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第一章:ギルド加入編
#20.ライバルギルドの挑発!ヴァンを愛する者登場
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ん?誰だろうか?声からして雌っぽいけど……
確認しに行こうとしたら、なぜかマスターにストップをかけられた。
え、なんでそんなに嫌そうな顔をしてため息を吐いてるの?マスターだけでなくヴァンやシーナまで?
誰が来たのかわかってるみたいだけど、いったいどんな獣人なんだろうか?
ドカッと扉が開かれた。え、今蹴りで扉を開けた?
「なによ、いるんじゃない。出迎え無しなんて非常識なんじゃない?」
うわ、脚で蹴り開けた奴に非常識って言われたよ。そっちの方がかなり非常識なんじゃないかな?
現れたのは僕と同じ狐獣人。見た目はキタキツネだけど、言葉からしておそらくメスなんだろうね。
しかし、ふんぞり返って言って るとこを見ると、シルフィーより強気な性格みたいだ。うわ、めんどくさ……
「ん?なによ、このガキンチョ?」
「新しく入ったコウジだ……」
「ふぅん……まぁいいわ。ところでライクウ、言いたいこと……わかるわよね?」
言いたいこと? いったいなんのことだろうか?
てか、アレは誰なんだろう。
ヴァンに聞いてみたら、ここのライバルギルド、ギルテシムのメンバーで、ヴァンとマスターの同期、そして二人より一つ年上のミサエナという名前らしい。
そして、ランクは二人のちょうど間……Aランクとのこと。実力はお墨付きだね。
「……ああ。だが、マスターが俺に変わった今、もうやる気は……」
「あら、逃げるの?Sランクのギルドマスターがなっさけないわねぇ」
うわ、めっちゃ挑発してるよ。
なんでそんなに挑発してくるかな?いったい何がしたいんだ。
ヴァン曰く、現マスターから二代前から賭け勝負をしているらしい。負けた方は勝った方の要望を叶えるんだそうだ。
戦いはお互いのギルドからマスター以外の三人を選び、パワー、スピード、バトルのどれかに選出し、二勝したギルドの勝ちなんだそうだ。
ちなみに前回、前々回と仲間を取られてるらしい。
「つまり、アレは仲間を仲間と思わないギルドのおばさんと」
「……あら?今、お子様が何か言ったかしら」
あ、こっちに来た。
「おばさんって言ったけど何か?」
「誰がおばさんよ!まだピッチピチのお姉さんよ!」
うん、そこはみんな「お姉さん 」って強調するよね。
「お子様の僕から見たらもうおばさんだよー?ていうか、お子様相手になにムキになってるのかな?大人げなーい」
「なんですって!!初対面でいきなり失礼なこと言って……非常識なんじゃないかしら!?」
「こんな時間に大声で名前を呼んだだけでなく、ドアを足で蹴り開けた非常識な獣人に言われたくないんだけど?」
後ろから笑いをこらえてるのが聞こえるけど……気にしなくて大丈夫だよね。
僕の言葉によって、ミサエナは怒りで毛皮や尻尾が逆立ってるし。
「ムキー!!アンタは第三試合のバトルに出なさい!ボッコボコにしてあげる。そんでもってアンタを奪ってアタシの奴隷にしてこき使ってあげるわ!!」
「ならこっちが勝ったらこんなバカげた勝負は廃止ね!!」
0距離でバチバチと睨みあう僕達。
「当日は一週間後よ。せいぜい特訓することね!!」
そう言うとドアをバタンと大きな音を立てて出て行ってしまった。
あー……すごい心臓がドキドキしてる。あんなに言い合ったのは生まれて初めてだよ。二重の意味で。
それにしても、マスターは勝負を断ろうとしていたのに、勝手に約束してしまったけど……怒ってるかな?
恐る恐る後ろを見ると、ポカンとした表情をしているマスター達がいた。しばらくすると、一度吹いて笑い始めた。
え、ちょっとビクッとしちゃったんだけど。
「アッハッハ!いやぁよく言ってくれた!ザマァと思ってしまったわ」
「ほんとですね、どっかとヘタレと一緒にしたら失礼なほどです」
むしろ清々しい表情だ。ちょっと安心した。
「にしても一週間後か……あまり時間ないな」
「まず、僕は今のステータスを確認したいです。グランヴァルツと一つになったことでスキルが増えたので」
「ふむ、それは朝一にやるとして……今日はもう休め。仕事で疲れてるだろう?」
たしかに、仕事だけでなく料理でも疲れたしね、しっかり休もう。
ヴァンと歩く帰り道、再び視線を感じた。それも、ものすっごい嫉妬感のような。
背中で冷や汗がすごい垂れてくる……正直、居心地がすっごく悪い。
振り返って姿見えぬ誰かに何か言おうとしたら、ヴァンが僕の手を掴んでいきなりダッシュしだした。
顔を見てみると、苦虫を嚙み潰したような表情をしている。よほど嫌な相手なんだろうね……って、誰だかわかってるの!?
後ろを見てみると、暗くてよく見えないけど……体格が細くて、尻尾らしき影も細長く見える。
尻尾が細長いということはネコ科なんだろうか? 今はそんなこと置いといて……問題は、なんで僕が嫉妬深い視線を送られなきゃいけないんだろうか。
僕はこの世界に転生してまだ数日のうえ、ヴァンの知り合いにもまだ数えられる程度しか知らない。そんな視線を送られる理由があるはずがない。
あるとすれば、タクトのときだけど……あれ、いつの間にか影が消えたよ?
すると、ヴァンが急に立ち止まったため、僕はヴァンの背中に頭をぶつけてしまった。
地味に痛い。
前を見ると、例の影が立っていた。いつの間に追い越されたんだろうか?
やがて月明かりに照らされ、姿がハッキリと見えるようになった。
種族は……ユキヒョウだ。服装から察するに、おそらく雌。
人間だったらわからなかっただろうけど、今ならわかる。顔立ちが整っていて、すごく美人と言える。毛皮も見た限りサラッサラだ。
こんな美人が……ヴァンの知り合い?
……ちょっとヴァンに失礼だったかな。
「……やっぱお前か……アクア」
「私(わたくし)だとわかっててお逃げになったのですか……?ヴァン様……」
……んん? なんかすごい吹いて笑ってしまうような単語が聞こえたような気がしたんだけど……気のせいかな?
ヴァンに至っては、額に掌で抑えている。
「またあの話か?あれなら何度も断わってるはず……」
「なぜですか!私はこんなにもあなたのことを愛しておりますのに!!」
衝撃的事実発覚。ヴァンを愛する獣人が存在した。それも、すっごくかわいいユキヒョウが。
そのユキヒョウの愛をヴァンが断り続けている。……普通逆じゃない?
ヴァンの話だと、一年くらい前に依頼で討伐を行ったそうだ。
内容は、オークにさらわれた一国の姫の救出とそのオークの討伐。ちょうど襲われそうになっているタイミングで救出することができたんだとか。
オークってアレだよね?豚のような魔物で、女騎士との絡みが定番の。
「その時のヴァン様がそれはもう素敵でかっこよく……私の心はヴァン様に奪われてしまいました」
あー……"姫は何か大切なものを奪われたようだ"ってやつね。
ていうか、姫なんだ。どおりで美人に……
あと、そのマイクはどっから出したんですか?
「それからというもの、私はヴァン様を婿に来ていただけるようお父様に頼みました。ですが、ヴァン様には……「悪いな。俺とお前じゃ住む世界が違うから無理なんだ」と断られてしまいました……」
うっわぁ……キザったらしいセリフ。どの口が言えるんだろね?いつもシーナに蹴り飛ばされてる雄が。
「私はどうしても諦めきれず、影ながらヴァン様を見つめておりました。ですがここ二、三日は……キィー!!あなたと一緒にいるときは楽しそうなのです!!」
えぇ~……そんなの八つ当たりじゃん。
ていうか、完全にストーカーですよ?お嬢様がそんなことをするものじゃありません。警察に捕まりますよ?警察いるのかも知らないけど。
突然、お嬢様の後ろからアクアお嬢様の羊と思われる執事……じゃなくて、執事と思われる羊がお嬢様の横に立った。
「アクアお嬢様。そろそろお帰りになられたほうがよろしいかと」
「あらそう。……あなた、覚えてらっしゃい。ヴァン様の横に立つのはこの私、アクアだということを!ではヴァン様、またいずれ」
そう言い残し、アクアお嬢様は執事と一緒に消えてしまった。
やれやれ……この世界の雌はみんな気が強いのだろうか?
ヴァンにとってはあのセリフは黒歴史だったようで、終始顔を赤くして恥ずかしがっていた。
……まぁ、毛皮で赤くなってるかなんてわかりにくいんだけどね?
僕もヴァンも余計なイベントにすっかり疲れ果ててしまったため、家に戻ってからはシャワーも浴びずに、布団に倒れこんでそのまま眠ってしまったのだった。
確認しに行こうとしたら、なぜかマスターにストップをかけられた。
え、なんでそんなに嫌そうな顔をしてため息を吐いてるの?マスターだけでなくヴァンやシーナまで?
誰が来たのかわかってるみたいだけど、いったいどんな獣人なんだろうか?
ドカッと扉が開かれた。え、今蹴りで扉を開けた?
「なによ、いるんじゃない。出迎え無しなんて非常識なんじゃない?」
うわ、脚で蹴り開けた奴に非常識って言われたよ。そっちの方がかなり非常識なんじゃないかな?
現れたのは僕と同じ狐獣人。見た目はキタキツネだけど、言葉からしておそらくメスなんだろうね。
しかし、ふんぞり返って言って るとこを見ると、シルフィーより強気な性格みたいだ。うわ、めんどくさ……
「ん?なによ、このガキンチョ?」
「新しく入ったコウジだ……」
「ふぅん……まぁいいわ。ところでライクウ、言いたいこと……わかるわよね?」
言いたいこと? いったいなんのことだろうか?
てか、アレは誰なんだろう。
ヴァンに聞いてみたら、ここのライバルギルド、ギルテシムのメンバーで、ヴァンとマスターの同期、そして二人より一つ年上のミサエナという名前らしい。
そして、ランクは二人のちょうど間……Aランクとのこと。実力はお墨付きだね。
「……ああ。だが、マスターが俺に変わった今、もうやる気は……」
「あら、逃げるの?Sランクのギルドマスターがなっさけないわねぇ」
うわ、めっちゃ挑発してるよ。
なんでそんなに挑発してくるかな?いったい何がしたいんだ。
ヴァン曰く、現マスターから二代前から賭け勝負をしているらしい。負けた方は勝った方の要望を叶えるんだそうだ。
戦いはお互いのギルドからマスター以外の三人を選び、パワー、スピード、バトルのどれかに選出し、二勝したギルドの勝ちなんだそうだ。
ちなみに前回、前々回と仲間を取られてるらしい。
「つまり、アレは仲間を仲間と思わないギルドのおばさんと」
「……あら?今、お子様が何か言ったかしら」
あ、こっちに来た。
「おばさんって言ったけど何か?」
「誰がおばさんよ!まだピッチピチのお姉さんよ!」
うん、そこはみんな「お姉さん 」って強調するよね。
「お子様の僕から見たらもうおばさんだよー?ていうか、お子様相手になにムキになってるのかな?大人げなーい」
「なんですって!!初対面でいきなり失礼なこと言って……非常識なんじゃないかしら!?」
「こんな時間に大声で名前を呼んだだけでなく、ドアを足で蹴り開けた非常識な獣人に言われたくないんだけど?」
後ろから笑いをこらえてるのが聞こえるけど……気にしなくて大丈夫だよね。
僕の言葉によって、ミサエナは怒りで毛皮や尻尾が逆立ってるし。
「ムキー!!アンタは第三試合のバトルに出なさい!ボッコボコにしてあげる。そんでもってアンタを奪ってアタシの奴隷にしてこき使ってあげるわ!!」
「ならこっちが勝ったらこんなバカげた勝負は廃止ね!!」
0距離でバチバチと睨みあう僕達。
「当日は一週間後よ。せいぜい特訓することね!!」
そう言うとドアをバタンと大きな音を立てて出て行ってしまった。
あー……すごい心臓がドキドキしてる。あんなに言い合ったのは生まれて初めてだよ。二重の意味で。
それにしても、マスターは勝負を断ろうとしていたのに、勝手に約束してしまったけど……怒ってるかな?
恐る恐る後ろを見ると、ポカンとした表情をしているマスター達がいた。しばらくすると、一度吹いて笑い始めた。
え、ちょっとビクッとしちゃったんだけど。
「アッハッハ!いやぁよく言ってくれた!ザマァと思ってしまったわ」
「ほんとですね、どっかとヘタレと一緒にしたら失礼なほどです」
むしろ清々しい表情だ。ちょっと安心した。
「にしても一週間後か……あまり時間ないな」
「まず、僕は今のステータスを確認したいです。グランヴァルツと一つになったことでスキルが増えたので」
「ふむ、それは朝一にやるとして……今日はもう休め。仕事で疲れてるだろう?」
たしかに、仕事だけでなく料理でも疲れたしね、しっかり休もう。
ヴァンと歩く帰り道、再び視線を感じた。それも、ものすっごい嫉妬感のような。
背中で冷や汗がすごい垂れてくる……正直、居心地がすっごく悪い。
振り返って姿見えぬ誰かに何か言おうとしたら、ヴァンが僕の手を掴んでいきなりダッシュしだした。
顔を見てみると、苦虫を嚙み潰したような表情をしている。よほど嫌な相手なんだろうね……って、誰だかわかってるの!?
後ろを見てみると、暗くてよく見えないけど……体格が細くて、尻尾らしき影も細長く見える。
尻尾が細長いということはネコ科なんだろうか? 今はそんなこと置いといて……問題は、なんで僕が嫉妬深い視線を送られなきゃいけないんだろうか。
僕はこの世界に転生してまだ数日のうえ、ヴァンの知り合いにもまだ数えられる程度しか知らない。そんな視線を送られる理由があるはずがない。
あるとすれば、タクトのときだけど……あれ、いつの間にか影が消えたよ?
すると、ヴァンが急に立ち止まったため、僕はヴァンの背中に頭をぶつけてしまった。
地味に痛い。
前を見ると、例の影が立っていた。いつの間に追い越されたんだろうか?
やがて月明かりに照らされ、姿がハッキリと見えるようになった。
種族は……ユキヒョウだ。服装から察するに、おそらく雌。
人間だったらわからなかっただろうけど、今ならわかる。顔立ちが整っていて、すごく美人と言える。毛皮も見た限りサラッサラだ。
こんな美人が……ヴァンの知り合い?
……ちょっとヴァンに失礼だったかな。
「……やっぱお前か……アクア」
「私(わたくし)だとわかっててお逃げになったのですか……?ヴァン様……」
……んん? なんかすごい吹いて笑ってしまうような単語が聞こえたような気がしたんだけど……気のせいかな?
ヴァンに至っては、額に掌で抑えている。
「またあの話か?あれなら何度も断わってるはず……」
「なぜですか!私はこんなにもあなたのことを愛しておりますのに!!」
衝撃的事実発覚。ヴァンを愛する獣人が存在した。それも、すっごくかわいいユキヒョウが。
そのユキヒョウの愛をヴァンが断り続けている。……普通逆じゃない?
ヴァンの話だと、一年くらい前に依頼で討伐を行ったそうだ。
内容は、オークにさらわれた一国の姫の救出とそのオークの討伐。ちょうど襲われそうになっているタイミングで救出することができたんだとか。
オークってアレだよね?豚のような魔物で、女騎士との絡みが定番の。
「その時のヴァン様がそれはもう素敵でかっこよく……私の心はヴァン様に奪われてしまいました」
あー……"姫は何か大切なものを奪われたようだ"ってやつね。
ていうか、姫なんだ。どおりで美人に……
あと、そのマイクはどっから出したんですか?
「それからというもの、私はヴァン様を婿に来ていただけるようお父様に頼みました。ですが、ヴァン様には……「悪いな。俺とお前じゃ住む世界が違うから無理なんだ」と断られてしまいました……」
うっわぁ……キザったらしいセリフ。どの口が言えるんだろね?いつもシーナに蹴り飛ばされてる雄が。
「私はどうしても諦めきれず、影ながらヴァン様を見つめておりました。ですがここ二、三日は……キィー!!あなたと一緒にいるときは楽しそうなのです!!」
えぇ~……そんなの八つ当たりじゃん。
ていうか、完全にストーカーですよ?お嬢様がそんなことをするものじゃありません。警察に捕まりますよ?警察いるのかも知らないけど。
突然、お嬢様の後ろからアクアお嬢様の羊と思われる執事……じゃなくて、執事と思われる羊がお嬢様の横に立った。
「アクアお嬢様。そろそろお帰りになられたほうがよろしいかと」
「あらそう。……あなた、覚えてらっしゃい。ヴァン様の横に立つのはこの私、アクアだということを!ではヴァン様、またいずれ」
そう言い残し、アクアお嬢様は執事と一緒に消えてしまった。
やれやれ……この世界の雌はみんな気が強いのだろうか?
ヴァンにとってはあのセリフは黒歴史だったようで、終始顔を赤くして恥ずかしがっていた。
……まぁ、毛皮で赤くなってるかなんてわかりにくいんだけどね?
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目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
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