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聖戦の始動編
聖女、再び--------
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「ちくしょうがっ…………!!!」
ソードタイプの戦闘の後、自身の愛機である『フォートナー》で自爆攻撃を敢行して、脱出した後の話だ。
自身のスキル《プラモ錬成》で、《エグゼス》へと変身して、飛び立ったのも束の間-------------
《フォートナー》の自爆の余波に巻き込まれて、思いっきり壁に激突しましたとさ…………。
その衝撃で、《エグゼス》が大破-------------
スキルを使っても、変身出来ない状況に陥っています。
「……………………」
今、俺の手の中には、本体であるプラモ状態の《エグゼス》がある。
両腕両足がバラバラになり、胸部や背部の装甲は割れ、装備一式無くす。
ほんと、最悪です。
一応、スキルで自動修復は出来るみたいなので、それに任せてはいるが…………。
修復までの時間が不明ときた-------------
俺の視界の隅に、そういった表示が出ている。
さて、どうしたもんかね?
変身不能に、愛機をいとも簡単に失った。
それで、ソードタイプみたいな危なかっしい奴がいる施設に取り残されている。
まぁ、エグゼスが犠牲になったおかげで、俺には怪我一つとして無かった訳だが、状況は最悪一択だ。
第一に、脱出しようにも、この《生産施設》は地下深くに建造されており、《エグゼス》や《フォートナー》のような飛行能力がある機体がないと、あの断崖絶壁な途方もない壁をよじ登らなければならない。
本来は、地下に通じる何らかの手段があったのだろうが…………。
あのクソストーカー勇者が余計なことをしてくれた所為で、飛んだとばっちりだ。
せめて、アルダートの奴と連絡が取れれば…………。
一応、スキルで、何か作っておくか?
そういや、ビームライフルとビームソードの定番なものは念の為、予備で作っておいてあるから、それを先にアイテムボックスから取り出して-------------
「…………っ!?」
咄嗟に、L字の通路の影に息を殺して、隠れた。
今、俺はこの施設内を手元の端末に表示されたマップを元に散策しながら、脱出する為の方法を探っていたのだが……………………背後から何やら人の気配がした。
そっと、静かに様子を窺う。
暗くて、人相はよく分からない。
けれど、あのあちこち、黒焦げな上、ボロボロな礼装には見覚えがある。
「動くな…………」
「なっ!?」
俺は通路の影から飛び出して、その相手にアイテムボックスから取り出したビームライフルの銃口をを向けた。
その相手とは-------------
「あなたは…………」
「さっきぶりだな…………。聖女様。とりあえず、両手を上げて、頭の後ろに組んで貰おうか?」
俺だと気付いて、警戒心を顕にする聖女だが、時既に遅し。
俺の手にあるビームライフルの脅威は、身を持って、よく知っている事だろう。
ゆっくりと、俺の指示の通りに、両手を頭の後ろに組む聖女。
こういう場合、下手に近付くと危険だからな…………。
このまま、根掘り葉掘り聞かせて貰うかね。
ソードタイプの戦闘の後、自身の愛機である『フォートナー》で自爆攻撃を敢行して、脱出した後の話だ。
自身のスキル《プラモ錬成》で、《エグゼス》へと変身して、飛び立ったのも束の間-------------
《フォートナー》の自爆の余波に巻き込まれて、思いっきり壁に激突しましたとさ…………。
その衝撃で、《エグゼス》が大破-------------
スキルを使っても、変身出来ない状況に陥っています。
「……………………」
今、俺の手の中には、本体であるプラモ状態の《エグゼス》がある。
両腕両足がバラバラになり、胸部や背部の装甲は割れ、装備一式無くす。
ほんと、最悪です。
一応、スキルで自動修復は出来るみたいなので、それに任せてはいるが…………。
修復までの時間が不明ときた-------------
俺の視界の隅に、そういった表示が出ている。
さて、どうしたもんかね?
変身不能に、愛機をいとも簡単に失った。
それで、ソードタイプみたいな危なかっしい奴がいる施設に取り残されている。
まぁ、エグゼスが犠牲になったおかげで、俺には怪我一つとして無かった訳だが、状況は最悪一択だ。
第一に、脱出しようにも、この《生産施設》は地下深くに建造されており、《エグゼス》や《フォートナー》のような飛行能力がある機体がないと、あの断崖絶壁な途方もない壁をよじ登らなければならない。
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あのクソストーカー勇者が余計なことをしてくれた所為で、飛んだとばっちりだ。
せめて、アルダートの奴と連絡が取れれば…………。
一応、スキルで、何か作っておくか?
そういや、ビームライフルとビームソードの定番なものは念の為、予備で作っておいてあるから、それを先にアイテムボックスから取り出して-------------
「…………っ!?」
咄嗟に、L字の通路の影に息を殺して、隠れた。
今、俺はこの施設内を手元の端末に表示されたマップを元に散策しながら、脱出する為の方法を探っていたのだが……………………背後から何やら人の気配がした。
そっと、静かに様子を窺う。
暗くて、人相はよく分からない。
けれど、あのあちこち、黒焦げな上、ボロボロな礼装には見覚えがある。
「動くな…………」
「なっ!?」
俺は通路の影から飛び出して、その相手にアイテムボックスから取り出したビームライフルの銃口をを向けた。
その相手とは-------------
「あなたは…………」
「さっきぶりだな…………。聖女様。とりあえず、両手を上げて、頭の後ろに組んで貰おうか?」
俺だと気付いて、警戒心を顕にする聖女だが、時既に遅し。
俺の手にあるビームライフルの脅威は、身を持って、よく知っている事だろう。
ゆっくりと、俺の指示の通りに、両手を頭の後ろに組む聖女。
こういう場合、下手に近付くと危険だからな…………。
このまま、根掘り葉掘り聞かせて貰うかね。
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*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
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