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8.二人きりの旅行
115.健朗の自戒
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いつのまにか祖父の話をしていた。
話し始めたら思い出が溢れてきて、語り続けていた。
口の重い祖父がコロポックルの話をするとき、少し口の端を上げていたこと。歩きながらフキの葉の下を覗き込む健朗を、黙って立ち止まり、待っていてくれたこと。小学校の頃は、長い休みのたびに長野へ行き、祖父が庭で剣道の指導をしてくれた。長野の私立中学へ行きたいと健朗が言ったとき、祖父は少しだけ笑んだ。
中学の全国大会に、はるばる祖父がやって来て、ホテルの部屋で安藤対策を真剣に話し合ったこと。その際、健朗になにが足りないか、辛辣に指摘されたこと。健朗は安藤のくせについても、祖父にだけは教えていた。その時祖父は眉を寄せ、方針を決めるべきだと言い、健朗は頷いたのだ。交わす言葉は少なかったが、祖父と健朗には言葉無しで通じ合うものがあった。
祖父と健朗が姿を消し、半日、或いは一昼夜戻らなくとも、母も祖母も何があったか問わなかった。保美はもとより興味が無く、父はそもそも家にいなかった。わざわざ健朗から報告することもなく、くちを開く祖父でもなかった。
秘密にしていたわけでは無い。だが誰に言ったことも無い。
(なのに、なぜ話している、俺は)
そう考えたのは、ふと我に返ったからだ。
すう、と寝息が聞こえてきて、肩にかかった重みが藤枝のアタマだと気づいた、次の瞬間。
健朗の頭から、祖父のことなど吹き飛んで、激しい自責に襲われ唇を噛んだ。
いったいなんのためにビールを飲んだのか。
酔えばくちが動くようになるからだ。
なぜくちを動かす必要を感じたのか。
自分から、言うべきことがあるのでは無いかと考えたからだ。
なのに肝心なことをなにも言わないうちに…………
チラッと肩に乗る藤枝の頭部を見て、深いため息を吐く。
……どうしてこうなった。
健朗は頭を抱えたいような気分になったが、またため息を吐きつつ寝ている藤枝の身体に腕を回し、支えた。
藤枝は気持ちを伝える言葉を何度もくれた。
その度に非常に嬉しい感情で満たされた。そのうえ叶うことなどあり得ないと思っていた藤枝とのセックスもできてしまった。健朗はこの上ない幸福感に包まれながら、目も眩むような快感を覚えた。
だが藤枝は違っていたようだと気がついたのは、全てが終わってからだった。
風呂から出ると、部屋から藤枝が消えていたのだ。
無駄なのではないかという予感を覚えつつも、シーツを引きはがしてベッドを探し、クローゼットを開き、ベッドの下も見た。しかし、やはりいない。
出て行ったのだ。そう確信したとき、健朗はベッド脇の床に両手をついたまま、石化したように身動きできなくなった。
思えば暴走気味になっていた。夢中になって、ひたすら自分の快感のみに溺れていた。だが藤枝にとっては苦痛であったのかもしれない。そんな風に考えが進み、全身から嫌な汗が噴き出した。
そもそも藤枝は自分が抱かれる事を考えていなかったではないか。
それはそうだろう、藤枝は立派な男であり、だから抱かれるなど望みはしない。考えれば当たり前のことだ。自分自身、なんの疑問も抱かず、抱くやり方のみを学んでいたではないか。あまつさえ気を抜くと腕の中で乱れる藤枝を夢想してしまっていたではないか。
なのに健朗は、そこに思いを及ばすことなく、必死になって「ダメか」と問うことしかしなかった。
なぜなら藤枝が「一回でいいから」と言ったからだ。二度と無いチャンスだというなら、どうしてもやりたかった。
だが拒否されたなら諦めるしかないと、そうなったらもう二度と藤枝の顔をまともに見ることもできないと、目の前が真っ暗になっていき、絶望に落ちようとしていた。だからあれは、
「イイつってんだろ」
藤枝が男らしく決断したから、成立したものだ。
なのに、自分は藤枝の苦痛に考えが至らなかった。
(だから藤枝は出ていった。もう戻らないのではないか。これからキャンプをするのに、その為に来たのに、キャンプをせずに帰ってしまったのではないのか)
そうだ、藤枝なら雨などものともせずに、男らしく歩いて行くのではないか。
藤枝はいつも、まっすぐな目で思った通りのことをためらうことなくくちに出し、思う通りに行動する。自分には出来ないことを易々と成し遂げる、尊敬すべき男なのだ。小心な自分とは違う……
ベッド脇に蹲ったまま、考えは同じところをぐるぐる回り続け、アタマをかきむしり……気がついた。
日が昇り、陽光が部屋を照らし始めていた。
(……雨が上がっている)
なら今日はキャンプができる。そう思ったらやっと身体が動いた。
慌ててホテル内を探し回ったが、藤枝はいなかった。外に出て走り回っても見つからない。夜のうちにここを出て行ったのだとしたら、もうどこを探そうといないのだと、そう気づいて目の前が真っ暗になりそうになったが、それでも探し続け、浴場前のマッサージチェアで眠っているところを発見したときは力が抜けた。
謝罪しようとまず思い、揺すり起こそうと手を伸ばし……が、イカンと自分を縛めた。起こしてなにを言うのだと自問して、なにも出てこなかったからだ。
すぐそこに風呂があるのだ、と気づき、ひとまず風呂道具を用意して戻った。しかしやはり頭は漂白されたままで、なにを言うべきか考えるコトが出来ず、その状態で口から出たのは
「雨が、上がっている」
事実伝達と、そしてただの願望だった。
「キャンプだ、藤枝」
とても楽しみにしていたのだ。
藤枝と山歩きをするのだと、自分の知っていることを教えたいと、どんなものを食わせれば良いかと、ずっと考え、部や保守の連中から道具も借り、乏しい資金を駆使して準備をした。どうしても藤枝とやりたかった、さまざまなこと。
それが、その願望が口から飛び出し、健朗は今さらながら自分にがっかりした。
強制することはできない。断られるなら仕方が無い。そう思いつつ、頼むから断らないでくれと願っていた。
だが─────藤枝も、楽しみにしてくれていたのだ。もしかしたら自分と同じくらい、楽しみにしてくれていた。
そしてキャンプをしたいと目を潤ませた。そのとき、健朗は大きな安堵を覚えると同時、心臓を打ち抜かれたような心持ちになった。
この夏、総括部長として、藤枝は大変な思いをしていたのだ。そんな中、ラインを通じてキャンプの相談をしたことが、藤枝の支えになっていたと知った。顔を歪めてそう訴えた藤枝が流した涙を、思わず指で拭いつつ、心臓を直撃した痛みはズキズキと継続して、健朗は己のことしか考えていなかったことを深く恥じた。
だが藤枝は、本当にたいした男だった。
涙も拭かずに「なんだよ、風呂用意して来たンかよ、気が利くな!」とあの美しい笑顔になった。それから、いつも通りの態度に戻り、おかげでキャンプを楽しむことができている。
ありがたい。
また藤枝に救われた。そんな感謝の気持ちが湧き上がり、それは健朗の胸に刺さった痛みを癒やして、あまりある潤いをもたらし続けてくれる。
そして同時に自分のふがいなさに暗然とした思いも、健朗の心中に存在し続けている。
藤枝が誰とでも気軽にくちをきき、すぐ親しくなるなど当たり前のことだ。そうして誰にでも好かれるのが藤枝だ。なのにいちいち苛立ちを覚えてしまう。野上はともかく、少し立ち話をした釣り人にすら苛立つ自分が鬱陶しい。
そんな自分が、健朗はやはり嫌なのだ。しかし現時点で自分がこの程度でしかないのも事実。まったく嫌になるほど愚鈍で卑小で自分勝手。このままではいけない。もっと人間として成長しなければと、思い続けてはいるのだが、いっこうに変わらない。
それでも藤枝は、やはりすごい男で、健朗のそんな暗鬱としがちな思考を明るい方向へ向けてくれる。この感謝と言うにも足りない気持ちを、そして共にキャンプをしていて自分もとても楽しいのだということを、なんとか伝えたい。
さらに藤枝がくれている言葉を、自分もなにか返すべきなのだと、いや返したいのだと、藤枝の気持ちが嬉しいのだと、そう伝えるべきなのだと、そう考えたのだ。
だがなにをどう言えば伝わるか分からない。
酒を飲んだのは、そうでもしないと、またなにも言えずに終わってしまいそうだと思ったからだ。さっきは何度も『今言おう』と思った。なのにくちから言葉は出てこない。どうでもいい話なら零れ出すくちから、肝心な言葉を出そうとすると、どんな言葉を、どんな風に言えば良いのか、などと考えてしまい、考えてしまうと頭が漂白されたようになって、なにも言えなくなる。
なのに愚にもつかない自分の思い出話などしてしまい、藤枝は寝てしまった。
─────なんということか。なぜこうなってしまう。
俺は……本当に愚鈍だ。
話し始めたら思い出が溢れてきて、語り続けていた。
口の重い祖父がコロポックルの話をするとき、少し口の端を上げていたこと。歩きながらフキの葉の下を覗き込む健朗を、黙って立ち止まり、待っていてくれたこと。小学校の頃は、長い休みのたびに長野へ行き、祖父が庭で剣道の指導をしてくれた。長野の私立中学へ行きたいと健朗が言ったとき、祖父は少しだけ笑んだ。
中学の全国大会に、はるばる祖父がやって来て、ホテルの部屋で安藤対策を真剣に話し合ったこと。その際、健朗になにが足りないか、辛辣に指摘されたこと。健朗は安藤のくせについても、祖父にだけは教えていた。その時祖父は眉を寄せ、方針を決めるべきだと言い、健朗は頷いたのだ。交わす言葉は少なかったが、祖父と健朗には言葉無しで通じ合うものがあった。
祖父と健朗が姿を消し、半日、或いは一昼夜戻らなくとも、母も祖母も何があったか問わなかった。保美はもとより興味が無く、父はそもそも家にいなかった。わざわざ健朗から報告することもなく、くちを開く祖父でもなかった。
秘密にしていたわけでは無い。だが誰に言ったことも無い。
(なのに、なぜ話している、俺は)
そう考えたのは、ふと我に返ったからだ。
すう、と寝息が聞こえてきて、肩にかかった重みが藤枝のアタマだと気づいた、次の瞬間。
健朗の頭から、祖父のことなど吹き飛んで、激しい自責に襲われ唇を噛んだ。
いったいなんのためにビールを飲んだのか。
酔えばくちが動くようになるからだ。
なぜくちを動かす必要を感じたのか。
自分から、言うべきことがあるのでは無いかと考えたからだ。
なのに肝心なことをなにも言わないうちに…………
チラッと肩に乗る藤枝の頭部を見て、深いため息を吐く。
……どうしてこうなった。
健朗は頭を抱えたいような気分になったが、またため息を吐きつつ寝ている藤枝の身体に腕を回し、支えた。
藤枝は気持ちを伝える言葉を何度もくれた。
その度に非常に嬉しい感情で満たされた。そのうえ叶うことなどあり得ないと思っていた藤枝とのセックスもできてしまった。健朗はこの上ない幸福感に包まれながら、目も眩むような快感を覚えた。
だが藤枝は違っていたようだと気がついたのは、全てが終わってからだった。
風呂から出ると、部屋から藤枝が消えていたのだ。
無駄なのではないかという予感を覚えつつも、シーツを引きはがしてベッドを探し、クローゼットを開き、ベッドの下も見た。しかし、やはりいない。
出て行ったのだ。そう確信したとき、健朗はベッド脇の床に両手をついたまま、石化したように身動きできなくなった。
思えば暴走気味になっていた。夢中になって、ひたすら自分の快感のみに溺れていた。だが藤枝にとっては苦痛であったのかもしれない。そんな風に考えが進み、全身から嫌な汗が噴き出した。
そもそも藤枝は自分が抱かれる事を考えていなかったではないか。
それはそうだろう、藤枝は立派な男であり、だから抱かれるなど望みはしない。考えれば当たり前のことだ。自分自身、なんの疑問も抱かず、抱くやり方のみを学んでいたではないか。あまつさえ気を抜くと腕の中で乱れる藤枝を夢想してしまっていたではないか。
なのに健朗は、そこに思いを及ばすことなく、必死になって「ダメか」と問うことしかしなかった。
なぜなら藤枝が「一回でいいから」と言ったからだ。二度と無いチャンスだというなら、どうしてもやりたかった。
だが拒否されたなら諦めるしかないと、そうなったらもう二度と藤枝の顔をまともに見ることもできないと、目の前が真っ暗になっていき、絶望に落ちようとしていた。だからあれは、
「イイつってんだろ」
藤枝が男らしく決断したから、成立したものだ。
なのに、自分は藤枝の苦痛に考えが至らなかった。
(だから藤枝は出ていった。もう戻らないのではないか。これからキャンプをするのに、その為に来たのに、キャンプをせずに帰ってしまったのではないのか)
そうだ、藤枝なら雨などものともせずに、男らしく歩いて行くのではないか。
藤枝はいつも、まっすぐな目で思った通りのことをためらうことなくくちに出し、思う通りに行動する。自分には出来ないことを易々と成し遂げる、尊敬すべき男なのだ。小心な自分とは違う……
ベッド脇に蹲ったまま、考えは同じところをぐるぐる回り続け、アタマをかきむしり……気がついた。
日が昇り、陽光が部屋を照らし始めていた。
(……雨が上がっている)
なら今日はキャンプができる。そう思ったらやっと身体が動いた。
慌ててホテル内を探し回ったが、藤枝はいなかった。外に出て走り回っても見つからない。夜のうちにここを出て行ったのだとしたら、もうどこを探そうといないのだと、そう気づいて目の前が真っ暗になりそうになったが、それでも探し続け、浴場前のマッサージチェアで眠っているところを発見したときは力が抜けた。
謝罪しようとまず思い、揺すり起こそうと手を伸ばし……が、イカンと自分を縛めた。起こしてなにを言うのだと自問して、なにも出てこなかったからだ。
すぐそこに風呂があるのだ、と気づき、ひとまず風呂道具を用意して戻った。しかしやはり頭は漂白されたままで、なにを言うべきか考えるコトが出来ず、その状態で口から出たのは
「雨が、上がっている」
事実伝達と、そしてただの願望だった。
「キャンプだ、藤枝」
とても楽しみにしていたのだ。
藤枝と山歩きをするのだと、自分の知っていることを教えたいと、どんなものを食わせれば良いかと、ずっと考え、部や保守の連中から道具も借り、乏しい資金を駆使して準備をした。どうしても藤枝とやりたかった、さまざまなこと。
それが、その願望が口から飛び出し、健朗は今さらながら自分にがっかりした。
強制することはできない。断られるなら仕方が無い。そう思いつつ、頼むから断らないでくれと願っていた。
だが─────藤枝も、楽しみにしてくれていたのだ。もしかしたら自分と同じくらい、楽しみにしてくれていた。
そしてキャンプをしたいと目を潤ませた。そのとき、健朗は大きな安堵を覚えると同時、心臓を打ち抜かれたような心持ちになった。
この夏、総括部長として、藤枝は大変な思いをしていたのだ。そんな中、ラインを通じてキャンプの相談をしたことが、藤枝の支えになっていたと知った。顔を歪めてそう訴えた藤枝が流した涙を、思わず指で拭いつつ、心臓を直撃した痛みはズキズキと継続して、健朗は己のことしか考えていなかったことを深く恥じた。
だが藤枝は、本当にたいした男だった。
涙も拭かずに「なんだよ、風呂用意して来たンかよ、気が利くな!」とあの美しい笑顔になった。それから、いつも通りの態度に戻り、おかげでキャンプを楽しむことができている。
ありがたい。
また藤枝に救われた。そんな感謝の気持ちが湧き上がり、それは健朗の胸に刺さった痛みを癒やして、あまりある潤いをもたらし続けてくれる。
そして同時に自分のふがいなさに暗然とした思いも、健朗の心中に存在し続けている。
藤枝が誰とでも気軽にくちをきき、すぐ親しくなるなど当たり前のことだ。そうして誰にでも好かれるのが藤枝だ。なのにいちいち苛立ちを覚えてしまう。野上はともかく、少し立ち話をした釣り人にすら苛立つ自分が鬱陶しい。
そんな自分が、健朗はやはり嫌なのだ。しかし現時点で自分がこの程度でしかないのも事実。まったく嫌になるほど愚鈍で卑小で自分勝手。このままではいけない。もっと人間として成長しなければと、思い続けてはいるのだが、いっこうに変わらない。
それでも藤枝は、やはりすごい男で、健朗のそんな暗鬱としがちな思考を明るい方向へ向けてくれる。この感謝と言うにも足りない気持ちを、そして共にキャンプをしていて自分もとても楽しいのだということを、なんとか伝えたい。
さらに藤枝がくれている言葉を、自分もなにか返すべきなのだと、いや返したいのだと、藤枝の気持ちが嬉しいのだと、そう伝えるべきなのだと、そう考えたのだ。
だがなにをどう言えば伝わるか分からない。
酒を飲んだのは、そうでもしないと、またなにも言えずに終わってしまいそうだと思ったからだ。さっきは何度も『今言おう』と思った。なのにくちから言葉は出てこない。どうでもいい話なら零れ出すくちから、肝心な言葉を出そうとすると、どんな言葉を、どんな風に言えば良いのか、などと考えてしまい、考えてしまうと頭が漂白されたようになって、なにも言えなくなる。
なのに愚にもつかない自分の思い出話などしてしまい、藤枝は寝てしまった。
─────なんということか。なぜこうなってしまう。
俺は……本当に愚鈍だ。
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