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内包神力と対価神撃
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鳳来は、地図をオレに渡すと
「しかし、永遠殿が持って来た宝具が竜王の遺品となるとダグネス殿の宝具かもしれんな。」
と話した。
「ダグネス殿の宝具ですか?」
オレが聞き返すと鳳来は、ダグネスの宝具について話し始めた。
「我ら巨人族は、万物の生命を救い、知識や技術の継承、教授をしてきた一方で迫害されてきた歴史がある。その結果、自身の身を守る為に武具の製造をする様になったんだ。当初は、物理的な攻撃に対しての武具だったが、ラグナロク前の武器が衰退してくると魔法耐性の高い武具を造るようになった。ただ、優れた魔法耐性や魔法増幅等を有する武具には、希少な金属が必要な上に、巨人族の中でも造れた者が僅かだった事から宝具と呼ばれるようになったんだ。」
「前々から気になっていたのですが、装備で魔法耐性や魔力増幅等は可能なんですか?」
「理屈はあとで話すが、可能だ。そして、その貴重な宝具を多く造り、先程話した【内包神力】を初めて提唱した人物がダグネス殿だ。ダグネス殿は、若い頃から名工として名が知られており、武具の依頼が絶えなかった。だが、その有能さ故にその武具を独占しようとしたある国が、ダグネス殿のいる巨人族の里を占拠するという事件が起きた。ダグネス殿と仲間の巨人達は、その暴挙から逃げるように身を隠した。その時、巨人族を助け、匿ったのが竜族だった。武力を持たない巨人族の代わりに戦う竜族にダグネス殿は、宝具を与える事で応えた。おそらく永遠殿が持ってきた宝具は、その時の物だろう。」
鳳来が錬成盤を見る。
「巨人族の里を占拠した国は、竜族の後ろ盾を得たダグネス殿を諦め、錬成盤を使って自分達で武具を造ろうとした。だが、正確な知識を持たない者が錬成盤を使えば、事故が起こるのは、必然だった。ダグネス殿の生まれ育った里は、その事故で錬成盤と共に消え去った。自身の里を、使命を護れなかった事を悔やんだダグネス殿は、自分達を護るための力を求め、更なる研鑽を続けた。そして、たどり着いた技術が【内包神力】だ。」
鳳来が一息つく。
「永遠殿は、魔道石は見た事があるだろう。」
「魔道石ですか?」
オレが聞き返すと鳳来は
「これもそうだが」
と言って葉巻に火をつけた道具を見せた。
「ライターですか?」
「ライター?何だ、そりゃ?永遠殿の所では、そう言うのか?」
鳳来が不思議そうに返し、オレに火をつけた道具をよく見せる。
『ただの石だ』
「これ、ただの石ですよね。」
オレの言葉に鳳来が笑う。
「永遠殿は、冗談がうまいな。どう見ても魔道石だろ。ソフィア様の加護持ちがいる所なら何処にでもある物だぞ。」
『そういえば、環が禁断の間に入る時に水晶玉で明かりを灯していたような』
「これには、電池とかが入ってるんですか?」
「電池?」
鳳来は、少し間を置くと
「電池なんて大掛かりな物は、この中には入らんぞ。ソフィア様の加護持ちがいない部族で生活魔道石の代わりに使っている位だろう。」
と答えた。
「発電所とかも無いって事ですか?」
オレが続けて質問すると鳳来は
「発電所ってのが、どういう物か分からんが、大規模な電気を作る施設だろ。そいつは、ラグナロクの際に創世神様達によって破壊されたって話だ。以後、大規模な電気を作る施設は、禁忌事項になっている。それと電気を使った高度機器もな。」
『電気がない?…だが、それなら文明が崩壊したという史実も納得できる。魔法のせいでオレの知っている文明が衰退、無くなったと思っていたが、文明が無くなったから魔法が推進、成長していったという事か。』
「まあ、電池を想像するのは、理解があるって事だろう。こういった魔道石に魔力等を込める事で、光や火等のエネルギー反応や情報伝達等を行う事ができる。つまり、魔力等は電気と似たようなもんだ。だが、一般的な魔道石は、込められる魔力等が微量で精々、生活に活用できるレベルだ。」
「そうなんですね。という事は、宝具は、魔道石を凝縮した物ですか。」
オレの言葉に鳳来は、火の魔道石をしまい、宝具について話始めた。
「少し違うな。正確には、魔道石の中の神石という鉱物が元になっている。魔道石は、種類によって性質や魔力等の蓄積許容量が異なる。その中でも魔力等の蓄積許容量が大きい物を神石って言うんだ。それを鍛えた物が、宝具になる。宝具は、魔力等が蓄積されていれば、神子持ちで無くても、高等魔法等を使う事ができるし、同系の神子持ちなら魔力を増幅させる事もできる。更に、耐性系統が合えば、魔法の威力を下げる事ができる。」
「それは、どういう原理なんですか?」
鳳来が解説する。
「そうだな。例えば、魔力というのは、現象を起こすために必要な力をコントロールする能力だ。火属性なら酸素とかだな。武器としての宝具なら酸素を集積させる事で巨大な炎を創る事ができる。防具として宝具なら酸素を吸収する事で炎を縮小させる事ができる。だが、どちらも蓄積された魔力等が尽きたり、魔力等の蓄積許容量を超えれば、宝具としての能力を失うってわけだ。」
『なるほど、宝具は、特定の元素をコントロールできるって事か。という事は、魔法は、神子で元素をコントロールする事で想像を現実にするという事になる。』
「そして、宝具の欠点を無くしたのが、神具だ。神具は、神石の中に神子を封入する事で常に魔法等の能力を発揮することができる。これが、ダグネス殿の提唱した【内包神力】だ。だが、この技術は、非常に高度で、神石もより洗練された物が必要だった為に、神具を造れた者は、ダグネス殿や初代宗睦といった稀代の里長しかいないんだ。それ故に神具と呼ばれる代物は、十数点しかないと言われている。それに対して魔剣は、神石の鍛錬にこそ技術がいるが、その能力は、所有者の代償次第で神具をも凌駕できる事もあって、より多く造られた。」
「ちょっと待って下さい。神具よりも魔剣の方が威力があるんですか?」
オレが話を遮り聞くと、鳳来は
「ああ、そうだ。今話した通り、魔剣は、所有者の代償次第で神具よりも強力な武具になる。神具は、神石に神子を封入する事で代償なく、半永久的に能力を発揮できるが、その威力や能力は、その神石の蓄積許容量や封入した神子で決まっている。だが、魔剣は、代償により擬似神子を武具に付与する事で能力を発揮する。これが、【対価神撃】だ。その能力は、神石の種類により、その代償は、鍛錬の経過による。そのため、魔剣によって能力も代償も様々だ。だが、代償による上限は無く、蓄積許容量を超えた代償は、そのまま武具の威力に加算される。それに魔剣には、意思があると言われている。意志と言うよりは、相性なのかもしれんが、魔剣と意思疎通できれば、代償の調節、つまり威力の調節ができる。」
『意思疎通に代償の調節…以前、八咫が言っていた魔剣に認められると必要以上に代償を払わないというのは、そういう事だったのか。』
鳳来は、話し終えるとオレに黒竜石の剣を見せるように言った。オレが黒竜石の剣を抜いて見せると
「まさか初代の魔剣をこの目で見る事ができるとは、思わなかった。」
そう言って黒竜石の剣を凝視すると
「永遠殿は、この剣に魔法を纏わせた事はあるか?」
と聞いてきた。
「魔法を纏わせる事ができるんですか?」
オレが聞き返すと鳳来が答える。
「この黒竜石の剣の代償は、生命。そして、その能力は破壊だ。」
「破壊?」
「そうだ、破壊だ。元々、黒竜石の剣は、竜神リアム様を殺す為の剣。あの強固な鱗を裂く為に鍛えた結果、森羅万象を斬り裂く能力を有している。そして、竜の巫女が黒竜石の剣の蓄積許容量を超える代償を払った時に魔法効果を付随させたと言われている。」
『もしかしてオレや未来の生命、つまり神子の特性が影響しているのか?だが、扱える様になれば、竜戦のような無差別破壊をしなくてよくなるかもしれない。』
オレは、
「ありがとうございます。できるかどうかは、分かりませんが、今度試してみます。」
と答えた。一通りの話を終えて、鳳来が立ち上がる。そして、思い出したかのようにオレに声をかけた。
「そういえば、永遠殿のところの支部長は、どんな奴なんだ?」
突拍子もない質問に
「どんなと言われても、まだ会って間もないので。どうかしたんですか?」
とオレが聞き返すと
「これを見てみろ。」
と言って、神楽の依頼書を見せた。
[大きくて頑丈な金庫、お願いします。お金はあるんや。]
『・・・。何だ、この子供が書いたような依頼書は。』
オレは、神楽の依頼書に苦笑いし、鳳来に事情を説明して、改めて金庫を依頼した。
「しかし、永遠殿が持って来た宝具が竜王の遺品となるとダグネス殿の宝具かもしれんな。」
と話した。
「ダグネス殿の宝具ですか?」
オレが聞き返すと鳳来は、ダグネスの宝具について話し始めた。
「我ら巨人族は、万物の生命を救い、知識や技術の継承、教授をしてきた一方で迫害されてきた歴史がある。その結果、自身の身を守る為に武具の製造をする様になったんだ。当初は、物理的な攻撃に対しての武具だったが、ラグナロク前の武器が衰退してくると魔法耐性の高い武具を造るようになった。ただ、優れた魔法耐性や魔法増幅等を有する武具には、希少な金属が必要な上に、巨人族の中でも造れた者が僅かだった事から宝具と呼ばれるようになったんだ。」
「前々から気になっていたのですが、装備で魔法耐性や魔力増幅等は可能なんですか?」
「理屈はあとで話すが、可能だ。そして、その貴重な宝具を多く造り、先程話した【内包神力】を初めて提唱した人物がダグネス殿だ。ダグネス殿は、若い頃から名工として名が知られており、武具の依頼が絶えなかった。だが、その有能さ故にその武具を独占しようとしたある国が、ダグネス殿のいる巨人族の里を占拠するという事件が起きた。ダグネス殿と仲間の巨人達は、その暴挙から逃げるように身を隠した。その時、巨人族を助け、匿ったのが竜族だった。武力を持たない巨人族の代わりに戦う竜族にダグネス殿は、宝具を与える事で応えた。おそらく永遠殿が持ってきた宝具は、その時の物だろう。」
鳳来が錬成盤を見る。
「巨人族の里を占拠した国は、竜族の後ろ盾を得たダグネス殿を諦め、錬成盤を使って自分達で武具を造ろうとした。だが、正確な知識を持たない者が錬成盤を使えば、事故が起こるのは、必然だった。ダグネス殿の生まれ育った里は、その事故で錬成盤と共に消え去った。自身の里を、使命を護れなかった事を悔やんだダグネス殿は、自分達を護るための力を求め、更なる研鑽を続けた。そして、たどり着いた技術が【内包神力】だ。」
鳳来が一息つく。
「永遠殿は、魔道石は見た事があるだろう。」
「魔道石ですか?」
オレが聞き返すと鳳来は
「これもそうだが」
と言って葉巻に火をつけた道具を見せた。
「ライターですか?」
「ライター?何だ、そりゃ?永遠殿の所では、そう言うのか?」
鳳来が不思議そうに返し、オレに火をつけた道具をよく見せる。
『ただの石だ』
「これ、ただの石ですよね。」
オレの言葉に鳳来が笑う。
「永遠殿は、冗談がうまいな。どう見ても魔道石だろ。ソフィア様の加護持ちがいる所なら何処にでもある物だぞ。」
『そういえば、環が禁断の間に入る時に水晶玉で明かりを灯していたような』
「これには、電池とかが入ってるんですか?」
「電池?」
鳳来は、少し間を置くと
「電池なんて大掛かりな物は、この中には入らんぞ。ソフィア様の加護持ちがいない部族で生活魔道石の代わりに使っている位だろう。」
と答えた。
「発電所とかも無いって事ですか?」
オレが続けて質問すると鳳来は
「発電所ってのが、どういう物か分からんが、大規模な電気を作る施設だろ。そいつは、ラグナロクの際に創世神様達によって破壊されたって話だ。以後、大規模な電気を作る施設は、禁忌事項になっている。それと電気を使った高度機器もな。」
『電気がない?…だが、それなら文明が崩壊したという史実も納得できる。魔法のせいでオレの知っている文明が衰退、無くなったと思っていたが、文明が無くなったから魔法が推進、成長していったという事か。』
「まあ、電池を想像するのは、理解があるって事だろう。こういった魔道石に魔力等を込める事で、光や火等のエネルギー反応や情報伝達等を行う事ができる。つまり、魔力等は電気と似たようなもんだ。だが、一般的な魔道石は、込められる魔力等が微量で精々、生活に活用できるレベルだ。」
「そうなんですね。という事は、宝具は、魔道石を凝縮した物ですか。」
オレの言葉に鳳来は、火の魔道石をしまい、宝具について話始めた。
「少し違うな。正確には、魔道石の中の神石という鉱物が元になっている。魔道石は、種類によって性質や魔力等の蓄積許容量が異なる。その中でも魔力等の蓄積許容量が大きい物を神石って言うんだ。それを鍛えた物が、宝具になる。宝具は、魔力等が蓄積されていれば、神子持ちで無くても、高等魔法等を使う事ができるし、同系の神子持ちなら魔力を増幅させる事もできる。更に、耐性系統が合えば、魔法の威力を下げる事ができる。」
「それは、どういう原理なんですか?」
鳳来が解説する。
「そうだな。例えば、魔力というのは、現象を起こすために必要な力をコントロールする能力だ。火属性なら酸素とかだな。武器としての宝具なら酸素を集積させる事で巨大な炎を創る事ができる。防具として宝具なら酸素を吸収する事で炎を縮小させる事ができる。だが、どちらも蓄積された魔力等が尽きたり、魔力等の蓄積許容量を超えれば、宝具としての能力を失うってわけだ。」
『なるほど、宝具は、特定の元素をコントロールできるって事か。という事は、魔法は、神子で元素をコントロールする事で想像を現実にするという事になる。』
「そして、宝具の欠点を無くしたのが、神具だ。神具は、神石の中に神子を封入する事で常に魔法等の能力を発揮することができる。これが、ダグネス殿の提唱した【内包神力】だ。だが、この技術は、非常に高度で、神石もより洗練された物が必要だった為に、神具を造れた者は、ダグネス殿や初代宗睦といった稀代の里長しかいないんだ。それ故に神具と呼ばれる代物は、十数点しかないと言われている。それに対して魔剣は、神石の鍛錬にこそ技術がいるが、その能力は、所有者の代償次第で神具をも凌駕できる事もあって、より多く造られた。」
「ちょっと待って下さい。神具よりも魔剣の方が威力があるんですか?」
オレが話を遮り聞くと、鳳来は
「ああ、そうだ。今話した通り、魔剣は、所有者の代償次第で神具よりも強力な武具になる。神具は、神石に神子を封入する事で代償なく、半永久的に能力を発揮できるが、その威力や能力は、その神石の蓄積許容量や封入した神子で決まっている。だが、魔剣は、代償により擬似神子を武具に付与する事で能力を発揮する。これが、【対価神撃】だ。その能力は、神石の種類により、その代償は、鍛錬の経過による。そのため、魔剣によって能力も代償も様々だ。だが、代償による上限は無く、蓄積許容量を超えた代償は、そのまま武具の威力に加算される。それに魔剣には、意思があると言われている。意志と言うよりは、相性なのかもしれんが、魔剣と意思疎通できれば、代償の調節、つまり威力の調節ができる。」
『意思疎通に代償の調節…以前、八咫が言っていた魔剣に認められると必要以上に代償を払わないというのは、そういう事だったのか。』
鳳来は、話し終えるとオレに黒竜石の剣を見せるように言った。オレが黒竜石の剣を抜いて見せると
「まさか初代の魔剣をこの目で見る事ができるとは、思わなかった。」
そう言って黒竜石の剣を凝視すると
「永遠殿は、この剣に魔法を纏わせた事はあるか?」
と聞いてきた。
「魔法を纏わせる事ができるんですか?」
オレが聞き返すと鳳来が答える。
「この黒竜石の剣の代償は、生命。そして、その能力は破壊だ。」
「破壊?」
「そうだ、破壊だ。元々、黒竜石の剣は、竜神リアム様を殺す為の剣。あの強固な鱗を裂く為に鍛えた結果、森羅万象を斬り裂く能力を有している。そして、竜の巫女が黒竜石の剣の蓄積許容量を超える代償を払った時に魔法効果を付随させたと言われている。」
『もしかしてオレや未来の生命、つまり神子の特性が影響しているのか?だが、扱える様になれば、竜戦のような無差別破壊をしなくてよくなるかもしれない。』
オレは、
「ありがとうございます。できるかどうかは、分かりませんが、今度試してみます。」
と答えた。一通りの話を終えて、鳳来が立ち上がる。そして、思い出したかのようにオレに声をかけた。
「そういえば、永遠殿のところの支部長は、どんな奴なんだ?」
突拍子もない質問に
「どんなと言われても、まだ会って間もないので。どうかしたんですか?」
とオレが聞き返すと
「これを見てみろ。」
と言って、神楽の依頼書を見せた。
[大きくて頑丈な金庫、お願いします。お金はあるんや。]
『・・・。何だ、この子供が書いたような依頼書は。』
オレは、神楽の依頼書に苦笑いし、鳳来に事情を説明して、改めて金庫を依頼した。
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