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しおりを挟む出立の朝、シュテファン殿の見送りを受け俄かに元気を取り戻したイツキと共に宿舎を後にした。
ダニー工房長の時計工房に挨拶に来たが、いつも私と一緒にいるイレーネがいないのですれ違う職人達は私と隣に立つイツキの姿を見比べて困惑気味だ。
イツキと工房長の話が終わる頃にこちらを見た工房長が同情した様子で労うように私の肩を叩いた。こちらも団長から事前にどのような事情説明をするのか聞いていなければ戸惑った所だが、騎士団の戒律により宿舎での同性同士の婚姻者は同居が認められないという事情から、イツキの性別を偽っていたのだと今朝オスカー団長から工房長へ話が済んでいる。
もちろん実際には騎士団にそんな戒律は無い。
異性に比べて少数ではあるが同性でも等しく婚姻と同居は認められるが、手続きと審査がより複雑になる為一時的に誤魔化しつつイツキの容姿を隠す為にも、性別を偽る事が合理的だっただけだ。
「騎士団も大変だよな。男同士だからって同居の許可が下りねぇってのは……」
「工房長殿その話は」
これ以上イツキに話を聞かれてもややこしいと思い途中で話を遮ると、工房長は鷹揚に頷いてくれた。話の分かる方で助かった。
一瞬イツキの隣に立っていたヘレナ嬢が寂しそうに笑った。我々が同性同士ではあるが婚姻を結ぶのに近い関係であると、少しの嘘を残したのはオスカー団長からの提案だった。
きっとイツキが自分の恋愛対象に成り得ると判れば、ヘレナ嬢の心はイツキに傾くだろうと団長は言っていた。他人の色恋沙汰に干渉するつもりはないが、自分ならこの少しの嘘を残したままにすると言った団長に恥を捨てて頷いたのは私だ。
少しの時間を惜しんで図面を広げて意見を交換する2人には、間に入れない空気がある。
イツキの元々の性的指向が異性だという事も知っている、だからこそ余計にあの提案に乗ってしまったのだ。団長の言った少しの嘘を残す事に同意した私に、提案をしてきた団長自身が驚いたようで”お前も普通の男だったんだなぁ”と感慨深そうに言っていたが真意は分からない。理想とする清廉潔白な騎士精神とは程遠い事は、自分が一番分かっている。
卑怯な男だと思う、やはりこの旅に出てからは自分の嫌な部分が多く出るなと短く息をついた。
続いて昨日も訪れた宿の一等客室では、再会を喜び合うイツキとルーシャ皇女が手を取り合っていた。
微笑ましい姿を眺めていると教育係であろう老人からの強い視線を感じた。
自分の事は名前で呼んで欲しいと言い出した皇女に流石に老人も口を挟むかと思ったが、寸での所で堪えているようだ。ここが帝国内であれば有り得ない話だが外遊先という事で目を瞑る事にしたらしい。。
帝国へも是非遊びに来てほしいと言った彼女の言葉に昨日の皇子から同じ意味の言葉を聞いた事を思い出したが、発する人間が違うとその意味も大きく違って聞こえるものだなと思った。
問題無く終わった簡易的な謁見に胸を撫で下ろしたのも束の間、実の姉から衝撃的な発言があった。
「私お婿さんをもらおうと思うの」
エルミアの言葉に対してすぐに祝いの言葉が口から出たイツキと違って、私はしばし思考が停止した。誰と?いつから?そもそも1節に1度故郷から届くかどうかという両親からの便りの内容は”エルミアが結婚をする気が無いのをどうにかしてくれ”という悲鳴にも近い相談の内容でほぼ占められていた。
両親も把握していないとなると一体相手は誰なのだろう。
姉の好きにすればいいとは思うが、自分が騎士団を辞める場合に次の就職先のひとつとして考えていた故郷の自警団の団長の座も埋まるかもしれないと聞いては、相手の事が気になった。
「あなたも知っている人よ、ヴィル」
面白そうに笑った姉さんはそれ以上教えてくれる気が無いらしい。なるべく速やかに実家へ帰る事を確認し後を任せて約束の広場へと急いだ。
町の広場で落ち合った団長とローレンツに礼を言うと、道中も気を抜くなよと釘を刺された。
「貸し切りですからゆっくりしてください」
打って変わってイツキに親し気に笑い掛けたローレンツと狭い荷台を交互に見比べ、思わず苦言を呈すと珍しく真剣な顔で同僚が詰め寄って来た。
「この証拠品の山で王都からの応援と、当番騎士の交代!説得頼むぞ、な!?」
ローレンツの口振りからいくらか必要かどうか判断が出来ない証拠品も積まれている事を察し、抗議の意味を込めてへらへらと笑う男を正面から小突いた。
道中気を抜くなと言うがこれだけ重い荷車をどう守れと言うのか、先が思いやられる。
不安の残る出立式ではあったが道中順調に進んでいた。
自衛都市ダンディケルから程近くの街道を進む途中、サリウスが同行を申し出た事には驚いたがその他の問題は無かった。元々サリウスは王国の文官の中でも特殊な立場にあり、未だにアカデミーでの助教授課程の一環として国政の及ぶ範囲での研究対象について自由に調べて回る権利を持っている。
つまり王都の中であれば何処で仕事をしようと自由な訳だが、今節に控えた論文をまとめる為にも地方都市に滞在すると言っていた筈だが好奇心には勝てなかったらしい。
質問責めにされるイツキには可哀想だがこれもいつかイツキの為になる報告書の一部として、サリウスの知識の1つになるのかもしれないと考えると、安易に止めさせる訳にもいかず御車席から成り行きを見守る事にした。
矢継ぎ早に聞こえてくるサリウスの声に、学生時代はじめて彼の事を認識した時の事を思い出していた。
士官学校では騎士課程であろうと文官志望であろうと等しく剣術と魔術、座学の全ての履修が求められていた。
当然それぞれに得意と不得意な分野があり、入学当初の友人の中には”騎士に成りたいのに座学ばかりさせられている!”と嘆いているヤツもいた。
文官志望者は特に剣術と武術で躓く者も少なくなかった。そんな時に校内で開かれた模擬戦で優勝した私に周りから祝いの言葉が掛けられたがそれとは全く違う、この時まだ初対面だったサリウスからの言葉はとても印象的だった。
「剣術が強くなる秘訣を教えてくれ」
正面からそう聞いて来た彼はこの時は女子生徒かと思う程華奢で、到底剣など握れないように見えた。
「なに言ってんだよサリウス!秘訣なんてあったら全員とっくに強くなってんだろ!」
彼が友人に茶化されるのにも構わず、どうしても秘訣を教えて欲しいと詰め寄って来て困惑した。ただ練習あるのみだと答えたが到底納得するものではなく、もっと理論的な理由があるはずだと彼の質問が始まった。
三日三晩それ以上に付き纏われた私は精神的に疲弊したが、満足したサリウスは次の模擬戦で見事に自分の理論を証明してみせた。つまりなんとか単位取得合格順位まで進んだのだ。
この時のサリウスの研究結果について特に剣術を苦手としていた生徒はこぞって彼に話を聞きに行ったようだが、内容が難解で理解出来た者は1人もいなかったそうだ。
それからは定期的に顔を合わせては彼から声を掛けられていたが、お互いにあの時の三日三晩の問答によって人となりと意思疎通は図れていたので、現在も騎士と文官で立場は違えども何かあった時にはお互いに頼れる存在だと認識している。
それから数日、イツキの個人的な情報について、私よりもサリウスの方が詳しくなったのではないかと思う頃ようやく王都に到着した。
「あぁ、もう着いてしまうなんて残念です」
心の底から出たであろうサリウスの言葉が信じられず、私とイツキは同時に笑った。
これ以上質問責めにあっては敵わないのでヴィルド家邸宅への誘いを断って宿を探すと、幸い1軒目で部屋が空いていた。
2部屋用意出来るという店主に警備上同じ部屋が良いと申し出ると、イツキの姿をまじまじと見てから2人部屋は手狭だと断られた。大方イツキが要人のようには見えず、私が宿代を安く上げたいだけだろうと踏んでいるようだが合部屋が空いていると分かった以上その部屋が良い。
交渉を続けると最後には根負けしたようで2人部屋の鍵をこちらへ差し出した。
部屋を汚してくれるなと最後に言った店主の口振りと表情からやっとここでもあらぬ誤解を受けている事に気が付いたが、この店主が想像するような部屋の汚し方はしない筈だと頷いて鍵を受け取る。
部屋は店主の言葉通り手狭で、大の男2人には狭い空間だった。
高くもないが連れ込み宿ではなく、普通の旅行客用の宿を選んだつもりだったが王都で宿を取るのはこれが初めてだったので比較する対象がない。
旅の疲れから早々にベッドに横になったが、イツキとの距離の近さに全く寝付けそうにない。試しに声を掛けてみるとこちらに背を向けた彼からも眠気を感じないしっかりとした返事があったので、このまましばらく話をするのも良いかもしれない。
「ヴィルヘルム、今まで本当にありがとう」
イツキが話す度に僅かに感じるベッドの振動と、彼の薄い背中を見詰めていた。
「最初に助けてくれたのも、その後もずっとありがとう」
ずっと私に背を向けたままの彼が今どんな顔をしているのか、無性に見てみたかった。
「……イツキはこれから先、私がいなくても平気か?」
まるで別れを前にしたような言葉の、続きを聞きたくなくて言葉を繋ぐ。
「平気だ……心配いらない」
微かに震える声で告げられた言葉はその声色とは正反対な内容で、どちらが彼の真意なのかと気になり顔を覗き込むべくイツキの肩に手をかけた。
ほとんど抵抗らしい抵抗もなくベッドの中央に転がったイツキは目元を涙で光らせたまま、また強がりを言った。
「……私は、イツキが傍にいないと平気じゃない」
彼から言ってくれないなら、彼の分まで私が言おう。傍にいないときっと耐えられない。
「イツキは私がいなくても平気か?」
君に求められるような人間になりたい、まずは傍でその機会を与えてほしい。
祈るような気持ちで彼の首元に頭を下ろすと微かな心音が聞えてくるようだった。
「どうか平気じゃないと言ってくれ」
こんな情けない姿で”頼ってほしい”とは到底言えないが共にいる事を許してほしい。
私が自嘲気味に笑うとイツキがふわりと花が咲くように笑った。
「イツキ……そんな顔をされたら、私の良いように解釈しそうになる」
よく理性的に話せたなと自分で感心した。そんな表情を見せられたら勘違いする人間が沢山いるぞと言うつもりが、次の瞬間に微かに聞こえた”勘違いではない”という彼の言葉に思わずたがが外れた。
覆い被さるように重ねた唇は柔らかく、綺麗な歯並びの奥から漏れる声に意識が集中する。
何度も角度を変えて啄ばむと、酸欠からか頬を染めたイツキが私の腕を叩いて待ったをかけた。
一瞬苦しそうに息継ぎする彼に動きを止めようかとも思ったが、今更歯止めもきかず顔を寄せると彼の細い手が私の口元を覆った。あの繊細な作業をする手が自分の為に動かされているのかと思うと、やや興奮を覚えるがこのままでは埒が明かないのでその掌を舐め上げた。
慌てて手を離したイツキの反応がまた可愛らしく、唇を重ねると今度は観念したようでこちらの動きに合わせてくれた。
口付けの角度が深くなった頃にじりじりと身体を移動させようとするイツキに、何処に逃げ場があるのかと体重を掛けると堪らずといった調子で彼は休戦を申し出た。
だが、その文句がまたこちらを煽るものでしかなかった。
「あの、これ以上するとその……途中で止めれなくなるから……」
途中で止められなくなったイツキを是非見たいのだが……一瞬あられもない妄想が脳裏を掠めたが、目の前の彼は今現在の状況で精一杯の様子だ。
今後の信頼と今この瞬間の欲望を瞬時に秤にかける。考えるまでもなく今後の信頼が大事なので、今夜は突然の口付けに応えてくれただけでも良しとする。
顔が勝手に緩むのは止められそうにない。
最後に軽い口付けを落とすと、まだ目元を染めた彼に軽く睨まれてしまった。
「抱いて眠ることだけ許してくれるか」
「うっ、う~ん」
悩む彼にここで私の言った”抱く”の意味が即ち性交を意味するとしたら、簡単に言質を取られてしまう訳だが……改めていつか誰かに騙されないか心配になる。少し考えた後にイツキが重ねて不用意な発言をした。
「部屋を!汚すなって言われたし、これ以上は……」
どのように汚してしまう可能性があるのか彼の口から詳しく聞きたい所ではあった。だがこれをそのまま口に出すとイツキに幻滅されそうでもある為、大人しく他意は無いと伝える事にする。
「背中から抱いて眠るだけだ」
我ながら胡散臭い、大体寝所で”何もしない”とわざわざ言う男ほど信用出来ないものはないだろう。イツキの様子を見守っていると、しばらく逡巡した後に”背中からなら”と彼は恥じらいながら俯いた。
どうすればこんなに他人を疑わない人間が育つのか分からないが、私の事を全く疑った様子もなく腕の中に納まったイツキに小さく溜め息が出た。ここまで信用されてはなんの手出しも出来ない。
いや勿論彼が嫌がれば指1本触れるつもりは無いが、簡単にその場の空気に流されてしまいそうなイツキにもう少し危機感を持ってほしいなと思う。私が言えた義理ではないが……。
彼も休み難いだろうと思い寝たふりをすると腕の中から抜け出すように身動ぐので、寝ぼけている振りをして抱きしめ直すとようやく彼の身体から力が抜けた。
やっと眠る気になったイツキに合わせるようにこの日は眠りについた。
翌朝早くから目が覚めていたが、腕の中のイツキを離したくなくてそのまま窓の外が明るくなるのを視界の端で捉えていた。
客室の窓枠にちょうど留まった小鳥の鳴き声でイツキが目を覚ます気配がして、おそらく私を起こさないようにだろう必死に腕から抜け出そうと体勢を探っていた彼の動きが面白くて、寝た振りを続けるのも忘れて思わず笑ってしまった。
狸寝入りは珍しくイツキの癇に障ったらしく、先程からこちらに目もくれず黙々と身支度を整えているがそんな姿すら愛おしい。
城へ向かう大通りで落ち合ったサリウスに開口一番”その緩み切った顔は何事ですか”と言われたが、自覚が無かったのがなにより不味い。
謁見の為の衣装を整えるべく城の縫製部へ向かうが、私もサリウスも足取りは重い。
縫製部には共に士官学校の入学の頃に捕まっただけで、その後は寄り付かないように努めていた。
ここの所長は個性的な人物で既存の制服を良しとはしない。少しでもサイズの合わない”服に着られた人間”を見掛けると、日頃の服装への気配りの大切さを説かれ捕まってしまうと数日は解放されないと有名だ。
またその拘り抜いた服に掛かった費用は、城勤めの人間については勿論実費の請求書が回って来る。所属部隊の経費では認められない為、無論自腹だ。
余程の洒落者の貴族であれば別だが、自分から求めた訳ではない服を積極的に職場で作りたい人間など滅多にいない。
謁見の際や式典の中心人物ともなれば国家予算から捻出されるが、それもその年の予算に余裕がある事が前提で、もし予算が無ければ拒否権もなく買い取りだ。
幸いイツキの衣装は彼のこの度の事件の中での功績と、表向きはその黒鳥のような髪と瞳の色から国の来賓として費用は国家持ちだと聞いている。
普通の仕立屋であれば服の1着や2着どうという額にはならないが、王家お抱えの縫製部は材料に金の糸目をつけない事で有名だ。
いたくイツキの事を気に入った様子の所長の視界に入らないよう細心の注意を払い、ほぼ扉の外に辿り着いてからイツキに”終わる頃に迎えに来る”と声を掛けた。戸惑った様子のイツキを縫製部に置いて、足早にサリウスと廊下を進む。
荷車で運んだ事件の証拠品の整理と、事件の顛末を報告書に急いでまとめる必要があった。
サリウスの上司からイツキの国民登録について、再度審議に掛けると言われた事もあり問題は山積みだ。
騎士団の詰め所へ向かう私に、イツキの迎えを買って出ると言ってくれたサリウスに礼を言う。統括部へ足を向けた彼とは長い廊下の先で別れた。
2日後の謁見までにイツキにとって有利になる事柄を集めたいが、いくら時間があっても足りそうにない。
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