけど。
「わっ!ってメイか…」
だよな。こんな感じな部屋が好きなのは沙月のはずだしそして沙月が多用する名前は5月の旧暦名である皐月から英語のmayからメイを取っていると聞かせてくれたのだ。
そして僕の名前は少しもじっているだけだしほぼのゲームで多用しているのでかなり知られている。
ただ彼女の姿が問題であった。
羽衣を着ているがその生地がとても薄く色々と透けて見えそうだった。いやコレ羽衣も単純に羽織ってるだけじゃあ。このゲームそこまで脱げたのか…。いやそうじゃないけどこの空間そしてこの状況で体全体に存在する虚脱感からか完全に事後のような気がする。
ちなみに現在の法律では男女ともに16での結婚が保護者の同意で可能であり18歳で同意なしに結婚が可能で当然その位でそう言う深いコミュニケーションも可能でありどんなフルダイブゲームでもその行為が可能でありこの世界でも可能らしい。
それを聞くのは約1月先でありわりと意外な人物から飛んでくるのをこの時の僕は知らない。
「大丈夫?気を失っていたけど?」
体を半身を起こすとメイが触診をしてくる。細く白い手が体のあちこちを触り確認している。ただ羽衣のせいで彼女を直視できない。
「大丈夫だ。術理や異能を多用しすぎたデメリットだし」
うん追想付呪を使った上に幻武術に天閉門だ。もはや1発でドクターストップが掛かるところだ。ただメイの煽情的かつ蠱惑的な魅力の肢体がすぐそばにあり今の若干触れておりとても緊張する。ここ仮想空間のはずだがそばにいるような気がする。
「そう。無茶はしないでね。戻ってきた事は嬉しいけど」
「まあな。死なないようにはする」
となると虚無幻想の必殺は完全に身につけたおくべきだろう。あの感覚にも早く慣れるべきだし何よりまだ激増したステータスに慣れていない。少なくとも10まではできるだろうがな。
「現実でやってると少なくとも2週間は動けてないほどの重傷。向こうでのチェックはしてね」
「そのレベルか~」
たかが数年していないだけでそこまで酷くなるものなのか?それとも体が鈍っているだけなのか。何にせよこの状態じゃあ最前期なんて小数点の彼方だ。
「じゃあ使うよ?」
「頼む」
メイから光が溢れて僕に移る。その光は体中の至る所に行き体を巻き戻す。
沙月の異能の一つ
神魔再生
ありとあらゆる損傷を巻き戻す治療行為において外道とでもいうべき欠陥
代償も何も必要ないが経験という傷も薄れさせ何より戦闘時には使えない。ただそれにより別の異能が作用することも可能だが今は必要ない。僕が完全に感覚を覚えてしまえば経験のロスはないし彼女の神魔再生により幾度となく再生しているから彼女の異能を受け入れることは拒否しない。それは沙月に対する信用だろう。
「完了。にしてもこの因子ってアレの時と同じ」
「だよな。感覚としては別の物なんだけどな」
つまりは終焉焔でもこうなるのかとなるとデメリットはデスペナか?
「このゲームの死の罰則は?」
「1時間のステータス減少と3時間の取得経験値減少とランダムドロップ。ドロップはないこともある。あとは装備耐久値が4分の1減少」
つまりはギルド証もドロップするかもと。何気に酷いな。でも個人所有の辰之シリーズはドロップしないはず。というかわり多いし酷くね。いや1日ゲームをさせなかったり現実でも死んだりアカウントのデリートもあるゲームがあるわけだし。
創作の中だけど。
「PKやPKKの場合は?」
PKはプレイヤーがプレイヤーを殺す行為でPKKはそのPKを殺すすることだ。大抵のゲームではあんまりないがPK推奨ゲームだったり攻城戦もあったりするのでそこらへんは曖昧なんだよな。
「PKをした側にされた側の所持金の半分とランダムでアイテムを3つ移るでPKKがした側にされた側の所持金の3分の2とアイテムが最高で半分」
「凄いな。でもアレのデメリットが分からないな」
「新しい異能?でも付呪ではないよね?」
流石は沙月。異様な察知能力だな。
「まあ。あの時のアレと同様だと思う」
「そう。やっぱりそんな気がした。似ていたし」
やっぱりか。薙刀の感触が妙にあるのはそれが原因か。うん?
「誰だ!?」
辰之銃を抜き放ちその少女に向ける。
「カオル?」
「わ、た、しはー」
その銃口の先には何処かで見てたような少女が居た。
「鏡写し?」
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