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聖戦の始動編
聖女、再び-------- 2
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ソードタイプのロボットにやられて、生産施設内を散策していた際、あの勇者と共にいた聖女を発見した俺は、ビームライフルの銃口を向けて、対峙していた。
「……………………」
聖女は聖女で、警戒心を顕にしながら、俺の指示に従い、両の手を頭の後ろで組みながら、睨み付けて来ているが-------------そんな事はどうでも良い。
それよりも、今は-------------
「どうも、さっきぶりだな…………。って、挨拶はなしだ。此処にいるって事は、あんたも、それなりにこの中を彷徨っていたんだろう?」
「……………………」
聖女は答えない。
まぁ、きっと、この状況をどう乗り切るか、思案しているのだろう。
答えなくても、ある程度の予想は出来るし…………。
恐らく、俺と対峙したあの後、敗北して、あの勇者が引き起こした崩落に巻き込まれ、運良く助かった後、自身に治癒魔法を掛けたのだ。
そして、当てもなく、此処を彷徨っていたら、俺と遭遇した。
「-------------って、そんな所か…………」
「……………………」
何気なく、俺が予想を口にすると、聖女の眉が一瞬だけ動いた。
「…………図星だな…………」
「……………………」
表情は変わらないが、どうやら、当たっているようだ。
というか、考えれば当たり前の事か。
あんだけ、ボコボコにして、無傷な訳はないし…………。
そもそも、勇者を含め、この世界で、あのロボット共に対抗する術を持っているのは、この俺だけだろう。
と言っても、さっき、やられたばかりなんだけど-------------
情けねぇな…………。
「それはそれで、ご愁傷様。まぁ、俺も俺で、非常に困った事になってるんで、提案なんだが…………しばしの間、休戦って事にしないか?」
「…………どういうつもりなのですか…………?」
俺の意図が読めず、聖女が困惑する様に、口を開いた。
うん。
この状況なら、当然の反応だろう。
俺でも、おんなじ反応をする。
明らかに、こっちの優勢な状況で、休戦を申し出て来る。
しかも、聖女側と俺は、実質、険悪な関係だ。
明らかに、不審で、怪しい事、この上ない。
「ぶっちゃけるとな…………。俺は街を襲っているロボット群を止める為、此処に来たんだ。んで、さっき、思わぬアクシデントで、大事な足を失っちまって、ほとほと、困り果ててんの…………。なら、何でも良いから、この状況を打破する術を探す術が欲しい」
そんで、こっちの情報を曝け出す。
より、不審に険しい表情で、目を細めて来る聖女。
「…………で? どうする? 一時、手を組むか…………それとも、拒んで、この場で敵対するか?」
有無を言わせない。
そういう意味を込めて、聖女に問う。
しばし、静寂が俺達の周りを支配する。
しかし、意を決したように、聖女が大きく息を吸い込み、言葉を口にした。
聖女の答えは-------------
「……………………」
聖女は聖女で、警戒心を顕にしながら、俺の指示に従い、両の手を頭の後ろで組みながら、睨み付けて来ているが-------------そんな事はどうでも良い。
それよりも、今は-------------
「どうも、さっきぶりだな…………。って、挨拶はなしだ。此処にいるって事は、あんたも、それなりにこの中を彷徨っていたんだろう?」
「……………………」
聖女は答えない。
まぁ、きっと、この状況をどう乗り切るか、思案しているのだろう。
答えなくても、ある程度の予想は出来るし…………。
恐らく、俺と対峙したあの後、敗北して、あの勇者が引き起こした崩落に巻き込まれ、運良く助かった後、自身に治癒魔法を掛けたのだ。
そして、当てもなく、此処を彷徨っていたら、俺と遭遇した。
「-------------って、そんな所か…………」
「……………………」
何気なく、俺が予想を口にすると、聖女の眉が一瞬だけ動いた。
「…………図星だな…………」
「……………………」
表情は変わらないが、どうやら、当たっているようだ。
というか、考えれば当たり前の事か。
あんだけ、ボコボコにして、無傷な訳はないし…………。
そもそも、勇者を含め、この世界で、あのロボット共に対抗する術を持っているのは、この俺だけだろう。
と言っても、さっき、やられたばかりなんだけど-------------
情けねぇな…………。
「それはそれで、ご愁傷様。まぁ、俺も俺で、非常に困った事になってるんで、提案なんだが…………しばしの間、休戦って事にしないか?」
「…………どういうつもりなのですか…………?」
俺の意図が読めず、聖女が困惑する様に、口を開いた。
うん。
この状況なら、当然の反応だろう。
俺でも、おんなじ反応をする。
明らかに、こっちの優勢な状況で、休戦を申し出て来る。
しかも、聖女側と俺は、実質、険悪な関係だ。
明らかに、不審で、怪しい事、この上ない。
「ぶっちゃけるとな…………。俺は街を襲っているロボット群を止める為、此処に来たんだ。んで、さっき、思わぬアクシデントで、大事な足を失っちまって、ほとほと、困り果ててんの…………。なら、何でも良いから、この状況を打破する術を探す術が欲しい」
そんで、こっちの情報を曝け出す。
より、不審に険しい表情で、目を細めて来る聖女。
「…………で? どうする? 一時、手を組むか…………それとも、拒んで、この場で敵対するか?」
有無を言わせない。
そういう意味を込めて、聖女に問う。
しばし、静寂が俺達の周りを支配する。
しかし、意を決したように、聖女が大きく息を吸い込み、言葉を口にした。
聖女の答えは-------------
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