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プロローグ
確信
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『なら、覚悟する』
「はいはい。どうぞ…………」
『……………………』
俺は投げやりに応答すると、寝の体勢に入った。
一向に何のアクションも起こして来ない女神アイビス。
そのおかげで、俺の考えは確信に変わる。
先程の『消す』という発言は、この女神のハッタリだ。
何故なら、彼女は真実と正義の女神。
悪を為している者には、容赦のない裁きを降すが…………。
言い換えれば、悪を為していない者には、裁きを降さない。
手を出せない事を示している。
その証拠に、消すと言いつつ、彼女は何もして来ない。
むしろ、俺の態度に困惑している感じだ。
そして、悔しそうに、ムムムっと子供じみた仕草で、俺を睨んでいる。
大方、俺が自分の神罰から逃れた方法が知りたくて、直接聞きに来たは良いが…………。
俺が一向に答えようとはしなかった。
だから、『消す』なんて脅しをかまして、聞き出そうとしたのだろう。
だが、その考えもうまくいかず、他に手もない。
だから、何も出来ず、唯一の抵抗とばかりに、俺を悔しげに睨み付けているのだ。
実に子供っぽい女神だ。
でも、だからと言って俺が答える義理もないので、とりあえず、寝よ。
そう…………この時の判断が、後に起こる面倒事の引き金になるとも知らず、熟睡した俺は朝を迎えた。
「はいはい。どうぞ…………」
『……………………』
俺は投げやりに応答すると、寝の体勢に入った。
一向に何のアクションも起こして来ない女神アイビス。
そのおかげで、俺の考えは確信に変わる。
先程の『消す』という発言は、この女神のハッタリだ。
何故なら、彼女は真実と正義の女神。
悪を為している者には、容赦のない裁きを降すが…………。
言い換えれば、悪を為していない者には、裁きを降さない。
手を出せない事を示している。
その証拠に、消すと言いつつ、彼女は何もして来ない。
むしろ、俺の態度に困惑している感じだ。
そして、悔しそうに、ムムムっと子供じみた仕草で、俺を睨んでいる。
大方、俺が自分の神罰から逃れた方法が知りたくて、直接聞きに来たは良いが…………。
俺が一向に答えようとはしなかった。
だから、『消す』なんて脅しをかまして、聞き出そうとしたのだろう。
だが、その考えもうまくいかず、他に手もない。
だから、何も出来ず、唯一の抵抗とばかりに、俺を悔しげに睨み付けているのだ。
実に子供っぽい女神だ。
でも、だからと言って俺が答える義理もないので、とりあえず、寝よ。
そう…………この時の判断が、後に起こる面倒事の引き金になるとも知らず、熟睡した俺は朝を迎えた。
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