不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺

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番外編など

子供でいるって難しい。気づいたこと。 <ライナス視点②>

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みんな揃ってのご飯はとっても楽しかった。
今回の冒険では大きな湖のある町まで行ってきたんだって。
とっても大きな湖で、夜には水辺の花が水色に光って綺麗だったの!とリオ姉が話すと母上がそれは素敵ねと微笑む。
一輪だけもらってきたから後で見せてあげるよとルイ兄が言ってくれる。
暗くしないといけないから寝る前にね、だって!
楽しみ!!
父上がルイ兄が持ってきたお酒を見ながら違うお酒を飲んでる。
ルイ兄もお酒を飲んでみたかったみたいだけど、強いお酒だからダメだって。珍しくルイ兄が口を尖らせてた。
伯父上もまた別のお酒を飲みながらリオ姉が持って帰った魚の干物を摘まんでいる。おいしかったけどお酒にも合うのかな。
リオ姉はお酒には興味ないみたいで料理長の新作デザートを幸せそうに食べてる。
僕もスプーンに取って口に入れる。
甘いクリームと甘酸っぱいリンゴのジュレが口の中で溶けた。おいしい~!
料理長が作る料理はいつ食べても感動するくらいおいしくて、幸せな気持ちになる。
ご飯はおいしくて、楽しい話もいっぱい聞けて、みんなうれしそうに笑ってて。
しあわせ~って気持ちが湧いてきて顔が勝手に笑顔になる。

みんなを見て、ふと気づいたことがある。
どんなお酒なら初心者向けか聞いてるルイ兄に、ゆっくりとデザートを味わってるリオ姉は銀と紫。
小さなグラスでお酒を飲んでる伯父上とペースが速いですよと注意している母上は薄い茶と薄い緑。
父上はどちらも茶で、僕と同じ。
なんで色が違うんだろう?
屋敷で働いている者は親子や兄弟であれば大体色は似てるのに。
ルイ兄とリオ姉は『精霊のいとし子』って呼ばれたりもするんだって。
うちのリンゴがおいしいのもルイ兄とリオ姉が『精霊のいとし子』なおかげって聞いたことがある。
『精霊のいとし子』は色も特別なのかな?
ちょっと気になる。
明日ミオン先生に聞いてみよう。
みんな食べ終わってそろそろお風呂の時間。
早く行って出よう!
光るお花早く見たい!
楽しみな約束にわくわくしながらお風呂に向かった。


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