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しおりを挟む悪魔は、俺の左肩に片手を置くと、俺はビックリして悪魔を見上げた。
そう、目が合ってしまったのだ。
悪魔は、すっと右手を上げると、俺を殴る体制になった。
殴られると思った俺は、またギュッと目を瞑って、歯を食いしばる。
・・・・・・・・あれ、殴ってこない・・・・・?
恐る恐る目を開けた俺は、そこに本当の悪魔を見た。
こいつ・・・・笑ってやがる・・・・俺をからかって楽しんでやがる・・・・
悪魔は意地悪そうにニヤっとし、俺を見下すように笑っていた。
もう、我慢の限界だ!!こんな会社辞めてやる!!!!!!
お酒の力もあってか、俺の沸点は低かった。
蒼「そんなに・・・・・そんなに俺を虐めて楽しいですか?」
有「あぁ?」
蒼「何で部長にいつも酷いことされなくちゃいけないんですか!俺は普通に仕事がしたいのに、何で部長は俺のこと目の敵にするんですか!!俺の事、そんなに嫌いですか?!そんなに嫌いならお望み通り、俺はこんな会社なんか辞めてやりますよ!!!!」
ついに俺は終わったのだ。
最初はめげずに頑張ろうと努力はした。
でも、いくら頑張っても部長は俺を認めてはくれなかった。
これでいい・・・・これでいいんだ。
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