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第12話

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「ねぇねぇお兄ちゃん」

 声変わり前の高い声で呼び掛けられて初めて隣に立ってこちらを窺う少年に気が付いた。
 足音にも気が付かないくらいぼんやりしていただろうか……まだまだ平和ボケした己に呆れながら少年に向かい合った。

「なにかな?」
「あのねお兄ちゃんの鞄すぐそこで落ちてたよ」
「え!あれ!?本当だ鞄が!」
 ショルダータイプで肩から下げていた筈の鞄の紐が見当たらない代わりに、少年が両手でオレの鞄を抱えていてどうやら道端から拾ってくれていたのが分かった。

「全然気が付かなかった!ありがとう」
 小鍋の入っている買い物袋を一旦地面に下ろして肩紐の切れてしまったらしい鞄を受け取った。
 手荷物が多過ぎたせいか余り中身の入っていない軽い鞄を落とした位では全く気が付かなかった。ただでさえトラブル続きなのに“普通に落とし物をしました”では余りにマヌケ過ぎてヴィルヘルムにするべき言い訳も思い付かない。

 落とした衝撃で鞄の中に入れたスパイスの袋がどうにかなってはいないか確認しようとしていると、少年は余程急いでいる途中だったのかすぐに笑顔で立ち去ろうとしていた。
「気を付けてねお兄ちゃん、この町落とし物なんて滅多に返って来ないからね~」
「え!ちょっと待って!まだお礼もしてないし」
 なんとか片手で少年の服の裾を掴みしばらくその場にいてもらって、オレはお礼に何か渡せるような物はなかったか先程受け取ったばかりの買い物袋の中身を物色した。

 薄い緑の髪色に西洋人形のような整った顔の少年を見て最初は気が付かなかったが、上質な生地の服は少し汚れていて髪に艶もないので近くの貴族街の子どもではない事が分かった。
 印象としては高級な長毛種の気位の高そうな猫に似ている気がする。猫目だし、これで心も綺麗ならもしかしたら天使かもしれない。
 そこまで裕福な家の子どもではなさそうだが、こうやって困っている人がいればちゃんと助けてあげるという精神が身に付いている事に感動して、良い事をすればきっと自分にも良い事があるという事を実感してほしかった。
 つまり荒んだこの町に残る“貴重な良心の芽”に触れられた気がしてなんとか貴い行いをした彼にお礼がしたかった、もちろん自分の自己満足でしかない事は分かっている。

 やっと買い物袋の一番下に入っていたリンゴに似た果物を発見してオレは少年にその果物を差し出した。
「こんな物しかないけど良かったら貰って」
 オレの顔をまじまじと見てやっと手を出した少年の小さな掌に果物を乗せると、控え目に少年が微笑んでお礼を言った。果物1つでは足りない位なのだが謙虚な態度に益々好感が持てた。


 今度こそ立ち去る少年に手を振って見送っていると、少し歩いた少年の首根っこを掴んだ身長の男性がそのままこちらに少年と共に引き返して来た。
「やめろよ!離せよ~!」
 風呂を嫌がる猫のようにやたらに暴れる少年と全く動じずに少年の服を放そうとしない男性を交互に見るが、全く状況が呑み込めない。

「嘘は嫌いなんだよな嘘は。このボーーーっとしたお兄さんに返してあげな、今なら怒らないから」

 にこやかだと思っていた男性の顔は垂れ目なだけでそこまで楽しそうな表情ではない、どちらかというと呆れたような様子でオレ達を見下ろしている。え?というか今ナチュラルに貶されたのでは……。

「なんだよアンタ無関係だろ!離せよオッサン!!」
「何気ないチビっ子の言葉が今俺の心を激しく傷付けたぞ……」
 芝居がかった動きでヨロリと片手を胸に当てた男性の胸元に、キラリと光るブローチが気になった。
 それはとても見覚えのあるデザインで……そうだヴィルヘルムがマントに付けているブローチと同じデザインなのだ。という事はこの男性は騎士団の関係者なのかもしれない。オレの表情を確認して男性が少し口角を上げた気がした。

「なんも盗ってねぇよ!鞄拾ってやっただけだろ!!」
 尚も暴れる少年に仕方ないなぁという様子で男性は首を振り、勢いよく少年のベストの内ポケットへ手を入れた。男性が取り出した拳の中からはこちらも見覚えのある真鍮の鎖が垂れ下がっていた。
「素直に返してやれよ~このお兄さんにも良い勉強になっただろう」

「オレの時計!!!」
 それ自分のです!と言うように大きな声で宣言してみたが、そんな事は知っているから黙っていろよという2人分の冷ややかな視線に委縮してしまう。
 え?というか鞄は返してくれたけど中身の時計は盗られてたって事?遅ればせながらやっと事態を把握して青褪める。

「なんだよ!ぼんやり道の真ん中に突っ立ってんのが悪いんだよ!」
 ああ……猫目の天使かもしれなかった少年のこんな暴言聞きたくなかった。
「そうだなアレじゃあ盗ってくださいって言いながら歩いてるようなもんだったしな、このボーっとしたお兄さんが悪いわな」
 そうかオレが悪いのか……確かにこの町は弱肉強食、弱いオレが悪いのかもしれない……理不尽だ。
 落ち込むオレを置いて男性はもうこんな分かりやすい事するなよと少年に忠告してその拘束を解いた。シャツを直して少年は一目散に隣の地区へと続く橋の方向へ走っていく。
「兄ちゃん!本当~に気を付けるんだよ~!」
 お礼にと渡した赤い果物を握った手を振りながら、少年の姿はすぐに見えなくなってしまった。なんとなく憎めないというかなんと言うか……。


 嵐のような少年の立ち去った方向を見詰めていると、助けに入ってくれた男性が口を開いた。
「災難だったが君が呼び込んだ災難ではあったぜ。ヴィルヘルムはよくこんなボンヤリを1人で行動させてるな」

「すみません助かりました、ありがとうございます。すぐそこの店先で別れたので問題無いと思ったんですが……」
 数メートルの道程も満足にトラブルを回避出来ず自分の事ながら先が思いやられる。そういえば少年から取り返してくれた筈の懐中時計を男性がいつまでも持っている事に気が付き、返してくれるようお願いすると垂れ目の男性は思わぬ提案をしてきた。

「返して欲しかったら立ち話もなんだし部屋に上げてくれ。どうせヴィルヘルムを待つつもりだったしなぁ」
 なかなか良い宿に泊まっているなと笑う男性に、いや突然知らない人を部屋に上げるのはちょっと……と戸惑っていると、さっさとオレの足元にあった小鍋の入った買い物袋を拾って先に立って宿である洋館の扉を叩いた。
 昨日と変わらない正確なノックの音に簡単に扉が開きオレのやんわりした抵抗も虚しく、いいからいいからと言う男性のなんともいい加減な言葉と共に一緒に部屋まで帰って来てしまった。
 ヴィルヘルム早く帰って来てくれ……。



 部屋に備えつけられた豪華なティーポットで慣れないお茶を淹れてみる。
 嗅ぎなれた中国茶のような香りに若干気持ちが和んだが、知らない人間と密室にいるという緊張感とで相殺されてしまった。何分かも計らずにいたので茶葉を浸した湯がやや色付き始めたのを合図に、すぐに葉を引き上げて2つのカップにお茶を注いだ。

 まるで最初からこの部屋にいたかのように長いソファーで寛ぐ男性の前の机に、静かにソーサーに乗せたカップを置いた。
 すぐにお礼を言ってカップを手に取った男性だったが、ゆったり香りを嗅いだ後またすぐにカップをテーブルの上に置いた。香りだけで美味しくなさそうだと判断されたのだろうか……行儀は悪いが立ったまま試しに自分の分のお茶を飲んでみる、やや味は薄いものの爽やかな風味が鼻を抜けて癖になりそうな味だ。自分が上手く淹れられたのかどうやって淹れても美味しくなる良い茶葉だったのか判断はつかない。
 お茶について考えたかったがそれ以上に男性の存在が気になったので、やっと落ち着いて話を聞いてみる事にする。

「すみませんここでヴィルヘルムと会う約束をされていたという事でしょうか?彼は夕方にしか戻らないと聞いていますが……」
 部屋にまで入れておいて間抜けな話ではあるが事前に約束があったのかを確認する。
「失礼ですがその胸の……そうですそのブローチはこの国の騎士団がする物だと聞いています。貴方もヴィルヘルムと同じ騎士なんですよね?」
 オレばかりが話掛けていてソファーの上でやや体勢を立て直した男は、先程から頬杖をついてオレの話を面白そうに聞いている。
 橙色の短く綺麗に切り揃えられた髪型からは清潔な印象を受けるが、垂れ目がちの瞳は髪色にも近い山吹色で今まで見たどの人とも違うので少し珍しい色なのではないかと思う。
 目元が笑っているように見えるので楽しそうに見えるが別に笑ってはいないのかもしれない。何も話してくれないのはこちらの自己紹介がまだなのが悪いのか?

「申し遅れましたがオレは藤代樹と言います。先日道端でヴィルヘルムに危ない所を助けてもらって、それからなにか自分にも出来る事はないかとここまで一緒に来ました」
 そろそろ一方的に喋るのが苦痛になってきて何で返事もしないのかと男性を目を見詰めると、その瞳はガラス玉のようで何の感情も感じられずやや薄ら寒くなった。

「ご丁寧にどうも。なるほどそんな感じでイツキ君はヴィルヘルムに上手く取り入った訳だ。いやアイツもやっぱまだまだ青いわぁ……」

「は?」
 頭を強く殴られるような衝撃的な言葉に思わず口が開いたままになってしまった。今なんて言われました?
「いやー遅いと思ったんだわ後から追っ掛けて来た俺とほぼ同時到着だろう?なんでかなーって思ったら途中から2人連れだったって言うから俺は本当驚いたんだわ」
 腕を組みうんうんと1人納得する男性にオレは釈然とせず抗議した。

「彼に余計な時間を取らせてしまった事は本当に悪いと思っていますが、決してわざとではありません。それに“取り入る”ってなんだかすごく人聞きが悪いじゃないですか」
 感情的に聞こえない程度にどうしてそんな言い方をするのか、何か誤解があるなら解消したいという態度で挑むが男性は余り真剣に取り合ってくれない。

「分かるよそういう“人畜無害です”みたいな顔だと人生得だよなー、それでイツキ君はいつまでヴィルヘルムに張り付いているつもりなんだ?」
「いや別に張り付いてる訳じゃないんですけど……とにかくこの町での用事を済まして、それからもう少し一緒にいるつもりです」
 他意は無い事を強調して努めて穏やかに話すが、この人は人の神経を逆撫でするのが上手い。

「ヴィルヘルムが人捜しをしているのは聞いていると思うが、俺もここでの野暮用を済ませば手伝ってやれる。イツキ君の目的が何かは知らないが君がこれ以上心配する必要はないから、明日にでも俺が責任持ってこの町の役所まで連れって行ってやろう」
 ニコニコと目を細めて笑う男は有無を言わせない調子で畳み掛けてくる。
 ぐうの音も出ない正論なのだがこちらの言い分も少しは聞いてほしい。それに昨日の今日でオレは早々にこの町に住む自信は無くしていたので、役所に引き継いでくれるなら例の神父は我慢するので前に立ち寄った町でお願いしたい。


「ああそうだ大事な物だろう?受け取ってくれ今度は簡単に盗られるなよ」
 にやりと笑って何処からか取り出した懐中時計を握ってオレの方に時計ごと手を振って見せる。

 取りに来いという事だろうか?椅子から立ち上がりゆっくりテーブルの周りを回って男が寛ぐソファーに近付く。
 ソファーに片膝をつき手を差し出すが素直に返してくれる様子がない。そのまま手を高く上げてここからでは手が届かないようにされてしまう、小学生の時に背の高い友人にやられたような子どもっぽいイタズラに思わず溜め息をつくが、口では負ける事が分かっているので何も言わず付き合う事にする。

 両膝をついてにじり寄り男の手に狙いを定める……今だ!
 精一杯手を伸ばしたが頭を帽子ごと軽々と押さえつけられてしまい、オレの手は時計を握る男の手には全く届かなかった。
 それどころかそのまま身体のバランスを崩したオレの腰を軽々と片腕で持ち上げ、男の膝の上に簡単に乗せられてしまった。
 え?いやいや普通に平均身長と体重がある大の男を片腕で?確かに膝もかなり硬く鍛え上げられている事が分かる。

「ちょっとっ!!」
 膝の上から降りるべく暴れているとあっと言う間に帽子を取られてしまい、思わず露わになった頭を手で隠した。

「おー見事に真っ黒だなぁ」
 オレの帽子をその辺に放り投げてそのままワシワシと大きな手でオレの髪を滅茶苦茶にかき混ぜる。
「もう痛いって!!絶対髪絡まってるから!!」
 この男この感じ誰かを思い出すと思ったがたまにしか会わない距離感の近過ぎる親戚の叔父さんに似ている!こちらが本気で嫌がっていても冗談のように受け取られてしまうのだ。よしよしと犬の様に扱ってくる男と必死の攻防を繰り広げていると、ガチャリと鍵を差し込む重厚な音と共に部屋の扉が開き、焦った様子のヴィルヘルムが入って来た。

「イツキ!無事か!?」

「ヴィルヘルム~!このおっさんが……」

「おー!待ってたぞ~遅かったじゃねーか」

 ソファーの上でオレを膝の上に乗せたままヘラヘラと笑って手を振る男を見て、ヴィルヘルムが大きく目を見開いて一際大きな声を上げた。

「……オスカー団長!?一体ここで何をされているのですか!?」

 団長って騎士団の団長?こんないい加減な人で良いのか~!?と、また口に出すと面倒臭そうなので心の中でのみ叫んだ。


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