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27 信頼には遠く
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入口の方から聞こえてきた騒がしい足音に思考が中断される。
扉の方を見やると思い描いた通りの人物が息を切らせて現れた。
「レイド! お前どこまで勝手なことをするつもりだ!
彼女を連れ帰るのは僕だ! 余計なことはするな!」
荒い息を吐いて青年が言い放つ。過ごす建物の装飾は気にするのに自分の身なりには気を使わないらしい。走ってきたせいで髪が乱れている。
「シリル様…。 姫がいらっしゃるところへ訪いもなく押し入るとは何事ですか」
冷静な声で諭されて青年の顔が赤くなる。非礼だということを遅ればせながら理解したようだ。取り繕うようにアーリアへ謝罪をする。
「失礼した、アルクディーリア。 だが君もこんな男と二人で食事をするなんて不用心極まりないぞ。 女王となる身だということを自覚してくれ」
アーリアは馬鹿馬鹿しくて口を開く気にもなれなかった。目を伏せることで曖昧に答える。
「それで、シリル様。 それほどに急がれる事態でも起こったのですか?」
丁重さは保っているもののレイドの目は冷たい。
駆け込んできた青年はレイドの視線に怯む。人にこんな目で見られることがないせいか、怯えに顔が引きつっている。
「レイド…」
小さく名前を呼んで睨むのを止めさせる。依頼主にその態度はまずい。
一瞬だけアーリアにその眼が向く。鋭い視線に慣れているアーリアは黙って見つめ返す。
瞬きの間に怜悧な光は消え去っていた。
冷たい瞳に恐れをなしたのか入ってきた勢いは何処かへ消え、レイドの顔を窺っている。
「私に何か御用があったのですか」
出ていく様子もないので仕方なしに声を掛けた。
「あ、ああ。 そうだ! アルクディーリア、いつになったらレイフィールドに向かうつもりなんだ」
「…私は昨日ここに連れてこられたばかりで、まだ状況もはっきりと理解していないのですが」
「そんなのは後で良い! 王の血を引く君がこんな場所に長居する方が問題だ」
無理やり連れてきてこんな場所もないと思うが…。やはり青年は話が通じる人間ではないらしい。
「レイフィールドへ向かう船も私の持ち物ですので、上等とは言えませんけれどね」
皮肉めいた言葉を挟むレイド。
彼らのような商売をする人間の持ち物なら、青年の求めるような豪華さには欠けても足の速い良い船だろう。
途中で危険な船に出くわしても逃げられることを第一にして作られた船のはずだ。
「全くその通りだ! 僕や未来の女王をそんな船に乗せるとは本当に気が利かない!」
青年の口調に危うく馬鹿かと言いかけた。
他国の領内で犯罪を働いていて、捕まれば裁かれる立場だと理解していないのだろうか。船で逃げるにしても船の主を怒らせれば途中で海に投げ込まれかねないというのに、まるでその可能性を考えていないようだ。
レイドの瞳は冷えてはいたが、先程のような鋭さは無い。青年の言葉を黙って聞いていた。
その様子に不審を感じる。レイドは態度こそ丁寧だが、尊敬しない相手にははっきりとそれを表すタイプらしい。青年への接し方を見ても彼を敬っていないことはわかる。
しかし、終始丁重な態度は(一応)取っているし、方針についても従うつもりのようだ。
微かな違和感。青年を見るレイドの瞳に何かが見えた気がする。
「一刻も早くレイフィールドに戻って即位式を行おう。 それさえ終われば愚かな民衆たちも収まる」
「? 民衆?」
青年の言葉から気になる単語を拾う。どうやら口を滑らせたらしく慌てた顔でレイドを見た。
レイドはフォローをする気はないようで気づかないフリで視線を逸らしている。
「民がどうかしたのですか?」
問いを重ねると言い訳を思いつかなかったのか青年は黙り込む。
青年を正面から見上げ、視線を合わせる。青年はアーリアの目を見て怯んだ。
「そんなことはどうでもいいだろう!」
怒声で誤魔化しアーリアに手を伸ばす。昨日のように肩を掴まれるかと思ったがその手はレイドによって阻まれた。
「『未来の女王』にみだりに触れるのはよろしくないのでは?」
アーリアを守るように立って青年に睨みを聞かせている。
見上げる横顔には隠しきれない不快感が覗く。
邪魔をされて青年が激昂した。レイドに指を突きつけ、激しく叱責する。
「お前も民衆共も何様のつもりだ! 下賤な人間のくせに僕を馬鹿にして、本来なら同じ空気を吸うことすら出来ぬ身だというのを忘れたか!」
「とんでもない。 私がシリル様の案内を務めさせていただいているのは命と引き換えの光栄な役目だと思っております」
青年が一瞬言葉に詰まった。
「姫とシリル様を無事レイフィールドへ着くまでお守りするのが私の使命。 卑賤な身ではありますが力は尽くします」
慇懃に頭を下げる。その姿からは敬意ではなく…。
「黙れ! お前の力なんていらない!」
振り回した手がレイドを掠める。爪が触れたのか額に引かれた線からうっすらと血が滲んだ。
「アルクディーリアを連れて帰るのは僕の役目だ! 賤しいお前などの出る幕じゃない!」
叫ぶと青年はアーリアに手を伸ばした。またも避けずにいたアーリアを庇おうとしたレイドの動きはアーリア自身の視線によって止められた。
「アルクディーリア、こんな国早く出て僕と一緒にレイフィールドへ帰ろう!」
力の加減を知らないようだ。掴まれた肩はもしかしたら痣が出来るかもしれない。
乱暴にしているという自覚もないのかもしれなかった。
青年の瞳はアーリアを捉えているが、青年はアーリアを見てはいない。
瞳を閉じ、ゆっくりと瞬きをする。目を開けたときには、もう決めていた。
「なら、早く出発しましょう」
「!」
信じられない、というような目でレイドがアーリアを見つめている。
レイドの反応とは対照的に青年は喜色を全面に表した。
「アルクディーリア! やっと決断してくれたんだね! そうと決まったらすぐに…」
「まずは朝食を取られてはいかがですか。 部屋でなさるのでしょう?」
「ああ、そうだな。 誰かに運ばせよう」
来た時とは打って変わって浮かれた足取りでホールを後にするシリル。
「…」
騒がしい人間がいなくなったホールに沈黙が落ちる。
張り詰めた空気を破ったのはレイドの方だった。
「本気なんですか?」
真剣な瞳でアーリアを見る。声音には前言を覆したことへの疑問より真摯に案じる心が感じられる。
「ええ」
あっさりと答えたアーリアにレイドは絶句した。
「どうしてあなたがそんな顔をするんですか」
アーリアの決断はレイドの望みに適うはずだ。
「アーリア。 あなたはそれでいいのですか?」
「ええ、当然。 自分の言葉に対する責任は取るつもりです」
「あなたに取りきれますか?」
一国の運命を左右するというのは誇張ではない。アーリアが望めば事態を動かすことは十分に可能なことだ。
ふっと口元に笑みを乗せる。息を呑む音が聞こえた。
「できないと、思いますか?」
「…いえ。 失礼を申しました」
準備をして参ります、とホールを出て行こうとする。
青年が何を言おうと実際に船を動かすのはレイドだから、部下たちに用意を急ぐよう伝えに行くのだろう。
「レイド」
その背に声を掛ける。
振り向いた瞳は痛みをこらえるように揺れている。その顔に向かって笑う。
「あなたの願いは何ですか?」
「え?」
レイドが目を瞬く。意図せぬ問いに瞳が揺らめいていた。
「私はあなたの願いを知っている気がします。
きっと叶えられる」
レイドの瞳が見開かれた後、光を失って伏せられる。
レイドはきっと信じないだろう。それでもいい。
自分を信じているから、かまわなかった。
扉の方を見やると思い描いた通りの人物が息を切らせて現れた。
「レイド! お前どこまで勝手なことをするつもりだ!
彼女を連れ帰るのは僕だ! 余計なことはするな!」
荒い息を吐いて青年が言い放つ。過ごす建物の装飾は気にするのに自分の身なりには気を使わないらしい。走ってきたせいで髪が乱れている。
「シリル様…。 姫がいらっしゃるところへ訪いもなく押し入るとは何事ですか」
冷静な声で諭されて青年の顔が赤くなる。非礼だということを遅ればせながら理解したようだ。取り繕うようにアーリアへ謝罪をする。
「失礼した、アルクディーリア。 だが君もこんな男と二人で食事をするなんて不用心極まりないぞ。 女王となる身だということを自覚してくれ」
アーリアは馬鹿馬鹿しくて口を開く気にもなれなかった。目を伏せることで曖昧に答える。
「それで、シリル様。 それほどに急がれる事態でも起こったのですか?」
丁重さは保っているもののレイドの目は冷たい。
駆け込んできた青年はレイドの視線に怯む。人にこんな目で見られることがないせいか、怯えに顔が引きつっている。
「レイド…」
小さく名前を呼んで睨むのを止めさせる。依頼主にその態度はまずい。
一瞬だけアーリアにその眼が向く。鋭い視線に慣れているアーリアは黙って見つめ返す。
瞬きの間に怜悧な光は消え去っていた。
冷たい瞳に恐れをなしたのか入ってきた勢いは何処かへ消え、レイドの顔を窺っている。
「私に何か御用があったのですか」
出ていく様子もないので仕方なしに声を掛けた。
「あ、ああ。 そうだ! アルクディーリア、いつになったらレイフィールドに向かうつもりなんだ」
「…私は昨日ここに連れてこられたばかりで、まだ状況もはっきりと理解していないのですが」
「そんなのは後で良い! 王の血を引く君がこんな場所に長居する方が問題だ」
無理やり連れてきてこんな場所もないと思うが…。やはり青年は話が通じる人間ではないらしい。
「レイフィールドへ向かう船も私の持ち物ですので、上等とは言えませんけれどね」
皮肉めいた言葉を挟むレイド。
彼らのような商売をする人間の持ち物なら、青年の求めるような豪華さには欠けても足の速い良い船だろう。
途中で危険な船に出くわしても逃げられることを第一にして作られた船のはずだ。
「全くその通りだ! 僕や未来の女王をそんな船に乗せるとは本当に気が利かない!」
青年の口調に危うく馬鹿かと言いかけた。
他国の領内で犯罪を働いていて、捕まれば裁かれる立場だと理解していないのだろうか。船で逃げるにしても船の主を怒らせれば途中で海に投げ込まれかねないというのに、まるでその可能性を考えていないようだ。
レイドの瞳は冷えてはいたが、先程のような鋭さは無い。青年の言葉を黙って聞いていた。
その様子に不審を感じる。レイドは態度こそ丁寧だが、尊敬しない相手にははっきりとそれを表すタイプらしい。青年への接し方を見ても彼を敬っていないことはわかる。
しかし、終始丁重な態度は(一応)取っているし、方針についても従うつもりのようだ。
微かな違和感。青年を見るレイドの瞳に何かが見えた気がする。
「一刻も早くレイフィールドに戻って即位式を行おう。 それさえ終われば愚かな民衆たちも収まる」
「? 民衆?」
青年の言葉から気になる単語を拾う。どうやら口を滑らせたらしく慌てた顔でレイドを見た。
レイドはフォローをする気はないようで気づかないフリで視線を逸らしている。
「民がどうかしたのですか?」
問いを重ねると言い訳を思いつかなかったのか青年は黙り込む。
青年を正面から見上げ、視線を合わせる。青年はアーリアの目を見て怯んだ。
「そんなことはどうでもいいだろう!」
怒声で誤魔化しアーリアに手を伸ばす。昨日のように肩を掴まれるかと思ったがその手はレイドによって阻まれた。
「『未来の女王』にみだりに触れるのはよろしくないのでは?」
アーリアを守るように立って青年に睨みを聞かせている。
見上げる横顔には隠しきれない不快感が覗く。
邪魔をされて青年が激昂した。レイドに指を突きつけ、激しく叱責する。
「お前も民衆共も何様のつもりだ! 下賤な人間のくせに僕を馬鹿にして、本来なら同じ空気を吸うことすら出来ぬ身だというのを忘れたか!」
「とんでもない。 私がシリル様の案内を務めさせていただいているのは命と引き換えの光栄な役目だと思っております」
青年が一瞬言葉に詰まった。
「姫とシリル様を無事レイフィールドへ着くまでお守りするのが私の使命。 卑賤な身ではありますが力は尽くします」
慇懃に頭を下げる。その姿からは敬意ではなく…。
「黙れ! お前の力なんていらない!」
振り回した手がレイドを掠める。爪が触れたのか額に引かれた線からうっすらと血が滲んだ。
「アルクディーリアを連れて帰るのは僕の役目だ! 賤しいお前などの出る幕じゃない!」
叫ぶと青年はアーリアに手を伸ばした。またも避けずにいたアーリアを庇おうとしたレイドの動きはアーリア自身の視線によって止められた。
「アルクディーリア、こんな国早く出て僕と一緒にレイフィールドへ帰ろう!」
力の加減を知らないようだ。掴まれた肩はもしかしたら痣が出来るかもしれない。
乱暴にしているという自覚もないのかもしれなかった。
青年の瞳はアーリアを捉えているが、青年はアーリアを見てはいない。
瞳を閉じ、ゆっくりと瞬きをする。目を開けたときには、もう決めていた。
「なら、早く出発しましょう」
「!」
信じられない、というような目でレイドがアーリアを見つめている。
レイドの反応とは対照的に青年は喜色を全面に表した。
「アルクディーリア! やっと決断してくれたんだね! そうと決まったらすぐに…」
「まずは朝食を取られてはいかがですか。 部屋でなさるのでしょう?」
「ああ、そうだな。 誰かに運ばせよう」
来た時とは打って変わって浮かれた足取りでホールを後にするシリル。
「…」
騒がしい人間がいなくなったホールに沈黙が落ちる。
張り詰めた空気を破ったのはレイドの方だった。
「本気なんですか?」
真剣な瞳でアーリアを見る。声音には前言を覆したことへの疑問より真摯に案じる心が感じられる。
「ええ」
あっさりと答えたアーリアにレイドは絶句した。
「どうしてあなたがそんな顔をするんですか」
アーリアの決断はレイドの望みに適うはずだ。
「アーリア。 あなたはそれでいいのですか?」
「ええ、当然。 自分の言葉に対する責任は取るつもりです」
「あなたに取りきれますか?」
一国の運命を左右するというのは誇張ではない。アーリアが望めば事態を動かすことは十分に可能なことだ。
ふっと口元に笑みを乗せる。息を呑む音が聞こえた。
「できないと、思いますか?」
「…いえ。 失礼を申しました」
準備をして参ります、とホールを出て行こうとする。
青年が何を言おうと実際に船を動かすのはレイドだから、部下たちに用意を急ぐよう伝えに行くのだろう。
「レイド」
その背に声を掛ける。
振り向いた瞳は痛みをこらえるように揺れている。その顔に向かって笑う。
「あなたの願いは何ですか?」
「え?」
レイドが目を瞬く。意図せぬ問いに瞳が揺らめいていた。
「私はあなたの願いを知っている気がします。
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