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序章 刻の始まり
エピローグそして始まり
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背後には噴水がありそこを基点とするように十字路が広がる。道路は煉瓦で舗装されている中世風の光景である。また行き交う人たちは皆、武装していたりお洒落な服装をしている。うん実にファンタジーだ。さてと。
「メニュー」
噴水の縁に腰かけて唱える。すると僕のキャラクター情報やインベントリやログなどが見える。時計を見ると栄治との約束まで10分はある。暇だし軽くメニューでも見るか。
ステータス欄を見るとレベル下の経験値バーがMAXになっておりその隣に+extとある。ふむ。コレはアレかな。第一刻の報酬を開けると経験値が清算されるのか?
「うーむ」
実に悩ましい。いやどっちを先に見るかだけど。まあどうせ二度見になるから先は報酬だな。インベントリを開き報酬の刻之宝棺【辰壱】を開く。
【辰之剣を入手しました】
【辰之銃を入手しました】
【辰之衣を入手しました】
【辰之帯を入手しました】
【辰之刻 第一刻の経験値を追加しました】
【辰之刻 第一刻クリア報酬 2000万G AP100 SP20を入手しました】
【スキル書 飛行 スキル書 並列詠唱 魔導書 竜魔法 魔導書 時空魔法 を入手しました】
ええっと何かなコレ?
次だ次。
【経験値を解放しますか? Y/N】
もちろんY。
【カオルはレベル10に上がった。(一次職を解放するとまた上がります)】
【カオルの所持スキルは全てレベル30に上がった】
ふむふむ。察するにレベル10まではお試し期間で大体の方向性を定めるわけか。
で職業とは?
ヘルプを参照だが簡単に言うと複合効果式パッシブスキルか?
例えば大楯使い。この職業はヘイトと呼ばれる敵対心を集めてその攻撃を受けて耐えパーティーの攻撃チャンスを作る。その為にLPとSTRとVITが高くあり各種状態異常に耐性が強い。
例えば回復術師。この職業はパーティー全員のLPを把握して適切なタイミングで適切な回復魔法を使う為にMPや魔法効果を高めるWISの値が高い。
とこのように戦闘系は戦闘に関するステータスの補正が良く生産職はDEXやSTRにAGIと言った生産に関係するステータスの伸びが良い。
また各種職業専用スキルもありそこからの成長の仕方は千間別と。昔そう言う小説が流行ったよな。聖騎士なのに禍々しいとかTS最強初心者とか。後はトランプもあったな。
さて確認したい事はほぼ終わったけどな、アイツまだ来てないしな。じゃあ次。
『天閉門 攻防一帯異能 障壁を作り出し万物を遮断する。ただまだ第一段階』
『終焉焔 火系攻撃異能 全てを終わりへと誘う焔。※デメリット有りただまだ第一段階』
やっぱり終焉焔って核なんだろか?というか強すぎて使えないな。せめて威力調整くらいはできるようにしないとな。
取り敢えず辰之巻と辰之銃を装備して軽く体を動かそうとすると漆黒の鎧を着たおっさんが近づいてくる。知り合いじゃないから関係ないよな?
「おまえその銃をよこせ」
「?いやです」
いや失礼な奴も居たもんだな。多分、槍使いだけど典型的なスキル頼りだろうし。
「ベータテスターの俺様が使ってやるんだ!」
「いや興味ないですし」
早く来ないかな栄治。最悪、僕が表に出る程度なら良いけどな。それに素手じゃあ鎧砕きもし辛いしな。でもこの対応は不味ったな。
「じゃあ俺様と決闘だ!」
『プレイヤー(マグマ)から決闘が申請されました
賭け対象 全財産 Y/N』
へぇ~、全財産ね。
「まあ時間潰しには丁度良いか」
小声で呟きYを選択する。
すると辺り一面が不思議なドーム状に包まれる。辰之帯には辰之銃と魔力式銃と辰之剣に初期の剣がそれぞれ収められている。
取り敢えず虚無幻想は封印。あと追想付呪も付呪源もいないし。最初は遊ぶか。
『決闘開始カウント 3 2 1 決闘開始』
向こうはやっぱり槍か。
「———紫電羅突」
紫の雷を宿した体が高速で迫ってくるが、術理に比べたら遅い。
最小限の動きで躱して足を出す。それだけでマグマは転び戦技による光は消え失せる。ただ流石はベータテスターというべきか一瞬で立ち上がり槍を構える。
「掛かって来い三下」
さてコイツはいつ気づくかな?
「メニュー」
噴水の縁に腰かけて唱える。すると僕のキャラクター情報やインベントリやログなどが見える。時計を見ると栄治との約束まで10分はある。暇だし軽くメニューでも見るか。
ステータス欄を見るとレベル下の経験値バーがMAXになっておりその隣に+extとある。ふむ。コレはアレかな。第一刻の報酬を開けると経験値が清算されるのか?
「うーむ」
実に悩ましい。いやどっちを先に見るかだけど。まあどうせ二度見になるから先は報酬だな。インベントリを開き報酬の刻之宝棺【辰壱】を開く。
【辰之剣を入手しました】
【辰之銃を入手しました】
【辰之衣を入手しました】
【辰之帯を入手しました】
【辰之刻 第一刻の経験値を追加しました】
【辰之刻 第一刻クリア報酬 2000万G AP100 SP20を入手しました】
【スキル書 飛行 スキル書 並列詠唱 魔導書 竜魔法 魔導書 時空魔法 を入手しました】
ええっと何かなコレ?
次だ次。
【経験値を解放しますか? Y/N】
もちろんY。
【カオルはレベル10に上がった。(一次職を解放するとまた上がります)】
【カオルの所持スキルは全てレベル30に上がった】
ふむふむ。察するにレベル10まではお試し期間で大体の方向性を定めるわけか。
で職業とは?
ヘルプを参照だが簡単に言うと複合効果式パッシブスキルか?
例えば大楯使い。この職業はヘイトと呼ばれる敵対心を集めてその攻撃を受けて耐えパーティーの攻撃チャンスを作る。その為にLPとSTRとVITが高くあり各種状態異常に耐性が強い。
例えば回復術師。この職業はパーティー全員のLPを把握して適切なタイミングで適切な回復魔法を使う為にMPや魔法効果を高めるWISの値が高い。
とこのように戦闘系は戦闘に関するステータスの補正が良く生産職はDEXやSTRにAGIと言った生産に関係するステータスの伸びが良い。
また各種職業専用スキルもありそこからの成長の仕方は千間別と。昔そう言う小説が流行ったよな。聖騎士なのに禍々しいとかTS最強初心者とか。後はトランプもあったな。
さて確認したい事はほぼ終わったけどな、アイツまだ来てないしな。じゃあ次。
『天閉門 攻防一帯異能 障壁を作り出し万物を遮断する。ただまだ第一段階』
『終焉焔 火系攻撃異能 全てを終わりへと誘う焔。※デメリット有りただまだ第一段階』
やっぱり終焉焔って核なんだろか?というか強すぎて使えないな。せめて威力調整くらいはできるようにしないとな。
取り敢えず辰之巻と辰之銃を装備して軽く体を動かそうとすると漆黒の鎧を着たおっさんが近づいてくる。知り合いじゃないから関係ないよな?
「おまえその銃をよこせ」
「?いやです」
いや失礼な奴も居たもんだな。多分、槍使いだけど典型的なスキル頼りだろうし。
「ベータテスターの俺様が使ってやるんだ!」
「いや興味ないですし」
早く来ないかな栄治。最悪、僕が表に出る程度なら良いけどな。それに素手じゃあ鎧砕きもし辛いしな。でもこの対応は不味ったな。
「じゃあ俺様と決闘だ!」
『プレイヤー(マグマ)から決闘が申請されました
賭け対象 全財産 Y/N』
へぇ~、全財産ね。
「まあ時間潰しには丁度良いか」
小声で呟きYを選択する。
すると辺り一面が不思議なドーム状に包まれる。辰之帯には辰之銃と魔力式銃と辰之剣に初期の剣がそれぞれ収められている。
取り敢えず虚無幻想は封印。あと追想付呪も付呪源もいないし。最初は遊ぶか。
『決闘開始カウント 3 2 1 決闘開始』
向こうはやっぱり槍か。
「———紫電羅突」
紫の雷を宿した体が高速で迫ってくるが、術理に比べたら遅い。
最小限の動きで躱して足を出す。それだけでマグマは転び戦技による光は消え失せる。ただ流石はベータテスターというべきか一瞬で立ち上がり槍を構える。
「掛かって来い三下」
さてコイツはいつ気づくかな?
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