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33 蓮子とエリナ
おぴちょん様
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西田は夢を見ていた。
エリナが射精すると映像がスローモーションになり、精液は丸い点々になった、白い真珠だ。
きれいな一粒一粒に見とれているとドス黒く変色し、西田が服用している丸薬になった。
あの半谷の臓物から作った秘薬だ。
丸薬の一粒一粒には半谷の顔が浮かんでいる、半谷は怯えた顔をして無言で西田に助けを求めるかのようだ、
「シッカリしろ、俺の役に立つんだ!」
西田は半谷を𠮟りつけた、その自分の声で目が覚めた。
「半谷は夢の中でも頼りないのか、凶悪な人殺しなのに、なんであんなにドジなんだろう?」
西田は独り言を言うと、毎日1錠服用する丸薬を、今日は2錠飲んだ。
午後からはエリナと初デートだ、風俗店以外で会うのは今日が初めてだ。エリナは3日前に新宿のゲイボーイの風俗店を辞めた。
エリナの話から東京で会うのは気が引けるので、岩原と新宿の間に位置する浦和のラブホテルを予約した。部屋には時間をずらせて別々に入ることにしてある。西田が部屋のドアを開けるとすでにエリナが待っている、エリナは駆け寄ると西田に抱き着き、二人は濃厚なキスをして睦み合った。
西田は激しくエリナを突きまくり、メスの歓びで満たして西田も大量にイッた。それからエリナを腕枕すると西田は話し始めた。
「もうお前のことはエリナと呼ぶぞ」
「ああ、嬉しい、そう呼んでほしいわ」
「俺の本名は西田慶男だ、だから慶男と呼んでくれ。俺は岩原で会社を経営しているが、その実態はヤクザ組織なんだ、俺の死んだ妻はヤクザの組長の一人娘で俺はその組を継ぐことになった。俺は実家がやっていた土建会社も継いだ、今はその2つを合わせて経営している、それと、おぴちょん様という宗教教団が岩原にあるがそれも俺が作ったものなんだ」
「ああ、おぴちょん様なら聞いたことがあるわ、体の痛い所を美少年の導師様に触ってもらうと痛みが取れるんでしょ、前にお客さんのお母さんがそこで治癒行ってのを受けたら治ったと言ってたわ」
「ほう、よく知ってるなあ、おぴちょん様はこのところ有名になったからな」
「なんで、おぴちょん様って言うの?変わった名前ね」
「ああ、面白いだろ、俺が名付けたのさ。切り立った岸壁に石のご本尊があるんだが、そこからはいつも水がしたたり落ちて、ピチョン、ピチョンと音を立てている、だから、御、を付けておぴちょん様だ」
「へえ、インパクトあるわね、覚えやすい」
「そうだろ、この名前は俺も気に入っている、この頃、おぴちょん様のお水は霊験あらたかとの評判で奪い合いなんだぜ」
「ふーん、私もそのおぴちょん様見てみたいなあ」
「ああ、今頃は周囲の山の新緑につつじの花が映えてそれは綺麗だよ、案内をしてやりたいがエリナといるところを人に見られるわけにいかないから残念だよ」
「そうだったわね、ごめんなさい」
「このラブホテルはレストランからルームサービスを取り寄せられるそうだ、メニューがこれだ、豪華な食事がいっぱいあるだろ、なんでもエリナの好きなものを頼めよ」
「わあ、嬉しい、じゃこのアボカドサラダにするわ」
「え、サラダ?それでいいのかい?」
「スタイルを保たないといけないの、このところ太ったからダイエットよ」
「そんな、全然太ってなんかいないじゃないか」
「ううん、今月になってウエストが1cmも増えたもの、元に戻さなきゃ」
それからエリナは自分が女性として美しくなるためにどれだけ努力してきたかを話し始めた。
女性化手術、美容整形、現状維持にいかに高額の費用が掛かり、体の痛みを伴うのかを説明した。
その費用捻出のために悪いとは思いながらも人を騙して金を奪ったことも語った。
西田は、
「こいつ、意外と正直だな、こんなに打ち明けられたら殺しにくくなるじゃないか」
と思いながら聞いている、
「私にとっては自分がキレイでいられることが全てなの、キレイでなきゃ慶男さんみたいなカッコイイ人とお付き合いできないし、ゲイボーイとしての価値を認めてもらえない。
ゲイボーイはおチンチンを切って完全な女になりたがる子が多いけど私はこの体が好き。
ゲイボーイは見た目がキレイな女なのにオチンチンが付いているからこそお客さんが興奮するの、
だからオチンチンを切ってしまったらお客さんはガッカリするわ。
私はこの自分の裸を鏡で見るのが大好きよ、必死の努力をして手に入れたこの体だもの。
あなたに会えないときは、いつもこの体があなたに抱かれるのを想像するのよ。ああ、私はきれいで慶男さんに抱かれて幸せよって感じるの」
西田は白川を想った。
エリナの言うことは極端なナルシストの白川とソックリだ。
白川にも女性化手術を受けさせれば凄い美女になるだろう、それを想うと西田の男根は大きくなった。
「あ、慶男さん、また勃起してる」
エリナが西田の男根を咥えて唾液でベタベタに濡らす、そして騎乗位の体位を取るとその太いモノをアナルに当てて、ゆっくり受け入れていく、
「ああ、大きい、たまんないわ」
西田の男根がすっかり納まるとエリナは自分のペニスをしごきながら体を上下させ始める、
エリナの勃起したペニスも西田ほどではないが、かなりの大きさがありピンク色の亀頭が綺麗な形をしている、
そのペニスと大きな乳房が一緒に揺れるのは両性具有ならではのエロスの極地だ。
上下運動は次第に激しくなりエリナは夢見るような顔つきで、
「ああ、慶男さん好きよ、愛してる」
と言いながら射精した。
飛び出した大量の精液は西田の腹、胸、首に飛び散った、西田がふき取ろうとすると、
「ああ、ダメよ、このままでいて」
とエリナは言い、アナルに西田の男根を入れたまま西田の上に覆いかぶさった。
レイナの大きな乳房が西田の胸を押してくる、乳首がこすれて気持ちいい。
エリナが密着した体を揺り動かすと精液がヌルヌルと滑り、それに感じて西田は射精しそうになる。
精液の栗の花の匂いが鼻をつくが、西田の首に飛んだ自分の精液をエリナはベロベロ舐めて、
「最初はこの匂いが嫌かもしれないけど、慣れるとたまんなくなるわよ」
と言う。
西田は多くの男とセックスしてきているので精液の臭いも好きだがこんなプレイは初めてだった。
二人の体温で精液は次第に乾いて臭いが強くなってくる、
エリナの密着が気持ちよくて西田は我慢できずイッてしまった。
エリナが、
「シャワーにいきましょ、カピカピになっちゃったから」
二人がシャワーで体を洗い流したところにルームサービスが届いた、それをゆっくり味わうとまたベッドに横になる。
「ああ、楽しいな、慶男さんとお客さんとして会うんじゃなくて、こんな風に恋人として会っていられるなんて、時間にも追われずに二人だけでいられる」
ニッコリ笑ったエリナの顔を西田は心から可愛いと思った。
エリナが、
「あのね、聞いてほしいことがあるの」
と急に切り出したので、西田はてっきり金の無心と思った。
「私、来月には29歳になるの、ゲイボーイとしてはもう盛りが過ぎたわ、これから急速な劣化が始まってくるはずよ、先輩たちを見ると分かるの、ゲイボーイは元々が男でしょ、それを無理に女にしているから、そのヒズミが30くらいから出てくるのよ。
先輩たちは加齢に負けまいと必死の努力をしているけど、どうやっても劣化は避けられない、変な顔になってくることが多いの、見られないくらいひどい顔になっている人もいるわ、あんなふうにはなりたくないの。私はキレイが唯一のプライドなの、このプライドを得るために全てを賭けてきたわ。
詐欺をやってお金をだまし取って刑務所にまで入ったわ、刑務所では他の受刑者に犯されたりもした、出所してからは体を売ってきたけど、私はあなたのような人に巡り合うためだけに生きてきたのよ」
西田はエリナが重苦しく感じられた。
「それでね、慶男さんのような人にセックスの絶頂で絞め殺してもらいたいの、顔と体が美しいこの時に、快楽の絶頂で私の物語を終わりにしたいの、この頃はそんなことを思ったりするのよ」
西田は自分の考えが知られたかと思い顔が硬直した。
エリナはそれを見て、
「ふふふ、冗談よ、そんなことをチラッと思ったりするって話よ」
自分の考えがエリナに読まれるわけがない、と西田は気を取り直し、
「なんか物凄いこと言うからびっくりしたよ」
「慶男さんもヤクザの組長で謎の新興宗教のドンなんだから私よりずっと物凄いじゃないの」
「それとこれとは話が違うさ」
「でもさあ、私たちって普通の世の中の人から見れば怪物よね、そんなこと思ったことない?」
「ああ、あるさ、俺は地元では、悪の権化って陰口されている、今の妻は淫乱強欲娼婦、だそうだ、でも俺はそれを勲章と思っている、世間の奴には出来ないことをいっぱいやってるんだ、ザマアミロってね」
「ああ、そうなの、奥さんがいるのね」
エリナは残念そうな顔をした。
「俺の妻は普通の女じゃないんだ」
「ええ、どういうことなの?ひょっとしてゲイボーイなの?まさかそうじゃないわよね。でも淫乱強欲娼婦って岩原の人たちは酷いことを言うわね」
「いや、ほんとに淫乱強欲娼婦なんだよ、妻はほんとの女性だけど、元は横浜の風俗嬢だったんだ。俺とは別の組の暴力団の組長の情婦になって岩原に来てからはずっと売春宿のママをしている。
娼婦を仕切るだけじゃなくて、自分も気に入った客がいれば寝るし、美少年と美女が好きなバイセクシャルで今でも気に入った相手を口説いては好き勝手にセックスしてるよ。
金に強欲で自分が寝た客からは店の娼婦たちの5倍の料金を取っている。払わなきゃ俺の部下に怖い目に遭わされるんだ」
「ええ、慶男さんは奥さんがそんなふうに浮気しても怒らないの?」
「怒らないよ、全然。俺たちは普通の夫婦じゃないんだ。ついでに言ってしまうが、俺は先天性無精子症なんだ、
エリナも知ってるように俺はセックス絶倫で射精もできるが精液には精子が無いんだ、だから子供が作れない。
妻も先天性不妊症だ、いくらセックスしても妊娠しない、出来ないんだ。
だから俺たち二人は同じ苦しみを持つ者同士なんだ。
どうせ子供が出来ないんだからお互いに好きなようにセックスをして人生を楽しもうと誓ったのさ。
お互いに嫉妬も干渉もしない、それでも一緒に居て楽しいから結婚したんだ」
「わあ、凄い、じゃあ、奥さんは私と慶男さんが付き合っても嫉妬しないの」
「しないよ、お互いにお互いの愛人を知っているし、妻はレズビアンで美女が好きだから、俺の愛人を口説いたりもする、いろんな組み合わせで3Pもやっている」
「うーん、なんか頭痛くなってきた」
「え、大丈夫か、風邪かな、熱はないか?」
西田はエリナの額に手を当てた
「それじゃないわよ!」
「分かってる、冗談だよ」
「もう、慶男さんったら!」
二人は笑って見つめ合い、また睦み合った
それから西田は毎週のようにエリナを浦和周辺のラブホテルに呼び出して変態セックスを楽しんだ。
すっかり打ち解けるとエリナは蓮子のことを聞きたがった。
「蓮子さんってすごく魅力のある人なのね、ぜひお会いしたいわ。出来るなら私を夫婦の間に入れて3Pをしてもらいたいな」
「そうか、エリナがそう言うなら一度、蓮子に話してみるか」
岩原に帰って蓮子の売春宿に行き、さっきまでゲイボーイとデートしてきたと話した。
「へえ、ゲイボーイねえ、最近はそんなことまでやってんの、東京の男の子や、囲った女の子たちはどうしたの?」
「ああ、相変わらずみんなやってるよ、蓮子こそどうなんだい?」
「あたしも相変わらずよ、先週は初めての女の子とやったわ」
この頃、二人は互いのセックスライフについてあまり語らない、
隠しているわけではないが、互いに干渉しないのが原則なのだ。大体、二人は会うことが少ない、西田が岩原に新しく建てた家は大きくはないが洒落た造りで蓮子の部屋もあるのだがめったに蓮子は来ない。
売春宿にある自室で過ごすか、客とラブホテルに泊まったり愛人の女性の家に泊まりに行ったりしている。
西田も東京に遊びに行くことが多くて留守がちだ。
二人ともに自分の仕事があるので夫婦が顔を合わせるのはせいぜい週に2度になっている。
西田と蓮子は会えば必ずセックスするが、この頃は蓮子が西田にSMのテクニックを教えることが多い。
白川との3Pでは、西田もロープ掛け、鞭打ち、蝋燭などの基本はやってきたが、この道も追求するとキリがないのだ。
SM調教の高等テクニックは、マゾの奴隷を無理なく快感に導いて興奮を高め、普通は痛みや不快と感じることを自然と快楽に変えていくのだ。
蓮子は最近では白川との3Pは飽きてやりたがらない。
白川は無口であまり喋らないし、反応も薄くて苛める張り合いがないのだ。
だが、西田は金のためにもSMの高等テクニックが必要だ、大金を産む白川をSMで歓ばせて制御するのは西田の仕事でもある。
「それでなあ、そのゲイボーイの子がエリナって言うんだけど、蓮子のことを話したらぜひ会いたいって言うんだよ、出来れば3Pをしてもらいたいんだそうだ、まあ蓮子が嫌なら断るけどね」
「そう、あなたがそう言うんならいいわよ、あたしはゲイボーイがあまり好きじゃないけど、あなたが付き合うくらいならさぞ美形なんでしょうね」
「ああ、そうさ、キレイなモデルさんにしか見えない」
「で、あそこはどうなのよ、ちゃんと勃つの?大きさは?」
「ギンギンになるよ、大きさも俺ほどじゃないけどその辺の男よりはよっぽどデカい」
「じゃあ、OKよ。ゲイボーイは女性ホルモンの注射を打つでしょ、そうするとチンコが小さくなって、勃たなくなる子が多いの、だからやってもつまんないのよ」
「その点は大丈夫、保証するよ」
「それじゃ楽しみにしてるわ」
次の週に西田と蓮子は浦和のラブホテルに出向いてエリナと会った。
エリナは蓮子に会うと丁寧に挨拶した、
「奥様、初めまして、黒石エリナといいます、いつもご主人にはお世話になっています。今日は無理なことを申し上げてすいません。お目に掛かれて光栄です」
礼儀正しい挨拶に蓮子は意外そうな顔をしたが、
「蓮子です、きちんとご挨拶してくれてありがとうね、でも、あたしはこういう女だから気楽にしてちょうだいね、あたしのことは蓮子でいいわよ」
「ありがとうございます、じゃあ蓮子さん。蓮子さんはすごくお綺麗ですね、ご主人から伺ってはいましたけど、実物はこんなにお綺麗なんですね、びっくりしました、お会いできて感動しています」
西田は女同士(?)がぶつからないでくれてホッとした。
「エリナ、蓮子はSMも上手いんだ、俺はこの頃、蓮子からSMの高等テクニックを教わってるんだ。エリナはSMはあんまりやったことないだろ」
「ええ、ないです、蓮子さんにやってほしいなあ」
エリナが蓮子を見る目が潤んでいる
「エリナ、お前もう勃ってるじゃないか」
「ええ、蓮子さんを見てたらなんか感じちゃって」
「なんでなの、エリナちゃん、あなたゲイボーイだから女には興味ないんじゃないの」
「ええ、普通の女性には感じないんですけど、蓮子さんを見てたらあんまり綺麗なのでこうなっちゃったんです、蓮子さんは私がそうなりたい、っていう理想の女性なんです」
「そうなの、なんだかよく分かんないけど褒めてくれるんなら嬉しいわ」
「じゃあ、始めるか」
蓮子が、
「ねえ、この特別ルームはお風呂も大きいからみんなで一緒にはいらない?」
「おお、いいねえ、そうしよう、エリナいいだろ」
「はい」
三人は半円形の大きなバスタブに浸かった。バブルの出る風呂なので湯は白く泡立っている。
西田はふざけて湯に潜り、蓮子とエリナの性器を交互に舐める。
「ああ、ダメよ、エッチねえ」
蓮子が笑いながらエリナを見る、エリナは蓮子の顔をじっと見て、
「蓮子さってほんとにキレイ、色っぽい」
とキスをした。
蓮子は答えてエリナに舌を入れる、二人はディープキスし、西田は湯の中で二人の下半身にいたずらを続ける。蓮子とエリナは抱き合い性器を合わせた。
西田は湯の中で二人の尻や肛門を舐め続ける。
湯の中からザバッと顔を上げた西田は、
「ああ、茹だっちまう、ベッドに行こう」
体を拭いて、部屋の巨大なベッドに横になると西田はエリナに、
「おなかは用意してあるな」
と訊いた。
エリナは、
「はい、さっき浣腸してすっかり出しておきました」
アナルセックスをする準備である。
「エリナ、蓮子とやりな」
蓮子がベッドに仰向けになり、エリナがキスしてゆっくりと蓮子の女性器をいじり、白く大きな蓮子の乳房を舐めて体の上に重なった。
エリナが
「蓮子さん、入れていい?」
と訊くと、蓮子は頷いた。
エリナはピンクに怒張したペニスを蓮子の中にゆっくりと押し入れる、蓮子の顔は上気し、全身から強烈なフェロモンを振りまいている。これを見た西田はエリナのバックに男根を入れて三連になった。
前と後ろから責められる快感にエリナは夢中になって腰を振り、蓮子の乳にかぶり付く。
蓮子は半身を起こしエリナを抱きかかえると西田が蓮子の背中まで手を伸ばしてエリナをしっかりと挟みこむ。前後に密着し強く抱かれる刺激が堪らない、エリナは快感に耐えきれず、
「あ、あああ、いっちゃう」」
と蓮子の中に大量射精した。
三人で休憩にマテイーニを飲んでいると蓮子が、
「SMの器具を持って来たけど、エリナちゃんやってみない?」
と訊いた。
エリナは
「ええ、すごい、じゃあやってみます」
蓮子はエリナの手足に拘束具を付けて自由を奪った。
蓮子はエリナをベッドに転がして、
「どう、動けないでしょ、体の自由がきかないでしょ、これからあなたはあたしの思うままよ」
蓮子は黒い羽根でエリナの腹をくすぐる。
「ああ、くすぐったい、いやあん」
蓮子はエリナの乳房をくすぐる。またエリナのペニスが大きくなってきた。
「あら、これはなに、女の子なのになんでこんなものが付いてるの」
「いやよ、恥ずかしい、言わないで」
「大きくなってきたわよ、いやらしいわねえ」
羽で乳首、下腹部、性器をくすぐり続ける、エリナはくすぐったさに体をくねらせている。
その動きがなんとも西田の性欲をそそる。蓮子は羽をスパンキング鞭に持ち替えてエリナの性器をつつくとエリナの性器がブラブラ動くのを見た西田は、たまらなくなって咥える。
「ああ・・」
エリナの溜息が漏れる。
蓮子は、エリナの睾丸をエリナで軽く叩く。
西田はエリナの男性器から染み出た先走りを旨そうに舐め取るともっと深く咥えてフェラチオをした。
エリナがいきそうになったので、エリナを俯せにして腰を浮かせ、西田が肛門を舐めて緩める。
この間に蓮子はペニバンを装着してローションを塗るとエリナのアナルにゆっくり挿入した。
西田は前に廻り、自分の男根をエリナの喉に押し込みイラマチオさせる。
蓮子はエリナの肛門をペニバンでゆっくりと突き、だんだんと激しくピストンさせていく、
エリナは口と後ろを責められる快楽に身悶えながら大量に射精した。
エリナの拘束具を外して楽にしてやった。
少しするとエリナはまた勃起してねだるので、西田がロープで全身を縛り、ペニスの元部分もロープで括った。乳首クランプを付けてさらに西田のペニスでアナルを責め立てるとエリナは悶えながら射精して果てた。
3Pを終えるエリナは、
「蓮子さんとお会いできて凄い感動です。SMに3P、今日は最高でした、こんなの初めてです、ああ、今まで生きててよかったです」
西田と蓮子は顔を見合わせ笑った。
西田と蓮子はエリナと別れて車で岩原に帰った。
蓮子が、
「あたし、エリナちゃんが気に入ったわ。苛めると歓ぶからおもしろいわ、やりがいがある。
あの子は最初にあんまり調子のいいことを言うからウソ付きかと思ったけどそうじゃないみたいね」
「ああ、そうさ、エリナは正直だ、俺たちだけにはね。でもほんとのあいつはウソ付きの悪党だよ、
俺は予めエリナの素行を調べたんだ。あいつは過去に女性化手術の金を稼ぐために婚約詐欺を重ねて務所にも入っている。だが、エリナは俺に惚れて、俺が何も訊かないのに旧悪を自分から全部話したんだ。
あいつが正直なのは俺に惚れているのと、お前への強い憧れだろうな。
それだけは嘘じゃない。どんな悪党だろうとほんとに愛する者には誠意を尽くすものさ、俺がお前にするようにな」
「そうね、あなたは詐欺師で、連続殺人鬼だけど私には誠実だものね」
「ああ、あいつは詐欺師だから俺を騙すか、金の無心をしてくると思ったが、まるでそんなことはない、それだけ俺たちを大切に思っているんだ。まあ俺もあいつが困らないだけの金はやっているけどな」
「あなたが、あの子をあたしに紹介したのは3Pの為だけじゃないでしょ」
「ああ、よく分かってるな、その通りだ、獲物にするためさ、俺と蓮子の次の獲物にな」
「そう、やっぱりね。思った通りだわ、キレイな子だからやり甲斐がありそうね」
「エリナならお前もいいだろ」
「ええ、気に入ってる、食べちゃいたいくらい好きよ」
「やるか?」
「やりたいわ」
「じゃあ決まりだな」
エリナが射精すると映像がスローモーションになり、精液は丸い点々になった、白い真珠だ。
きれいな一粒一粒に見とれているとドス黒く変色し、西田が服用している丸薬になった。
あの半谷の臓物から作った秘薬だ。
丸薬の一粒一粒には半谷の顔が浮かんでいる、半谷は怯えた顔をして無言で西田に助けを求めるかのようだ、
「シッカリしろ、俺の役に立つんだ!」
西田は半谷を𠮟りつけた、その自分の声で目が覚めた。
「半谷は夢の中でも頼りないのか、凶悪な人殺しなのに、なんであんなにドジなんだろう?」
西田は独り言を言うと、毎日1錠服用する丸薬を、今日は2錠飲んだ。
午後からはエリナと初デートだ、風俗店以外で会うのは今日が初めてだ。エリナは3日前に新宿のゲイボーイの風俗店を辞めた。
エリナの話から東京で会うのは気が引けるので、岩原と新宿の間に位置する浦和のラブホテルを予約した。部屋には時間をずらせて別々に入ることにしてある。西田が部屋のドアを開けるとすでにエリナが待っている、エリナは駆け寄ると西田に抱き着き、二人は濃厚なキスをして睦み合った。
西田は激しくエリナを突きまくり、メスの歓びで満たして西田も大量にイッた。それからエリナを腕枕すると西田は話し始めた。
「もうお前のことはエリナと呼ぶぞ」
「ああ、嬉しい、そう呼んでほしいわ」
「俺の本名は西田慶男だ、だから慶男と呼んでくれ。俺は岩原で会社を経営しているが、その実態はヤクザ組織なんだ、俺の死んだ妻はヤクザの組長の一人娘で俺はその組を継ぐことになった。俺は実家がやっていた土建会社も継いだ、今はその2つを合わせて経営している、それと、おぴちょん様という宗教教団が岩原にあるがそれも俺が作ったものなんだ」
「ああ、おぴちょん様なら聞いたことがあるわ、体の痛い所を美少年の導師様に触ってもらうと痛みが取れるんでしょ、前にお客さんのお母さんがそこで治癒行ってのを受けたら治ったと言ってたわ」
「ほう、よく知ってるなあ、おぴちょん様はこのところ有名になったからな」
「なんで、おぴちょん様って言うの?変わった名前ね」
「ああ、面白いだろ、俺が名付けたのさ。切り立った岸壁に石のご本尊があるんだが、そこからはいつも水がしたたり落ちて、ピチョン、ピチョンと音を立てている、だから、御、を付けておぴちょん様だ」
「へえ、インパクトあるわね、覚えやすい」
「そうだろ、この名前は俺も気に入っている、この頃、おぴちょん様のお水は霊験あらたかとの評判で奪い合いなんだぜ」
「ふーん、私もそのおぴちょん様見てみたいなあ」
「ああ、今頃は周囲の山の新緑につつじの花が映えてそれは綺麗だよ、案内をしてやりたいがエリナといるところを人に見られるわけにいかないから残念だよ」
「そうだったわね、ごめんなさい」
「このラブホテルはレストランからルームサービスを取り寄せられるそうだ、メニューがこれだ、豪華な食事がいっぱいあるだろ、なんでもエリナの好きなものを頼めよ」
「わあ、嬉しい、じゃこのアボカドサラダにするわ」
「え、サラダ?それでいいのかい?」
「スタイルを保たないといけないの、このところ太ったからダイエットよ」
「そんな、全然太ってなんかいないじゃないか」
「ううん、今月になってウエストが1cmも増えたもの、元に戻さなきゃ」
それからエリナは自分が女性として美しくなるためにどれだけ努力してきたかを話し始めた。
女性化手術、美容整形、現状維持にいかに高額の費用が掛かり、体の痛みを伴うのかを説明した。
その費用捻出のために悪いとは思いながらも人を騙して金を奪ったことも語った。
西田は、
「こいつ、意外と正直だな、こんなに打ち明けられたら殺しにくくなるじゃないか」
と思いながら聞いている、
「私にとっては自分がキレイでいられることが全てなの、キレイでなきゃ慶男さんみたいなカッコイイ人とお付き合いできないし、ゲイボーイとしての価値を認めてもらえない。
ゲイボーイはおチンチンを切って完全な女になりたがる子が多いけど私はこの体が好き。
ゲイボーイは見た目がキレイな女なのにオチンチンが付いているからこそお客さんが興奮するの、
だからオチンチンを切ってしまったらお客さんはガッカリするわ。
私はこの自分の裸を鏡で見るのが大好きよ、必死の努力をして手に入れたこの体だもの。
あなたに会えないときは、いつもこの体があなたに抱かれるのを想像するのよ。ああ、私はきれいで慶男さんに抱かれて幸せよって感じるの」
西田は白川を想った。
エリナの言うことは極端なナルシストの白川とソックリだ。
白川にも女性化手術を受けさせれば凄い美女になるだろう、それを想うと西田の男根は大きくなった。
「あ、慶男さん、また勃起してる」
エリナが西田の男根を咥えて唾液でベタベタに濡らす、そして騎乗位の体位を取るとその太いモノをアナルに当てて、ゆっくり受け入れていく、
「ああ、大きい、たまんないわ」
西田の男根がすっかり納まるとエリナは自分のペニスをしごきながら体を上下させ始める、
エリナの勃起したペニスも西田ほどではないが、かなりの大きさがありピンク色の亀頭が綺麗な形をしている、
そのペニスと大きな乳房が一緒に揺れるのは両性具有ならではのエロスの極地だ。
上下運動は次第に激しくなりエリナは夢見るような顔つきで、
「ああ、慶男さん好きよ、愛してる」
と言いながら射精した。
飛び出した大量の精液は西田の腹、胸、首に飛び散った、西田がふき取ろうとすると、
「ああ、ダメよ、このままでいて」
とエリナは言い、アナルに西田の男根を入れたまま西田の上に覆いかぶさった。
レイナの大きな乳房が西田の胸を押してくる、乳首がこすれて気持ちいい。
エリナが密着した体を揺り動かすと精液がヌルヌルと滑り、それに感じて西田は射精しそうになる。
精液の栗の花の匂いが鼻をつくが、西田の首に飛んだ自分の精液をエリナはベロベロ舐めて、
「最初はこの匂いが嫌かもしれないけど、慣れるとたまんなくなるわよ」
と言う。
西田は多くの男とセックスしてきているので精液の臭いも好きだがこんなプレイは初めてだった。
二人の体温で精液は次第に乾いて臭いが強くなってくる、
エリナの密着が気持ちよくて西田は我慢できずイッてしまった。
エリナが、
「シャワーにいきましょ、カピカピになっちゃったから」
二人がシャワーで体を洗い流したところにルームサービスが届いた、それをゆっくり味わうとまたベッドに横になる。
「ああ、楽しいな、慶男さんとお客さんとして会うんじゃなくて、こんな風に恋人として会っていられるなんて、時間にも追われずに二人だけでいられる」
ニッコリ笑ったエリナの顔を西田は心から可愛いと思った。
エリナが、
「あのね、聞いてほしいことがあるの」
と急に切り出したので、西田はてっきり金の無心と思った。
「私、来月には29歳になるの、ゲイボーイとしてはもう盛りが過ぎたわ、これから急速な劣化が始まってくるはずよ、先輩たちを見ると分かるの、ゲイボーイは元々が男でしょ、それを無理に女にしているから、そのヒズミが30くらいから出てくるのよ。
先輩たちは加齢に負けまいと必死の努力をしているけど、どうやっても劣化は避けられない、変な顔になってくることが多いの、見られないくらいひどい顔になっている人もいるわ、あんなふうにはなりたくないの。私はキレイが唯一のプライドなの、このプライドを得るために全てを賭けてきたわ。
詐欺をやってお金をだまし取って刑務所にまで入ったわ、刑務所では他の受刑者に犯されたりもした、出所してからは体を売ってきたけど、私はあなたのような人に巡り合うためだけに生きてきたのよ」
西田はエリナが重苦しく感じられた。
「それでね、慶男さんのような人にセックスの絶頂で絞め殺してもらいたいの、顔と体が美しいこの時に、快楽の絶頂で私の物語を終わりにしたいの、この頃はそんなことを思ったりするのよ」
西田は自分の考えが知られたかと思い顔が硬直した。
エリナはそれを見て、
「ふふふ、冗談よ、そんなことをチラッと思ったりするって話よ」
自分の考えがエリナに読まれるわけがない、と西田は気を取り直し、
「なんか物凄いこと言うからびっくりしたよ」
「慶男さんもヤクザの組長で謎の新興宗教のドンなんだから私よりずっと物凄いじゃないの」
「それとこれとは話が違うさ」
「でもさあ、私たちって普通の世の中の人から見れば怪物よね、そんなこと思ったことない?」
「ああ、あるさ、俺は地元では、悪の権化って陰口されている、今の妻は淫乱強欲娼婦、だそうだ、でも俺はそれを勲章と思っている、世間の奴には出来ないことをいっぱいやってるんだ、ザマアミロってね」
「ああ、そうなの、奥さんがいるのね」
エリナは残念そうな顔をした。
「俺の妻は普通の女じゃないんだ」
「ええ、どういうことなの?ひょっとしてゲイボーイなの?まさかそうじゃないわよね。でも淫乱強欲娼婦って岩原の人たちは酷いことを言うわね」
「いや、ほんとに淫乱強欲娼婦なんだよ、妻はほんとの女性だけど、元は横浜の風俗嬢だったんだ。俺とは別の組の暴力団の組長の情婦になって岩原に来てからはずっと売春宿のママをしている。
娼婦を仕切るだけじゃなくて、自分も気に入った客がいれば寝るし、美少年と美女が好きなバイセクシャルで今でも気に入った相手を口説いては好き勝手にセックスしてるよ。
金に強欲で自分が寝た客からは店の娼婦たちの5倍の料金を取っている。払わなきゃ俺の部下に怖い目に遭わされるんだ」
「ええ、慶男さんは奥さんがそんなふうに浮気しても怒らないの?」
「怒らないよ、全然。俺たちは普通の夫婦じゃないんだ。ついでに言ってしまうが、俺は先天性無精子症なんだ、
エリナも知ってるように俺はセックス絶倫で射精もできるが精液には精子が無いんだ、だから子供が作れない。
妻も先天性不妊症だ、いくらセックスしても妊娠しない、出来ないんだ。
だから俺たち二人は同じ苦しみを持つ者同士なんだ。
どうせ子供が出来ないんだからお互いに好きなようにセックスをして人生を楽しもうと誓ったのさ。
お互いに嫉妬も干渉もしない、それでも一緒に居て楽しいから結婚したんだ」
「わあ、凄い、じゃあ、奥さんは私と慶男さんが付き合っても嫉妬しないの」
「しないよ、お互いにお互いの愛人を知っているし、妻はレズビアンで美女が好きだから、俺の愛人を口説いたりもする、いろんな組み合わせで3Pもやっている」
「うーん、なんか頭痛くなってきた」
「え、大丈夫か、風邪かな、熱はないか?」
西田はエリナの額に手を当てた
「それじゃないわよ!」
「分かってる、冗談だよ」
「もう、慶男さんったら!」
二人は笑って見つめ合い、また睦み合った
それから西田は毎週のようにエリナを浦和周辺のラブホテルに呼び出して変態セックスを楽しんだ。
すっかり打ち解けるとエリナは蓮子のことを聞きたがった。
「蓮子さんってすごく魅力のある人なのね、ぜひお会いしたいわ。出来るなら私を夫婦の間に入れて3Pをしてもらいたいな」
「そうか、エリナがそう言うなら一度、蓮子に話してみるか」
岩原に帰って蓮子の売春宿に行き、さっきまでゲイボーイとデートしてきたと話した。
「へえ、ゲイボーイねえ、最近はそんなことまでやってんの、東京の男の子や、囲った女の子たちはどうしたの?」
「ああ、相変わらずみんなやってるよ、蓮子こそどうなんだい?」
「あたしも相変わらずよ、先週は初めての女の子とやったわ」
この頃、二人は互いのセックスライフについてあまり語らない、
隠しているわけではないが、互いに干渉しないのが原則なのだ。大体、二人は会うことが少ない、西田が岩原に新しく建てた家は大きくはないが洒落た造りで蓮子の部屋もあるのだがめったに蓮子は来ない。
売春宿にある自室で過ごすか、客とラブホテルに泊まったり愛人の女性の家に泊まりに行ったりしている。
西田も東京に遊びに行くことが多くて留守がちだ。
二人ともに自分の仕事があるので夫婦が顔を合わせるのはせいぜい週に2度になっている。
西田と蓮子は会えば必ずセックスするが、この頃は蓮子が西田にSMのテクニックを教えることが多い。
白川との3Pでは、西田もロープ掛け、鞭打ち、蝋燭などの基本はやってきたが、この道も追求するとキリがないのだ。
SM調教の高等テクニックは、マゾの奴隷を無理なく快感に導いて興奮を高め、普通は痛みや不快と感じることを自然と快楽に変えていくのだ。
蓮子は最近では白川との3Pは飽きてやりたがらない。
白川は無口であまり喋らないし、反応も薄くて苛める張り合いがないのだ。
だが、西田は金のためにもSMの高等テクニックが必要だ、大金を産む白川をSMで歓ばせて制御するのは西田の仕事でもある。
「それでなあ、そのゲイボーイの子がエリナって言うんだけど、蓮子のことを話したらぜひ会いたいって言うんだよ、出来れば3Pをしてもらいたいんだそうだ、まあ蓮子が嫌なら断るけどね」
「そう、あなたがそう言うんならいいわよ、あたしはゲイボーイがあまり好きじゃないけど、あなたが付き合うくらいならさぞ美形なんでしょうね」
「ああ、そうさ、キレイなモデルさんにしか見えない」
「で、あそこはどうなのよ、ちゃんと勃つの?大きさは?」
「ギンギンになるよ、大きさも俺ほどじゃないけどその辺の男よりはよっぽどデカい」
「じゃあ、OKよ。ゲイボーイは女性ホルモンの注射を打つでしょ、そうするとチンコが小さくなって、勃たなくなる子が多いの、だからやってもつまんないのよ」
「その点は大丈夫、保証するよ」
「それじゃ楽しみにしてるわ」
次の週に西田と蓮子は浦和のラブホテルに出向いてエリナと会った。
エリナは蓮子に会うと丁寧に挨拶した、
「奥様、初めまして、黒石エリナといいます、いつもご主人にはお世話になっています。今日は無理なことを申し上げてすいません。お目に掛かれて光栄です」
礼儀正しい挨拶に蓮子は意外そうな顔をしたが、
「蓮子です、きちんとご挨拶してくれてありがとうね、でも、あたしはこういう女だから気楽にしてちょうだいね、あたしのことは蓮子でいいわよ」
「ありがとうございます、じゃあ蓮子さん。蓮子さんはすごくお綺麗ですね、ご主人から伺ってはいましたけど、実物はこんなにお綺麗なんですね、びっくりしました、お会いできて感動しています」
西田は女同士(?)がぶつからないでくれてホッとした。
「エリナ、蓮子はSMも上手いんだ、俺はこの頃、蓮子からSMの高等テクニックを教わってるんだ。エリナはSMはあんまりやったことないだろ」
「ええ、ないです、蓮子さんにやってほしいなあ」
エリナが蓮子を見る目が潤んでいる
「エリナ、お前もう勃ってるじゃないか」
「ええ、蓮子さんを見てたらなんか感じちゃって」
「なんでなの、エリナちゃん、あなたゲイボーイだから女には興味ないんじゃないの」
「ええ、普通の女性には感じないんですけど、蓮子さんを見てたらあんまり綺麗なのでこうなっちゃったんです、蓮子さんは私がそうなりたい、っていう理想の女性なんです」
「そうなの、なんだかよく分かんないけど褒めてくれるんなら嬉しいわ」
「じゃあ、始めるか」
蓮子が、
「ねえ、この特別ルームはお風呂も大きいからみんなで一緒にはいらない?」
「おお、いいねえ、そうしよう、エリナいいだろ」
「はい」
三人は半円形の大きなバスタブに浸かった。バブルの出る風呂なので湯は白く泡立っている。
西田はふざけて湯に潜り、蓮子とエリナの性器を交互に舐める。
「ああ、ダメよ、エッチねえ」
蓮子が笑いながらエリナを見る、エリナは蓮子の顔をじっと見て、
「蓮子さってほんとにキレイ、色っぽい」
とキスをした。
蓮子は答えてエリナに舌を入れる、二人はディープキスし、西田は湯の中で二人の下半身にいたずらを続ける。蓮子とエリナは抱き合い性器を合わせた。
西田は湯の中で二人の尻や肛門を舐め続ける。
湯の中からザバッと顔を上げた西田は、
「ああ、茹だっちまう、ベッドに行こう」
体を拭いて、部屋の巨大なベッドに横になると西田はエリナに、
「おなかは用意してあるな」
と訊いた。
エリナは、
「はい、さっき浣腸してすっかり出しておきました」
アナルセックスをする準備である。
「エリナ、蓮子とやりな」
蓮子がベッドに仰向けになり、エリナがキスしてゆっくりと蓮子の女性器をいじり、白く大きな蓮子の乳房を舐めて体の上に重なった。
エリナが
「蓮子さん、入れていい?」
と訊くと、蓮子は頷いた。
エリナはピンクに怒張したペニスを蓮子の中にゆっくりと押し入れる、蓮子の顔は上気し、全身から強烈なフェロモンを振りまいている。これを見た西田はエリナのバックに男根を入れて三連になった。
前と後ろから責められる快感にエリナは夢中になって腰を振り、蓮子の乳にかぶり付く。
蓮子は半身を起こしエリナを抱きかかえると西田が蓮子の背中まで手を伸ばしてエリナをしっかりと挟みこむ。前後に密着し強く抱かれる刺激が堪らない、エリナは快感に耐えきれず、
「あ、あああ、いっちゃう」」
と蓮子の中に大量射精した。
三人で休憩にマテイーニを飲んでいると蓮子が、
「SMの器具を持って来たけど、エリナちゃんやってみない?」
と訊いた。
エリナは
「ええ、すごい、じゃあやってみます」
蓮子はエリナの手足に拘束具を付けて自由を奪った。
蓮子はエリナをベッドに転がして、
「どう、動けないでしょ、体の自由がきかないでしょ、これからあなたはあたしの思うままよ」
蓮子は黒い羽根でエリナの腹をくすぐる。
「ああ、くすぐったい、いやあん」
蓮子はエリナの乳房をくすぐる。またエリナのペニスが大きくなってきた。
「あら、これはなに、女の子なのになんでこんなものが付いてるの」
「いやよ、恥ずかしい、言わないで」
「大きくなってきたわよ、いやらしいわねえ」
羽で乳首、下腹部、性器をくすぐり続ける、エリナはくすぐったさに体をくねらせている。
その動きがなんとも西田の性欲をそそる。蓮子は羽をスパンキング鞭に持ち替えてエリナの性器をつつくとエリナの性器がブラブラ動くのを見た西田は、たまらなくなって咥える。
「ああ・・」
エリナの溜息が漏れる。
蓮子は、エリナの睾丸をエリナで軽く叩く。
西田はエリナの男性器から染み出た先走りを旨そうに舐め取るともっと深く咥えてフェラチオをした。
エリナがいきそうになったので、エリナを俯せにして腰を浮かせ、西田が肛門を舐めて緩める。
この間に蓮子はペニバンを装着してローションを塗るとエリナのアナルにゆっくり挿入した。
西田は前に廻り、自分の男根をエリナの喉に押し込みイラマチオさせる。
蓮子はエリナの肛門をペニバンでゆっくりと突き、だんだんと激しくピストンさせていく、
エリナは口と後ろを責められる快楽に身悶えながら大量に射精した。
エリナの拘束具を外して楽にしてやった。
少しするとエリナはまた勃起してねだるので、西田がロープで全身を縛り、ペニスの元部分もロープで括った。乳首クランプを付けてさらに西田のペニスでアナルを責め立てるとエリナは悶えながら射精して果てた。
3Pを終えるエリナは、
「蓮子さんとお会いできて凄い感動です。SMに3P、今日は最高でした、こんなの初めてです、ああ、今まで生きててよかったです」
西田と蓮子は顔を見合わせ笑った。
西田と蓮子はエリナと別れて車で岩原に帰った。
蓮子が、
「あたし、エリナちゃんが気に入ったわ。苛めると歓ぶからおもしろいわ、やりがいがある。
あの子は最初にあんまり調子のいいことを言うからウソ付きかと思ったけどそうじゃないみたいね」
「ああ、そうさ、エリナは正直だ、俺たちだけにはね。でもほんとのあいつはウソ付きの悪党だよ、
俺は予めエリナの素行を調べたんだ。あいつは過去に女性化手術の金を稼ぐために婚約詐欺を重ねて務所にも入っている。だが、エリナは俺に惚れて、俺が何も訊かないのに旧悪を自分から全部話したんだ。
あいつが正直なのは俺に惚れているのと、お前への強い憧れだろうな。
それだけは嘘じゃない。どんな悪党だろうとほんとに愛する者には誠意を尽くすものさ、俺がお前にするようにな」
「そうね、あなたは詐欺師で、連続殺人鬼だけど私には誠実だものね」
「ああ、あいつは詐欺師だから俺を騙すか、金の無心をしてくると思ったが、まるでそんなことはない、それだけ俺たちを大切に思っているんだ。まあ俺もあいつが困らないだけの金はやっているけどな」
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「ああ、よく分かってるな、その通りだ、獲物にするためさ、俺と蓮子の次の獲物にな」
「そう、やっぱりね。思った通りだわ、キレイな子だからやり甲斐がありそうね」
「エリナならお前もいいだろ」
「ええ、気に入ってる、食べちゃいたいくらい好きよ」
「やるか?」
「やりたいわ」
「じゃあ決まりだな」
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