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ブラックフォレストベアー クウガ
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オレは、撫子達に影響がない様に黒熊族達に向かって走って行く。どの位離れたか分からないが、黒熊族達の姿が徐々に鮮明になっていく。近づいて分かる。黒熊族は、かなりでかい。この距離であの大きさ。おそらく5メートルはあるだろう。白狼達は、人族の大人より一回り大きい程度だったが、黒熊族は、明らかに巨人族よりも大きい。普通に考えても人間が熊に立ち向かうのは、無謀なのだが、この体格差。撫子や朱李が心配がするのも当たり前だった。更に黒熊族の前には、何種かの獣人族。それも砦にいた獣人族達より大きい。群れの長達なのかもしれない。オレは、足を止めると、牽制する為に手を空に翳し、大きな火の玉を創る。だが、黒熊族達は、勢いを止める事なく、こちらに突っ込んでくる。このままでは、正面衝突は、免れない。オレは、手を振り下ろすと
【爆炎剛弓(フレアアロー)】
と唱えた。大きな火の玉が数十の矢となり、黒熊達に襲いかかる。だが、その矢は、黒熊族達に届く事はなかった。オレが魔法を放った瞬間、黒熊族は、大地を叩きつけ、自分達の目の前に土の壁を創ったのだ。
『アースウォール?』
土の壁により、黒熊族達の侵攻は止まったが、戦況は、良くない。獣族の上に巨躯、更に魔法。どんどん強さが上乗せされていく。今までとは、桁違いの相手に不安しかない。だが、背後(うしろ)には、桜や撫子達がいる。オレは、鳳来の剣を納め、黒竜石の剣に持ち替えると自分を鼓舞するかの様に強く握った。
(ボコっ!!)
大きな音と共に土の壁が崩され武器を構えた獣人族がオレの前に立ちはだかる。興奮しているのか、全員息が荒い。まだ、黒熊族の姿はないが、大きな斧を持った牛人族が
「何者だ、貴様。我らが王、クウガ様に攻撃するとは、万死に値する。」
と言って、大きな斧を振り上げた。それと同時にその場にいた獣人族達全員が一斉にオレに襲いかかる。戦いは、避けられない。
【大地の戦槍(アースラン…)】
オレが獣人族達に向けて大地の槍を放とうとした瞬間、壁の外から
「待て!」
と一言、声が聞こえた。その声に獣人族達の動きが止まる。中途半端に創られた大地の槍が獣人族達の喉元で止まる。死を目の前に息を呑む獣人達。先程までの威勢は、消え去り、戦意を失っている。
「お前達は、下がれ。」
そう言って、土壁からクウガが現れる。オレの3倍はある熊の言葉に獣人族達は、武器を下ろし、土壁から出てきたクウガの後ろへと下がる。ついに現れた生物界の脅威に圧倒されるオレを尻目にクウガは、大地の槍を薙ぎ払う。そして、
「火に土。魔法神ソフィアの眷族といったところか。…ふん、オオカミ共め。警告してきたのは、貴様の事だな。とんだ隠し玉がいたもんだ。だが、ワシの敵ではない。」
と言って、オレを睨み、威嚇した。
『怖い…』
気圧(けお)されそうになる恐怖を隠し、剣を握る。そんなオレを見透かしたのか、クウガは、再び大地を叩き、オレに大地の槍を放った。おそらく獣人達への攻撃への報復だったのだろう。だが、その槍は、オレに刺さることはなく、目の前で消えると、クウガの足元から発生し、クウガの顔を掠めた。自分の攻撃が自分に返ってくる不可思議な現象に流石のクウガも動揺する。そして、自分の負った傷に目を充血させると
「このワシにキズだと…何をした、貴様!!」
と言って、手を振り上げるとその鋭い爪でオレに襲いかかった。
『剣で防いでも押し潰される。』
そう思い、後ろに避けたが、すぐさま次の攻撃が襲いかかる。クウガの鋭い爪が脇腹を強打する。大きな衝撃が身体中に響き渡り、オレは、数メートルも吹っ飛ばされた。全身の痛みと共に口から血反吐が出る。意識が飛びそうだ。立ち上がろうと足に力を込めるが、激痛で立ち上がれない。そんなオレにゆっくり近づく脅威。息が苦しくなる。
『早く、魔法を…』
焦る気持ちが創造と記憶を混濁させ、うまく発動できない。クウガは、そんなオレを掴むと高々と持ち上げる。強者に生死を掌握される恐怖。勝利を確信したのかクウガは、
「いったい貴様は、何者なんだ。魔法は、跳ね返す。八つ裂きにしようとすれば、ワシの爪が折れる。こんな人間は見た事がない。余程の神子を持っているのだろう。敗者は、勝者の糧となる。だが、ワシは、既に神子持ち。貴様には、ワシの仔の糧になってもらおうかの。」
と言うと、血の滴る手でオレの両足を握った。
「うぁぁぁぁ!」
握り潰される足の痛み。死の恐怖が明確に脳裏に浮かぶ。
『オレは、此奴らの食糧に…死ぬ…のか』
その瞬間に桜と撫子の顔が過ぎる。
『オレが死んだら…』
「・・・・」
「離せよ、熊こう。」
無言からの挑発にクウガは、顔を顰(しか)める。だが、その顔は、直ぐに驚愕へと切り替わり、オレを地面へと落とす。後ろに控えていた獣人族もクウガの状況に言葉を失う。それは、クウガの腕が氷漬けにされ、足は、大地に固定されていたからだ。一方のオレは、潰された足を回復させ、立っているだけでなく、翳された手から風の刃を放っていた。風の刃が身動きのできないクウガの皮膚を次々と刻んでいく。徐々に血だらけなっていくクウガの姿に居た堪れず、牛人族がオレに襲いかかってくる。だが、オレは、地面に落とした黒竜石の剣を取ると一閃。斧を持つ牛人族の腕を切り落とした。先程とは一変した圧倒的な強さにクウガも観念したのか
「…無念。」
と一言残して、氷漬けになった腕を地面に落とした。氷は砕けたが、立ち上がれない程の傷を負ったクウガ。絶対王者であるクウガの瀕死の姿に後ろに控えていた他の獣人達もオレの前に立ち塞がる。
「ガイア様を殺らせはしない。」
圧倒的な能力を目の当たりにしても尚、忠義を尽くそうとする獣人達。引く気配はない。
「下がれ。お前達じゃ勝てんのは、分かるだろ。」
ガイアも獣人達を諌(いさ)めるが、聞こうとはしない。そのうち手を切り落とした牛人族も起き上がり、残った手で斧を持ち直すと
「…ガイア様。どうか我らの我が儘(まま)をお許し下さい。全ては、我らの同胞の不始末。それにお力添えをお願いしたのは、我らです。その為に森の王たるガイア様の命を落とさせる訳にはいきません。我らが時間を稼ぎます。どうかその間に森にお戻り下さい。」
と言って、再びオレに襲いかかって来た。牛人族を先頭に一斉に向かってくる獣人族。誰かを守る為に立ち向かう姿がオレの昂(たかぶ)る闘争心を鎮めていく。
(ぶんっ)
オレは、剣を薙下ろし、大地を切り裂くと自分と獣人達の間に境界線を引いた。突然の出来事に獣人族達も一瞬足を止める。
「その線を越えるなら切る。引くなら見逃す。」
優位な立場にいるオレからの意外な提案に動揺を見せる獣人族達に対し、ガイアは、
「貴様。見逃すだと。ワシらを侮辱するつもりか。」
と怒りを露わにする。だが、オレは、息を整えると
「オレは、家族を守れれば、それでいい。お前達を殺す事が目的じゃない。」
と答えた。オレの言葉に獣人族達は、武器を下ろし始める。だが、クウガは、まだ息を荒くして
「貴様に戦う理由はなくともワシにはある。此奴らは、馬鹿だ。人間にいいように騙され、殺される様な奴らだ。だがな、此奴らは、今までワシに忠義を尽くしてきた。たとえ自業自得といえど、殺された奴等の為に牙をむくのがワシの役目だ。此奴らの復讐を成さぬまま生きて森になど帰れん。」
と言って、立ち上がろうとした。瀕死でありながら、闘志を向けるクウガにオレは、剣を構えて
「お前の目的が砦の向こうの奴等であっても此処を通す訳にはいかない。奴等は、オレ達の家族を攫って行った。今は、白狼達が追っている。だから、お前達に邪魔をさせる訳にはいかない。」
と返した。クウガとオレの一触即発の状況に再び武器を構え始める獣人族達だったが、クウガは、
「白狼達…?オオカミ共が貴様の家族を助けに行っているだと。どういう事だ。」
とオレに尋ねてきた。疑念の目でオレを見るクウガにオレが
「正確には、オレ達の家族の様な存在だ。実際は、白狼達の家族だ。」
と答えるとクウガは、続け様に
「それは、もしや人獣か?」
と聞いてくる。
「そうだ。」
オレの返答にクウガは、大きく息を吐く。そして、
「そうか。あの女の仔か。…これは、運命なのかのう。」
と言って、少し間をおくと
「おい、貴様。名は何という。」
と聞いてきた。オレが
「永遠だ。」
と答えるとクウガは、
「永遠よ。もう貴様と戦う気はない。このまま殺り合っても結果は見えてるしな。だが、引けぬ理由が増えた。貴様のいう家族の母親には、借りがある。故にあの砦を通してもらいたい。それを呑むなら奴等を殺るついでにその者の救出にも手を貸そう。どうだ。」
と提案してきた。大型獣族が人族を名前で呼び、負けを認め、更に対等な目線で話をする。前代未聞の状況に動向を見守る獣人族達。オレは、少し考えると
「分かった。オレの家族に手を出さないなら戦う理由はない。それに蓮華を救うのに手を貸してもらえるなら助かる。だが、お前がオレの大切なものに手を出すようなら、その時は、躊躇なく切るからな。」
と言って、剣を納めた。
【爆炎剛弓(フレアアロー)】
と唱えた。大きな火の玉が数十の矢となり、黒熊達に襲いかかる。だが、その矢は、黒熊族達に届く事はなかった。オレが魔法を放った瞬間、黒熊族は、大地を叩きつけ、自分達の目の前に土の壁を創ったのだ。
『アースウォール?』
土の壁により、黒熊族達の侵攻は止まったが、戦況は、良くない。獣族の上に巨躯、更に魔法。どんどん強さが上乗せされていく。今までとは、桁違いの相手に不安しかない。だが、背後(うしろ)には、桜や撫子達がいる。オレは、鳳来の剣を納め、黒竜石の剣に持ち替えると自分を鼓舞するかの様に強く握った。
(ボコっ!!)
大きな音と共に土の壁が崩され武器を構えた獣人族がオレの前に立ちはだかる。興奮しているのか、全員息が荒い。まだ、黒熊族の姿はないが、大きな斧を持った牛人族が
「何者だ、貴様。我らが王、クウガ様に攻撃するとは、万死に値する。」
と言って、大きな斧を振り上げた。それと同時にその場にいた獣人族達全員が一斉にオレに襲いかかる。戦いは、避けられない。
【大地の戦槍(アースラン…)】
オレが獣人族達に向けて大地の槍を放とうとした瞬間、壁の外から
「待て!」
と一言、声が聞こえた。その声に獣人族達の動きが止まる。中途半端に創られた大地の槍が獣人族達の喉元で止まる。死を目の前に息を呑む獣人達。先程までの威勢は、消え去り、戦意を失っている。
「お前達は、下がれ。」
そう言って、土壁からクウガが現れる。オレの3倍はある熊の言葉に獣人族達は、武器を下ろし、土壁から出てきたクウガの後ろへと下がる。ついに現れた生物界の脅威に圧倒されるオレを尻目にクウガは、大地の槍を薙ぎ払う。そして、
「火に土。魔法神ソフィアの眷族といったところか。…ふん、オオカミ共め。警告してきたのは、貴様の事だな。とんだ隠し玉がいたもんだ。だが、ワシの敵ではない。」
と言って、オレを睨み、威嚇した。
『怖い…』
気圧(けお)されそうになる恐怖を隠し、剣を握る。そんなオレを見透かしたのか、クウガは、再び大地を叩き、オレに大地の槍を放った。おそらく獣人達への攻撃への報復だったのだろう。だが、その槍は、オレに刺さることはなく、目の前で消えると、クウガの足元から発生し、クウガの顔を掠めた。自分の攻撃が自分に返ってくる不可思議な現象に流石のクウガも動揺する。そして、自分の負った傷に目を充血させると
「このワシにキズだと…何をした、貴様!!」
と言って、手を振り上げるとその鋭い爪でオレに襲いかかった。
『剣で防いでも押し潰される。』
そう思い、後ろに避けたが、すぐさま次の攻撃が襲いかかる。クウガの鋭い爪が脇腹を強打する。大きな衝撃が身体中に響き渡り、オレは、数メートルも吹っ飛ばされた。全身の痛みと共に口から血反吐が出る。意識が飛びそうだ。立ち上がろうと足に力を込めるが、激痛で立ち上がれない。そんなオレにゆっくり近づく脅威。息が苦しくなる。
『早く、魔法を…』
焦る気持ちが創造と記憶を混濁させ、うまく発動できない。クウガは、そんなオレを掴むと高々と持ち上げる。強者に生死を掌握される恐怖。勝利を確信したのかクウガは、
「いったい貴様は、何者なんだ。魔法は、跳ね返す。八つ裂きにしようとすれば、ワシの爪が折れる。こんな人間は見た事がない。余程の神子を持っているのだろう。敗者は、勝者の糧となる。だが、ワシは、既に神子持ち。貴様には、ワシの仔の糧になってもらおうかの。」
と言うと、血の滴る手でオレの両足を握った。
「うぁぁぁぁ!」
握り潰される足の痛み。死の恐怖が明確に脳裏に浮かぶ。
『オレは、此奴らの食糧に…死ぬ…のか』
その瞬間に桜と撫子の顔が過ぎる。
『オレが死んだら…』
「・・・・」
「離せよ、熊こう。」
無言からの挑発にクウガは、顔を顰(しか)める。だが、その顔は、直ぐに驚愕へと切り替わり、オレを地面へと落とす。後ろに控えていた獣人族もクウガの状況に言葉を失う。それは、クウガの腕が氷漬けにされ、足は、大地に固定されていたからだ。一方のオレは、潰された足を回復させ、立っているだけでなく、翳された手から風の刃を放っていた。風の刃が身動きのできないクウガの皮膚を次々と刻んでいく。徐々に血だらけなっていくクウガの姿に居た堪れず、牛人族がオレに襲いかかってくる。だが、オレは、地面に落とした黒竜石の剣を取ると一閃。斧を持つ牛人族の腕を切り落とした。先程とは一変した圧倒的な強さにクウガも観念したのか
「…無念。」
と一言残して、氷漬けになった腕を地面に落とした。氷は砕けたが、立ち上がれない程の傷を負ったクウガ。絶対王者であるクウガの瀕死の姿に後ろに控えていた他の獣人達もオレの前に立ち塞がる。
「ガイア様を殺らせはしない。」
圧倒的な能力を目の当たりにしても尚、忠義を尽くそうとする獣人達。引く気配はない。
「下がれ。お前達じゃ勝てんのは、分かるだろ。」
ガイアも獣人達を諌(いさ)めるが、聞こうとはしない。そのうち手を切り落とした牛人族も起き上がり、残った手で斧を持ち直すと
「…ガイア様。どうか我らの我が儘(まま)をお許し下さい。全ては、我らの同胞の不始末。それにお力添えをお願いしたのは、我らです。その為に森の王たるガイア様の命を落とさせる訳にはいきません。我らが時間を稼ぎます。どうかその間に森にお戻り下さい。」
と言って、再びオレに襲いかかって来た。牛人族を先頭に一斉に向かってくる獣人族。誰かを守る為に立ち向かう姿がオレの昂(たかぶ)る闘争心を鎮めていく。
(ぶんっ)
オレは、剣を薙下ろし、大地を切り裂くと自分と獣人達の間に境界線を引いた。突然の出来事に獣人族達も一瞬足を止める。
「その線を越えるなら切る。引くなら見逃す。」
優位な立場にいるオレからの意外な提案に動揺を見せる獣人族達に対し、ガイアは、
「貴様。見逃すだと。ワシらを侮辱するつもりか。」
と怒りを露わにする。だが、オレは、息を整えると
「オレは、家族を守れれば、それでいい。お前達を殺す事が目的じゃない。」
と答えた。オレの言葉に獣人族達は、武器を下ろし始める。だが、クウガは、まだ息を荒くして
「貴様に戦う理由はなくともワシにはある。此奴らは、馬鹿だ。人間にいいように騙され、殺される様な奴らだ。だがな、此奴らは、今までワシに忠義を尽くしてきた。たとえ自業自得といえど、殺された奴等の為に牙をむくのがワシの役目だ。此奴らの復讐を成さぬまま生きて森になど帰れん。」
と言って、立ち上がろうとした。瀕死でありながら、闘志を向けるクウガにオレは、剣を構えて
「お前の目的が砦の向こうの奴等であっても此処を通す訳にはいかない。奴等は、オレ達の家族を攫って行った。今は、白狼達が追っている。だから、お前達に邪魔をさせる訳にはいかない。」
と返した。クウガとオレの一触即発の状況に再び武器を構え始める獣人族達だったが、クウガは、
「白狼達…?オオカミ共が貴様の家族を助けに行っているだと。どういう事だ。」
とオレに尋ねてきた。疑念の目でオレを見るクウガにオレが
「正確には、オレ達の家族の様な存在だ。実際は、白狼達の家族だ。」
と答えるとクウガは、続け様に
「それは、もしや人獣か?」
と聞いてくる。
「そうだ。」
オレの返答にクウガは、大きく息を吐く。そして、
「そうか。あの女の仔か。…これは、運命なのかのう。」
と言って、少し間をおくと
「おい、貴様。名は何という。」
と聞いてきた。オレが
「永遠だ。」
と答えるとクウガは、
「永遠よ。もう貴様と戦う気はない。このまま殺り合っても結果は見えてるしな。だが、引けぬ理由が増えた。貴様のいう家族の母親には、借りがある。故にあの砦を通してもらいたい。それを呑むなら奴等を殺るついでにその者の救出にも手を貸そう。どうだ。」
と提案してきた。大型獣族が人族を名前で呼び、負けを認め、更に対等な目線で話をする。前代未聞の状況に動向を見守る獣人族達。オレは、少し考えると
「分かった。オレの家族に手を出さないなら戦う理由はない。それに蓮華を救うのに手を貸してもらえるなら助かる。だが、お前がオレの大切なものに手を出すようなら、その時は、躊躇なく切るからな。」
と言って、剣を納めた。
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