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プロローグ
湊は面倒事に巻き込まれてしまった
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「78…………79…………はぁ、飽きた…………」
スタンピードが起きてから、早一時間とちょいくらいか?
もう半数以上の標的がこの世から消え去っていた。
ぶっちゃけもう事務的にもう撃ってるだけです。
何か、あまりにも皆、悲壮感ただ寄せているから、かなりヤバイ感じがしていたんだけど……………………あまりにも余裕過ぎて、ほんと笑える。
何だかんだで、先遣隊らしき冒険者達も、それなりに死者も出す事なく、対応出来ているみたいだしな…………。
まぁ、サービスとして、何となく、強そうな奴を狩っておいてやるか。
丁度、良さげな奴が出て来たみたいだし…………。
それから、また半分程、魔物を片付けたくらいか?
大地が揺れたかと思うと、迷宮がある場所っぽい所から地面を突き破って全長四十メートル程のゴリラが咆哮を高らかに上げた。
「めんどくせぇな…………」
俺はライフルから空のカートリッジを排出すると、ローブの内から新たなカートリッジを装填する。
そして、そのゴリラの方へと銃口を向け、スコープ越しにゴリラの眉間に狙いを定める。
「出て来て早々悪いだが…………。
とっとと寝てくれ…………!」
ライフルの銃口から放たれた一線が、ゴリラの頭を跡形もなく、消し飛ばす。
そして、頭部を失ったその身体は、そのまま轟音を立てて、前のめりに崩れ落ちて行く。
「よっわ…………!?」
ほんと、何で、こんな奴らに皆、怯えていたんだ?
あまりにも弱過ぎて、ほんとドン引きだわ。
--------と思っていたら…………。
ん…………?
何やら、あのゴリラの背中、例えるならゴマ粒くらいのサイズの何が、肉の壁を突き破って出て来たのが見えた。
気になって、スコープを覗き込むと、『何やら人間らしき生きもの』の姿が目に入る。
でも、人間にしてはやたら毒々しい肌色だな…………?
あれ? もしかして…………。
ここがファンタジー世界である事も考慮すると、あれってもしかしなくても…………。
「あっ…………」
ジッと見つめていたら、その何かと目が合った。
ここから、あのゴリラの死骸との距離はかなり離れている筈だから、肉眼で見るのは不可能な筈だが…………。
でも、流石ファンタジー世界とでもいうのか、その何かと目があって数秒もしない内に、悪寒が全身を突き抜ける。
咄嗟に飛び降りると、先程まで俺が大木の先端が粉々に斬り刻まれていた。
あっぶね!?
もう少しでミンチになる所だった!!
「逃さんっ!!」
「えっ…………?」
嘘だろっ!?
何やら、背後で声が聞こえたかと思って振り返ると、目の前に月日に照らせれて怪しく輝く巨大な爪が俺を引き裂こうとしていた。
スタンピードが起きてから、早一時間とちょいくらいか?
もう半数以上の標的がこの世から消え去っていた。
ぶっちゃけもう事務的にもう撃ってるだけです。
何か、あまりにも皆、悲壮感ただ寄せているから、かなりヤバイ感じがしていたんだけど……………………あまりにも余裕過ぎて、ほんと笑える。
何だかんだで、先遣隊らしき冒険者達も、それなりに死者も出す事なく、対応出来ているみたいだしな…………。
まぁ、サービスとして、何となく、強そうな奴を狩っておいてやるか。
丁度、良さげな奴が出て来たみたいだし…………。
それから、また半分程、魔物を片付けたくらいか?
大地が揺れたかと思うと、迷宮がある場所っぽい所から地面を突き破って全長四十メートル程のゴリラが咆哮を高らかに上げた。
「めんどくせぇな…………」
俺はライフルから空のカートリッジを排出すると、ローブの内から新たなカートリッジを装填する。
そして、そのゴリラの方へと銃口を向け、スコープ越しにゴリラの眉間に狙いを定める。
「出て来て早々悪いだが…………。
とっとと寝てくれ…………!」
ライフルの銃口から放たれた一線が、ゴリラの頭を跡形もなく、消し飛ばす。
そして、頭部を失ったその身体は、そのまま轟音を立てて、前のめりに崩れ落ちて行く。
「よっわ…………!?」
ほんと、何で、こんな奴らに皆、怯えていたんだ?
あまりにも弱過ぎて、ほんとドン引きだわ。
--------と思っていたら…………。
ん…………?
何やら、あのゴリラの背中、例えるならゴマ粒くらいのサイズの何が、肉の壁を突き破って出て来たのが見えた。
気になって、スコープを覗き込むと、『何やら人間らしき生きもの』の姿が目に入る。
でも、人間にしてはやたら毒々しい肌色だな…………?
あれ? もしかして…………。
ここがファンタジー世界である事も考慮すると、あれってもしかしなくても…………。
「あっ…………」
ジッと見つめていたら、その何かと目が合った。
ここから、あのゴリラの死骸との距離はかなり離れている筈だから、肉眼で見るのは不可能な筈だが…………。
でも、流石ファンタジー世界とでもいうのか、その何かと目があって数秒もしない内に、悪寒が全身を突き抜ける。
咄嗟に飛び降りると、先程まで俺が大木の先端が粉々に斬り刻まれていた。
あっぶね!?
もう少しでミンチになる所だった!!
「逃さんっ!!」
「えっ…………?」
嘘だろっ!?
何やら、背後で声が聞こえたかと思って振り返ると、目の前に月日に照らせれて怪しく輝く巨大な爪が俺を引き裂こうとしていた。
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