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髙﨑 レイ

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壱章 クマさん道場

掲示板.2&プロローグ

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200:名無しの冒険者
何と言うかさ


201:名無しの冒険者
ああコレ

205:名無しの冒険者
あしらえるの慣れてるよな

206:名無しの冒険者
にしてもあの馬鹿は全然気付かないな

207:名無しの冒険者
躱すのに徹するとある種曲芸染みてるし


208:名無しの冒険者
あと魔法も難なく避けているよな

209:名無しの冒険者
見えずに早いがウリなはずだけどな
剣聖も同じことをしていたような

210:名無しの冒険者
騎士団長と盾は金属鎧だし
あとの有名プレイヤーだと後衛だしな

211:名無しの冒険者
忍者さんは?

212:名無しの冒険者
アレはNINNZYAであって忍者ではない

213:名無しの冒険者
だな
そもそも忍者は諜報とか斥候だし

214:名無しの冒険者
なっ!?

215:名無しの冒険者
無属性!?

216:名無しの冒険者
魔法だと!?

徐々に書き込みは増えていく

________________________________________


 勝利後のエフェクトが流れるとドーム状の決闘場は霧散して元の場所に戻る。
「テメェどんなー」
「あっ!エージ!」
 なんか横からつかかってきたが無視して栄治ことエージの元に向かう。灼熱のような髪と瞳はこのゲームでもプロで使う際のものにしているのだろう。その隣には処女雪のようの真白な鎧を着た女性がいる。髪は黒で目も黒いに近いためどこかの動く要塞に見える。
「早速したな」
「まあ。いつまで経っても噛み合わないと感じたからケリ付けた」
 本当に余計な真似をしてくれたなアイツ。
「エージ氏、その方は?」
 隣の鎧さんがそう言う。
「あっ僕も気になった」
 何というか…春を感じてしまうよね。
「紹介する。まずコイツはカオル。俺の剣術というかパーティー全員の師匠。でこの鎧の人はカナデ。弓と刀で将軍の職業についている。俺たちが提携しているギルド【フラグメント】のギルドマスターだ」
「エージの紹介通りのカオルです。これからも宜しく」
 そう言って手を差し出すと向こうも手を差し出して握手する。
「【フラグメント】のカナデだ。今後ともよろしく。でマグマがノビているのは君が?」
 チラッと彼の方を見る。すると彼はなぜか気絶していた。
「ええ。何か不味かったですか?」
「いや流石はあの4人の師匠だなと。ギルド追放及び運営呼び出しジャッジメント
 しばらくするとミコトがやってくる。にしても和服だとかなり浮くな。

『ジャッジメントコールってマグマですか。なら強制譲渡とアカウント停止』
 何やら手慣れた様子でピコピコと機械を動かすとメニューが立ち上がりインベントリにアイテムと2マンGが流れ込んでくる。
『では私はこれで』
「わざわざご苦労さまです」
 深々と頭を下げるカナデ。潔い人だな。
 気にしてないと手を振るミコトも何処か人っぽい気がするが。
「さて場所を移すか。コッチも聞きたいことがあるし」
「「うん!」」
 エージの提案にのり彼の誘導で路地の中へと入っていった。
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