【修正中】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

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やり過ぎました

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「…………何これ…………?

 マジ引くわ…………」

 俺は周りの惨状を見て、頭を抱えていた。

 スキルを再び発動させ、武器を作ったまでは良い。

 それから、俺はどうした?

 俺を追って来た騎士共を撃退しようとして、あの老騎士を狙撃した。

 確か、そうして、指揮系統を麻痺してから一人ずつ片付けようと思ったんだよな…………?

 なのに-------------

「何でこうなったんだ…………!?」

 俺は瀕死の状態で倒れ伏す騎士達へと視線を向ける。

 先程まで、生い茂っていた草木は消え去り、大地は一直線上に抉れ、老騎士を含めた騎士達の鎧は粉々になり----------------あぁ、数えるだけで切りがねぇ~。

 つか、前より威力上がってね?!

 何でだ!?

 ん!?

 何だよこれ!?!?

 何か、視覚に表示されるステータス画面に《NEW!》と表示されている箇所がある。

 それが何なのか、気になっていると、パソコンの画面をクリックするかのようにして、その箇所が解放されたか。

 成る程、念じれば開くのね。

『おめでとう!!

 スキルレベルが上がったよ!!?

 これから、より早く組み立てる事が出来れば、その分だけ性能も、耐久力も上がるから!!

 詳しくはステータスのヘルプを見てね♡』

「……………………」

 何だそりゃああああ!?

 早く組み立てる事が出来れば、性能も耐久力も上がる?

 何、このスキル?

 ほんと、謎-------------

 しかも、ヘルプらしき項目も確かにステータス画面に増えてるし…………。
 
 てか、ヘルプにも何やら怪しい記述が幾つかあるんですが…………?

「や、やはり…………きさまは…………」

「ん…………?

 何、生きてたの…………?」

 眼下で、今にも殺してやりたそうな剣幕で俺を睨み付ける老騎士。

 丁度良いし、指名手配やら、何やら少なからず情報は持っているみたいだし…………。

 気分転換に、…………行ってみる?

「ふふふっ…………」

 さぁ、色々と吐いて貰いましょうかね?
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