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セレスタ 故郷編
幼き魔術師 2
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『やれ!』
男の声に何も考えられずに手を上げた。そこから力が流れていく。
人を傷つけ、悲しませるだけの力。母親たちにも忌み嫌われ疎まれた力。
そこから私を連れ出してくれた人の声に反応したのは私の意思だったというより、ただの反射だった。
隣に立つ若い男の人が私の肩を掴み何かを叫んでいる。
けれど、動き出した力はもう止まらない。
そう、思っていた。
「……!」
衝撃音が森の中に響く。
続いて訪れた衝撃波に目を伏せる騎士たち。
ルーカスさんは片手で衝撃を和らげ何があったのかと目を凝らしている。
混乱の只中にあってラースさんはその腕の中にルカを庇っていた。
ユリウスさんは警戒から剣に手を掛けながらもルカに付きつけるのは思い止まっている。いや、ヴォルフがその手を押さえて首を振っていた。信頼がありがたい。
衝撃波が去り目を開けたルカに声を掛ける。場違いなほど明るく。
「あなたの攻撃は効かないと言ったでしょう?」
そう言って微笑みかけると自分が何をしたのか理解したルカが震えだす。
宥めるように背を叩くラースさんの手を認識したのかルカの表情が少し落ち着いた。
「ルカ!」
男の怒鳴り声にびくりと身体を揺らすけれどラースさんがルカの手を取って大丈夫だと言い聞かせる。
ぎゅっと目を瞑り男を見ないようにラースさんにしがみつく。
ラースさんも男の声が聞こえないように持っていた毛布でルカを包んだ。
二人から男に視線を移して、マリナは一歩踏み出す。
ルカを睨む男の視線を遮るように立ち、告げる。
「ルカを呼んだところで無意味ですよ。
彼女の魔術ではあなたを逃がせない」
この期に及んで往生際悪く抵抗しルカに罪を命じる男を冷たく見据える。
「なんだ、てめ……」
男の声が途中で止まった。
地面に、木々に、空中に浮かぶ無数の魔力陣に意識を奪われたように呆けた顔になる。
小さなものから大きなものまで、その全てが男を指向している。男を連行していた騎士たちは後ずさりし、男から距離を取った。
辺りを見回し驚愕に見開かれた目に恐怖が宿った瞬間を見計らって再度口を開く。
「魔術師がいると知って対策をしないわけがないでしょう?」
男の目がぎこちなくマリナを捉える。目の前の現象が誰によるものなのか理解してくれたようだ。
機嫌を損ねれば瞬時に魔力陣が牙を剥くと知って男の顔が青くなる。
幼い子供を利用していた男に優しくする理由はない。
男は静かになったが目はまだぎらぎらと辺りを探っている。ふうん、まだ逃げるつもりがあるんだ。
「ありがとうございます」
逃げ場を探しきょろきょろと動く瞳に向かってにっこりと笑いかける。
何を言われたのかわからないといった表情でマリナを見つめる。
「あなたのおかげでルカの罪が軽くなるかもしれません」
ルカが盗賊団にいたのは変えようのない事実だ。大人しく投降した後、抵抗の意思を見せていなかったのに彼女は騎士を攻撃してしまった。
けれどそれが男の命令によるものであること、大人しかったルカが変貌したことから彼女が命令に逆らえなかった様子が見える。
「あなたがルカに命じて攻撃させたのは皆さんが見てますからね」
ふっと笑うと男が何を言われたのか理解したように声を上げた。
「ふざけんな! あいつも同罪だろう!」
「それはこれからの調査で聞かせてもらいますが、ルカが襲撃に加担したという話は聞いていませんしね。
現状あなた方に捕まっていた、というようにも見えます」
実際のところそれは事実と違うのはわかっているし、そう言い通して罪を消すこともない。
これは単に男を怒らせているだけだ。
「あいつだけが無罪放免かよ……、ふざけんじゃねえ!!」
激高した男が荒々しく足を踏み出す。
無罪放免なんて一言も口にしてないけど、男を怒らせることには成功した。
男を連行していた騎士が男を捕えようと足を動かす。が、明滅した魔力陣とマリナの視線に足を止める。
「ルカを家から連れ出したこともさっき聞きましたからね。
あなたの方が罪が深くなるのは当然でしょう」
ルカが家で良い扱いをされていなかったのは想像がつく。
そこに付け込んで男がルカをいいように利用していたことも。
だからこそ許せない。
私情を交えるべきではないと理解している。だけど青褪めて震えるルカを思えばこれくらいはしないと気が済まなかった。
「どう言い訳をしたところであなたの罪は無くなりません」
更に一歩踏み出し、男を見据える。笑みを保ったままのマリナに対して男は血走った目を向ける。
まだ諦めていないらしい。それとも周りの魔力陣が目に入らないほど怒りに我を忘れているのだろうか。
「てめえ……」
ぎり、と男が歯噛みする。
「さあ、試してみますか? 逃げられるか」
おかしくてたまらないといった声で男の神経を逆撫でする。
切り札となりえたルカはもう男にはつかない。
こちらの話など聞かせないとばかりにラースさんが守っている。
男の腕は縄で拘束され、怪我をした手には簡単に布を巻きつけただけ。
そんな状態で逃げ遂せはしないだろう。
怒りで思考が曇った男に現実を突きつける。
「それともこの場で裁きを与えられるのがお望みですか?」
一際大きな魔力陣を男の目の前に作り出す。
明滅する魔力陣は今にも魔術を放たんとするばかりに輝いている。
そこまで愚かなら仕方ない。魔力陣の餌食になってもらう、と脅しを重ねようとしたところで男の心が折れた。
「くそっ……!」
膝をついて頭を垂れる。その姿を見て魔力陣を消す。
魔力陣が消えたことで騎士たちが動き出した。男を拘束すると縄を掛けなおし腕を掴んで立たせる。今度は足にも縄が掛けられた。歩く分には問題ないが走ったら引っかかるようになっている。
これ以上混乱しないように男を先に連れて行かせる。
静寂が戻った森で最初に我に返ったのはルーカスさんだった。
「驚きました……。 まさかあれほどまでとは……」
感嘆混じりのルーカスさんの言葉に反論したのはやはりラースさんだ。
「やりすぎだろ」
「わかってますよ?」
多少やり過ぎなことは理解している。潔癖な人は眉を顰めるだろう。
「だったら……、いや、でも……」
葛藤するように言い淀むラースさんを余所にユリウスさんが淡々と賞賛を述べた。
「よくやった。 ああいう手合いにはあれくらいやってもいいだろう」
「ユリウス!」
咎める声でラースさんが叫ぶ。
ルーカスさんも立場上は賛同できないといった微妙な顔をしているが、咎めないので内心どう思っているかは知れた。
「何故怒るんだ? マリナ殿の脅しは実に効果的で理に適っていた」
「だから脅して投降させるのが……!」
「それこそわからない。 俺たちの任務でも相手に不必要な抵抗をさせないように脅しやはったりを使うこともある。 マリナ殿のやったこともそれと同じだ。
相手が魔術が使えないから魔術で脅すことをしてはいけないのなら、相手が剣を使えないから剣を捨てて捕まえろと言っているようなものではないのか?」
「それは……」
ユリウスさんのあまりの暴論にラースさんが反論を失って固まった。
やったマリナもそれは暴論だと思うけど、多少の脅しは必要だというのには賛成する。
犯罪者がみんな素直に投降するのなら騎士団なんて必要ないだろう。
男の声に何も考えられずに手を上げた。そこから力が流れていく。
人を傷つけ、悲しませるだけの力。母親たちにも忌み嫌われ疎まれた力。
そこから私を連れ出してくれた人の声に反応したのは私の意思だったというより、ただの反射だった。
隣に立つ若い男の人が私の肩を掴み何かを叫んでいる。
けれど、動き出した力はもう止まらない。
そう、思っていた。
「……!」
衝撃音が森の中に響く。
続いて訪れた衝撃波に目を伏せる騎士たち。
ルーカスさんは片手で衝撃を和らげ何があったのかと目を凝らしている。
混乱の只中にあってラースさんはその腕の中にルカを庇っていた。
ユリウスさんは警戒から剣に手を掛けながらもルカに付きつけるのは思い止まっている。いや、ヴォルフがその手を押さえて首を振っていた。信頼がありがたい。
衝撃波が去り目を開けたルカに声を掛ける。場違いなほど明るく。
「あなたの攻撃は効かないと言ったでしょう?」
そう言って微笑みかけると自分が何をしたのか理解したルカが震えだす。
宥めるように背を叩くラースさんの手を認識したのかルカの表情が少し落ち着いた。
「ルカ!」
男の怒鳴り声にびくりと身体を揺らすけれどラースさんがルカの手を取って大丈夫だと言い聞かせる。
ぎゅっと目を瞑り男を見ないようにラースさんにしがみつく。
ラースさんも男の声が聞こえないように持っていた毛布でルカを包んだ。
二人から男に視線を移して、マリナは一歩踏み出す。
ルカを睨む男の視線を遮るように立ち、告げる。
「ルカを呼んだところで無意味ですよ。
彼女の魔術ではあなたを逃がせない」
この期に及んで往生際悪く抵抗しルカに罪を命じる男を冷たく見据える。
「なんだ、てめ……」
男の声が途中で止まった。
地面に、木々に、空中に浮かぶ無数の魔力陣に意識を奪われたように呆けた顔になる。
小さなものから大きなものまで、その全てが男を指向している。男を連行していた騎士たちは後ずさりし、男から距離を取った。
辺りを見回し驚愕に見開かれた目に恐怖が宿った瞬間を見計らって再度口を開く。
「魔術師がいると知って対策をしないわけがないでしょう?」
男の目がぎこちなくマリナを捉える。目の前の現象が誰によるものなのか理解してくれたようだ。
機嫌を損ねれば瞬時に魔力陣が牙を剥くと知って男の顔が青くなる。
幼い子供を利用していた男に優しくする理由はない。
男は静かになったが目はまだぎらぎらと辺りを探っている。ふうん、まだ逃げるつもりがあるんだ。
「ありがとうございます」
逃げ場を探しきょろきょろと動く瞳に向かってにっこりと笑いかける。
何を言われたのかわからないといった表情でマリナを見つめる。
「あなたのおかげでルカの罪が軽くなるかもしれません」
ルカが盗賊団にいたのは変えようのない事実だ。大人しく投降した後、抵抗の意思を見せていなかったのに彼女は騎士を攻撃してしまった。
けれどそれが男の命令によるものであること、大人しかったルカが変貌したことから彼女が命令に逆らえなかった様子が見える。
「あなたがルカに命じて攻撃させたのは皆さんが見てますからね」
ふっと笑うと男が何を言われたのか理解したように声を上げた。
「ふざけんな! あいつも同罪だろう!」
「それはこれからの調査で聞かせてもらいますが、ルカが襲撃に加担したという話は聞いていませんしね。
現状あなた方に捕まっていた、というようにも見えます」
実際のところそれは事実と違うのはわかっているし、そう言い通して罪を消すこともない。
これは単に男を怒らせているだけだ。
「あいつだけが無罪放免かよ……、ふざけんじゃねえ!!」
激高した男が荒々しく足を踏み出す。
無罪放免なんて一言も口にしてないけど、男を怒らせることには成功した。
男を連行していた騎士が男を捕えようと足を動かす。が、明滅した魔力陣とマリナの視線に足を止める。
「ルカを家から連れ出したこともさっき聞きましたからね。
あなたの方が罪が深くなるのは当然でしょう」
ルカが家で良い扱いをされていなかったのは想像がつく。
そこに付け込んで男がルカをいいように利用していたことも。
だからこそ許せない。
私情を交えるべきではないと理解している。だけど青褪めて震えるルカを思えばこれくらいはしないと気が済まなかった。
「どう言い訳をしたところであなたの罪は無くなりません」
更に一歩踏み出し、男を見据える。笑みを保ったままのマリナに対して男は血走った目を向ける。
まだ諦めていないらしい。それとも周りの魔力陣が目に入らないほど怒りに我を忘れているのだろうか。
「てめえ……」
ぎり、と男が歯噛みする。
「さあ、試してみますか? 逃げられるか」
おかしくてたまらないといった声で男の神経を逆撫でする。
切り札となりえたルカはもう男にはつかない。
こちらの話など聞かせないとばかりにラースさんが守っている。
男の腕は縄で拘束され、怪我をした手には簡単に布を巻きつけただけ。
そんな状態で逃げ遂せはしないだろう。
怒りで思考が曇った男に現実を突きつける。
「それともこの場で裁きを与えられるのがお望みですか?」
一際大きな魔力陣を男の目の前に作り出す。
明滅する魔力陣は今にも魔術を放たんとするばかりに輝いている。
そこまで愚かなら仕方ない。魔力陣の餌食になってもらう、と脅しを重ねようとしたところで男の心が折れた。
「くそっ……!」
膝をついて頭を垂れる。その姿を見て魔力陣を消す。
魔力陣が消えたことで騎士たちが動き出した。男を拘束すると縄を掛けなおし腕を掴んで立たせる。今度は足にも縄が掛けられた。歩く分には問題ないが走ったら引っかかるようになっている。
これ以上混乱しないように男を先に連れて行かせる。
静寂が戻った森で最初に我に返ったのはルーカスさんだった。
「驚きました……。 まさかあれほどまでとは……」
感嘆混じりのルーカスさんの言葉に反論したのはやはりラースさんだ。
「やりすぎだろ」
「わかってますよ?」
多少やり過ぎなことは理解している。潔癖な人は眉を顰めるだろう。
「だったら……、いや、でも……」
葛藤するように言い淀むラースさんを余所にユリウスさんが淡々と賞賛を述べた。
「よくやった。 ああいう手合いにはあれくらいやってもいいだろう」
「ユリウス!」
咎める声でラースさんが叫ぶ。
ルーカスさんも立場上は賛同できないといった微妙な顔をしているが、咎めないので内心どう思っているかは知れた。
「何故怒るんだ? マリナ殿の脅しは実に効果的で理に適っていた」
「だから脅して投降させるのが……!」
「それこそわからない。 俺たちの任務でも相手に不必要な抵抗をさせないように脅しやはったりを使うこともある。 マリナ殿のやったこともそれと同じだ。
相手が魔術が使えないから魔術で脅すことをしてはいけないのなら、相手が剣を使えないから剣を捨てて捕まえろと言っているようなものではないのか?」
「それは……」
ユリウスさんのあまりの暴論にラースさんが反論を失って固まった。
やったマリナもそれは暴論だと思うけど、多少の脅しは必要だというのには賛成する。
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