【修正中】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

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プロローグ

笑うしかない

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 もう笑うしかねぇわ。

 銃弾を剣で全て叩き落とされ、思わず顔が引きつる俺。

 だが、休む暇もない、と言わんばかりに周りの騎士達も追随して、俺に攻撃を仕掛けて来る。

 殺すのは簡単だ。

 だが、さっき倒した盗賊と違って、彼らは国の元で戦う騎士だ。

 もし下手に殺しでもしたら、それこそ、国を敵に回しかねない。

 でも、指名手配とかなんとか言ってたし…………。

 別に良いのか?

 いや、こういう場合、下手に解答するのは悪手だな…………。

 とりあえず、どうにかして、ここから逃げるかが重要かなぁ?

「ふっんぬっ!!!」

「おっと!!?」

 やっぱり、一番厄介なのは、あの老騎士か…………。

 あいつをどうにかしないと切り抜けられそうにねぇな…………。

 と言っても、切り抜けられそうな武器っていう武器もねぇしな…………。

 う~ん…………やっぱり、しかねぇよな…………。

「ほいっと、な…………」

 俺は騎士達の攻撃を避けつつ、あるものを地面に設置した。

 その瞬間、辺り一面、光に包まれ-------------

 その光で騎士達の目が眩んだのを見計らって、森の中へと逃げ込んだ。

「第二・第三部隊は引き続き盗賊及び囚われた者達の救助!!

 残りの第一・第四部隊はわしに続けっ!!!」

「「「おうっ!!!」」」

 ほんと、面倒な奴に目をつけられたな…………。

 とりあえず、しばらく身を隠せる場所を探すか…………。
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