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世界の破滅編

パンドラの箱ってご存知ですか?

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「……………………へ?」

 皆様、唐突に申し訳ありません。

 パンドラの箱ってご存知でしょうか?

 かなり省くと、本の少しの希望が入った絶望の箱って奴です。

 あの後、モンスター共を苦労? の末、殲滅し終えたら、何か、半分程、地面に埋まっているらしきものが、モンスターの死骸の下敷きになっております。

 んで、死骸を退けて、それを開けようとしたら、何と、棺桶の蓋が空高く飛び上がり、ファンタジー世界には、似つかわしくないもんが出て来ました。

 それを視界に捉えた瞬間、背筋を寒々としたものが駆け巡り、そして-------------






 死を-------------感じ取りました。



 念の為、小型シールドを装着して正解でした。

 気付いたら、新装備のビームバズーカは砲身を斬り裂かれ、それを斬り裂いたであろう刃を俺はシールドで受け止めていたのですから…………。


 つか、何で、この世界にがある訳!?

 タイプとしては、ファンタジー世界でいうゴーレムとか、そんな感じのジャンルなんだろう。

 でも、その姿や現代的、SF的感じの装甲はもう完全にロボットです!!!

 つか、人型サイズの小型モ○ルスーツでしょ!?

 何ですか!?

 そのごっつい大斧は!!?

「こなクソがあああっ!!!!!!」

 俺はアイテムボックスから、ビームソードを取り出すと、光の刀身を放出。

 目の前のロボットに斬り掛かる。

 だが-------------

 なっ!?

 ひらり、と簡単に攻撃をかわすロボットの身軽さ-------------というか、あっつ!?

 今の完全にスラスターじゃん!!!

 もう完全にモ○ルスーツでしょ!?

 一体、何処の世界線から、こんなファンタジー世界に迷い込んで来やがった!!!!

「この野郎!!!!」

 俺は咄嗟に小型シールドのビーム砲を連射する。

 でも、それも想定していたのか、ロボットは左肩にマウントされていたシールドで弾き返した。

 ビームを弾いった!?

 何で、そんな技術がこんな世界にあんだよ!!!!

 ふざけんなっ!?

 まぁ、この世界にとっちゃ、俺も同じようなもんだろうけど…………。

 相対して嫌と言うほど分かる。

 このロボットは確かに脅威だ。

 そして、成程、とも思う。

 あの勇者ゆ女神共にとっちゃ、確かに俺の力は欲しい話だわな…………。

 何せ、このロボットみたいに常識がひっくり返っちまう。

 まぁ、これは俺の勘ではあるが-------------こいつが、このロボットこそが、もしかしたら、聖戦って奴の元凶なのかもしれない。

 なんて、そんな訳ないか。

 この時の何気無いジョークが、まさか、現実になるとは、思いもしない俺なのであった。

 
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