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29 復讐その六
おぴちょん様
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何故か西田は白川とセックスすると心の凶暴性が増す。白川の悦ぶ顔をみるとサディステックな気持ちが沸き起こりますます犯したくなる。
その気持ちはセックス後も消えず、心の中に積って自分を変えて行くように感じる。
凶暴性、攻撃性、嗜虐性が高まり、柔和、温和といったものが消えていくようだ。
西田は気づかぬうちに、
「ああ、殺してえなあ、この頃誰も殺ってねえから殺してえなあ。もう誰でもいいや」
と、独り言を言っているのに気付いて自分でも驚いたが、それがいけないとは思わなかった。
凶暴とはこの世を生き抜く力でもある、西田が修験道で鍛え納めたのはそれなのだ。
杏二のように粗暴でむき出しの凶暴は愚かで見苦しいが、心に凶暴性を秘めて淡々と物事を進める力は西田の事業には必要である。男は女との交りで活力が湧くものだが、西田は白川とのセックスで凶暴さを蓄えた。
西田はこれを知って白川に無二の価値を見出した。
「そうだ、あのときの刑事を殺ろう、たしか武田とかいったな。
あいつのせいで春香が衝撃を受けて自殺したんだった」
武田大(たけだひろし)は48歳、岩原市警察署の刑事で、小太りで頭の薄い男である。妻がいたが5年前に離婚、それ以来は独身である、子はいない。
西田が調べると武田は賄賂を取るとの噂があり、市民からの評判も宜しくない。
これなら付け入る隙がある、恰好の殺害対象だ。
武田は春香が亡くなった時には警備課所属だったが、現在は異動して安全課の所属になっている。
安全課は風俗営業の取り締まりが業務であり、ここに西田は目を付けた。部下に一般人を装わせて蓮子の売春宿が営業時間を守っていないと電話で密告させた。
それで都合よく武田が蓮子の店に取調べに来たので西田は袖の下を渡し、やってもいない条例違反を見逃させた。
それからは武田がしばしば店に来て小遣いをせびっていくようになった、これも西田が仕向けたのだ。
こうして武田との癒着関係を作った上で西田は女を世話するから警察内部の情報を流してほしいと頼んだ。
武田が気に入った蓮子の店の女と月に2回、タダでやらせてやるのだ。
武田からは大した情報が得られるわけではないが奴を油断させるためだ。
武田は女とやりに蓮子の店へ来るが、周囲には何処へ行くか内緒にしている。
収賄で女を抱いたと発覚すれば、即刻に懲戒解雇なので当然のことだ。
蓮子の店で武田が楽しんで夜遅くに帰ろうとしたとき、
「武田さん、ちょっと教えていただきたいことが、」
と西田が呼び止めた。
「なんだ、早いとこ帰って寝たいんだ、次にしてくれ」
情報提供と引き換えの約束で女を抱いているのにこの厚かましさである。
その脂ぎった厚顔無恥な顔は西田の殺意をさらに増してくれる。
それを思い西田はニヤリとした。
「まあ、まあ、そんなことを仰らずに付き合ってくださいよ。
武田さんのお好きな高級ウイスキーも用意しておきましたから」
武田は、
「ま、それじゃ一杯だけな」
「さあ、どうぞこちらへ」
西田が案内したのは深山麗子の殺害に使ったSM部屋だ。
「なんだこの部屋は、風呂場みてえじゃないか」
武田は、壁も床も白いタイル張りの部屋を見回して言った。
「ここは、SMプレイに使うんですよ、SMをやると大小便とかゲロとかで汚れますからね。
掃除が楽なのでこの内装にしたんです、なんなら武田さんもご利用になりますか?」
「要らん、要らん、俺にそういう趣味はない。でも、なんでわざわざこんな部屋で話すんだ?」
怪訝な顔付きで林が訊く、
「ここは音が外に漏れない造りなので会話を聞かれる心配がないんです、実はね・・・」
西田はこの春に赴任した署長の人柄や趣味などを訊ねた。
武田は自分で高級ウイスキーの水割りを作ってガブガブ飲み、用意のチーズクラッカーやビーフジャーキーを頬張りながら、
「要するにお前はあの新署長を篭絡したいんだろ、あいつは俺と違って堅物のエリートだから落とすのは難しいぞ。俺と同い年で署長だから、二期も岩原の署長を務めたら本部に戻って県警本部長を目指すんだろうよ。
安全課に左遷されて一生芽の出ない俺とはエライ違いさ」
「いえ、いえ、武田さんもお手柄を立てれば道は変わると思いますがね。
そうだ、こちらのチョコレートはいかがですか、お気に召すと思いますよ。
苦みがある独特の風味ですが、慣れると病みつきになります」
西田は青色のチョコレートを薦めた。
「へえ、こんなのは初めてだ」
武田は口に放り込んで、
「こりゃなかなかだ、独特だが、たしかに美味い」
「流石に武田さんは口が肥えていらっしゃる。
それで、前から岩原にいる副署長ですが、新署長との折り合いはどうなんです?」
「ああ、あのジジイな、あいつは人の顔色ばかり見て出世してきた幇間だから、新署長にも媚びへつらっているさ、俺は嫌いだね、あんな野郎は・・・ああ、なんか眠くなってきたな、さっきガンバリ過ぎたかなあ・・・」
武田は手にしたチョコレートをポトリと落とした。
「武田さん、武田さん、こんなところで寝ちゃダメですよ、起きてください、武田さん、武田さん!」
強くゆすってみたが目覚めない、鼻をつまんでも鼾をかいて眠りこけている。
「ああ、こいつの鼻の脂がベットリ指に付いちまった、汚ねえなあ、触らなきゃよかった」
西田は石鹼を付けて手を洗った。
「ウイスキーとつまみの全部睡眠薬を入れたのに、こいつにはちっとも効かねえなあ。
どれだけ飲み食いしやがるんだ、デブは鈍くてホント嫌だねえ」
独り言を言って西田は作業を始めた。
ゴム手袋をはめて武田の衣服を脱がせて全裸にし、ベッドに仰向きに寝かせると口に猿轡をして介護用のオムツをし、それから手足をステンレス製の頑丈な寝台の金具に固定した。これで武田は動くことができない。
「ああ、つくづく汚い体だなあ、デブだし、重いし、臭いし、毛深いし、ほんとに穢らわしい」
西田は脱がせた衣服をビニール袋に入れると店の裏にある焼却炉で燃やした。
部屋に戻ると武田は大鼾をかいて眠っている。
「嫌だなあ、ああイヤだ。同じ人間のはずなのに蓮子や白川とどうしてこんなにも違うんだろ。
美醜は天地の違いだ。こいつは人間よりカバやブタに近い、いや、それ以下か」
武田への嫌悪感をあげつらいながら西田は拷問の準備を整えると別室で眠った。
夜が明け西田は目覚めるとビニール製の上下揃いの黒い雨合羽を着た、これから行う作業での汚れ防止である。
蓮子に声を掛けて一緒に部屋のカギを開けて入ると武田はすでに目覚めてもがいていた、手錠には血が滲んでいる。
猿靴を外すと、
「なにをしやがるんだ、なんでこんなことをする、お前には警察の貴重な情報を教えてやったじゃないか、
有難いと思っているなら今すぐ手錠を外せ!」
「貴重な情報だと、ただの署内の悪口じゃねえか、お前の悪口に価値があるとでも思ってるのか」
「俺が知ってることをなんでも教えてやったのに、その口の利き方はなんだ、偉そうに」
「偉そうに、だと。お前その恰好で何言ってるんだ」
素っ裸でオムツをさせられ、手足をベッドに固定される姿は見苦しい。
西田は、
「そうだ、この姿を写真に撮ってやる」
と言ってフイルムの入っていないカメラでバシャバシャと撮るふりをした。
「これを現像して警察署に送り付けてやるからな、楽しみにしておけ」
「やめろ、そんなこと、やめてくれ」
「そうだ、これだけじゃなくてベッドの横にSMの女王様を立たせ鞭で打たせようか、
それを写真に撮ってだなあ・・・」
「そんなのやめろ、今すぐ解放しろ、服を返せ、おーい助けてくれえ、助けてーー」
蓮子はここまで黙って見ていたが、武田の醜い姿を見るのが嫌になり外に出て行った。
西田はチラリとそれを見送ると、
「この部屋は防音仕様だから大声を出しても外には聞こえないぞ。
昨夜教えてやっただろうが、覚えていないのか、ほんと頭が悪いなあ。
それに今日は店が休みだから誰もいない、どんな大声を出したところで聞く人がいないんだ。
あれっ、クサイぞ、お前チビッてるな、臭うぞ」
西田が大げさに鼻をつまんでバカにする。
「しょうがないだろ、こんなふうにされて動けないんだ、人間出るものは出ちまう」
「ああ、お前は見た目が汚いだけじゃなくて大便も特別に臭いなあ。
心も不潔だし、なんといっても汚職刑事だもんなあ、評判最悪の」
「お前の店は俺が見逃してやったから助かったんだぞ、それなのにこれはなんだ」
「ふん、お前は頭が悪くて分からないから教えてやる。
俺がお前に近づいたのはこうして人に知られずに捕獲するためだ。
県条例違反のタレコミは俺がやらせたウソさ。
この店は時間をキッチリ守って違反なんかしちゃいない。
あれでお前を呼び寄せて、金を握らせて取り込んでやったんだ、バカめ」
「なんだと、なんでそんなことをしたんだ」
「お前は覚えているか、俺の前の妻が自殺したのを」
「ああ、デマの噂でノイローゼになって自殺したんだろ」
「あのときお前はうちに来て妻と会ったな」
「ああ、そうだった、綺麗な女だった」
「お前は妻に、あんたら姉弟なんだってな、それでやっててどんな気持ちだい?って言ったよな」
「知らん、そんなこと。お前の家に行ったことしか覚えていない」
「妻はお前にそう言われて精神的衝撃を受けで死んだんだ」
「知らんぞ、そんなこと。俺がそう言ったとしても、世間でそう言われている、と伝えただけのことだ。
なんでそんなことを恨むんだ!」
「その無神経さだ、その厚かましさだ、それが妻を殺した」
「逆恨みもいいところだ、俺は職務を忠実にこなしただけだ。
あんなデマを気にして死んでしまう方がおかしいだろ。
お前の嫁さんは元々、神経に問題があったんだ、それを俺のせいにするな」
「あんなデマ・・・、そりゃ、みんなそう思うだろう。
だがな、あれは本当なんだ、結婚してから姉弟だと分かったんだ。
それだから妻は苦しんでいた、神経に問題があったわけじゃない」
「な、なに」
「苦しんでいたところにお前の無神経な一言がナイフのように突き刺さった。
それで妻は寝込んでしまった、さらに嫌がらせが続いて耐えきれずに死んだんだ」
「ふん、それはかわいそうだが、俺は一言話しただけだし、嫌がらせは俺がやったんじゃない。
むしろ捜査する側だったんだぞ」
「お前ら警察は俺が捜査請求を何度もしたのに、殆ど捜査しなかった。
あのとき嫌がらせの犯人を逮捕していればあんなことにはならなかっただろう。
あれから俺は自分で調べて犯人を捜しだしたんだ。犯人は白川征義だった」
「白川征義っていうと白川の分家で借金に追われて岩原から逃げ出したっていうやつか?」
「ああ、その白川征義だ、俺は白川に犯行を自白させてやった」
「それだから白川は岩原から逃げ出したのか?」
「違う、白川は逃げていない、俺が殺して山林に埋めてやった」
「・・・・」
「分かったか、俺は妻を殺した白川征義に復讐したんだ、今日はお前にもな」
「ま、待て、俺はお前の嫁さんを害そうとなんかしてないぞ。
不用意な発言だったかもしれないが悪気はなかったんだ」
「それは知っている、普通なら見過ごしにするだろうが俺は許さない、俺の気が済むようにさせてもらう」
「なにをするつもりだ」
「そうだな、まずはお前がチビッたのをきれいにしろ、クセえから始末するんだ」
西田は武田の介護用オムツを外して、中の汚物を、
「食え、食わなけりゃお前のチンコをこの鋏で切り取ってやる」
と言って武田の顔の前に差し出した。
西田の手には大きな金切鋏が握られている。
武田は怒りに駆られて真っ赤な顔になりながらも自らの大便を口にした。
「きれいに食えよ、汚いからこぼすんじゃない、こぼしたらチンコを切るぞ」
武田の顔は汚物にまみれて、怒りのあまり目が充血している。
「よし、よく食った。お前が食っている姿はまるで不潔な動物だな。
さあ不潔な動物には相応しい褒美をやろう」
西田は20mmの建築用鉄筋を棚から取り出してガスバーナーで真っ赤にあぶった。
「なにをする気だ」
「焼き豚にするんだよ」
焼けた鉄筋を突き出た武田の腹に押し当てる。ジュウウと音がする。
「ギャアー」
武田は痛みにのたうちまわる、手足が固定されているので逃れられない。
痛みで胴体が上下左右に激しく動く。西田は休みなく鉄筋を押し続け、腹、胸、脚は鉄筋の火傷だらけになった。
火傷の筋は、キレイに格子を描いている。
「我ながら上手に出来たな、焼き豚チャーシューだ、いやハムかな?」
武田は火傷の痛みから呆然としている。
西田はいきなり金切鋏で武田の両足の親指を切り取った
「ギャアアー!痛い、なんてことをするんだ!俺は一言喋っただけだぞ、こんなの酷すぎるだろう」
「俺はこんなものじゃ満足できないんだよ、もっとだよ、汚いブタ野郎」
西田はさらに両手の親指も切り取った。
武田は痛みのあまり気を失った。
西田はバケツで水をぶっかけて武田の目を覚ましてやった
武田の手足から流れ出る血液が排水口まで4筋の赤い流れを作っている。
「おい、聞こえるか、俺は白川征義を殺してから金子組長、浮浪者の杏二、最初の妻の4人を殺している。
今では誰でもいいから殺したくて仕方がないんだよ。
お前は誰からも嫌われるクズなんだから死んでしまえ。
デブでハゲで、臭くて、汚くて、思いやりが無くて、セコくて、ブタのように色と金を漁る。
お前がいると地球がケガレるんだよ、まだトコトン苦ませてやるからあの世へ行っちまえ」
「ああ、助けてくれ、殺さないでくれ、俺はそんなに悪い人間じゃないんだ。
なんでこんな目に遭わせるんだ。いくらでも謝るから助けてくれ、悪かった、頼む」
西田はまた1本ずつ武田の両手足の指を切り取った、武田はあまりの痛みに大声で叫ぶ。
「うるせえなあ、このくらいで叫ぶんじゃねえ」
西田はそう言うと、切り取った指をミキサーに入れ水を加えてドロドロに粉砕した。
武田は痛みのショック症状なのか意識朦朧とし始めた。
西田は武田の口にジョウゴを押し込むと指を粉砕したミンチ汁を流し込んだ。
「飲め、お前の体の一部だ、お前に戻してやる、お前の体はどこも汚いからミンチも自分で引き受けろ」
武田はもはやむせる力もないらしく濃厚な液体は武田の喉をスムーズに流れ落ちていく。
「おい、まだ死ぬな、俺に付き合えよ、おい、返事しろよ」
武田の顔を平手打ちしてみたがもう反応がなかった。
「しょうがねえなあ、こんな程度で、もうダウンか、じゃ、フィニッシュにするか」
西田はドアを出て蓮子を呼びに行った。蓮子は店のカウンターバーでカクテルを飲みながら雑誌を読んでいた。
「そろそろ死にそうだ」
「あら、今度は早いのね、最後だけ手伝うわ」
西田は蓮子と部屋に戻ると、最近購入した日本刀で武田の性器を切り取った。
股間からは血液が激しく噴出し、西田が着込んだ黒い雨合羽は赤く染まった。
「流石に名人作の人切り包丁だな、よく切れるもんだ」
血しぶきを浴びた顔でそう言うと、切り取った性器を武田の顔の上に置いた。
それを見て蓮子は持って来たナイフをブスリと心臓に突き刺した、武田は絶命した。
「こいつは、麗子と違って汚くて見てられないからトドメを刺してやったわ。
これであたしも共犯よ、じゃ、もう行くわね」
そう言って部屋を出て行った。
西田はそれを見送ると、シャワーで部屋の中を洗い流し始めた。
自分の体も雨合羽の上からシャワーで洗い流す。
武田の股間からは血がとめどなく流れシャワーの湯と混じって赤い小川になっている。
少しして
「ああ、大したこともやってないのに死んじまいやがった、もっとイタブッテやりたかったのになあ。
こいつは何もかもがチンケでダサい」
3時間ほど武田の遺体にシャワーの水を当て続けて体中の血液を流し出した。
西田はその間に服を着替えて食事を摂った。
見れば蓮子は店にいない、最近お気に入りの女の子とレズセックスでもやりに行ったのだろう。
「さあ、もういいか」
部屋に戻るともう死体から血は流れ出ていない。
これで運ぶときに血が流れずに扱いが楽になるのだ。
麗子のときのように食ってやろうかと思ったのだが、武田の体はいくら洗っても汚いのでやめた。
「調子に乗ってクソまで食わせちまったからよけいに食う気がしねえなあ」
遺体を扱いやすいように日本刀で頭部、手足、胴体に切断し、胴体はさらに2つに断ち切った。
仕上げに頭部を床に置いてジョロジョロと小便を掛けてやった。開いたままの眼が悲しそうなので、
「お前も運が悪かったなあ、殺人鬼の妻にバカなことを言ったから、こんな姿にされちゃって。
憐れこの上ないよなあ。今度、生まれ変わったら養豚場のブタにでもなれ、ちゃんと屠殺して食ってやるから」
と優しい言葉を掛けてやった。
西田は武田の目を見るうちにまた気が変わって、頭部をシャワーで水洗いし、日本刀で2つ割りにすると中身をスプーンでえぐり出してミキサーでペーストにした。
そこへタマネギのみじん切り、山芋、小麦粉、塩コショウ適量を混ぜてハンバーグを焼いて、明日出勤する店の娼婦に食わせてやろうと冷蔵庫に入れた。
残りの遺体はいつものように麻袋に入れて槙山ダムの奥の山林に運んで行き、穴を掘って埋めた。
店に帰るとまた殺害部屋を塩素系消毒液で徹底的に洗い流して掃除を行った。
警察の捜査が入ってもルミノール反応が出ないようにするためである。
武田は刑事なので失踪すれば警察は全力で探すだろう。
武田をいたぶった道具類は全て焼却処分にした。
翌日に店の娼婦たちが出勤して冷蔵庫のハンバーグを食べたがまだ幾つか残った。
西田は自分では食べる気がしないので残りを郊外の養豚場に持って行き豚にやった。
豚たちは旨そうにガツガツと平らげている。
喜んで食っている豚がどこか武田に似ているのに気付いて、
「ああ、共食いだ」
と西田は楽しそうに笑った。
その気持ちはセックス後も消えず、心の中に積って自分を変えて行くように感じる。
凶暴性、攻撃性、嗜虐性が高まり、柔和、温和といったものが消えていくようだ。
西田は気づかぬうちに、
「ああ、殺してえなあ、この頃誰も殺ってねえから殺してえなあ。もう誰でもいいや」
と、独り言を言っているのに気付いて自分でも驚いたが、それがいけないとは思わなかった。
凶暴とはこの世を生き抜く力でもある、西田が修験道で鍛え納めたのはそれなのだ。
杏二のように粗暴でむき出しの凶暴は愚かで見苦しいが、心に凶暴性を秘めて淡々と物事を進める力は西田の事業には必要である。男は女との交りで活力が湧くものだが、西田は白川とのセックスで凶暴さを蓄えた。
西田はこれを知って白川に無二の価値を見出した。
「そうだ、あのときの刑事を殺ろう、たしか武田とかいったな。
あいつのせいで春香が衝撃を受けて自殺したんだった」
武田大(たけだひろし)は48歳、岩原市警察署の刑事で、小太りで頭の薄い男である。妻がいたが5年前に離婚、それ以来は独身である、子はいない。
西田が調べると武田は賄賂を取るとの噂があり、市民からの評判も宜しくない。
これなら付け入る隙がある、恰好の殺害対象だ。
武田は春香が亡くなった時には警備課所属だったが、現在は異動して安全課の所属になっている。
安全課は風俗営業の取り締まりが業務であり、ここに西田は目を付けた。部下に一般人を装わせて蓮子の売春宿が営業時間を守っていないと電話で密告させた。
それで都合よく武田が蓮子の店に取調べに来たので西田は袖の下を渡し、やってもいない条例違反を見逃させた。
それからは武田がしばしば店に来て小遣いをせびっていくようになった、これも西田が仕向けたのだ。
こうして武田との癒着関係を作った上で西田は女を世話するから警察内部の情報を流してほしいと頼んだ。
武田が気に入った蓮子の店の女と月に2回、タダでやらせてやるのだ。
武田からは大した情報が得られるわけではないが奴を油断させるためだ。
武田は女とやりに蓮子の店へ来るが、周囲には何処へ行くか内緒にしている。
収賄で女を抱いたと発覚すれば、即刻に懲戒解雇なので当然のことだ。
蓮子の店で武田が楽しんで夜遅くに帰ろうとしたとき、
「武田さん、ちょっと教えていただきたいことが、」
と西田が呼び止めた。
「なんだ、早いとこ帰って寝たいんだ、次にしてくれ」
情報提供と引き換えの約束で女を抱いているのにこの厚かましさである。
その脂ぎった厚顔無恥な顔は西田の殺意をさらに増してくれる。
それを思い西田はニヤリとした。
「まあ、まあ、そんなことを仰らずに付き合ってくださいよ。
武田さんのお好きな高級ウイスキーも用意しておきましたから」
武田は、
「ま、それじゃ一杯だけな」
「さあ、どうぞこちらへ」
西田が案内したのは深山麗子の殺害に使ったSM部屋だ。
「なんだこの部屋は、風呂場みてえじゃないか」
武田は、壁も床も白いタイル張りの部屋を見回して言った。
「ここは、SMプレイに使うんですよ、SMをやると大小便とかゲロとかで汚れますからね。
掃除が楽なのでこの内装にしたんです、なんなら武田さんもご利用になりますか?」
「要らん、要らん、俺にそういう趣味はない。でも、なんでわざわざこんな部屋で話すんだ?」
怪訝な顔付きで林が訊く、
「ここは音が外に漏れない造りなので会話を聞かれる心配がないんです、実はね・・・」
西田はこの春に赴任した署長の人柄や趣味などを訊ねた。
武田は自分で高級ウイスキーの水割りを作ってガブガブ飲み、用意のチーズクラッカーやビーフジャーキーを頬張りながら、
「要するにお前はあの新署長を篭絡したいんだろ、あいつは俺と違って堅物のエリートだから落とすのは難しいぞ。俺と同い年で署長だから、二期も岩原の署長を務めたら本部に戻って県警本部長を目指すんだろうよ。
安全課に左遷されて一生芽の出ない俺とはエライ違いさ」
「いえ、いえ、武田さんもお手柄を立てれば道は変わると思いますがね。
そうだ、こちらのチョコレートはいかがですか、お気に召すと思いますよ。
苦みがある独特の風味ですが、慣れると病みつきになります」
西田は青色のチョコレートを薦めた。
「へえ、こんなのは初めてだ」
武田は口に放り込んで、
「こりゃなかなかだ、独特だが、たしかに美味い」
「流石に武田さんは口が肥えていらっしゃる。
それで、前から岩原にいる副署長ですが、新署長との折り合いはどうなんです?」
「ああ、あのジジイな、あいつは人の顔色ばかり見て出世してきた幇間だから、新署長にも媚びへつらっているさ、俺は嫌いだね、あんな野郎は・・・ああ、なんか眠くなってきたな、さっきガンバリ過ぎたかなあ・・・」
武田は手にしたチョコレートをポトリと落とした。
「武田さん、武田さん、こんなところで寝ちゃダメですよ、起きてください、武田さん、武田さん!」
強くゆすってみたが目覚めない、鼻をつまんでも鼾をかいて眠りこけている。
「ああ、こいつの鼻の脂がベットリ指に付いちまった、汚ねえなあ、触らなきゃよかった」
西田は石鹼を付けて手を洗った。
「ウイスキーとつまみの全部睡眠薬を入れたのに、こいつにはちっとも効かねえなあ。
どれだけ飲み食いしやがるんだ、デブは鈍くてホント嫌だねえ」
独り言を言って西田は作業を始めた。
ゴム手袋をはめて武田の衣服を脱がせて全裸にし、ベッドに仰向きに寝かせると口に猿轡をして介護用のオムツをし、それから手足をステンレス製の頑丈な寝台の金具に固定した。これで武田は動くことができない。
「ああ、つくづく汚い体だなあ、デブだし、重いし、臭いし、毛深いし、ほんとに穢らわしい」
西田は脱がせた衣服をビニール袋に入れると店の裏にある焼却炉で燃やした。
部屋に戻ると武田は大鼾をかいて眠っている。
「嫌だなあ、ああイヤだ。同じ人間のはずなのに蓮子や白川とどうしてこんなにも違うんだろ。
美醜は天地の違いだ。こいつは人間よりカバやブタに近い、いや、それ以下か」
武田への嫌悪感をあげつらいながら西田は拷問の準備を整えると別室で眠った。
夜が明け西田は目覚めるとビニール製の上下揃いの黒い雨合羽を着た、これから行う作業での汚れ防止である。
蓮子に声を掛けて一緒に部屋のカギを開けて入ると武田はすでに目覚めてもがいていた、手錠には血が滲んでいる。
猿靴を外すと、
「なにをしやがるんだ、なんでこんなことをする、お前には警察の貴重な情報を教えてやったじゃないか、
有難いと思っているなら今すぐ手錠を外せ!」
「貴重な情報だと、ただの署内の悪口じゃねえか、お前の悪口に価値があるとでも思ってるのか」
「俺が知ってることをなんでも教えてやったのに、その口の利き方はなんだ、偉そうに」
「偉そうに、だと。お前その恰好で何言ってるんだ」
素っ裸でオムツをさせられ、手足をベッドに固定される姿は見苦しい。
西田は、
「そうだ、この姿を写真に撮ってやる」
と言ってフイルムの入っていないカメラでバシャバシャと撮るふりをした。
「これを現像して警察署に送り付けてやるからな、楽しみにしておけ」
「やめろ、そんなこと、やめてくれ」
「そうだ、これだけじゃなくてベッドの横にSMの女王様を立たせ鞭で打たせようか、
それを写真に撮ってだなあ・・・」
「そんなのやめろ、今すぐ解放しろ、服を返せ、おーい助けてくれえ、助けてーー」
蓮子はここまで黙って見ていたが、武田の醜い姿を見るのが嫌になり外に出て行った。
西田はチラリとそれを見送ると、
「この部屋は防音仕様だから大声を出しても外には聞こえないぞ。
昨夜教えてやっただろうが、覚えていないのか、ほんと頭が悪いなあ。
それに今日は店が休みだから誰もいない、どんな大声を出したところで聞く人がいないんだ。
あれっ、クサイぞ、お前チビッてるな、臭うぞ」
西田が大げさに鼻をつまんでバカにする。
「しょうがないだろ、こんなふうにされて動けないんだ、人間出るものは出ちまう」
「ああ、お前は見た目が汚いだけじゃなくて大便も特別に臭いなあ。
心も不潔だし、なんといっても汚職刑事だもんなあ、評判最悪の」
「お前の店は俺が見逃してやったから助かったんだぞ、それなのにこれはなんだ」
「ふん、お前は頭が悪くて分からないから教えてやる。
俺がお前に近づいたのはこうして人に知られずに捕獲するためだ。
県条例違反のタレコミは俺がやらせたウソさ。
この店は時間をキッチリ守って違反なんかしちゃいない。
あれでお前を呼び寄せて、金を握らせて取り込んでやったんだ、バカめ」
「なんだと、なんでそんなことをしたんだ」
「お前は覚えているか、俺の前の妻が自殺したのを」
「ああ、デマの噂でノイローゼになって自殺したんだろ」
「あのときお前はうちに来て妻と会ったな」
「ああ、そうだった、綺麗な女だった」
「お前は妻に、あんたら姉弟なんだってな、それでやっててどんな気持ちだい?って言ったよな」
「知らん、そんなこと。お前の家に行ったことしか覚えていない」
「妻はお前にそう言われて精神的衝撃を受けで死んだんだ」
「知らんぞ、そんなこと。俺がそう言ったとしても、世間でそう言われている、と伝えただけのことだ。
なんでそんなことを恨むんだ!」
「その無神経さだ、その厚かましさだ、それが妻を殺した」
「逆恨みもいいところだ、俺は職務を忠実にこなしただけだ。
あんなデマを気にして死んでしまう方がおかしいだろ。
お前の嫁さんは元々、神経に問題があったんだ、それを俺のせいにするな」
「あんなデマ・・・、そりゃ、みんなそう思うだろう。
だがな、あれは本当なんだ、結婚してから姉弟だと分かったんだ。
それだから妻は苦しんでいた、神経に問題があったわけじゃない」
「な、なに」
「苦しんでいたところにお前の無神経な一言がナイフのように突き刺さった。
それで妻は寝込んでしまった、さらに嫌がらせが続いて耐えきれずに死んだんだ」
「ふん、それはかわいそうだが、俺は一言話しただけだし、嫌がらせは俺がやったんじゃない。
むしろ捜査する側だったんだぞ」
「お前ら警察は俺が捜査請求を何度もしたのに、殆ど捜査しなかった。
あのとき嫌がらせの犯人を逮捕していればあんなことにはならなかっただろう。
あれから俺は自分で調べて犯人を捜しだしたんだ。犯人は白川征義だった」
「白川征義っていうと白川の分家で借金に追われて岩原から逃げ出したっていうやつか?」
「ああ、その白川征義だ、俺は白川に犯行を自白させてやった」
「それだから白川は岩原から逃げ出したのか?」
「違う、白川は逃げていない、俺が殺して山林に埋めてやった」
「・・・・」
「分かったか、俺は妻を殺した白川征義に復讐したんだ、今日はお前にもな」
「ま、待て、俺はお前の嫁さんを害そうとなんかしてないぞ。
不用意な発言だったかもしれないが悪気はなかったんだ」
「それは知っている、普通なら見過ごしにするだろうが俺は許さない、俺の気が済むようにさせてもらう」
「なにをするつもりだ」
「そうだな、まずはお前がチビッたのをきれいにしろ、クセえから始末するんだ」
西田は武田の介護用オムツを外して、中の汚物を、
「食え、食わなけりゃお前のチンコをこの鋏で切り取ってやる」
と言って武田の顔の前に差し出した。
西田の手には大きな金切鋏が握られている。
武田は怒りに駆られて真っ赤な顔になりながらも自らの大便を口にした。
「きれいに食えよ、汚いからこぼすんじゃない、こぼしたらチンコを切るぞ」
武田の顔は汚物にまみれて、怒りのあまり目が充血している。
「よし、よく食った。お前が食っている姿はまるで不潔な動物だな。
さあ不潔な動物には相応しい褒美をやろう」
西田は20mmの建築用鉄筋を棚から取り出してガスバーナーで真っ赤にあぶった。
「なにをする気だ」
「焼き豚にするんだよ」
焼けた鉄筋を突き出た武田の腹に押し当てる。ジュウウと音がする。
「ギャアー」
武田は痛みにのたうちまわる、手足が固定されているので逃れられない。
痛みで胴体が上下左右に激しく動く。西田は休みなく鉄筋を押し続け、腹、胸、脚は鉄筋の火傷だらけになった。
火傷の筋は、キレイに格子を描いている。
「我ながら上手に出来たな、焼き豚チャーシューだ、いやハムかな?」
武田は火傷の痛みから呆然としている。
西田はいきなり金切鋏で武田の両足の親指を切り取った
「ギャアアー!痛い、なんてことをするんだ!俺は一言喋っただけだぞ、こんなの酷すぎるだろう」
「俺はこんなものじゃ満足できないんだよ、もっとだよ、汚いブタ野郎」
西田はさらに両手の親指も切り取った。
武田は痛みのあまり気を失った。
西田はバケツで水をぶっかけて武田の目を覚ましてやった
武田の手足から流れ出る血液が排水口まで4筋の赤い流れを作っている。
「おい、聞こえるか、俺は白川征義を殺してから金子組長、浮浪者の杏二、最初の妻の4人を殺している。
今では誰でもいいから殺したくて仕方がないんだよ。
お前は誰からも嫌われるクズなんだから死んでしまえ。
デブでハゲで、臭くて、汚くて、思いやりが無くて、セコくて、ブタのように色と金を漁る。
お前がいると地球がケガレるんだよ、まだトコトン苦ませてやるからあの世へ行っちまえ」
「ああ、助けてくれ、殺さないでくれ、俺はそんなに悪い人間じゃないんだ。
なんでこんな目に遭わせるんだ。いくらでも謝るから助けてくれ、悪かった、頼む」
西田はまた1本ずつ武田の両手足の指を切り取った、武田はあまりの痛みに大声で叫ぶ。
「うるせえなあ、このくらいで叫ぶんじゃねえ」
西田はそう言うと、切り取った指をミキサーに入れ水を加えてドロドロに粉砕した。
武田は痛みのショック症状なのか意識朦朧とし始めた。
西田は武田の口にジョウゴを押し込むと指を粉砕したミンチ汁を流し込んだ。
「飲め、お前の体の一部だ、お前に戻してやる、お前の体はどこも汚いからミンチも自分で引き受けろ」
武田はもはやむせる力もないらしく濃厚な液体は武田の喉をスムーズに流れ落ちていく。
「おい、まだ死ぬな、俺に付き合えよ、おい、返事しろよ」
武田の顔を平手打ちしてみたがもう反応がなかった。
「しょうがねえなあ、こんな程度で、もうダウンか、じゃ、フィニッシュにするか」
西田はドアを出て蓮子を呼びに行った。蓮子は店のカウンターバーでカクテルを飲みながら雑誌を読んでいた。
「そろそろ死にそうだ」
「あら、今度は早いのね、最後だけ手伝うわ」
西田は蓮子と部屋に戻ると、最近購入した日本刀で武田の性器を切り取った。
股間からは血液が激しく噴出し、西田が着込んだ黒い雨合羽は赤く染まった。
「流石に名人作の人切り包丁だな、よく切れるもんだ」
血しぶきを浴びた顔でそう言うと、切り取った性器を武田の顔の上に置いた。
それを見て蓮子は持って来たナイフをブスリと心臓に突き刺した、武田は絶命した。
「こいつは、麗子と違って汚くて見てられないからトドメを刺してやったわ。
これであたしも共犯よ、じゃ、もう行くわね」
そう言って部屋を出て行った。
西田はそれを見送ると、シャワーで部屋の中を洗い流し始めた。
自分の体も雨合羽の上からシャワーで洗い流す。
武田の股間からは血がとめどなく流れシャワーの湯と混じって赤い小川になっている。
少しして
「ああ、大したこともやってないのに死んじまいやがった、もっとイタブッテやりたかったのになあ。
こいつは何もかもがチンケでダサい」
3時間ほど武田の遺体にシャワーの水を当て続けて体中の血液を流し出した。
西田はその間に服を着替えて食事を摂った。
見れば蓮子は店にいない、最近お気に入りの女の子とレズセックスでもやりに行ったのだろう。
「さあ、もういいか」
部屋に戻るともう死体から血は流れ出ていない。
これで運ぶときに血が流れずに扱いが楽になるのだ。
麗子のときのように食ってやろうかと思ったのだが、武田の体はいくら洗っても汚いのでやめた。
「調子に乗ってクソまで食わせちまったからよけいに食う気がしねえなあ」
遺体を扱いやすいように日本刀で頭部、手足、胴体に切断し、胴体はさらに2つに断ち切った。
仕上げに頭部を床に置いてジョロジョロと小便を掛けてやった。開いたままの眼が悲しそうなので、
「お前も運が悪かったなあ、殺人鬼の妻にバカなことを言ったから、こんな姿にされちゃって。
憐れこの上ないよなあ。今度、生まれ変わったら養豚場のブタにでもなれ、ちゃんと屠殺して食ってやるから」
と優しい言葉を掛けてやった。
西田は武田の目を見るうちにまた気が変わって、頭部をシャワーで水洗いし、日本刀で2つ割りにすると中身をスプーンでえぐり出してミキサーでペーストにした。
そこへタマネギのみじん切り、山芋、小麦粉、塩コショウ適量を混ぜてハンバーグを焼いて、明日出勤する店の娼婦に食わせてやろうと冷蔵庫に入れた。
残りの遺体はいつものように麻袋に入れて槙山ダムの奥の山林に運んで行き、穴を掘って埋めた。
店に帰るとまた殺害部屋を塩素系消毒液で徹底的に洗い流して掃除を行った。
警察の捜査が入ってもルミノール反応が出ないようにするためである。
武田は刑事なので失踪すれば警察は全力で探すだろう。
武田をいたぶった道具類は全て焼却処分にした。
翌日に店の娼婦たちが出勤して冷蔵庫のハンバーグを食べたがまだ幾つか残った。
西田は自分では食べる気がしないので残りを郊外の養豚場に持って行き豚にやった。
豚たちは旨そうにガツガツと平らげている。
喜んで食っている豚がどこか武田に似ているのに気付いて、
「ああ、共食いだ」
と西田は楽しそうに笑った。
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