上 下
41 / 87
第1章 狂人襲来

五国会議 2

しおりを挟む
フォン「じゃあ、初めに一ついいか?」
フォンは零士に訪ねる
零士「はい。なんでしょうか?」
フォン「俺たち日本以外の軍事隊はあの怪物、、えっと、お前らは狂人って呼んでるのか。は、一体どこから現れたんだ?」
零士「狂人は○月×日に突如日本全国に飛来した謎の黄緑の粉状の物体に触れた人間が突如おかしくなり狂人と化しました。」
フォン「でもお前はなんで狂人になってないんだよ?」
零士「あの物体、、ウイルスと俺たちは呼んでいますが、ウイルスはある一定の年齢までなら感染しないのです。恐らくは二十代まんなかあたりまでかと。」
フォン「ふんふんなるほどな。」

「では次は俺が一つかな?」
そう口にしたのはイギリス軍事長のエドワード・ベイルだ
零士「はい。なんなりと。」
エドワード「そのウイルスってさ、なんで日本だけなの?他の国では飛来してないよね?」
零士「ウイルスは人間によって作られた物なのです。ウイルスを作った人間が日本にしか飛来させなかったのでしょう。」
エドワード「なるほど。ありがとう。」
零士「いえいえ。」
フォン「そのウイルス作者は誰か知っているのか?」
零士「はい。玄徳という男です。」
フォン「玄徳か、、」

アンジェル「ねぇ、私からも一ついい?」
アメリカ軍事長ーアンジェル・ベイツだ
零士「はい。」
アンジェル「日本ってどれくらいの人間が生きているの?」
零士「恐らくは、、100人程度かと。」
アンジェル「そっか。まあまあいるわね。」
フォン「そういや零士。前の軍事長のフラウド・ベルトラスはどこだ?」
零士「、、、病死しました。」
フォン「そ、そうか、、」
フォンは少し残念そうな表情だ
フォン「それで今日本の生きている人間はどこで何をしているんだ?」
零士「生存者はみな狂人と戦っています。」
フォン「全員が?」
零士「はい。生存者のほとんどは天郷麟という軍事組織のメンバーで、天郷麟以外の人間でも普通に戦えます。」
フォン「あの三人も生きているか?」
あの三人となれば、レグルス、アルス、ラウェンシェルのことでしかない
零士「もちろん生きています。今も戦ってくれていますよ。」
フォン「よし分かった。ありがとう。」
零士「いえいえ。」
フォンはお礼を言うと会議で唯一無言のフランス軍事長ージャック・ウェルヌに目を向ける
フォン「お前さんは何にも聞かないのか?」
ジャック「ああ。特に言うことはない。」
フォン「そうか。よし、じゃあ今後のことについてを話そうか。」




ー東京ー
レグルス「ほう、ここがあの剣使いの家か。中々に広いな。」
一同は今、長野から東京の桐生の家に帰ってきている
アルスとラウェンシェルも桐生家の広さに驚いている
アルス「普通の家でここまで広いとは。」
ラウェンシェル「贅沢だぜ。」
桐生(神童は大丈夫だろうか。流石に五か国の軍事長との会議は緊張しまくりだな。)
美都「きっと神童なら大丈夫よ。」
桐生「え?」
暗い顔をしている桐生に話しかけたのは美都だ
美都「あの歳だけど立派な日本の軍事長よ。きっと上手くいくわ。」
桐生「よく分かったな。俺が会議のこと考えてるって。」
美都「何年間一緒にいると思ってんの?結斗の考えくらい分かるっての。」
桐生「はは。そうだな。」
桐生(神童、何があってもお前なら大丈夫だ。頑張れよ。)
桐生はそう心の中で思った
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺は異端児生活を楽しめているのか(日常からの脱出)

SF
学園ラブコメ?異端児の物語です。書くの初めてですが頑張って書いていきます。SFとラブコメが混ざった感じの小説になっております。 主人公☆は人の気持ちが分かり、青春出来ない体質になってしまった、 それを治すために色々な人が関わって異能に目覚めたり青春を出来るのか?が醍醐味な小説です。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

No One's Glory -もうひとりの物語-

はっくまん2XL
SF
異世界転生も転移もしない異世界物語……(. . `) よろしくお願い申し上げます 男は過眠症で日々の生活に空白を持っていた。 医師の診断では、睡眠無呼吸から来る睡眠障害とのことであったが、男には疑いがあった。 男は常に、同じ世界、同じ人物の夢を見ていたのだ。それも、非常に生々しく…… 手触り感すらあるその世界で、男は別人格として、「採掘師」という仕事を生業としていた。 採掘師とは、遺跡に眠るストレージから、マップや暗号鍵、設計図などの有用な情報を発掘し、マーケットに流す仕事である。 各地に点在する遺跡を巡り、時折マーケットのある都市、集落に訪れる生活の中で、時折感じる自身の中の他者の魂が幻でないと気づいた時、彼らの旅は混迷を増した…… 申し訳ございませんm(_ _)m 不定期投稿になります。 本業多忙のため、しばらく連載休止します。

スペースシエルさんReboot 〜宇宙生物に寄生されましたぁ!〜

柚亜紫翼
SF
真っ暗な宇宙を一人で旅するシエルさんはお父さんの遺してくれた小型宇宙船に乗ってハンターというお仕事をして暮らしています。 ステーションに住んでいるお友達のリンちゃんとの遠距離通話を楽しみにしている長命種の145歳、趣味は読書、夢は自然豊かな惑星で市民権とお家を手に入れのんびり暮らす事!。 「宇宙船にずっと引きこもっていたいけど、僕の船はボロボロ、修理代や食費、お薬代・・・生きる為にはお金が要るの、だから・・・嫌だけど、怖いけど、人と関わってお仕事をして・・・今日もお金を稼がなきゃ・・・」 これは「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に投稿している「〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜」の元になったお話のリメイクです、なので内容や登場人物が「リーゼロッテさん」とよく似ています。 時々鬱展開やスプラッタな要素が混ざりますが、シエルさんが優雅な引きこもり生活を夢見てのんびりまったり宇宙を旅するお話です。 遥か昔に書いたオリジナルを元にリメイクし、新しい要素を混ぜて最初から書き直していますので宇宙版の「リーゼロッテさん」として楽しんでもらえたら嬉しいです。 〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜 https://www.alphapolis.co.jp/novel/652357507/282796475

【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?

俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。 この他、 「新訳 零戦戦記」 「総統戦記」もよろしくお願いします。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

高校生とUFO

廣瀬純一
SF
UFOと遭遇した高校生の男女の体が入れ替わる話

もうダメだ。俺の人生詰んでいる。

静馬⭐︎GTR
SF
 『私小説』と、『機動兵士』的小説がゴッチャになっている小説です。百話完結だけは、約束できます。     (アメブロ「なつかしゲームブック館」にて投稿されております)

処理中です...