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聖戦の始動編
管制室
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「此処だな…………」
俺は聖女を連れ、数分、歩き続けた先で、目的の場所の前に辿り着いた。
モニターメイドことアルダートから貰ったこの施設のマップだと、管制室は今、俺の目の前にある。
けど、大抵、こういう場合-------------
「ちょっと、下がってろ…………」
「……………………」
聖女が、俺の指示で、俺の後ろへと下がるのを確認すると、俺は勢い良く、助走をつけて、扉を蹴破った。
それと同時に、その室内を確認すると、案の定、奴らがそこにおり…………。
「邪魔」
手にしたビームライフルを数発、撃ち込んで沈めて置いた。
勿論、爆破させずに、だ。
下手に爆発したら、管制室の機材が使えなくなる可能性が高いし…………色々と困る。
一応、こいつらのデータは戦艦内のデータベースから爆発する箇所は分かっている。
胴体中央に、組み込まれている《魔導路》と呼ばれる動力炉だ。
ちなみに、これは《エグゼス》や《フォートナー》にも組み込まれていおり、先程、ソードタイプとの戦いでの自爆攻撃は、これを暴走させて起こした訳だ。
とりあえず、《魔導路》は外しておいたが、一応、動かない事を確認して、聖女に見張りをして貰うよう指示を出して、室内へと入った。
「とりあえずは…………」
そんで、一応、管制室の機材が生きているのか、近くのコンソールを操作してみる。
「……………………」
一応は生きているみたいだ。
けれど、やっぱり、可笑しいな…………。
一応、情報を得る為に、端末を接続して-------------
「…………どうしたのですか…………?」
俺の異様な雰囲気を察してか、俺の隣に近寄って来た聖女が、恐る恐る問い掛けて来た。
さて、どう説明したものかね?
軽く管制室のデータを確認してみた結果、この施設の設備が数時間前から、俺以外の誰かによって起動させられた形跡がある……………………って、素直に言うべきかね?
だが、この施設は戦艦のデータ内では、既に数百年以上もの歳月が流れている代物だ。
そんなものを動かせるとしたら、それはほんとに人間か?
いや、女神みたいな人外もいる世界だ。
ん?
女神…………?
「…………なぁ、聖女様よ。聞きたい事があるんだが…………。聞いても良いか?」
「え? えぇ…………私で答えられる事でしたら、何なりと…………」
聖女は戸惑いながらも、そう答えてくれたので、遠慮なく聞くとしよう。
「女神って…………そもそもなんだ…………?」
「え? 女神様…………ですか…………?」
聖女様が、俺の問いに、不思議そうに小首を傾げた。
だが、再び戸惑いつつも、女神に関する情報を俺に伝えてくれた。
まだ、この聖女の事は一時休戦とはいえ、正直、信じ切れてはいない。
何処までが、本当で、何処までが、嘘なのか。
正直、分からない。
だが、聖女の話を聞いて-------------ある仮説が浮かんだ。
俺は聖女を連れ、数分、歩き続けた先で、目的の場所の前に辿り着いた。
モニターメイドことアルダートから貰ったこの施設のマップだと、管制室は今、俺の目の前にある。
けど、大抵、こういう場合-------------
「ちょっと、下がってろ…………」
「……………………」
聖女が、俺の指示で、俺の後ろへと下がるのを確認すると、俺は勢い良く、助走をつけて、扉を蹴破った。
それと同時に、その室内を確認すると、案の定、奴らがそこにおり…………。
「邪魔」
手にしたビームライフルを数発、撃ち込んで沈めて置いた。
勿論、爆破させずに、だ。
下手に爆発したら、管制室の機材が使えなくなる可能性が高いし…………色々と困る。
一応、こいつらのデータは戦艦内のデータベースから爆発する箇所は分かっている。
胴体中央に、組み込まれている《魔導路》と呼ばれる動力炉だ。
ちなみに、これは《エグゼス》や《フォートナー》にも組み込まれていおり、先程、ソードタイプとの戦いでの自爆攻撃は、これを暴走させて起こした訳だ。
とりあえず、《魔導路》は外しておいたが、一応、動かない事を確認して、聖女に見張りをして貰うよう指示を出して、室内へと入った。
「とりあえずは…………」
そんで、一応、管制室の機材が生きているのか、近くのコンソールを操作してみる。
「……………………」
一応は生きているみたいだ。
けれど、やっぱり、可笑しいな…………。
一応、情報を得る為に、端末を接続して-------------
「…………どうしたのですか…………?」
俺の異様な雰囲気を察してか、俺の隣に近寄って来た聖女が、恐る恐る問い掛けて来た。
さて、どう説明したものかね?
軽く管制室のデータを確認してみた結果、この施設の設備が数時間前から、俺以外の誰かによって起動させられた形跡がある……………………って、素直に言うべきかね?
だが、この施設は戦艦のデータ内では、既に数百年以上もの歳月が流れている代物だ。
そんなものを動かせるとしたら、それはほんとに人間か?
いや、女神みたいな人外もいる世界だ。
ん?
女神…………?
「…………なぁ、聖女様よ。聞きたい事があるんだが…………。聞いても良いか?」
「え? えぇ…………私で答えられる事でしたら、何なりと…………」
聖女は戸惑いながらも、そう答えてくれたので、遠慮なく聞くとしよう。
「女神って…………そもそもなんだ…………?」
「え? 女神様…………ですか…………?」
聖女様が、俺の問いに、不思議そうに小首を傾げた。
だが、再び戸惑いつつも、女神に関する情報を俺に伝えてくれた。
まだ、この聖女の事は一時休戦とはいえ、正直、信じ切れてはいない。
何処までが、本当で、何処までが、嘘なのか。
正直、分からない。
だが、聖女の話を聞いて-------------ある仮説が浮かんだ。
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