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なにしに来たんだろ
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それぞれ風呂入って散歩出たりして、七時過ぎた頃メシの用意出来たって鈴木が来て、みんなで食堂に行った。
朝飯食ったら、おもむろにみなさまキリキリ働きはじめる。
段取りイイし昨日と違って、それぞれ得意分野らしいトコで忙しそうにしてる。
みなさま偉い。この場に限っては姉崎も偉い。ほぼ大田原先輩の助手だけど、動きに無駄ないし、だてに元施設部じゃないって感じ。やればできるんだよな、コイツ。なんであんなに部屋汚ねーんだ?
渡り廊下の採寸してた丹生田が、姉崎に近寄ってなんか言ってる。姉崎はニッと笑ってなんか言う。丹生田がなんか言い返したら姉崎はサムズアップで機嫌良さそうに笑った。丹生田もちょいニヤッとか。
(なに話してんのかな)
あの二人って仲良いんだよな。
(……なんかやだ)
けどそんなの気にしてらんねえ。俺ってココでは役立たずだから、少しでも動いて雑用こなす。
(……なにしてんだろ俺)
だってコレって、掃除のお返しな感じで旅行だったんじゃねえの?
モルジブは無理でも北海道行こうぜって話だったよな?
丹生田と二人で旅行なんだ! とかって盛り上がった、アレはなんだったんだ?
つか、むしろいつもより丹生田と話せてねえつか、せっかく帰省しないで寮に残ったのにさ。せっかく二人部屋な感じ満喫だと思ったのにさ。いや部屋は暑くてずっと二人でいるとか無理なんだけど、でもでも、なんかもっと、二人の思い出的なもんが欲しかったつうか。
なにしにこんなトコまで来たんだろ俺。いや先輩たちと一緒も楽しいんだけど。
そんでも、こんなはずじゃ無かったー! 的な思いが溢れそうになり、ハッとしてせめてキリキリ働いて役に立たねーと、と自分に言い聞かせてた。
十時過ぎて、鈴木のお兄さんがやってきた。
メガネかけててちょい太ってて三十くらいに見えるけど、ああ鈴木と同じ血筋だって分かる。マジそっくり。
「お待たせしました。軽トラ出します」
渡り廊下の改造のために必要な資材の買い出しらしい。
「お願いします」
大田原先輩と姉崎の他、ガタイ良いのが選ばれて出かけた。ありゃ荷物運び要員だな。とかいって、当然そん中に丹生田も入ってるわけで。
ああ、行っちまう~、とか思いながら切なく見送る俺。
けどやることはごまんとあるわけで。俺はせっせと働くわけで。
乃村先輩の指示の元、残ったみんなで渡り廊下を掃除したり、作業箇所にヤスリかけたり補修しておいたり、地道で手間かかる仕事だけど、コレやっときゃすぐ作業にかかれるってんで、きっちりやる。
会長なんてどうかなソレ、細かすぎじゃね? と思うくらい拘ってやってるし。
そんで一時間ちょいくらい経った頃、大田原先輩の声が聞こえてきた。
「おーい、手伝ってくれー」
なんと窓のサッシ持ってる。うわー窓だけってなんかシュール。
「おお、そろったのか」
新山先輩が声かけると、大田原先輩がニッコリ答える。
「お兄さんが廃材屋に連れてってくれて、そこにごっそりあったんだよ。程度の良い奴選べて、しかもタダ同然だ」
「でかした」
次々と運び込まれるサッシ窓を、俺らが渡り廊下へ運ぶ。
そのまま取り付け作業が始まり、雑用要員もそれなりに忙しくなる。
すると姉崎が「ねえ、パテとか用意した方が良くない?」と大田原先輩に聞いている。
「ちょっと歪んでるのもあるし」
「そうだな、あれば何かと使えるだろ。ああ、そんなら網戸のネットと枠も買ってこい」
「いくつ?」
「予備含めて五組もありゃ良いだろ」
「了解」
先輩相手とは思えない馴れ馴れしい口調はいつも通り。なのだが
「じゃあ二年生の二人、僕として連れてってイイ?」
続いた台詞にカチンときた。
「はあ? シモベってなんだよっ!」
「好きにしろ」
けど俺の抗議は大田原先輩の了承と新山先輩に渡された金により、スッキリ黙殺される。
「俺は行かねーぞっ! 誰が……」
「行くぞ藤枝」
文句言ってやろうとしたけど、丹生田に腕つかまれて黙る俺ってめっちゃ安い。
駐車場まで腕つかんだままぐいぐい引っ張ってく横顔見ながら、考えたら一緒に出かけるってレアじゃん! とか機嫌直るって、まるっきりバカだなあ、とか我ながら思う。
でもいいや。ちょい楽しいぜ。
「はい二人とも、僕の素晴らしい愛車に乗せてあげよう~。おとなしく後部座席につきたまえ」
「うっせ!」
とか言いながら、丹生田と並んで座れるんだ~、とかウキウキ乗り込んだ。
だって来る時は助手席と後部座席に分かれてたし、その後一緒に出かけるとか無かったし。バカンスって感じじゃねえけど、もういいや。
ちっさな幸せを俺は享受するのだ。
「どこまで行くんだ?」
車がスムーズに発進すると、丹生田が声をかける。
「登別の駅前とか行けばホームセンターくらいあるでしょ。無かったら室蘭あたりまで行ってもいいし」
「そうだな。苫小牧まで行けば確実だろう」
「おお~、苫小牧まで行けと言うわけね? 策士~」
「黙って運転しろ」
「は~い」
丹生田と姉崎の会話は全く意味が分からなかったので、俺は黙って聞いてた。
姉崎の車は外車だ。乗り心地良いし、馬力もある。
服とか持ち物とか、なにげにコイツ金持ちっぽい。んで「所詮、平民だよね」的なイヤミになりそうなことを普通に言う。そしてそれがサマになる。むかつく奴だぜ。
顔も良いし、鍛えててパワーあるし、客観的に見てかっこいい。なんだかんだ先輩にも後輩にも人気あるし、偉そうでいつもヘラヘラしててむかつくけど、ホントはそこまでヤな奴じゃないのも知ってる。
あああ、やだな、なんでコイツ相手だと俺こんな卑屈っぽいんだ?
「健朗、約束の報酬って~」
姉崎が運転しながら言うと、丹生田はうっそりと返した。
「なんで報酬だ? 俺は相殺してやると言ったんだ」
「ははっ! そうね、うん、了解~」
なんの話だ? と隣に目をやると、丹生田もちょいニヤッとしてる。俺には分かるって程度の笑みだけど、機嫌良さそう。
―――そうか、丹生田と仲良いからだ。
(うあー、俺ってちっちぇー)
ずずーん落ち込む。
つうか丹生田が絡むと俺って冷静じゃないよな。イカンイカン、海より深く反省する。姉崎がいけすかないなんて今に始まったことじゃねえのにさあ。
「……どうした、藤枝」
「えっ、いや」
丹生田の声に、慌てて顔上げた。ちょっと心配そうな顔してる。
「なんでも……」
「本当か」
真剣に顔をのぞき込まれた。近い近い顔近いっ! つうか、いやいやいや、こんな顔させちゃダメっしょ!
なんで俺はニカッと笑い返した。
「うん、マジマジ! なんでもねえよっ!」
「なーになにイチャイチャしてんの君ら」
運転席から飛んできたニヤケ声にどっと汗が出る。
「ばっ……!」
この野郎! なに言い出すんだっ! 丹生田がせっかく優しいのに!!
「ばっか!! ヘンなこと言うな!」
気まずくなったらどうしてくれんだよっ!!
「ホント藤枝って小学生みたいだよね~」
ヘラヘラしやがって! マジでむかつくっ!!
「姉崎、いい加減にしろ」
「了解~」
くっそー! 姉崎って基本あまのじゃくなくせに、丹生田の言うことなら素直に聞くってなんなんだよっ、むかつくっ!!
朝飯食ったら、おもむろにみなさまキリキリ働きはじめる。
段取りイイし昨日と違って、それぞれ得意分野らしいトコで忙しそうにしてる。
みなさま偉い。この場に限っては姉崎も偉い。ほぼ大田原先輩の助手だけど、動きに無駄ないし、だてに元施設部じゃないって感じ。やればできるんだよな、コイツ。なんであんなに部屋汚ねーんだ?
渡り廊下の採寸してた丹生田が、姉崎に近寄ってなんか言ってる。姉崎はニッと笑ってなんか言う。丹生田がなんか言い返したら姉崎はサムズアップで機嫌良さそうに笑った。丹生田もちょいニヤッとか。
(なに話してんのかな)
あの二人って仲良いんだよな。
(……なんかやだ)
けどそんなの気にしてらんねえ。俺ってココでは役立たずだから、少しでも動いて雑用こなす。
(……なにしてんだろ俺)
だってコレって、掃除のお返しな感じで旅行だったんじゃねえの?
モルジブは無理でも北海道行こうぜって話だったよな?
丹生田と二人で旅行なんだ! とかって盛り上がった、アレはなんだったんだ?
つか、むしろいつもより丹生田と話せてねえつか、せっかく帰省しないで寮に残ったのにさ。せっかく二人部屋な感じ満喫だと思ったのにさ。いや部屋は暑くてずっと二人でいるとか無理なんだけど、でもでも、なんかもっと、二人の思い出的なもんが欲しかったつうか。
なにしにこんなトコまで来たんだろ俺。いや先輩たちと一緒も楽しいんだけど。
そんでも、こんなはずじゃ無かったー! 的な思いが溢れそうになり、ハッとしてせめてキリキリ働いて役に立たねーと、と自分に言い聞かせてた。
十時過ぎて、鈴木のお兄さんがやってきた。
メガネかけててちょい太ってて三十くらいに見えるけど、ああ鈴木と同じ血筋だって分かる。マジそっくり。
「お待たせしました。軽トラ出します」
渡り廊下の改造のために必要な資材の買い出しらしい。
「お願いします」
大田原先輩と姉崎の他、ガタイ良いのが選ばれて出かけた。ありゃ荷物運び要員だな。とかいって、当然そん中に丹生田も入ってるわけで。
ああ、行っちまう~、とか思いながら切なく見送る俺。
けどやることはごまんとあるわけで。俺はせっせと働くわけで。
乃村先輩の指示の元、残ったみんなで渡り廊下を掃除したり、作業箇所にヤスリかけたり補修しておいたり、地道で手間かかる仕事だけど、コレやっときゃすぐ作業にかかれるってんで、きっちりやる。
会長なんてどうかなソレ、細かすぎじゃね? と思うくらい拘ってやってるし。
そんで一時間ちょいくらい経った頃、大田原先輩の声が聞こえてきた。
「おーい、手伝ってくれー」
なんと窓のサッシ持ってる。うわー窓だけってなんかシュール。
「おお、そろったのか」
新山先輩が声かけると、大田原先輩がニッコリ答える。
「お兄さんが廃材屋に連れてってくれて、そこにごっそりあったんだよ。程度の良い奴選べて、しかもタダ同然だ」
「でかした」
次々と運び込まれるサッシ窓を、俺らが渡り廊下へ運ぶ。
そのまま取り付け作業が始まり、雑用要員もそれなりに忙しくなる。
すると姉崎が「ねえ、パテとか用意した方が良くない?」と大田原先輩に聞いている。
「ちょっと歪んでるのもあるし」
「そうだな、あれば何かと使えるだろ。ああ、そんなら網戸のネットと枠も買ってこい」
「いくつ?」
「予備含めて五組もありゃ良いだろ」
「了解」
先輩相手とは思えない馴れ馴れしい口調はいつも通り。なのだが
「じゃあ二年生の二人、僕として連れてってイイ?」
続いた台詞にカチンときた。
「はあ? シモベってなんだよっ!」
「好きにしろ」
けど俺の抗議は大田原先輩の了承と新山先輩に渡された金により、スッキリ黙殺される。
「俺は行かねーぞっ! 誰が……」
「行くぞ藤枝」
文句言ってやろうとしたけど、丹生田に腕つかまれて黙る俺ってめっちゃ安い。
駐車場まで腕つかんだままぐいぐい引っ張ってく横顔見ながら、考えたら一緒に出かけるってレアじゃん! とか機嫌直るって、まるっきりバカだなあ、とか我ながら思う。
でもいいや。ちょい楽しいぜ。
「はい二人とも、僕の素晴らしい愛車に乗せてあげよう~。おとなしく後部座席につきたまえ」
「うっせ!」
とか言いながら、丹生田と並んで座れるんだ~、とかウキウキ乗り込んだ。
だって来る時は助手席と後部座席に分かれてたし、その後一緒に出かけるとか無かったし。バカンスって感じじゃねえけど、もういいや。
ちっさな幸せを俺は享受するのだ。
「どこまで行くんだ?」
車がスムーズに発進すると、丹生田が声をかける。
「登別の駅前とか行けばホームセンターくらいあるでしょ。無かったら室蘭あたりまで行ってもいいし」
「そうだな。苫小牧まで行けば確実だろう」
「おお~、苫小牧まで行けと言うわけね? 策士~」
「黙って運転しろ」
「は~い」
丹生田と姉崎の会話は全く意味が分からなかったので、俺は黙って聞いてた。
姉崎の車は外車だ。乗り心地良いし、馬力もある。
服とか持ち物とか、なにげにコイツ金持ちっぽい。んで「所詮、平民だよね」的なイヤミになりそうなことを普通に言う。そしてそれがサマになる。むかつく奴だぜ。
顔も良いし、鍛えててパワーあるし、客観的に見てかっこいい。なんだかんだ先輩にも後輩にも人気あるし、偉そうでいつもヘラヘラしててむかつくけど、ホントはそこまでヤな奴じゃないのも知ってる。
あああ、やだな、なんでコイツ相手だと俺こんな卑屈っぽいんだ?
「健朗、約束の報酬って~」
姉崎が運転しながら言うと、丹生田はうっそりと返した。
「なんで報酬だ? 俺は相殺してやると言ったんだ」
「ははっ! そうね、うん、了解~」
なんの話だ? と隣に目をやると、丹生田もちょいニヤッとしてる。俺には分かるって程度の笑みだけど、機嫌良さそう。
―――そうか、丹生田と仲良いからだ。
(うあー、俺ってちっちぇー)
ずずーん落ち込む。
つうか丹生田が絡むと俺って冷静じゃないよな。イカンイカン、海より深く反省する。姉崎がいけすかないなんて今に始まったことじゃねえのにさあ。
「……どうした、藤枝」
「えっ、いや」
丹生田の声に、慌てて顔上げた。ちょっと心配そうな顔してる。
「なんでも……」
「本当か」
真剣に顔をのぞき込まれた。近い近い顔近いっ! つうか、いやいやいや、こんな顔させちゃダメっしょ!
なんで俺はニカッと笑い返した。
「うん、マジマジ! なんでもねえよっ!」
「なーになにイチャイチャしてんの君ら」
運転席から飛んできたニヤケ声にどっと汗が出る。
「ばっ……!」
この野郎! なに言い出すんだっ! 丹生田がせっかく優しいのに!!
「ばっか!! ヘンなこと言うな!」
気まずくなったらどうしてくれんだよっ!!
「ホント藤枝って小学生みたいだよね~」
ヘラヘラしやがって! マジでむかつくっ!!
「姉崎、いい加減にしろ」
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