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聖戦の始まり
脅威の能力
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あれから数時間の時が流れ-------------
俺は漸く三機目を倒した。
奴らは思ったよりもしぶとく、互いに弱点を埋めるかの如く、的確な連携攻撃を見せ付け、翻弄して来る。
特に、厄介なのは、俺の上空を飛ぶ二機だ。
奴ら、空を飛べる事を良い事に、一定の高度を維持して、光学系のライフルで、的確に俺の行動を狭めて来る。
しかも、そのライフルの威力は凄まじく、たった一発で俺の肩の装甲の一部をひん剥きやがった。
ちょっと、カスっただけなのに、何つー出力だよ!
その上、速さも尋常じゃない。
時折、見せる目やセンサーでも追えない変則的な高速移動。
ライフルを撃ち込もうにも、こう動き回られちゃ、当てようがない。
唯一、幸いだったのは、さっき倒した不時着した三機目だ。
どうやら、あいつは不時着した際、ライフルと翼をやられた所為で、動きが鈍くなっているところを何とか、撃ち抜けた。
一応、俺にも簡易的だが、飛行ユニットは装備しているので、飛べるには飛べる。
しかし、相手のスピードに合わせて飛べるかというと、否と断言出来る。
前の飛行ユニットと違い、性能は決して高くはない。
特に、今回の相手は機動性を重視した機体だ。
下手に飛べば、こちらが落とされかねない上、正直、今の装備と相性が悪い。
せめて、懐にさえ入れれば、とは思うが…………。
『『------------------』』
『っ! ヤバっ!!』
慌てて前に飛ぶと、俺が背を向けて身を隠していた場所が吹き飛んだ。
『このっ!!』
ライフルを連写するが、嘲笑うかのようにヒラリと避ける奴ら-------------
そして、両腕のバルカン砲を放って来る。
『良い加減に落ちろっ!!!』
『------------------』
『何っ!?』
突如、奴の左腕が左右に分かれて開き、盾のような形状になると、俺のライフルのビームを弾いた。
さっきまで、あんな装備はなかった筈…………。
まさか、戦いながら、進化しているのか!?
『くそっ!!』
今度はシグマ・ブレードのビームバルカンと共にライフルのビームを放つ。
流石に過負荷が掛かるとダメージはあるらしく、左腕が身体から離れる。
『『------------------』』
すると、不利を悟ったのか、奴らは飛行形態になって飛び去っていこうとする。
『逃すかっ!!!』
《ドリル・パニッシャー》
俺は変形途中を狙い、左腕のドリルを放つ。
一機はライフルを破壊しただけで、逃しでしまったが、もう一機は胴体を貫かれて墜落する。
『待ちやがれっ!!!』
俺も飛び立ち、ライフルとバルカン砲を連射して、追い掛けるが…………。
起動性に関する基本性能が劣る為、徐々に引き離されて行く。
逃したか-------------
俺は悔しげに奴が消えた空を睨み付け、地面へとゆっくりと着陸すると、ある疑問が脳裏を過ぎる。
最後に見せたあの力-------------
最初に見た時、あんなシールド系の装備なんて無かった筈だ。
でも、あの形状は何処からどう見ても、シールドにしか見えない。
となると、俺との戦いの最中に作成したって事なのか?
ふと、近くにあった奴らの残骸が目に入る。
これはちょっと、調べてみる必要があるな…………。
俺は漸く三機目を倒した。
奴らは思ったよりもしぶとく、互いに弱点を埋めるかの如く、的確な連携攻撃を見せ付け、翻弄して来る。
特に、厄介なのは、俺の上空を飛ぶ二機だ。
奴ら、空を飛べる事を良い事に、一定の高度を維持して、光学系のライフルで、的確に俺の行動を狭めて来る。
しかも、そのライフルの威力は凄まじく、たった一発で俺の肩の装甲の一部をひん剥きやがった。
ちょっと、カスっただけなのに、何つー出力だよ!
その上、速さも尋常じゃない。
時折、見せる目やセンサーでも追えない変則的な高速移動。
ライフルを撃ち込もうにも、こう動き回られちゃ、当てようがない。
唯一、幸いだったのは、さっき倒した不時着した三機目だ。
どうやら、あいつは不時着した際、ライフルと翼をやられた所為で、動きが鈍くなっているところを何とか、撃ち抜けた。
一応、俺にも簡易的だが、飛行ユニットは装備しているので、飛べるには飛べる。
しかし、相手のスピードに合わせて飛べるかというと、否と断言出来る。
前の飛行ユニットと違い、性能は決して高くはない。
特に、今回の相手は機動性を重視した機体だ。
下手に飛べば、こちらが落とされかねない上、正直、今の装備と相性が悪い。
せめて、懐にさえ入れれば、とは思うが…………。
『『------------------』』
『っ! ヤバっ!!』
慌てて前に飛ぶと、俺が背を向けて身を隠していた場所が吹き飛んだ。
『このっ!!』
ライフルを連写するが、嘲笑うかのようにヒラリと避ける奴ら-------------
そして、両腕のバルカン砲を放って来る。
『良い加減に落ちろっ!!!』
『------------------』
『何っ!?』
突如、奴の左腕が左右に分かれて開き、盾のような形状になると、俺のライフルのビームを弾いた。
さっきまで、あんな装備はなかった筈…………。
まさか、戦いながら、進化しているのか!?
『くそっ!!』
今度はシグマ・ブレードのビームバルカンと共にライフルのビームを放つ。
流石に過負荷が掛かるとダメージはあるらしく、左腕が身体から離れる。
『『------------------』』
すると、不利を悟ったのか、奴らは飛行形態になって飛び去っていこうとする。
『逃すかっ!!!』
《ドリル・パニッシャー》
俺は変形途中を狙い、左腕のドリルを放つ。
一機はライフルを破壊しただけで、逃しでしまったが、もう一機は胴体を貫かれて墜落する。
『待ちやがれっ!!!』
俺も飛び立ち、ライフルとバルカン砲を連射して、追い掛けるが…………。
起動性に関する基本性能が劣る為、徐々に引き離されて行く。
逃したか-------------
俺は悔しげに奴が消えた空を睨み付け、地面へとゆっくりと着陸すると、ある疑問が脳裏を過ぎる。
最後に見せたあの力-------------
最初に見た時、あんなシールド系の装備なんて無かった筈だ。
でも、あの形状は何処からどう見ても、シールドにしか見えない。
となると、俺との戦いの最中に作成したって事なのか?
ふと、近くにあった奴らの残骸が目に入る。
これはちょっと、調べてみる必要があるな…………。
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