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第360話御咎め無しとはいきません
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さらに彼女達は翼を生やすと同時に防具も一瞬にして変わり、まるでその出で立ちは神の御使いと言われても驚かないであろう禍々しく、そして神々しい出で立ちに変わっていた。
「私たちは……神に喧嘩を売ってしまったとでも言うのか……?」
「うう………うえっ……」
その姿にガーネットはこの世の絶望を見てしまったかのような表情をし、メアリーに至っては魔術師として私と一緒にレベリングしたからこそ感じ取れる彼女達が垂れ流す魔力の奔流に呑まれ先程から体液という体液を垂れ流しながら吐いている始末である。
この世界は私の世界と違い魔術も戦闘術も稚拙であり、弱者しかいないと思い込んでいた少し前の私の考えは最早霧散し、逆に自分の稚拙さをこれでもかと思い知らされる。
例えもし私が大罪シリーズ全てを使ったとしても勝てるイメージが思い浮かばない。
「ま、まって下さい! セラ様! ルシファー様!」
「や……やめ……なさい…」
そんな中一人の女性が黒と白の天使を遮るように両手を広げ立つ姿が見える。
その女性は見るからに人間の女性であり、その者を助ける為にも庇うのをやめるように叫ぼうとするのだが喉が張り付きろくに声を出せない。
声を出せないという事がこれほどまでに歯がゆく思う時が来るとは今の今まで考えもしなかった。
「確かにこの者たちは許しがたい行為をいたしました! しかし、しかし! ここはどうにかその矛を収めていただけないでしょうか!?」
「ミシェル……残念だけど我が主、クロ・フリート様の御国になろうとする土地へ正式に進軍して来たからには何も御咎め無しとはいきません」
ミシェルと言われた女性の必死の願いも虚しく白の天使、サラは無情にもその願いを切り捨て私達に罰を与えると言う。
「スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン……」
その言葉を聞きガーネットは土下座をしひたすら謝罪をし始め、メアリーに至っては敵の魔力濃度のあまりの濃さに溺れ最早意識はなく気絶している。
かく言う私も意識を保つので精一杯でいつ二人のようになるか分からない。
「わ……分かりました。 口を挟んで申し訳御座いません」
「いえ、貴女の気持ちも痛い程分かっているつもりですから謝る必要はないですよ」
「私たちは……神に喧嘩を売ってしまったとでも言うのか……?」
「うう………うえっ……」
その姿にガーネットはこの世の絶望を見てしまったかのような表情をし、メアリーに至っては魔術師として私と一緒にレベリングしたからこそ感じ取れる彼女達が垂れ流す魔力の奔流に呑まれ先程から体液という体液を垂れ流しながら吐いている始末である。
この世界は私の世界と違い魔術も戦闘術も稚拙であり、弱者しかいないと思い込んでいた少し前の私の考えは最早霧散し、逆に自分の稚拙さをこれでもかと思い知らされる。
例えもし私が大罪シリーズ全てを使ったとしても勝てるイメージが思い浮かばない。
「ま、まって下さい! セラ様! ルシファー様!」
「や……やめ……なさい…」
そんな中一人の女性が黒と白の天使を遮るように両手を広げ立つ姿が見える。
その女性は見るからに人間の女性であり、その者を助ける為にも庇うのをやめるように叫ぼうとするのだが喉が張り付きろくに声を出せない。
声を出せないという事がこれほどまでに歯がゆく思う時が来るとは今の今まで考えもしなかった。
「確かにこの者たちは許しがたい行為をいたしました! しかし、しかし! ここはどうにかその矛を収めていただけないでしょうか!?」
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「スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン……」
その言葉を聞きガーネットは土下座をしひたすら謝罪をし始め、メアリーに至っては敵の魔力濃度のあまりの濃さに溺れ最早意識はなく気絶している。
かく言う私も意識を保つので精一杯でいつ二人のようになるか分からない。
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「いえ、貴女の気持ちも痛い程分かっているつもりですから謝る必要はないですよ」
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