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都市中央戦 戦いの始まり
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オレ達は、準備を終えるとクウガの元へと向かった。馬は2頭。オレが頼めば、クウガの背にオレと誰かを乗せてもらえたかもしれないが、流石に無理との事だったので、桜の状態を考慮し、馬の扱いに長けている朱李と桜、オレと撫子で乗り分けた。
「やっと終わったか。」
クウガは、門の前で獣人族達を従えたまま、オレ達を待っていた。人族、獣族、人獣族、獣人族。4種族の共闘。巨人族の里でこそ共存はあり得るが、前代未聞の状況にオレとクウガ以外は警戒をする。そんな状況にクウガは、息を吐くと
「そう睨み合ってても仕方あるまい。さっさと行くぞ。お主達は、馬で移動するのだな。だったら、ワシの後ろをついて来い。モー助、メェ太。お前達は、此処に残って、戻ってきた奴らの指揮をしろ。此処で散った奴らを弔ってやるんだ。勇敢に戦った戦士達だ。丁重に埋葬してやれ。安心しろ。此奴らの無念は、ワシが必ず晴らしてやる。」
と言って、数人の獣人族達を従えると門を潜(くぐ)って行った。オレ達も後に続く。クウガの背に乗った時も思ったが、クウガ達の速さは、思っていた以上に速い。2人乗りの馬とはいえ、なかなか追いつけない。できるだけ離されまいとスピードを上げると後ろで密着する撫子の柔らかく、豊満な胸が背中をなぞり、刺激する。
「撫子、その…。」
撫子は、オレの言葉を聞き流す様に
「何ですか?」
と言うと更に胸を押し付けてくる。そして、
「永遠様が悪いんですから。」
と加えた。もう何も言い返せない。オレは、大戦前の緊張感と背中から伝わる快感に耐えながら馬を走らせた。
都市中央近郊の平原 1時間前
「がおぉぉぉっ!!」
遠方から聞こえる咆哮(ほうこう)に都市中央へと進軍していた獣人族達の足が止まる。森の王からの不可解な命令に獣人族達は、何が起こったのか分からず、顔を見合わせる。獣人族達の後ろを走っていた紅牙達もその異変に足を止め、辺りを見渡す。
「何が起こったんだ?それにあの叫びは?」
紅牙がそう口にすると白狼達も
「分からん。だが、あのクウガが引けと指示をしたようだ。」
と言って、首を傾(かし)げる。白狼の疑念以上に獣人族達の動揺は激しい。仲間達の復讐心と王の命令に揺れ動く。
「何かの間違いだ。森の王が我らを止めるはずがない。」
「だが、あれは間違いなくクウガ様の咆哮だ。」
騒(ざわ)めく獣人族達。不穏な空気が群れの統制を崩し、各種族間で言い争いが始まる。だが、これをチャンスとみるや白狼は、
「行くぞ、紅牙。」
と紅牙に指示し、走り出した。混乱の最中、ましてや獣族に手を出そうとする者はおらず、紅牙達は、獣人族達の群れの中を駆け抜けていく。だが、獣人族達の群れを抜けた瞬間、再び白狼達が警戒し始める。
「奴等、流石に気付いた様だな。数は、百数十くらいか。面倒な数だ。どうする、紅牙。迎え撃つか?」
そう言いながら、白狼達は、戦闘態勢に入る。紅牙も武器に手をかけたが、思い止まると
「いや、待て。おかしい。奴らは戦力を蓄えていたが、分散する意味がない。俺達が少数とはいえ後ろには、獣人族。このまま戦えば中央の兵と挟み撃ちになる。それなら構わず都市中央に攻め込んだ方がいいはずだ。」
と言った。そして、白狼達の足を止めると
「一先ず、俺が先行する。もし奴等なら俺が囮になって、此処に引き寄せる。そこで潰せばいい。」
と言って、先行して馬を走らせた。徐々に軍隊の全貌が見えてくる。武器を手に明らかに戦闘の意思が見受けられるが、紅牙の姿を確認すると緑の里紋のはいった旗を掲げて、進行を止めた。
『あの旗は。』
紅牙もその旗を確認すると手にしていた武器を納め、旗の掲げられた軍隊の先頭へと向かった。
「紅牙様、よくご無事で。」
紅牙が着くと大槍を持った青年が出迎えた。
「翠星(すいせい)、お前の軍隊だったか。だが、どうして此処に。都市中央の防衛はどうした?」
出会い頭に聞かれる紅牙の問いに翠星は、驚いた様子で
「何を言ってるんですか?紅牙様の命で此処に来たんじゃないですか。獣人族達に水帝の砦を突破されたから防衛する様にって。現に獣人族達の群れが直ぐそこに…」
と答えた。翠星の返答に頭を抱える紅牙。悪い予感しかしない。
「どうしたんですか?紅牙様。先程からおかしいですよ。」
翠星の言葉に紅牙は、
「お前達の軍隊が此処に来るまでにイヴァイルの軍勢に遭遇したか?」
と尋ねると翠星は、首を振り、
「いえ、遭遇していません。」
と答えた。紅牙の中で最悪のシナリオが描かれていく。焦りを隠せない紅牙に翠星が声をかけようとすると、先に紅牙が口を開き、
「俺は、お前達に指示をしていない。」
と言った。紅牙の信じられない言葉に
「そんな…まさか。でも、確かに紅南の紋を持った兵士が」
と返すと、紅牙は、
「そいつは、おそらくイヴァイルの仲間だ。俺の里の兵士が捕虜になっていた。そいつから紋を盗んだんだろう。それを使って、お前達を誘(おび)き出したんだ。」
と説明した。紅牙の説明に納得できない表情の翠星だったが、追い討ちをかけるように兵士が駆け寄ってくる。
「翠星様。最後尾の兵士から伝令がありました。中央都市の東門が何者かによって閉められたとの事です。」
突きつけられる現実に翠星の膝が折れる。紅牙は、そんな翠星を元に近寄ると
「しっかりしろ、翠星。まだ終わってはいない。中央都市の現状を教えろ。」
と尋ねたが、翠星は、紅牙が描いた最悪のシナリオを理解してしまったのか、口が覚束なくなっていた。紅牙は、翠星を諦めると横に控えていた兵士に同じ事を尋ねた。兵士は、青ざめながらも淡々と職務を全うする様に
「領主様の屋敷は、我らが主、翠玄(すいげん)様と精鋭部隊が守っています。ですが、数刻前にシルバームーンウルフの群れが白西の里を突破したという報告があり、白炎(はくえん)様の軍隊が向かわれました。そして、我らは、此処に。実質、中央都市内は、数十名の兵士しかいません。」
と答えた。イヴァイルの戦力がどれ程かは分からないが、本丸を落とされるかもしれない危険な状況に紅牙も気が気ではない。焦る紅牙。その時だった。
「ひぃっ、何で奴等が此処に。」
兵士の怯えた一言に紅牙が振り向くと痺れを切らした白狼達がこちらに向かっていた。北翠の兵達に動揺が走る。このままでは、無駄な血が流れると察した紅牙は、
「お前達は、武器を納めて下がれ。絶対に攻撃するな。」
と命じた。そして、翠星の腕を掴むと
「翠星。早く立て。」
と言って、翠星を引き上げた。
「しっかりしろ、翠星。お前は、北翠の里長、翠玄殿の息子だろ。そして、この隊の隊長だ。お前が先頭に立って指揮をしなくてどうする。」
紅牙の叱咤(しった)に翠星は、ようやく立ち上がると
「すみません、紅牙様。情けない姿を見せてしまいました。もう大丈夫です。ですが、これからどうするおつもりですか?」
と聞いてきた。紅牙は、翠星の肩を触ると
「お前は、四門会議に来ていたな。彼らの目的は、クレア様だ。」
と伝えた。その言葉に翠星は、
「クレア様…どういう事ですか?」
と聞き返すと紅牙は、
「不甲斐ない話だが、クレア様をイヴァイルに奪われてしまった。俺は、彼らと共にクレア様の奪還の為に此処に来たのだ。だが、この状況では、クレア様を奪還するどころか、中央都市への進入もままならない。お前は、自分の隊を指揮して東門を制圧するんだ。俺は、彼らと共に西に向かいガイア殿と白炎殿を止める。こうなった以上、こちらの戦力を減らすわけにはいかない。どうにかして都市中央に入り、クレア様を取り戻すんだ。」
と言って、馬に乗った。紅牙の言葉に危機迫る状況である事は理解できた。だが、不安の残る翠星は、
「分かりました。ですが、この先に陣取る獣人族達は、どうするのですか?東門に向かっても獣人族達に背後を襲われれば、我が軍は挟み撃ちになります。それこそイヴァイルの思う壺なのでは。」
と尋ねた。当然の疑問に紅牙は、獣人族達の陣取る方向を確認すると
「信じ難い話だが、その心配はしなくていいはずだ。俺も彼らも理由は分からないが、あのクウガが獣人族達に引く様に命じたらしい。その証拠に奴等の侵攻が止まっている。この機会は、逃せない。イヴァイル達に防衛の時間を与えれば、それだけ戦況が不利になる。ここは、俺を信じて行ってくれ。」
と言って、白狼達の方へと馬を走らせた。
「やっと終わったか。」
クウガは、門の前で獣人族達を従えたまま、オレ達を待っていた。人族、獣族、人獣族、獣人族。4種族の共闘。巨人族の里でこそ共存はあり得るが、前代未聞の状況にオレとクウガ以外は警戒をする。そんな状況にクウガは、息を吐くと
「そう睨み合ってても仕方あるまい。さっさと行くぞ。お主達は、馬で移動するのだな。だったら、ワシの後ろをついて来い。モー助、メェ太。お前達は、此処に残って、戻ってきた奴らの指揮をしろ。此処で散った奴らを弔ってやるんだ。勇敢に戦った戦士達だ。丁重に埋葬してやれ。安心しろ。此奴らの無念は、ワシが必ず晴らしてやる。」
と言って、数人の獣人族達を従えると門を潜(くぐ)って行った。オレ達も後に続く。クウガの背に乗った時も思ったが、クウガ達の速さは、思っていた以上に速い。2人乗りの馬とはいえ、なかなか追いつけない。できるだけ離されまいとスピードを上げると後ろで密着する撫子の柔らかく、豊満な胸が背中をなぞり、刺激する。
「撫子、その…。」
撫子は、オレの言葉を聞き流す様に
「何ですか?」
と言うと更に胸を押し付けてくる。そして、
「永遠様が悪いんですから。」
と加えた。もう何も言い返せない。オレは、大戦前の緊張感と背中から伝わる快感に耐えながら馬を走らせた。
都市中央近郊の平原 1時間前
「がおぉぉぉっ!!」
遠方から聞こえる咆哮(ほうこう)に都市中央へと進軍していた獣人族達の足が止まる。森の王からの不可解な命令に獣人族達は、何が起こったのか分からず、顔を見合わせる。獣人族達の後ろを走っていた紅牙達もその異変に足を止め、辺りを見渡す。
「何が起こったんだ?それにあの叫びは?」
紅牙がそう口にすると白狼達も
「分からん。だが、あのクウガが引けと指示をしたようだ。」
と言って、首を傾(かし)げる。白狼の疑念以上に獣人族達の動揺は激しい。仲間達の復讐心と王の命令に揺れ動く。
「何かの間違いだ。森の王が我らを止めるはずがない。」
「だが、あれは間違いなくクウガ様の咆哮だ。」
騒(ざわ)めく獣人族達。不穏な空気が群れの統制を崩し、各種族間で言い争いが始まる。だが、これをチャンスとみるや白狼は、
「行くぞ、紅牙。」
と紅牙に指示し、走り出した。混乱の最中、ましてや獣族に手を出そうとする者はおらず、紅牙達は、獣人族達の群れの中を駆け抜けていく。だが、獣人族達の群れを抜けた瞬間、再び白狼達が警戒し始める。
「奴等、流石に気付いた様だな。数は、百数十くらいか。面倒な数だ。どうする、紅牙。迎え撃つか?」
そう言いながら、白狼達は、戦闘態勢に入る。紅牙も武器に手をかけたが、思い止まると
「いや、待て。おかしい。奴らは戦力を蓄えていたが、分散する意味がない。俺達が少数とはいえ後ろには、獣人族。このまま戦えば中央の兵と挟み撃ちになる。それなら構わず都市中央に攻め込んだ方がいいはずだ。」
と言った。そして、白狼達の足を止めると
「一先ず、俺が先行する。もし奴等なら俺が囮になって、此処に引き寄せる。そこで潰せばいい。」
と言って、先行して馬を走らせた。徐々に軍隊の全貌が見えてくる。武器を手に明らかに戦闘の意思が見受けられるが、紅牙の姿を確認すると緑の里紋のはいった旗を掲げて、進行を止めた。
『あの旗は。』
紅牙もその旗を確認すると手にしていた武器を納め、旗の掲げられた軍隊の先頭へと向かった。
「紅牙様、よくご無事で。」
紅牙が着くと大槍を持った青年が出迎えた。
「翠星(すいせい)、お前の軍隊だったか。だが、どうして此処に。都市中央の防衛はどうした?」
出会い頭に聞かれる紅牙の問いに翠星は、驚いた様子で
「何を言ってるんですか?紅牙様の命で此処に来たんじゃないですか。獣人族達に水帝の砦を突破されたから防衛する様にって。現に獣人族達の群れが直ぐそこに…」
と答えた。翠星の返答に頭を抱える紅牙。悪い予感しかしない。
「どうしたんですか?紅牙様。先程からおかしいですよ。」
翠星の言葉に紅牙は、
「お前達の軍隊が此処に来るまでにイヴァイルの軍勢に遭遇したか?」
と尋ねると翠星は、首を振り、
「いえ、遭遇していません。」
と答えた。紅牙の中で最悪のシナリオが描かれていく。焦りを隠せない紅牙に翠星が声をかけようとすると、先に紅牙が口を開き、
「俺は、お前達に指示をしていない。」
と言った。紅牙の信じられない言葉に
「そんな…まさか。でも、確かに紅南の紋を持った兵士が」
と返すと、紅牙は、
「そいつは、おそらくイヴァイルの仲間だ。俺の里の兵士が捕虜になっていた。そいつから紋を盗んだんだろう。それを使って、お前達を誘(おび)き出したんだ。」
と説明した。紅牙の説明に納得できない表情の翠星だったが、追い討ちをかけるように兵士が駆け寄ってくる。
「翠星様。最後尾の兵士から伝令がありました。中央都市の東門が何者かによって閉められたとの事です。」
突きつけられる現実に翠星の膝が折れる。紅牙は、そんな翠星を元に近寄ると
「しっかりしろ、翠星。まだ終わってはいない。中央都市の現状を教えろ。」
と尋ねたが、翠星は、紅牙が描いた最悪のシナリオを理解してしまったのか、口が覚束なくなっていた。紅牙は、翠星を諦めると横に控えていた兵士に同じ事を尋ねた。兵士は、青ざめながらも淡々と職務を全うする様に
「領主様の屋敷は、我らが主、翠玄(すいげん)様と精鋭部隊が守っています。ですが、数刻前にシルバームーンウルフの群れが白西の里を突破したという報告があり、白炎(はくえん)様の軍隊が向かわれました。そして、我らは、此処に。実質、中央都市内は、数十名の兵士しかいません。」
と答えた。イヴァイルの戦力がどれ程かは分からないが、本丸を落とされるかもしれない危険な状況に紅牙も気が気ではない。焦る紅牙。その時だった。
「ひぃっ、何で奴等が此処に。」
兵士の怯えた一言に紅牙が振り向くと痺れを切らした白狼達がこちらに向かっていた。北翠の兵達に動揺が走る。このままでは、無駄な血が流れると察した紅牙は、
「お前達は、武器を納めて下がれ。絶対に攻撃するな。」
と命じた。そして、翠星の腕を掴むと
「翠星。早く立て。」
と言って、翠星を引き上げた。
「しっかりしろ、翠星。お前は、北翠の里長、翠玄殿の息子だろ。そして、この隊の隊長だ。お前が先頭に立って指揮をしなくてどうする。」
紅牙の叱咤(しった)に翠星は、ようやく立ち上がると
「すみません、紅牙様。情けない姿を見せてしまいました。もう大丈夫です。ですが、これからどうするおつもりですか?」
と聞いてきた。紅牙は、翠星の肩を触ると
「お前は、四門会議に来ていたな。彼らの目的は、クレア様だ。」
と伝えた。その言葉に翠星は、
「クレア様…どういう事ですか?」
と聞き返すと紅牙は、
「不甲斐ない話だが、クレア様をイヴァイルに奪われてしまった。俺は、彼らと共にクレア様の奪還の為に此処に来たのだ。だが、この状況では、クレア様を奪還するどころか、中央都市への進入もままならない。お前は、自分の隊を指揮して東門を制圧するんだ。俺は、彼らと共に西に向かいガイア殿と白炎殿を止める。こうなった以上、こちらの戦力を減らすわけにはいかない。どうにかして都市中央に入り、クレア様を取り戻すんだ。」
と言って、馬に乗った。紅牙の言葉に危機迫る状況である事は理解できた。だが、不安の残る翠星は、
「分かりました。ですが、この先に陣取る獣人族達は、どうするのですか?東門に向かっても獣人族達に背後を襲われれば、我が軍は挟み撃ちになります。それこそイヴァイルの思う壺なのでは。」
と尋ねた。当然の疑問に紅牙は、獣人族達の陣取る方向を確認すると
「信じ難い話だが、その心配はしなくていいはずだ。俺も彼らも理由は分からないが、あのクウガが獣人族達に引く様に命じたらしい。その証拠に奴等の侵攻が止まっている。この機会は、逃せない。イヴァイル達に防衛の時間を与えれば、それだけ戦況が不利になる。ここは、俺を信じて行ってくれ。」
と言って、白狼達の方へと馬を走らせた。
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