君、愛し 恋し

君、愛し 恋し 扉

ボディーピアッシング

｢子供達が留守だし、淋しいからイイことシよう？｣
　藤臣さんの部屋の前で佐藤さんにバックハグされながら誘われた時。
　咲ちゃんがどこかで見ていたらしい。
　
　小さな天使達は蝶へと華麗に変態を遂げた。
　長男翔は咲ちゃんの小型から、妖艶なホストかとツッコミを入れたい程オモテになる佳人に。
　長女桃も咲ちゃんに似ていたのに僕の前彼女まえかの達を彷彿させる奔放さと、法の番人たる静謐を備えたミステリアスな美人さん。
　次女の柚は末っ子の彰をおもちゃに色々やらかしているようだが、桃と同じ法の番人でダイナマイトな性格とボディーに育った。
　こちらは桃と違って海外の依頼が多く、文字通り飛びまわっている。
　次男で末っ子の彰。
　上の子供達のクセが強すぎておとなしく、献身的な漢になった。
　最近咲ちゃんにマッサージを教わってみんなを癒すとともに、性感だと気付かない内に習得させられた“至高と究極"を佐藤さんに施術して笑いを振り撒く我が家の大天使となった。

｢功君ひどい！　もう咲に半年間近付か無いで！｣
　全くの冤罪だ。
｢咲ちゃん、僕は咲ちゃんだけだ！　待ってて、誓いを証明して来る！｣
　僕は遠縁の伯父が経営するクリニックに頼み込んでボディ・ピアッシングを施術して貰った。
　咲ちゃんだけに噛んで貰うための左乳首にメイル・ニップル。
　治癒に長期間かかる鬼頭を縦に貫通するアパトラビアを、愛する咲ちゃんのために開けた。

　咲ちゃんに触れるお許しを貰って接近禁止だけは免れた。
　半年間の禁欲生活の後、一層性感が高くなっていて、ピアスが咲ちゃんのイイところを刺激する。
　ニップルピアスを刺激して両方の乳首を噛んで僕を責める咲ちゃん。
　アパトラビアがＧスポットを擦り上げる。
　絶頂の後はいつまでもガクガクとふるえ二人の愛欲が止まらない。

　僕の天使、咲ちゃん。
　いつまでも愛しているから、僕をいつでも拒まないで。
　愛しくて、気が狂いそうなくらい恋しい。

　君、愛し　恋し。