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世界の破滅編
予想以上の力
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「色々とヤバいな、これ…………」
魔族を倒した後、元の喧騒溢れる町へと帰りざいた俺はとりあえず、近場の店で魔物の素材を換金した。
そして、手頃な宿舎を探して、その一室を取るなり、ベットへと仰向けになってダイブ。
何の変哲もない天井を眺めながら、先程のスキルの事を思い出し、考え深げに呟いた。
俺の手元には、とあるロボットのプラモと左手の中指に嵌められた純白の指輪がある。
「ほんと、謎過ぎる…………」
俺のスキル《プラモ構築》はプラモのパーツを組み立てる事で、武器として実体化させる生産系のスキルだ。
組み立てるのが、早ければ早い程、そのプラモの武器性能は上がり-------------
しかも、勇者との戦いを得て、またスキルレベルが上がった時に可笑しな現象が起きた。
《スキルリンク》と呼ばれる《プラモ構築》の隠れ機能が解放されたのだ。
ある能力を持った魔導具と組み合わせる事で、ある意味、規格外の力を発揮するのだ。
それが先程、魔族との戦いで見せた-------------《自分が組み立てたプラモそのものへと変身する能力》だ。
その為に必要とされる魔導具は、変身系に属する特殊な魔導具。
今、俺が嵌めている指輪は、その類の魔導具だ。
指輪を嵌めているあいだは、半永久的に、自分の肉体の性別を逆転させる事が出来る呪いの指輪。
運良く、猪の魔物を倒した際にドロップしたアイテムである。
まあ、簡単にまとめると、俺はこの変身系の魔導具と隠れ機能の二つが揃えば、プラモそのものへと変身して戦えるという事だ。
その影響か、何やら、プラモ関連のカタログらしきものが、ステータスの項目に増えていた。
何というご都合主義-------------
せっかく資金も調達出来て、食えるもんも買って来た事だし…………。
久々に、プラモを作って癒されよう。
最近、疲れる事ばかりだったからな…………。
さて、まずどれから作ろうかな?
俺はボケッとステータスに表示されるプラモのカタログを眺めながら、ひとまず聖戦事は忘れる事にした。
そういえば、このスキルで便利な所といえば、既にプラモのパーツが切り分けられている所だよな…………。
なんて、呑気な事を考えていた。
新たな脅威はすぐそこに迫っていたとも知らず-------------
魔族を倒した後、元の喧騒溢れる町へと帰りざいた俺はとりあえず、近場の店で魔物の素材を換金した。
そして、手頃な宿舎を探して、その一室を取るなり、ベットへと仰向けになってダイブ。
何の変哲もない天井を眺めながら、先程のスキルの事を思い出し、考え深げに呟いた。
俺の手元には、とあるロボットのプラモと左手の中指に嵌められた純白の指輪がある。
「ほんと、謎過ぎる…………」
俺のスキル《プラモ構築》はプラモのパーツを組み立てる事で、武器として実体化させる生産系のスキルだ。
組み立てるのが、早ければ早い程、そのプラモの武器性能は上がり-------------
しかも、勇者との戦いを得て、またスキルレベルが上がった時に可笑しな現象が起きた。
《スキルリンク》と呼ばれる《プラモ構築》の隠れ機能が解放されたのだ。
ある能力を持った魔導具と組み合わせる事で、ある意味、規格外の力を発揮するのだ。
それが先程、魔族との戦いで見せた-------------《自分が組み立てたプラモそのものへと変身する能力》だ。
その為に必要とされる魔導具は、変身系に属する特殊な魔導具。
今、俺が嵌めている指輪は、その類の魔導具だ。
指輪を嵌めているあいだは、半永久的に、自分の肉体の性別を逆転させる事が出来る呪いの指輪。
運良く、猪の魔物を倒した際にドロップしたアイテムである。
まあ、簡単にまとめると、俺はこの変身系の魔導具と隠れ機能の二つが揃えば、プラモそのものへと変身して戦えるという事だ。
その影響か、何やら、プラモ関連のカタログらしきものが、ステータスの項目に増えていた。
何というご都合主義-------------
せっかく資金も調達出来て、食えるもんも買って来た事だし…………。
久々に、プラモを作って癒されよう。
最近、疲れる事ばかりだったからな…………。
さて、まずどれから作ろうかな?
俺はボケッとステータスに表示されるプラモのカタログを眺めながら、ひとまず聖戦事は忘れる事にした。
そういえば、このスキルで便利な所といえば、既にプラモのパーツが切り分けられている所だよな…………。
なんて、呑気な事を考えていた。
新たな脅威はすぐそこに迫っていたとも知らず-------------
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