気が付いたら星空の下にいた

02：おもちゃ

男『君は娘のプレゼント（おもちゃ）だ飽きたら開放してもいい』

抵抗しても無意味だと思って、うなずいたが、やはり何を言っているのかは分からなかった。

相変わらず手足は拘束されたままだった。

建物に入り人を呼んだ。

女性が４人、１人が管理者でもう3人はメイドだろうか。

男『例のプレゼントだ適当に服を着せておけ、それと明日病院で検査を受けさせてくれ・・・あとは任せる・・・言葉が解らないから教育も頼む』

管理者の女『はい、わかりました。お食事はいかがいたしますか？』

男『いや、いい。外で済ませた』

そういって奥の部屋に姿を消した。

管理者　（ターコイズ）　『さてと・・・まずはお風呂に入れましょうか、アメジスト
とルビー、悪いけどよろしく』

メイドA　（アメジスト）　『はい、においが気になりますね』

メイドB　（ルビー）　『さてと』

その子はそう言って手から魔法陣を発生させて私を浮かせて運び出した。

やっぱりそういう世界か

ターコイズ『あなたもしかして言葉通じる？』

メイドC　（クリスタル）　『どうでしょう？』

クリスタル「君この言葉わかる？・・・Do you understand this word?」

私「え？・・・なんで」

クリスタル「そっか」

クリスタル『この子もそうみたいですね』

ターコイズ『じゃあ、この子の面倒はお願いしてもいいかしら？』

クリスタル『まったく・・・選択権はないんでしょう？』

ターコイズ『あたり』

クリスタル「まぁ、そういうことだ」

私「？」

ターコイズ『あなたたちもいっしょに入って今日は終わりにしていいわ』

ルビー『はい』

服を脱がされて湯舟に放り込まれる。メイドBとCも服を脱いで一緒に入ってくる。

ルビー『なんかかわいいね』

クリスタル「なにを照れてる？」

私「いや・・・」

クリスタル「抵抗しても無駄だってことは覚えておけ」

私「もう、最初からあきらめてるよ」

クリスタル「そうか」

会話しながらメイドBが私の体を洗っている

ルビー『元気だね、してあげようか？』

クリスタル「・・・やれやれ」

私「・・・？」

クリスタル「その子は以前よそで奴隷だったから」

私「この世界の奴隷って・・・」

クリスタル「ん？どこの世界でも一緒だろ？労働の道具か性処理の道具のどちらか」

私「・・・」

クリスタル「君はどうやら平和な国で育ったらしい」

私「・・・」

クリスタル「いまは君も奴隷だってことを覚えておいたほうがいい」

私「そっか」

クリスタル「いろいろと説明が・・・」

ルビーが私の腰に手をまわして立ったそれで遊んでいるのをみてあきれたらしい。

ルビー『どうしようか？』

クリスタル『お嬢様のプレゼントだから変なことしたらまずいでしょう？』

ルビー『そうか・・・まぁ途中で終わりもかわいそうだからね』

クリスタル『好きにしたら』