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自己進化プログラム
プラモ憑依の真髄
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「それじゃあ、行くぞ…………」
「はい」
《プラモ憑依》
俺はシスターズの一人にスキルを発動させると、シスターズの身体がまるで幽霊のように透けていき、背後にあった戦闘機の中へと吸い込まれていった。
「特に問題はねぇか…………?」
『はい。問題は特にありません』
うしっ!
成功だなっ!!
「これは驚きましたね」
俺が内心、ガッツポーズを取っていると、いつの間にか、俺の横に立っていたアルダートが感心したように呟いた。
「まさか、対象を霊体化させ、憑依させる事で、機体そのものを動かすとは…………。
主の能力も負けず劣らず、規格を凌駕しておりますね」
「おい。
今、誰と比べやがったんだ…………?」
「もちろん、我らが創造主様とです」
いけしゃあしゃあと言いやがって…………。
まあ、アルダートの言う通り、この《プラモ憑依》は対象を霊体化させ、機体に憑依させる事で、機体をまるで自然に身体を動かすように、意のままに動かせる。
まあ、俺がプラモに変身する機能の他人番みたいなもんだ。
だが、この隠し機能の真髄はそこではない。
俺はスキルを解除して、対象にしたシスターズの一人を機体に分離させ、元の姿に戻すと-------------
今度は機体を対象にして、スキルを発動させる。
「っ!? これは…………!?」
流石のアルダートも無表情ではいられなかったようで、物凄く驚愕していた。
実験に付き合ってくれたシスターズ達も同様だ。
俺の手元には、先程まで全長四十メートル程あったあの機体が、プラモに成り下がり俺の掌に収まっている。
そう、この機能の真髄は実在する兵器をプラモの姿へと変える事。
または、その逆すら可能という鬼畜使用なのだ。
その気になれば、十五センチくらいしかない小さなプラモを-------------全長五十メートルにもなる巨大ロボットに、変える事さえ出来る。
全く、馬鹿げたスキルだよ。
んで、プラモに出来るという事はこうやって、パーツに崩す事も出来る訳で…………。
後はスキルで、それっぽいパーツを呼び出して、組み立てれば-------------
ほい、直った。
後はこれを元の大きさに戻せば、OKだ。
「システムチェックを頼む…………」
慌てて、機体の状態を確認するシスターズ。
「システムオールグリーン。
いつでも発進可能です」
「こんな事が…………」
信じられないものでもみるかのように、顔を引きつらせるアルダート。
流石のアンドロイドである彼女も、この隠し機能には脱帽したようだった。
「とりあえず、比較的、整備の少ない機体をリストアップしてくれ…………」
さあ、ここからは時間との勝負だ。
リストがまとまる前に、それらしいパーツを組み立てて-------------今度こそ、きっちりと、トドメを刺しに行ってやる!!
「はい」
《プラモ憑依》
俺はシスターズの一人にスキルを発動させると、シスターズの身体がまるで幽霊のように透けていき、背後にあった戦闘機の中へと吸い込まれていった。
「特に問題はねぇか…………?」
『はい。問題は特にありません』
うしっ!
成功だなっ!!
「これは驚きましたね」
俺が内心、ガッツポーズを取っていると、いつの間にか、俺の横に立っていたアルダートが感心したように呟いた。
「まさか、対象を霊体化させ、憑依させる事で、機体そのものを動かすとは…………。
主の能力も負けず劣らず、規格を凌駕しておりますね」
「おい。
今、誰と比べやがったんだ…………?」
「もちろん、我らが創造主様とです」
いけしゃあしゃあと言いやがって…………。
まあ、アルダートの言う通り、この《プラモ憑依》は対象を霊体化させ、機体に憑依させる事で、機体をまるで自然に身体を動かすように、意のままに動かせる。
まあ、俺がプラモに変身する機能の他人番みたいなもんだ。
だが、この隠し機能の真髄はそこではない。
俺はスキルを解除して、対象にしたシスターズの一人を機体に分離させ、元の姿に戻すと-------------
今度は機体を対象にして、スキルを発動させる。
「っ!? これは…………!?」
流石のアルダートも無表情ではいられなかったようで、物凄く驚愕していた。
実験に付き合ってくれたシスターズ達も同様だ。
俺の手元には、先程まで全長四十メートル程あったあの機体が、プラモに成り下がり俺の掌に収まっている。
そう、この機能の真髄は実在する兵器をプラモの姿へと変える事。
または、その逆すら可能という鬼畜使用なのだ。
その気になれば、十五センチくらいしかない小さなプラモを-------------全長五十メートルにもなる巨大ロボットに、変える事さえ出来る。
全く、馬鹿げたスキルだよ。
んで、プラモに出来るという事はこうやって、パーツに崩す事も出来る訳で…………。
後はスキルで、それっぽいパーツを呼び出して、組み立てれば-------------
ほい、直った。
後はこれを元の大きさに戻せば、OKだ。
「システムチェックを頼む…………」
慌てて、機体の状態を確認するシスターズ。
「システムオールグリーン。
いつでも発進可能です」
「こんな事が…………」
信じられないものでもみるかのように、顔を引きつらせるアルダート。
流石のアンドロイドである彼女も、この隠し機能には脱帽したようだった。
「とりあえず、比較的、整備の少ない機体をリストアップしてくれ…………」
さあ、ここからは時間との勝負だ。
リストがまとまる前に、それらしいパーツを組み立てて-------------今度こそ、きっちりと、トドメを刺しに行ってやる!!
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