【修正中】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった？〜

プロローグ

盗賊らしかった

「た、頼む！！　命だけは勘弁してくれっ！！！」

「か、金をやるっ！！

　お、女が良いんなら、最近、結構な上玉を手に入れたんだ！？

　だ、だから------------」

「うっせぇよ…………」

　あまりにも煩いかったので、とりあえず、最後に喋った奴の頭にリボルバーの銃口を突き付け、ぶち撒ける。

　あの後、襲って来た連中の殆どを瞬殺して、尋問をしている最中だ。

　どうも、こいつらはここら辺を根城にしている有名な盗賊団らしい。

　何か、偶然、自分達の縄張りに入って来た間抜けな俺の姿が絶好のカモに映ったとかで、襲いに来たそうだが…………。

　運が悪かったな…………。

　とりあえず、盗賊だし、殺しても問題ないよね？

　そう思って、また何人かの頭を吹き飛ばした。

「……………………」

　何か、この世界に来てから、人を殺すのに何の躊躇いも、後悔もないな…………。

　勇者の加護なのか、精神操作なのかは分からないが、確実に俺の中で、何かが変わって来ている。

　そんな気がする。

「ひ、ひぃいいっ！！」

「お、お願いだっ！！！

　た、助けて…………」

　まあ、とりあえず、こいつらをどうするかだが…………。

　そういえば、さっき気になる事を言っていたな？

　運が良ければ金も手に入るし、一石二鳥かもしれない。

「おい…………。

　正直に俺の問いに答えろよ…………。

　差もないと…………後は分かるよな…………」

　俺が懇切丁寧に問い掛けると、首が千切れそうになるくらいに盗賊共が首を縦に振っていたのだった。