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聖戦の始まり
誤解を招くような事すんなっ!!!
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「あれ?
ここは…………」
目が覚めると、俺は何やら祭壇のような場所に寝かされていた。
そんで、周りを見渡すと、あちこちから、ダイヤモンドのような巨大な結晶体が辺り一面を覆っている。
何だよここは…………?
洞窟…………って感じでもねぇし…………。
あれ?
そういや、俺、男の姿に戻ってんな…………。
左手を見ると、先程まで付けていた変身系の魔導具(指輪)が無い。
『お目覚めになられましたか…………?
我が主よ…………』
は? 主?
声のした方へ顔を向けると、俺が起き上がっている祭壇の側に、これまた、まるで土偶のような、小さな土人形が俺を見上げていた。
大体、四十センチくらいか?
ってか、喋ったのこいつか?
「何だ…………?
お前…………」
『お話の前に、まずはこちらを…………』
そう言って、手渡されたのは、俺が身につけていた変身系の魔導具(指輪)だった。
何で、こいつが持ってんの!?
『こちらに引き込んだ際に、損傷させてしまいまして…………。
修復の方をさせて頂きました』
「おい待て…………。
今、何つった…………?」
今、引き込んだ…………って言わなかったか?
『はい。
あれ以上、進まれますと、主の身に明確な危険があると判断致しまして、緊急処置として、こちらへ向かい入れました』
いやいや、それにしては、かなりホラーな感じでしたけど?
「俺の腕や足とかを掴んで来た、あの腕は…………?」
『主を救う為の緊急転移脱出型の転移魔導具です』
「何で、地中に引きずり込んだ…………?」
『転移装置が地中にあった為です』
「あの、見つけた、ってのは…………?」
『こちらに向かい入れる際の転移座標を掴むが困難な状況だった為、確認出来ました時、歓喜のあまり、思わず、そう呟いたのかもしれません』
「そうですか…………」
分かった。
分かったよ。
お前は何か、危険を察知して、俺を助けようとしてくれようとしたんだな…………。
だけどな…………。
とりあえず、言わせてくれ-------------
「誤解を招くような事してんじゃねえええええやっ!!!!!!!!!」
『あ、主!?
どうなされたのですか!?』
「どうなされたじゃねえよっ!!!
この馬鹿っ!!!
こっちとら、思わず死んだのかと思わず勘違いしたじゃねぇかっ!!!
助けようとするなら、もっとマシな方法で救助しろ!!!!!
謎の手に砂の中へと引きずり込まれるって、どんだけホラーなんだよっ!!!!!!」
『それは誠に申し訳ありませんでした。
以後、気を付けます』
「そうしてくれ…………」
ほんと、何なんだよ!?
こいつは…………。
あぁ、久々にマジギレして疲れたわ。
ほんと、疲れたわ。
ちょっと、頭を冷やそう。
とりあえず、俺はこの土偶みたいな奴が明確な危険とやらから、転移装置で救助されて来た。
こいつの話を信じるなら、そういう事だ。
「つか、ここ何処だよ…………?」
マジギレして、錯乱して、冷静さを失っていた事もあるが…………。
そういや、この場所が何処か聞き忘れていたな…………。
『ここは《アグラマラ遺跡》最深部にある玉座の間にて、ございます』
「……………………は?」
《アグラマラ遺跡》って……………………俺が向かおうとしていた所じゃねえか!!!??
ここは…………」
目が覚めると、俺は何やら祭壇のような場所に寝かされていた。
そんで、周りを見渡すと、あちこちから、ダイヤモンドのような巨大な結晶体が辺り一面を覆っている。
何だよここは…………?
洞窟…………って感じでもねぇし…………。
あれ?
そういや、俺、男の姿に戻ってんな…………。
左手を見ると、先程まで付けていた変身系の魔導具(指輪)が無い。
『お目覚めになられましたか…………?
我が主よ…………』
は? 主?
声のした方へ顔を向けると、俺が起き上がっている祭壇の側に、これまた、まるで土偶のような、小さな土人形が俺を見上げていた。
大体、四十センチくらいか?
ってか、喋ったのこいつか?
「何だ…………?
お前…………」
『お話の前に、まずはこちらを…………』
そう言って、手渡されたのは、俺が身につけていた変身系の魔導具(指輪)だった。
何で、こいつが持ってんの!?
『こちらに引き込んだ際に、損傷させてしまいまして…………。
修復の方をさせて頂きました』
「おい待て…………。
今、何つった…………?」
今、引き込んだ…………って言わなかったか?
『はい。
あれ以上、進まれますと、主の身に明確な危険があると判断致しまして、緊急処置として、こちらへ向かい入れました』
いやいや、それにしては、かなりホラーな感じでしたけど?
「俺の腕や足とかを掴んで来た、あの腕は…………?」
『主を救う為の緊急転移脱出型の転移魔導具です』
「何で、地中に引きずり込んだ…………?」
『転移装置が地中にあった為です』
「あの、見つけた、ってのは…………?」
『こちらに向かい入れる際の転移座標を掴むが困難な状況だった為、確認出来ました時、歓喜のあまり、思わず、そう呟いたのかもしれません』
「そうですか…………」
分かった。
分かったよ。
お前は何か、危険を察知して、俺を助けようとしてくれようとしたんだな…………。
だけどな…………。
とりあえず、言わせてくれ-------------
「誤解を招くような事してんじゃねえええええやっ!!!!!!!!!」
『あ、主!?
どうなされたのですか!?』
「どうなされたじゃねえよっ!!!
この馬鹿っ!!!
こっちとら、思わず死んだのかと思わず勘違いしたじゃねぇかっ!!!
助けようとするなら、もっとマシな方法で救助しろ!!!!!
謎の手に砂の中へと引きずり込まれるって、どんだけホラーなんだよっ!!!!!!」
『それは誠に申し訳ありませんでした。
以後、気を付けます』
「そうしてくれ…………」
ほんと、何なんだよ!?
こいつは…………。
あぁ、久々にマジギレして疲れたわ。
ほんと、疲れたわ。
ちょっと、頭を冷やそう。
とりあえず、俺はこの土偶みたいな奴が明確な危険とやらから、転移装置で救助されて来た。
こいつの話を信じるなら、そういう事だ。
「つか、ここ何処だよ…………?」
マジギレして、錯乱して、冷静さを失っていた事もあるが…………。
そういや、この場所が何処か聞き忘れていたな…………。
『ここは《アグラマラ遺跡》最深部にある玉座の間にて、ございます』
「……………………は?」
《アグラマラ遺跡》って……………………俺が向かおうとしていた所じゃねえか!!!??
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