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脅威
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「おい!
この警報は何だ!?」
突如、要塞内に緊急を知らせるアラームが鳴り響いた。
何事かと思い、ブリッジにいる稼働中のシスターズに問い掛けてみる。
『ハート皇国北方にて、戦闘と思われる熱源反応がありました。
衛星カメラの映像を映します』
端的に答えられたその後、戦闘と思しき映像が流れた。
そこには、とある集団が、黒いロボットのよつな奴と戦っているようだ。
戦況は集団側の劣勢。
なす術もなく、一方的に蹂躙されている。
つか、見覚えのある奴がいるな…………。
しかも、ごく最近、あった奴が-------------
ほんと、大忙しな女だ。
ん?
待てよ。
もしこれを聖女様が知ったら-------------
「おいっ!!
あの聖女は今、何処にいる!!?」
『確認します。
確認終了致しました。
現在、要塞内の転移装置前におられるようです』
「今すぐ転移装置を止めろ!!」
『間に合いません。
転移装置起動します』
あのバカたれ!?
つか、あの女もタイミング悪く、襲われやがって!!?
好きに使えとは言ったが、あの聖女様、ほんとに使い方分かってやがるのか!?
と、怒っている場合じゃない。
今すぐ、向かわねぇと-------------
『待って!?』
俺がテーブルの上に置かれたエグゼスを手にした瞬間、新たなモニターが現れた。
そこには、あの聖戦の元凶たる一人、ミハエルの姿が映し出されている。
「一体、何の用だ。
今、俺はかなり急いでいるんだが…………?」
『あなたが急いでいるのは、分かってる!!
それでも聞いて!!?』
何だ?
何か、やたらと焦ってんな。
一体全体、何だって言うんだ?
『今、映像に映っている機体!!
あれは彼の機体よ!!」
「なっ!?」
俺は驚きのあまり、言葉を失った。
おいおい、それはまず過ぎるだろ!?
もしそうなら、あの聖女様でも勝ち目はない!!
こりゃあ、急がないとまずいわ!?
「すぐに転移装置を起動させろ!?
俺が向かう!!」
『湊くん!!
分かっているとは思うけど、くれぐれも彼との戦闘は避けてね!!』
念を押すように、真剣な面持ちでミハエルが言う。
「分かっている!!」
もし今、戦うような事になれば、それこそ取り返しが付かない。
ヤバイと思ったら、即座に逃げる。
これしか、方法はない。
問題はあいつらが、それを許容するかどうかだな。
まぁ、無理だわな…………。
そんな事を思いつつ、内心溜息を吐く俺。
何故なら、これから、起こるであろう出来事は容易に想像出来た。
絶対、あいつらなら、引くなんて事はしないからだ。
ほんと、俺って、トラブルに愛されてんな!?
泣けて来たよ。
この警報は何だ!?」
突如、要塞内に緊急を知らせるアラームが鳴り響いた。
何事かと思い、ブリッジにいる稼働中のシスターズに問い掛けてみる。
『ハート皇国北方にて、戦闘と思われる熱源反応がありました。
衛星カメラの映像を映します』
端的に答えられたその後、戦闘と思しき映像が流れた。
そこには、とある集団が、黒いロボットのよつな奴と戦っているようだ。
戦況は集団側の劣勢。
なす術もなく、一方的に蹂躙されている。
つか、見覚えのある奴がいるな…………。
しかも、ごく最近、あった奴が-------------
ほんと、大忙しな女だ。
ん?
待てよ。
もしこれを聖女様が知ったら-------------
「おいっ!!
あの聖女は今、何処にいる!!?」
『確認します。
確認終了致しました。
現在、要塞内の転移装置前におられるようです』
「今すぐ転移装置を止めろ!!」
『間に合いません。
転移装置起動します』
あのバカたれ!?
つか、あの女もタイミング悪く、襲われやがって!!?
好きに使えとは言ったが、あの聖女様、ほんとに使い方分かってやがるのか!?
と、怒っている場合じゃない。
今すぐ、向かわねぇと-------------
『待って!?』
俺がテーブルの上に置かれたエグゼスを手にした瞬間、新たなモニターが現れた。
そこには、あの聖戦の元凶たる一人、ミハエルの姿が映し出されている。
「一体、何の用だ。
今、俺はかなり急いでいるんだが…………?」
『あなたが急いでいるのは、分かってる!!
それでも聞いて!!?』
何だ?
何か、やたらと焦ってんな。
一体全体、何だって言うんだ?
『今、映像に映っている機体!!
あれは彼の機体よ!!」
「なっ!?」
俺は驚きのあまり、言葉を失った。
おいおい、それはまず過ぎるだろ!?
もしそうなら、あの聖女様でも勝ち目はない!!
こりゃあ、急がないとまずいわ!?
「すぐに転移装置を起動させろ!?
俺が向かう!!」
『湊くん!!
分かっているとは思うけど、くれぐれも彼との戦闘は避けてね!!』
念を押すように、真剣な面持ちでミハエルが言う。
「分かっている!!」
もし今、戦うような事になれば、それこそ取り返しが付かない。
ヤバイと思ったら、即座に逃げる。
これしか、方法はない。
問題はあいつらが、それを許容するかどうかだな。
まぁ、無理だわな…………。
そんな事を思いつつ、内心溜息を吐く俺。
何故なら、これから、起こるであろう出来事は容易に想像出来た。
絶対、あいつらなら、引くなんて事はしないからだ。
ほんと、俺って、トラブルに愛されてんな!?
泣けて来たよ。
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