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第一章 巨大ロボ

試運転?

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 学院長がわたくしの元実家へと向かうと決意を固めていた頃-------------

 一方のわたくしはというと-------------


「え? 今、何とおっしゃいましたの…………?」

「ですから、マスターが先日、ご命令してくださったロボットのロールアウトが先程、終わったと申し上げたのです」


 淡々とそう答えながら、血塗れの物体の処理を行う巨乳メイドゴーレムの言葉に思わず、頭の中ぎ真っ白になった。

 ちなみに、このメイドゴーレムの名前は《ナオミ》とわたくしは呼んでいます。

 というか、ロールアウトが終わった。

 終わった……………………。


「終わったの!!!?? ねぇ!!!?? 終わったの!!!!???」


 思わず、ナオミの肩を掴んで、激しく揺らしながら聞き返した。

 ついでに、胸も揺れまくった。

 作ってなんだけど、エロいわぁ~。


「マスター。揺らし過ぎです。壊れます」

「あっ!!! も、申し訳ありません。つい興奮してしまって…………。それで!!? わたくしの考案したシステムはどうです!!? 動かせるのですか!!!??」

「システムに関しては、特に問題はないかと。駆動系統や各種関節も、前回のテストでの問題は全てクリア。今回は問題なく動かせるかと思われます」

「本当ですか!!!??」

「本当ですよ。動かされますか?」

「動かせるのですか!!!!!???」


 ええっ!!!?

 動かせるの!!!??

 本当に!!!!???


「や…………や…………やっ…………やったああああああああああああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」


 思わず、奇声を基地全体に広げてしまうわたくし。

 はしたなくっても、嬉しいもの嬉しいのです!!!!!

 仕方がない!!!!!!


「早く!!! 早くわたくしをその場所へと連れて行ってください!!!!! 四番格納庫ですか!!!!???」

「いえ。今回は七番格納庫へと搬入しておきました。マスターがそうおっしゃられると思い既に準備の方は整えておいてあります」

「でかしましたわ!!!! 漸く、漸くこれで、わたくしはこの世界において、初の《パイロット》なるものへとなれるのですね!!!!! 今日は何て、素晴らしい日なのでしょう!!!!!」

「マスターのその輝かしい笑顔を見れて、私も感無量でございます。それでは、マスター。私の後に着いて来て貰えますか?」

「もちろんです!!!!」


 わたくしは強く拳を握り締めて、ガッツポーズを決めた。

 待っていなさい!!!!

 巨大ロボ!!!!!


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