142 / 230
9.変化
136.ガラスハートNG※
しおりを挟む
「まっ、タンマ、あっ」
ビクビクッ
一瞬後に脱力――――
出ちまった。なんでこんな簡単に出ちまう?
ほんとマジ早すぎだろ。けど出たらちょい冷静になる、はず。いつもならそう、なのに。
ますます荒くなった息が首筋とか耳とか頬とかにかかって、唇や舌がそこらへん這い回ってて、片手は腹とか脇腹とか撫でてるし、片手は胸に上がって乳首とかこねこねしてるし、冷静になんてなれるかっ!
「……ふ…ぅ…」
なんか息とか漏れてヘンな声でそうだったから奥歯噛んでくち引き締める。
指はしつこく乳首を撫でたりつまんだりして、目つぶってるからかもだけど意識がそこに集中ってかジンジンしてきて、ドキバクぱねえし、なんかが腰あたりに落ちてくるつか、なんかなんかなんだかヤベえ。
「藤枝」
やめろやめろその声、さっきからゾクゾク止まんねえのにさらに来るからっ
「これ気持ちいいのか」
聞くなバカ、さっきからビクビクしちまってんだから分かンだろ。
「どうなんだ」
つかくち開けらんねえンだから返事なんてできるかっ!
「藤枝」
低い声と一緒にハアハア荒い息がかかってる。どこにって首の根っこんトコに。つかなに顔埋め込むみたいになってんだよバカ。指は乳首んトコでうにうに動いてるくせに、なんで腹んトコの手はそんな縋るみたいなんだよ。
「……藤枝」
低い声が少し震えてる。乳首んトコで止まった指。後ろから肩の付け根に乗った額が、微かに震えてる。
カァッと、アタマに血が上った。
なんでだよっ!
なんでおまえが? ビビってんの?
イイようにやられてんのコッチだよ?
ホテルに引っ張られた瞬間、思ったよ? この為に今日、色々……奢るとか、らしくねえこと言ってたのかよって、そんでちょいアタマ真っ白になったよ?
そんでもこの流れで、必死に気合い入れて、なのになんでおまえがココで……!
「……ばっか……っ!」
漏れた声がかすれて震えてた。
背中の丹生田がビクッとした。
ハッとして、やべやべ、とか、息整え、目一杯声を抑えた。
「おまえが、……誘ったんだろ。…なにビビってんだ」
見えてねーだろけど、ニカッと笑ってやる。
「……済まん」
消え入るみたいな声が首の根っこんトコから響いて、……コッチがため息出た。
そうだよ。
なんか今日自信満々で、丹生田らしくないなあ、ずいぶん強引だなあ、とか思ってたんだよ俺だって。
けど思ったんだよ? もしかしてこの為に頑張ってたんかなあ、とか? けどそこツッコむの我慢してたんだよ?
てか丹生田こんな頑張ってんのに、どしたらいいか分かんなくなったし。言うたら俺だって限界バリバリなんだっつの。
なのにココでおまえがヘタレるとかねえだろ、いくらなんでも、おまえさあ。
はあぁぁぁ、本日何度目かのふかーい溜息。
ンでも色々飛んだ。なんか落ち着いた。
「こっちの立場、微妙になんだろ。もうNGなソレ」
「…………済まん」
ああ~、これ良く聞くわ。間違ったとか思ってビビってるとき、こういう声出すんだよ。ホントおまえって
「てかこういう時にガラスハート出すなっての」
なんか笑っちまった。
丹生田がビビってると思ったら、応援するんだってのがぶわっと出てきて色々吹っ飛んだんだ。マジ安いよなあ。俺も単純すぎだろ。
ククッと笑っちまったら、後ろではぁぁ~、とか息吐いてるのが分かって、また笑っちまう。
「堂々としてろよおまえ。いざってときにヘタレんなつの。つか、なんで俺がこんなん言ってんのか意味分かんねえンだけど」
「………………済まん」
軋むような低い声。
「……っ、おま」
ンな声出してるくせに、なんで胸んトコ、指の動き復活してんだよっ!
グッと奥歯噛みしめ、抜けそうになったチカラ総動員してクルッと振り返った。
慌てて顔上げた丹生田を見上げる。
案の定、眉尻が少し下がった、なっさけねー顔になってた。けどものっそ真剣な目で……くっそ!
首と肩に両腕回して、キスしてやった。
ちょい触るだけ、にしようと思ってた。そんで「しっかりしろ」とか言ってやろうと思ってたんだ。
なのに息止まった唇から唸るような音が聞こえて、丹生田の両腕が背に回って、そのまんまキスは深くなる。
丹生田の舌がくちの中に入ってきて、そこで暴れまくる。唇が一瞬離れ、一呼吸終わらないうちに角度変えて深く合わさる。きつく吸い上げられ、抱きしめる腕の力が強まって……
――――すぐ夢中になった。
考える必要なんてねえじゃん。
丹生田がいるんじゃんココに。
そんで抱きしめてくる。キスも。目一杯欲しがってる感じで。
それでイイじゃん。
コッチも首に回した腕に力込める。
縦抱きに持ち上げられた。
そんで丹生田ごとベッドに倒れ込んでも離れない。濡れた身体のまま、シーツとか張り付いてくるけど、離れようとした丹生田の唇を追いかけて舌を絡ませた。ぜってー離れないって、そのつもりで首に回した腕にも力を込める。
だってキスやめるのイヤだったんだ。ココで正気に戻っちゃイカン感じで、なんも考えないように、丹生田だけ意識するように。
そんだけ。
そんだけでいい。
丹生田の鼻息が頬にかかる。舌がくちの中を丁寧に撫でてる。手が胸から腹、下腹部へ、そんで股の内側から膝へ撫で上げる。反対の手が肩から首筋を撫で上げ、まだ濡れてる髪に指が分け入り、ゴツイ指が地肌を擽る。
そんなんいちいち感じ取って、……うあ~ゾクゾクする。
そんで……そんでどんどん身体が熱くなる。
触れるトコが全部ピリピリして、そっから電気かなんか流れ込んでるみてえ。そのせいで加熱しちまってんじゃねえの? だって
だってなんかぼうっとしちまって、もう、こっちから舌絡めるとか無理だもん。どんどん侵略してくる舌に対抗なんて無理だもん。吸い上げられるまま、ただゾクゾクして、喉の奥がムズムズするみてえな、鼻から「んふ……」すっげ甘ったるい音が漏れて。んで指がまた胸を掠って「ッ……」ビクゥッとかして腕から力抜けたら、丹生田が離れた。
「大丈夫だ」
振ってきた低い声に目を開く。
奥歯噛みしめて、くち真一文字。怖いくらい真剣な目。
なにか言おうと開いたくちが閉じて、しばらくしてまた開いて、ふうっと息を吐いて
「ゆっくりやる」
ようやく聞こえた低い声に、ちょいボウッとしたまま「ゆっくり?」聞く。
「……そうだ。いいか」
なんだろ、ゆっくりって、とかちょい思いつつ「いいけど」と言ったら丹生田がホッとした顔になったから、まあいいやと流すことにして、ニッと笑い返した。
したら丹生田もちょい笑って「待ってろ」つって、いったん消えてタオル持って戻って来ると、ベッドの上で体育座り状態になって向かい合い、身体とかざっと拭いてからタオルを拓海の頭に乗せ、包むみたいに髪拭かれた。なぜか手つきが怖々で、超マジ顔だったりして、なんかカワイイし、ニヤニヤしちまう。
ソレにやっぱ丹生田もまっぱだし、やっぱきれいな身体でドキバクするし、触りたくてムラムラするし
「……藤枝は……」
視線を頭に向けたまま、丹生田が低い声でぼそっと言った。
「ん?」
問う目を向けたのに「……いや」とか目を伏せ、くちを真一文字に閉じちまう。くっそやっぱカワイイなあ。
「なんだよ」
だから片手を首後ろに回して引き寄せる。
今まで触りたいのとかめちゃガマンしてたけど、そういうの、もうやめる。やめて良いよな。だってそういうコトだろ?
だから拓海は無自覚に笑み浮かべながら言った。
「キスしようぜ」
声は少し掠れてた。けど、そのまんま唇を塞ぐ。舌を伸ばし目を閉じてキスを堪能しつつ、首から背中、肩の辺りもさわさわする。
次の瞬間、押し倒され、唇が離れたけど、丹生田の顔は見えなかった。だって首筋に顔を埋めたから。舌這わせたり吸ったりしてるから、またゾクゾク来ながら触る。背中に触れてる手をゆっくり撫で下ろし、もうこの際だからケツまで触って揉んどく。
首筋とか舐めてた丹生田は、少しずつ下がって、今度は乳首に吸い付いた。
「う、……おい」
ピチャピチャ舐めたり、チュウって吸ったり、片方は指で弄ってるし、ぴくん、ぴくんと腹筋あたりが反応しちまうからちょい焦る。
「なんだよソコばっか」
つっても離れねー。
でもだってマズいんだってソコ。さっきさんざん弄ってたからジンジンして、なんか腰に来るんだって。そんで声とか出そうなんだってば。
んでも丹生田が本気になったら肩とか押してもビクともしねーし、だんだん焦ってきた。つか文句言おうにもくち開けたらヘンな声出そうで言えねえし、また唇噛んで耐える。したらちょいビリって来て、ピクピクってちょい身体が跳ねちまう。なんだコレっ!
「……っ!」
声とか出そうなの唇噛んで耐えてたら、やっと唇が離れた。
「気持ちいいのか」
なんて言ってるけど、さすがにハズくて顔見れねえし「……っ、だから」なんとか声を返す。
「聞くなっつの、そういうコト」
息整えつつ文句言ったら「すまん」つって、また吸い付くし。なんか乳首が、ちょい痛いくらいで、でも腹筋のあたりとかビクビクしちまってるし
なんだよ、なんなんだよ、俺の身体、なんでこんな?
つうかその、オンナ的な意味でスケベだった? マズイだろヤベえだろ、なんか色々キツいだろ、だから
「マジでソコやめ……」
言い終わる前に唇は乳首から離れてホッとした。
けど丹生田はゆっくり下がってく。腹筋をスッと舐めて、なぜか臍もぐりぐり舐めて。さらに下がるからハッとして
「ちょ、たんまっ!」
声上げた。
けど遅かった。
ビクビクッ
一瞬後に脱力――――
出ちまった。なんでこんな簡単に出ちまう?
ほんとマジ早すぎだろ。けど出たらちょい冷静になる、はず。いつもならそう、なのに。
ますます荒くなった息が首筋とか耳とか頬とかにかかって、唇や舌がそこらへん這い回ってて、片手は腹とか脇腹とか撫でてるし、片手は胸に上がって乳首とかこねこねしてるし、冷静になんてなれるかっ!
「……ふ…ぅ…」
なんか息とか漏れてヘンな声でそうだったから奥歯噛んでくち引き締める。
指はしつこく乳首を撫でたりつまんだりして、目つぶってるからかもだけど意識がそこに集中ってかジンジンしてきて、ドキバクぱねえし、なんかが腰あたりに落ちてくるつか、なんかなんかなんだかヤベえ。
「藤枝」
やめろやめろその声、さっきからゾクゾク止まんねえのにさらに来るからっ
「これ気持ちいいのか」
聞くなバカ、さっきからビクビクしちまってんだから分かンだろ。
「どうなんだ」
つかくち開けらんねえンだから返事なんてできるかっ!
「藤枝」
低い声と一緒にハアハア荒い息がかかってる。どこにって首の根っこんトコに。つかなに顔埋め込むみたいになってんだよバカ。指は乳首んトコでうにうに動いてるくせに、なんで腹んトコの手はそんな縋るみたいなんだよ。
「……藤枝」
低い声が少し震えてる。乳首んトコで止まった指。後ろから肩の付け根に乗った額が、微かに震えてる。
カァッと、アタマに血が上った。
なんでだよっ!
なんでおまえが? ビビってんの?
イイようにやられてんのコッチだよ?
ホテルに引っ張られた瞬間、思ったよ? この為に今日、色々……奢るとか、らしくねえこと言ってたのかよって、そんでちょいアタマ真っ白になったよ?
そんでもこの流れで、必死に気合い入れて、なのになんでおまえがココで……!
「……ばっか……っ!」
漏れた声がかすれて震えてた。
背中の丹生田がビクッとした。
ハッとして、やべやべ、とか、息整え、目一杯声を抑えた。
「おまえが、……誘ったんだろ。…なにビビってんだ」
見えてねーだろけど、ニカッと笑ってやる。
「……済まん」
消え入るみたいな声が首の根っこんトコから響いて、……コッチがため息出た。
そうだよ。
なんか今日自信満々で、丹生田らしくないなあ、ずいぶん強引だなあ、とか思ってたんだよ俺だって。
けど思ったんだよ? もしかしてこの為に頑張ってたんかなあ、とか? けどそこツッコむの我慢してたんだよ?
てか丹生田こんな頑張ってんのに、どしたらいいか分かんなくなったし。言うたら俺だって限界バリバリなんだっつの。
なのにココでおまえがヘタレるとかねえだろ、いくらなんでも、おまえさあ。
はあぁぁぁ、本日何度目かのふかーい溜息。
ンでも色々飛んだ。なんか落ち着いた。
「こっちの立場、微妙になんだろ。もうNGなソレ」
「…………済まん」
ああ~、これ良く聞くわ。間違ったとか思ってビビってるとき、こういう声出すんだよ。ホントおまえって
「てかこういう時にガラスハート出すなっての」
なんか笑っちまった。
丹生田がビビってると思ったら、応援するんだってのがぶわっと出てきて色々吹っ飛んだんだ。マジ安いよなあ。俺も単純すぎだろ。
ククッと笑っちまったら、後ろではぁぁ~、とか息吐いてるのが分かって、また笑っちまう。
「堂々としてろよおまえ。いざってときにヘタレんなつの。つか、なんで俺がこんなん言ってんのか意味分かんねえンだけど」
「………………済まん」
軋むような低い声。
「……っ、おま」
ンな声出してるくせに、なんで胸んトコ、指の動き復活してんだよっ!
グッと奥歯噛みしめ、抜けそうになったチカラ総動員してクルッと振り返った。
慌てて顔上げた丹生田を見上げる。
案の定、眉尻が少し下がった、なっさけねー顔になってた。けどものっそ真剣な目で……くっそ!
首と肩に両腕回して、キスしてやった。
ちょい触るだけ、にしようと思ってた。そんで「しっかりしろ」とか言ってやろうと思ってたんだ。
なのに息止まった唇から唸るような音が聞こえて、丹生田の両腕が背に回って、そのまんまキスは深くなる。
丹生田の舌がくちの中に入ってきて、そこで暴れまくる。唇が一瞬離れ、一呼吸終わらないうちに角度変えて深く合わさる。きつく吸い上げられ、抱きしめる腕の力が強まって……
――――すぐ夢中になった。
考える必要なんてねえじゃん。
丹生田がいるんじゃんココに。
そんで抱きしめてくる。キスも。目一杯欲しがってる感じで。
それでイイじゃん。
コッチも首に回した腕に力込める。
縦抱きに持ち上げられた。
そんで丹生田ごとベッドに倒れ込んでも離れない。濡れた身体のまま、シーツとか張り付いてくるけど、離れようとした丹生田の唇を追いかけて舌を絡ませた。ぜってー離れないって、そのつもりで首に回した腕にも力を込める。
だってキスやめるのイヤだったんだ。ココで正気に戻っちゃイカン感じで、なんも考えないように、丹生田だけ意識するように。
そんだけ。
そんだけでいい。
丹生田の鼻息が頬にかかる。舌がくちの中を丁寧に撫でてる。手が胸から腹、下腹部へ、そんで股の内側から膝へ撫で上げる。反対の手が肩から首筋を撫で上げ、まだ濡れてる髪に指が分け入り、ゴツイ指が地肌を擽る。
そんなんいちいち感じ取って、……うあ~ゾクゾクする。
そんで……そんでどんどん身体が熱くなる。
触れるトコが全部ピリピリして、そっから電気かなんか流れ込んでるみてえ。そのせいで加熱しちまってんじゃねえの? だって
だってなんかぼうっとしちまって、もう、こっちから舌絡めるとか無理だもん。どんどん侵略してくる舌に対抗なんて無理だもん。吸い上げられるまま、ただゾクゾクして、喉の奥がムズムズするみてえな、鼻から「んふ……」すっげ甘ったるい音が漏れて。んで指がまた胸を掠って「ッ……」ビクゥッとかして腕から力抜けたら、丹生田が離れた。
「大丈夫だ」
振ってきた低い声に目を開く。
奥歯噛みしめて、くち真一文字。怖いくらい真剣な目。
なにか言おうと開いたくちが閉じて、しばらくしてまた開いて、ふうっと息を吐いて
「ゆっくりやる」
ようやく聞こえた低い声に、ちょいボウッとしたまま「ゆっくり?」聞く。
「……そうだ。いいか」
なんだろ、ゆっくりって、とかちょい思いつつ「いいけど」と言ったら丹生田がホッとした顔になったから、まあいいやと流すことにして、ニッと笑い返した。
したら丹生田もちょい笑って「待ってろ」つって、いったん消えてタオル持って戻って来ると、ベッドの上で体育座り状態になって向かい合い、身体とかざっと拭いてからタオルを拓海の頭に乗せ、包むみたいに髪拭かれた。なぜか手つきが怖々で、超マジ顔だったりして、なんかカワイイし、ニヤニヤしちまう。
ソレにやっぱ丹生田もまっぱだし、やっぱきれいな身体でドキバクするし、触りたくてムラムラするし
「……藤枝は……」
視線を頭に向けたまま、丹生田が低い声でぼそっと言った。
「ん?」
問う目を向けたのに「……いや」とか目を伏せ、くちを真一文字に閉じちまう。くっそやっぱカワイイなあ。
「なんだよ」
だから片手を首後ろに回して引き寄せる。
今まで触りたいのとかめちゃガマンしてたけど、そういうの、もうやめる。やめて良いよな。だってそういうコトだろ?
だから拓海は無自覚に笑み浮かべながら言った。
「キスしようぜ」
声は少し掠れてた。けど、そのまんま唇を塞ぐ。舌を伸ばし目を閉じてキスを堪能しつつ、首から背中、肩の辺りもさわさわする。
次の瞬間、押し倒され、唇が離れたけど、丹生田の顔は見えなかった。だって首筋に顔を埋めたから。舌這わせたり吸ったりしてるから、またゾクゾク来ながら触る。背中に触れてる手をゆっくり撫で下ろし、もうこの際だからケツまで触って揉んどく。
首筋とか舐めてた丹生田は、少しずつ下がって、今度は乳首に吸い付いた。
「う、……おい」
ピチャピチャ舐めたり、チュウって吸ったり、片方は指で弄ってるし、ぴくん、ぴくんと腹筋あたりが反応しちまうからちょい焦る。
「なんだよソコばっか」
つっても離れねー。
でもだってマズいんだってソコ。さっきさんざん弄ってたからジンジンして、なんか腰に来るんだって。そんで声とか出そうなんだってば。
んでも丹生田が本気になったら肩とか押してもビクともしねーし、だんだん焦ってきた。つか文句言おうにもくち開けたらヘンな声出そうで言えねえし、また唇噛んで耐える。したらちょいビリって来て、ピクピクってちょい身体が跳ねちまう。なんだコレっ!
「……っ!」
声とか出そうなの唇噛んで耐えてたら、やっと唇が離れた。
「気持ちいいのか」
なんて言ってるけど、さすがにハズくて顔見れねえし「……っ、だから」なんとか声を返す。
「聞くなっつの、そういうコト」
息整えつつ文句言ったら「すまん」つって、また吸い付くし。なんか乳首が、ちょい痛いくらいで、でも腹筋のあたりとかビクビクしちまってるし
なんだよ、なんなんだよ、俺の身体、なんでこんな?
つうかその、オンナ的な意味でスケベだった? マズイだろヤベえだろ、なんか色々キツいだろ、だから
「マジでソコやめ……」
言い終わる前に唇は乳首から離れてホッとした。
けど丹生田はゆっくり下がってく。腹筋をスッと舐めて、なぜか臍もぐりぐり舐めて。さらに下がるからハッとして
「ちょ、たんまっ!」
声上げた。
けど遅かった。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
女難の男、アメリカを行く
灰色 猫
ライト文芸
本人の気持ちとは裏腹に「女にモテる男」Amato Kashiragiの青春を描く。
幼なじみの佐倉舞美を日本に残して、アメリカに留学した海人は周りの女性に振り回されながら成長していきます。
過激な性表現を含みますので、不快に思われる方は退出下さい。
背景のほとんどをアメリカの大学で描いていますが、留学生から聞いた話がベースとなっています。
取材に基づいておりますが、ご都合主義はご容赦ください。
実際の大学資料を参考にした部分はありますが、描かれている大学は作者の想像物になっております。
大学名に特別な意図は、ございません。
扉絵はAI画像サイトで作成したものです。
不器用なハニートラップ
ryon*
恋愛
チェーン展開する大手珈琲ショップ、CAFÉ de Yazakiを経営する矢崎カンパニーの社長令嬢、矢崎 カヲル。
会社が倒産寸前と聞き、幼馴染みでありライバル社 嶋田珈琲の次期後継者と名高い男、嶋田 蒼汰に近付き、レシピやノウハウを盗むため、ハニトラを仕掛けようとするが...
***
今回割と大人仕様なため、苦手な方は即Uターンお願いします。
ちなみに表紙は今回も、自作です。
★月楽園1★【神笛編】
喧騒の花婿
キャラ文芸
将来の警察官を目指す学生たちが
放課後に職業訓練校として
刑事学校に通い刑事を目指します。
【神笛編】
★訓練内容★
☆訓練生になった城ノ内 那由他が、神笛と呼ばれる笛を守ることができるか。
※フィクションです。実際の機関や名称は
架空のものです。
ガチャ上の楼閣 ~ゲーム女子は今日も寝たい~
とき
ライト文芸
本格お仕事小説!
ゲーム会社の3年目社員である小椋文見(おぐらふみ)は大抜擢され、新作スマホゲーのシナリオを担当することになる。
期待を膨らませてシナリオ制作に臨むものの、挫折の連続。
頼れる同期たちに支えられながらデスマーチの末、リリースに至る。
しかしそれは序章に過ぎなかった。退職者が続出し、運営困難に陥り……。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる