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プロローグ
ビームソード
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「うおっ!!!??」
振り返った瞬間、俺の身を引き裂こうと迫る巨大な黒爪をライフルで受け止める。
んで、それを振り下ろしたであろう奴の腹を蹴り飛ばして、もう一つの腕の黒爪の斬撃を回避し、後方へと下がった。
おいおい、結構深くまでめりこんじまったじゃねえかっ!!?
これ作るの地味に苦労したんだぞ!?
ライフル銃を壊され、地味に傷付く俺。
そんな俺の心情を察する事もなく、狂気の籠もったその眼で、憎々しげにこちらを睨み付けて来る。
「良くも我の邪魔をしてくれたなっ!!!
人間風情がっ!!!!!」
はいっ…………?!
一体、何を怒ってらっしゃるのでしょうか…………?!
怒りたいのはこっちの方だっての…………!?
せっかくのオニューのライフルぶっ壊されてんだからなっ!?
意外と気に入ってたんだぞ、これっ!!!
「我らの悲願の為っ!!!
貴様はここで狩るっ!!!!!!」
「やれるもんなやってみろんってんだ…………」
俺は半壊したライフルを投げ捨てるとローブの懐からとある筒状の細長い棒のようなものを取り出した。
まぁ、正確に例えるなら、これは日本刀とかでいう鍔のない刀の柄だ。
「はああああっ!?
そんなもんで何が出来るっていうんだあああっ!!??
人間っ!!!!」
俺を小馬鹿にしたように、嘲笑の色を浮かべ、両腕の黒爪を広げて、一瞬で距離を詰める敵。
「んなもん決まってんだろ…………」
あんたを斬る為だ。
「----------------なっ…………!?」
黒爪が俺の身体に触れようとした瞬間、敵の顔が驚愕へと歪む。
「終わりだ…………」
自身の両腕が爪ごと宙を舞い、俺の手にしていた柄の先端にはまるで剣のような光刃が放出されていた。
ビームソード。
某ロボットアニメとかで、良く使われる光学熱量兵器だ。
まぁ、今回は俺のスキルとファンタジー世界とかでありがちな魔力を合わせて擬似的に再現しているが…………。
まぁ、そこそこ使えそうだな…………。
俺は勢いよく、ビームソードを振り下ろし、胴体を叩き斬る。
「な…………何だ…………?
それ…………は…………」
「知る必要なんかねぇよ…………」
俺を怒らせた以上、俺の武器の性能テストのモルモットになりやがれ!
このクソ野郎…………!!
って、やばっ!!?
よく見たら、ビームソードから何やら危なげな煙が出でやがるっ!!!
慌てて投げたら、案の定、大爆発を起こした。
やっぱ、突貫で作ったのは不味かったな…………。
今度は時間を掛けてゆっくりと作ろう。
うん、そうしよう。
とりあえず、あと使えそうなのは----------------リボルバーが一丁と弾丸が数発あるだけか。
心許ないが先遣隊も奮闘しているみたいだし、もういっちょ頑張るかね。
「動かないで…………」
うっわ、何か聞き覚えのある声が聞こえるよ。
もう嫌…………助けてくれよ神様。
視界の端に、背後から伸び出て来た剣の切っ先が映り、また面倒な事が起きると確信した俺は、思わず涙目になるのであった。
振り返った瞬間、俺の身を引き裂こうと迫る巨大な黒爪をライフルで受け止める。
んで、それを振り下ろしたであろう奴の腹を蹴り飛ばして、もう一つの腕の黒爪の斬撃を回避し、後方へと下がった。
おいおい、結構深くまでめりこんじまったじゃねえかっ!!?
これ作るの地味に苦労したんだぞ!?
ライフル銃を壊され、地味に傷付く俺。
そんな俺の心情を察する事もなく、狂気の籠もったその眼で、憎々しげにこちらを睨み付けて来る。
「良くも我の邪魔をしてくれたなっ!!!
人間風情がっ!!!!!」
はいっ…………?!
一体、何を怒ってらっしゃるのでしょうか…………?!
怒りたいのはこっちの方だっての…………!?
せっかくのオニューのライフルぶっ壊されてんだからなっ!?
意外と気に入ってたんだぞ、これっ!!!
「我らの悲願の為っ!!!
貴様はここで狩るっ!!!!!!」
「やれるもんなやってみろんってんだ…………」
俺は半壊したライフルを投げ捨てるとローブの懐からとある筒状の細長い棒のようなものを取り出した。
まぁ、正確に例えるなら、これは日本刀とかでいう鍔のない刀の柄だ。
「はああああっ!?
そんなもんで何が出来るっていうんだあああっ!!??
人間っ!!!!」
俺を小馬鹿にしたように、嘲笑の色を浮かべ、両腕の黒爪を広げて、一瞬で距離を詰める敵。
「んなもん決まってんだろ…………」
あんたを斬る為だ。
「----------------なっ…………!?」
黒爪が俺の身体に触れようとした瞬間、敵の顔が驚愕へと歪む。
「終わりだ…………」
自身の両腕が爪ごと宙を舞い、俺の手にしていた柄の先端にはまるで剣のような光刃が放出されていた。
ビームソード。
某ロボットアニメとかで、良く使われる光学熱量兵器だ。
まぁ、今回は俺のスキルとファンタジー世界とかでありがちな魔力を合わせて擬似的に再現しているが…………。
まぁ、そこそこ使えそうだな…………。
俺は勢いよく、ビームソードを振り下ろし、胴体を叩き斬る。
「な…………何だ…………?
それ…………は…………」
「知る必要なんかねぇよ…………」
俺を怒らせた以上、俺の武器の性能テストのモルモットになりやがれ!
このクソ野郎…………!!
って、やばっ!!?
よく見たら、ビームソードから何やら危なげな煙が出でやがるっ!!!
慌てて投げたら、案の定、大爆発を起こした。
やっぱ、突貫で作ったのは不味かったな…………。
今度は時間を掛けてゆっくりと作ろう。
うん、そうしよう。
とりあえず、あと使えそうなのは----------------リボルバーが一丁と弾丸が数発あるだけか。
心許ないが先遣隊も奮闘しているみたいだし、もういっちょ頑張るかね。
「動かないで…………」
うっわ、何か聞き覚えのある声が聞こえるよ。
もう嫌…………助けてくれよ神様。
視界の端に、背後から伸び出て来た剣の切っ先が映り、また面倒な事が起きると確信した俺は、思わず涙目になるのであった。
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