【下地版】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

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世界の破滅編

思った以上にヤバい感じ

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「はああああっ!?

 世界の滅亡!?」

 とりあえず、何時でも、勇者やその他の連中を仕留められる態勢で、項垂れながら、剣聖様の話を聞いていて-------------

 思わず、素っ頓狂な声を上げてしまった。

「そうよ…………。

 だから、私達はあなたを探していたんじゃない…………」

 何処か、忌々しげに、不貞腐れたように発言する剣聖。

 聖戦に関する情報を聞き出したのに…………。

 かなり話が長く上に、専門的過ぎて、理解出来てない所も多々あるが…………。

 要点をまとめるとこうだ。

 ある信憑性の高い予言が数年前にあって、魔王以上の脅威が地の底から目覚め、この世に災厄が訪れる。

 それに、唯一対抗出来るのは、この俺の力だけ-------------


「……………………」
 

 意味が分からん。

 とりあえず、魔王以上の脅威が、この世界に訪れようとしている事だけは分かるが-------------何故、俺?

 俺って、最低最下級の生産スキル持ちのハズレ勇者じゃなかったの?

 それに、話を更に広げると、俺を巡って女神同士-------------あるいは、国同士で、戦争が勃発している所もあるという。

 しかも、その予言を発端として、だ。

 どれだけ、信憑性があるんだよ!?

 こりゃ確実に起こるって事か!?!?

 あぁ、頭が痛いよ…………。

 何処か、お医者様はいらっしゃいませんか?

 良く効く頭痛薬の方を処方して欲しいんですけど…………。

 んで、そんな世界を憂いた、この馬鹿勇者は、馬鹿なりに色々と考えたようで…………。

 何とか、俺をパーティーのメンバーに入る事を承諾させ、世界に宣言。

 俺が勇者パーティーにいる事によって、多少なりとも人々から不安を取り除き、その予言にあった災厄を俺と共に対抗しようとしたらしい。

 だったら、話し合いから始めるべきじゃないのか、と剣聖に文句を言ったら…………。

「…………逆に聞くけど、この世界の人達に、散々酷い目に遭わされたあなたが、私達が言えば素直に協力してくれた…………?」

 と逆に問われてしまった。

 まぁ、答えとしては、NO、だ。

 ハズレだからと捨てられ、死んでこいと言っているような危険地帯に置き去りにし、女神に関しては話を聞く気すらなく、人を物扱いして来た。

 そんな女神に属するあの騎士も騎士で信用ならないし…………。

 ああいう連中がこの世界にごまんといるなら、協力なんて願い下げだ。

 第一、俺には関係ないしな…………。

 よそはよそ、うちはうちだ。

 やりたきゃ、勝手に戦争でもやっていろってんだ。

 俺も俺で、勝手にやらせて貰うだけだ。

「やっぱり、協力の意思すらないのね…………?」

 剣聖様が小刻みに震えながら、俺の方を憎々しげに睨んで来る。

「んなもん、あるか…………。

 そんなもん、てめぇらだけで、解決しろ。

 世界を救う勇者御一行様…………」

 でもまぁ、少なからず、聖戦とやらの情報を提供してくれた事には感謝してるよ?

 聖女様が目を覚ましたら、その両腕も治して貰うんだね。

「絶対に諦めるもんですか…………!」

 何か、おんなじ事を言った奴がいたな…………。

 絶対、嫌なフラグが立ったよ、これ…………。

 そう思いつつも、彼女の前を去る。


 
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