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7 雨夜の来訪者
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晴れの日が多かった最近では珍しい程の激しい雨。
アルフレッドは眠りが深い方なので、時折鳴る雷鳴に眠りを妨げられることもない
しかし、店の扉を叩く乱暴な音には目を閉じていられなかった。
「こんな時間に何だ?」
人々がとっくに寝静まる時間の来訪者なんて悪い予感しかしない。
雨のせいで暗い部屋を物にぶつからないように気をつけて歩く。
叩き続けられる扉越しに聞こえた声に、慌てて扉を開ける。
「ソフィア!?」
ずぶ濡れになったソフィアは息を切らしてアルフレッドの名前を呼んだ。
「アルフレッド、弟さんは?!」
焦燥に彩られた瞳でアルフレッドを見つめるソフィア。
「弟? デリクがどうかした?」
二階で寝ているはずだけれど。
そう言うとソフィアが本当に?と問う。
「連れて来て!」
夜分に突然訪ねて来たソフィアを咎める気持ちはなく、ただ困惑した。
どうしても確認したいことがあると言われて二階に上がる。
ついでにタオルを持って行こう。あんなに濡れて、風邪を引いたら大変だ。
弟、デリクの部屋はいつもと変わらない。
夜中に起こされて機嫌の悪くなる弟をどう落ち着かせようか、実際に見るまではそう思っていた。
部屋に入ったアルフレッドが見たのは、眠った形跡のないベッドと異様に片づけられた室内。
まさかと思って確認すると服が何点かと鞄がない。
弟が家にいないのは確かだった。
一階の店に降りるとソフィアが駆け寄ってくる。
アルフレッドが一人なのを見て表情をさらに焦りに染めた。
騒ぎを聞きつけて降りてきたおじさんも、ソフィアを見て何事かと驚く。
事情を説明しようとすると、その前にまずは身体を拭いた方が良いとアルフレッドが言う。
入ったことのない二階の自宅部分に通されたソフィアは、アルフレッドにもらったタオルで髪を拭いていた。
「それで、何があったのか教えてくれないか?」
こんな時間に来るからには危急の用事だったんだろう、とアルフレッドが聞いてくる。
二人を前にして言い辛いけれど、ソフィアは顔を上げて事情を話し出す。
「青光石を盗まれた、って…。
それって、この前見せてもらったヤツか?」
「そうよ」
侵入者が逃げた後荷物を確認したら青光石がなかった。
目的は青光石だったのだろう。
他にも価値のある品物はいくつかあったけれど、青光石だけが消えていた。
「デリクが盗みだと!? 馬鹿を言うな!!」
おじさんが声を荒げる。
気持ちはわかるけれど、状況を考えれば弟さんが盗んだとしか思えない。
「ソフィア、確かに弟だったのか?」
「アルフレッドと同じ髪色に、おじさんと同じ体型。
何より一瞬だったけど顔を見たわ。 間違いない」
二度しか見たことがないけれど、あれは確かにアルフレッドの弟さんだった。
顔を覚えるのは得意だ。間違いではない。
「しかしどうして盗みなんて…。
ソフィアが青光石を持っていることなんてデリクは知らないだろう?!」
アルフレッドの言葉にソフィアは一つだけ心当たりがあった。
「この前ここに来たとき、青光石の話をしたわ」
はっきりソフィアが持っているとは言わなかったけれど、弟さんがそう思った可能性はある。
アルフレッドもはっと息を呑む。
疑いの色を強めていく私たちに異を唱えたのはおじさんの声だった。
「馬鹿な!? いくら青光石とはいえ、小娘が持っている石くらいたかが知れているだろう!
わざわざ盗みを働くなど考えられん!!」
石の価値はそれこそ路傍の石より少しましくらいの物から、王族でもおいそれと手が出ない物まで幅広い。
ソフィアが持っていたのは、貴族でも手が出ない人がいる、くらいの価値があった。
「親父、ソフィアが持っていた青光石は二千レアルはくだらない代物だよ」
「何!?」
価値を聞いておじさんが驚愕する。それと同時に状況がようやく呑み込めてきたようだ。
「馬鹿な…、いや、しかし…」
「親父、デリクは常々言っていた。
いつか稀少な石で自分の作品の価値をわかってくれる人に品物を作りたいと」
おじさんや弟さんの作品は庶民向けではない、デザインも、値段も。
つまり価値をわかってくれる人、貴族に自分の作品を認めてもらいたい。
その話の内容にソフィアは雨に打たれたのとは別の寒気を感じていた。
「すぐに発たなきゃ」
焦りから席を立つとアルフレッドが肩に手を置いて席に戻そうとする。
「ソフィア、落ち着いて。
まだ雨も降っているし、外に出るのは…」
「落ち着いてなんていられないわ!」
ソフィアの剣幕にアルフレッドとおじさんは口を開けていた。
(アルフレッドはともかく、貴族相手に商売もしたことのあるだろうおじさんが何で気づかないの?!)
苛立ちにおじさんを睨みつけて、気が付く。
この街で既製品、自分で作った品を売っていただけなら。
注文を受けて一点物を買われた経験がないなら、この反応にも納得できる。
「貴族が装飾品を買うのにはいくつか理由があるわ」
理解できていない二人に説明をしていく。
単純にきれいだからほしい、身を飾る時に着けるから、贈り物にするから。
それらは庶民にも理解できる。
問題は他の理由だったときだ。
「彼らが一番気に掛けるのは他の人がどう見るか、ということよ」
友達に自慢したい、ライバルに見せつけたい、その他大勢に見せて自分の権勢を知らしめたい、など。
人が見ることを前提として、他者に真似の出来ない素晴らしく高価な物を身に着ける。
「そうして手に入れた物で着飾り合ってお互いの権力と財力を見せびらかすの」
全員がそうではないけれど、高位貴族になるほど好き嫌いとは別に、行う。
安い物でもデザインの秀逸さによっては注目を浴びることができ、好まれる。
しかし、いつも安い物ばかり身に着けていると、あそこの家は金がないだの、困窮しているなどという噂を立てられてしまう。
だから、ソフィアが持っていた青光石のような品は貴族にとって、とても価値のある品物になる。
「あの青光石で装飾品を作ったら貴族にとても好まれる品になるでしょうね」
一目見て価値がわかり、美しい品だ。
「そんな品が盗まれた石で作った物だと知られたらどうなると思う?」
そこまで説明して二人の顔色が変わる。
「その貴族は盗まれた物を嬉々として身に着ける恥知らずと言われて、社交界からは爪弾きにされるでしょうね」
そして、そんな恥をかかせた原因となった人間がどうなるのか。
誇りを大事にする貴族は絶対に許さない。
ソフィアの話に青褪める二人は、言葉もない様だった。
アルフレッドは眠りが深い方なので、時折鳴る雷鳴に眠りを妨げられることもない
しかし、店の扉を叩く乱暴な音には目を閉じていられなかった。
「こんな時間に何だ?」
人々がとっくに寝静まる時間の来訪者なんて悪い予感しかしない。
雨のせいで暗い部屋を物にぶつからないように気をつけて歩く。
叩き続けられる扉越しに聞こえた声に、慌てて扉を開ける。
「ソフィア!?」
ずぶ濡れになったソフィアは息を切らしてアルフレッドの名前を呼んだ。
「アルフレッド、弟さんは?!」
焦燥に彩られた瞳でアルフレッドを見つめるソフィア。
「弟? デリクがどうかした?」
二階で寝ているはずだけれど。
そう言うとソフィアが本当に?と問う。
「連れて来て!」
夜分に突然訪ねて来たソフィアを咎める気持ちはなく、ただ困惑した。
どうしても確認したいことがあると言われて二階に上がる。
ついでにタオルを持って行こう。あんなに濡れて、風邪を引いたら大変だ。
弟、デリクの部屋はいつもと変わらない。
夜中に起こされて機嫌の悪くなる弟をどう落ち着かせようか、実際に見るまではそう思っていた。
部屋に入ったアルフレッドが見たのは、眠った形跡のないベッドと異様に片づけられた室内。
まさかと思って確認すると服が何点かと鞄がない。
弟が家にいないのは確かだった。
一階の店に降りるとソフィアが駆け寄ってくる。
アルフレッドが一人なのを見て表情をさらに焦りに染めた。
騒ぎを聞きつけて降りてきたおじさんも、ソフィアを見て何事かと驚く。
事情を説明しようとすると、その前にまずは身体を拭いた方が良いとアルフレッドが言う。
入ったことのない二階の自宅部分に通されたソフィアは、アルフレッドにもらったタオルで髪を拭いていた。
「それで、何があったのか教えてくれないか?」
こんな時間に来るからには危急の用事だったんだろう、とアルフレッドが聞いてくる。
二人を前にして言い辛いけれど、ソフィアは顔を上げて事情を話し出す。
「青光石を盗まれた、って…。
それって、この前見せてもらったヤツか?」
「そうよ」
侵入者が逃げた後荷物を確認したら青光石がなかった。
目的は青光石だったのだろう。
他にも価値のある品物はいくつかあったけれど、青光石だけが消えていた。
「デリクが盗みだと!? 馬鹿を言うな!!」
おじさんが声を荒げる。
気持ちはわかるけれど、状況を考えれば弟さんが盗んだとしか思えない。
「ソフィア、確かに弟だったのか?」
「アルフレッドと同じ髪色に、おじさんと同じ体型。
何より一瞬だったけど顔を見たわ。 間違いない」
二度しか見たことがないけれど、あれは確かにアルフレッドの弟さんだった。
顔を覚えるのは得意だ。間違いではない。
「しかしどうして盗みなんて…。
ソフィアが青光石を持っていることなんてデリクは知らないだろう?!」
アルフレッドの言葉にソフィアは一つだけ心当たりがあった。
「この前ここに来たとき、青光石の話をしたわ」
はっきりソフィアが持っているとは言わなかったけれど、弟さんがそう思った可能性はある。
アルフレッドもはっと息を呑む。
疑いの色を強めていく私たちに異を唱えたのはおじさんの声だった。
「馬鹿な!? いくら青光石とはいえ、小娘が持っている石くらいたかが知れているだろう!
わざわざ盗みを働くなど考えられん!!」
石の価値はそれこそ路傍の石より少しましくらいの物から、王族でもおいそれと手が出ない物まで幅広い。
ソフィアが持っていたのは、貴族でも手が出ない人がいる、くらいの価値があった。
「親父、ソフィアが持っていた青光石は二千レアルはくだらない代物だよ」
「何!?」
価値を聞いておじさんが驚愕する。それと同時に状況がようやく呑み込めてきたようだ。
「馬鹿な…、いや、しかし…」
「親父、デリクは常々言っていた。
いつか稀少な石で自分の作品の価値をわかってくれる人に品物を作りたいと」
おじさんや弟さんの作品は庶民向けではない、デザインも、値段も。
つまり価値をわかってくれる人、貴族に自分の作品を認めてもらいたい。
その話の内容にソフィアは雨に打たれたのとは別の寒気を感じていた。
「すぐに発たなきゃ」
焦りから席を立つとアルフレッドが肩に手を置いて席に戻そうとする。
「ソフィア、落ち着いて。
まだ雨も降っているし、外に出るのは…」
「落ち着いてなんていられないわ!」
ソフィアの剣幕にアルフレッドとおじさんは口を開けていた。
(アルフレッドはともかく、貴族相手に商売もしたことのあるだろうおじさんが何で気づかないの?!)
苛立ちにおじさんを睨みつけて、気が付く。
この街で既製品、自分で作った品を売っていただけなら。
注文を受けて一点物を買われた経験がないなら、この反応にも納得できる。
「貴族が装飾品を買うのにはいくつか理由があるわ」
理解できていない二人に説明をしていく。
単純にきれいだからほしい、身を飾る時に着けるから、贈り物にするから。
それらは庶民にも理解できる。
問題は他の理由だったときだ。
「彼らが一番気に掛けるのは他の人がどう見るか、ということよ」
友達に自慢したい、ライバルに見せつけたい、その他大勢に見せて自分の権勢を知らしめたい、など。
人が見ることを前提として、他者に真似の出来ない素晴らしく高価な物を身に着ける。
「そうして手に入れた物で着飾り合ってお互いの権力と財力を見せびらかすの」
全員がそうではないけれど、高位貴族になるほど好き嫌いとは別に、行う。
安い物でもデザインの秀逸さによっては注目を浴びることができ、好まれる。
しかし、いつも安い物ばかり身に着けていると、あそこの家は金がないだの、困窮しているなどという噂を立てられてしまう。
だから、ソフィアが持っていた青光石のような品は貴族にとって、とても価値のある品物になる。
「あの青光石で装飾品を作ったら貴族にとても好まれる品になるでしょうね」
一目見て価値がわかり、美しい品だ。
「そんな品が盗まれた石で作った物だと知られたらどうなると思う?」
そこまで説明して二人の顔色が変わる。
「その貴族は盗まれた物を嬉々として身に着ける恥知らずと言われて、社交界からは爪弾きにされるでしょうね」
そして、そんな恥をかかせた原因となった人間がどうなるのか。
誇りを大事にする貴族は絶対に許さない。
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