1 / 3
第一章 -無闘者 レン-
プロローグ【書物】
しおりを挟む
以降の概要は、数百年前から今に至るまで存在した伝説の人物、
闘心協会会長のトキが書き記した書物である。
ある男はその一部を抜粋し、音読した。
【魔神】
それは数百年前、邪の力が封じ込まれた禁忌の秘宝、
【闘魔石】によって顕現した異形の人間。
当初は【巨躯の異形】と呼ばれた。
その力は視界に入った者を爪の一振りで惨殺する事ができる程の脅威と絶望的なまでの強さを持ち合わせていた。
その頃、人類には対抗手段というものがなかった。
何故なら神には人間の攻撃など効かないから。
それ以前に魔神が顕現化した数秒後には7つの国が壊滅するのだから、
予知能力でもなければ瞬時に対応はできない。
突如到来する世界終焉の幕開け。
全人類は絶望感に呑まれ諦めていた。
しかし神との戦闘により死滅。
其の後人類に害をもたらす魔物が世界各地に誕生し、
その元凶であろう存在から【魔神】と呼ばれた。
【闘神】
当初は【神】と呼ばれた存在。
魔神が顕現した数分後、
突如として天から身を現した。
その後、瞬時に魔神の居場所を特定し相対する。
人類存亡を賭けた戦いが今ここに始………まらなかった。
強いていうなら話にならなかった。
戦いにすらなっていなかったのだ。
まず魔神による猛攻を涼しい顔をして耐えていた。
その後、『戦技』という言葉が魔神を含む生き残っている人間の頭に轟いた。
瞬間に世界は陰と光に包まれる。
気づけば神と巨躯の異形の姿はそこにはなかったという。
そして魔神によって惨殺されたはずの人類が皆息を吹き返し、
爪による傷跡や血痕、後遺症なども見られなかったという。
神に相応しい威厳ある姿、魔神をも凌駕する戦闘力、
力無き人類に味方するその慈悲深さから闘神と呼ばれた。
【闘魔石】
諸説ありの魔道具。
いつ存在したのか、どこにあるのか、そもそも存在したのか、
それは誰にも分からない。
しかし中には膨大な悪魔や邪の力が含まれており、
それを自分の魂と引き換えにある神殿に捧げると、
魔の神と化す。
【闘心力】
神が人間に与えたと思われる元の肉体とは異なる外部の力。
神はなぜその力を人類に託したかどうかについてはいくつか議論されている。
・人類存続のための魔物への対抗手段。
・神が自分を犠牲に魔神を道連れにし、その衝撃で起きた何らかの現象による奇跡。
・人々に自分の身を、大切な者の身を守ってほしいという願いから。
その力は当初に受けた者以降、生後10~15年の間に発現し、身体の一部に紋様の様なものが刻まれる。
刻まれた者はその瞬間から身体的能力が大幅に向上する者もいれば、大して変わらぬ者もいた。
そしてある者は気づく。
その力は戦闘を繰り返せば繰り返す程向上し、様々な技が扱えるようになることに。
また、体力や感情や闘志によって変化する事も観測された。
しかし闘心力の量は人によって定められており、それの上限を超えた力を使いすぎたり、或いは使わなさすぎると徐々に紋様の色は薄まりやがて消失する。
基本的に前者は身体を回復させれば1ヶ月弱で再び刻まれるが、
もし戦いの途中で使い果たしてしまえば、その時は死を覚悟した方がいい。
闘心力を持つ者と持たざる者には、絶対的な力量差があるのだから。
その力は時が進むほど開拓されていき、
多くの者は魔物の殲滅効率が格段に上昇。
それにより平和を保っていた。
しかし闘心力を授からない者も当時は多かった、何故か今ではその数は減っているが。
【魔物】
魔神が滅び闘神が去った後、世界各地に出現した魔の生物。
別名『魔神の残骸』。
最初こそ人類は闘心力の扱いが分からず被害に遭い、
己の肉体で剣などの武器を用いて戦っていたが、
力の扱いを理解してからは急速に被害が収まり、
今では相手にならなくなってしまった。
【闘心者】
闘心力を持ち、その力を人命救助など正しい事に力を使う者。
『無闘者』や『非闘者』を、『邪闘者』や『闘魔』から身を守ることで知名度を上げ、
市民から優遇されていた。
しかし世間一般から闘心者の扱いを受けるには、闘心協会に認められる必要がある。
【無闘者】
15を超えても闘心力が発現せぬ所謂持たざる者。
遺伝的な問題や極度の才能不足により稀に生まれる存在。
基本的にはもう力が目覚めることはない。
その力は闘気を纏った者には如何なる攻撃であろうと無効化される。
この世で最弱に当たる存在。
しかし何事にも例外は存在する。
15を超えても、命の危機的な局面や絶望の窮地による『逆境の闘志』から、
爆発的なまでの闘心力を開花させた者は過去に2名存在した。
【邪闘者】
闘心力を持ちながら、非闘者や無闘者を利益目的で殺害したり略奪など倫理に反した悪行を働く者。
その行動を繰り返す度に闘心力は消失し、代わりに【邪心力】が与えられ、
姿形はやがて魔の者に近い造形と化す。
闘心者達の主な討伐対象。
【非闘者】
闘心力を持ちながら力の扱いが分からなかったり、戦闘経験が浅かったり、
闘心協会へ入会せぬ者。
殆どの一般市民はこの非闘者に該当する。
【闘魔】
邪闘者による力で凶暴化した犬や猫、魔物などの総称。
噂では花や木など無機物にも力を充てることが出来るとか。
【闘色】
闘心者の身体に刻まれる紋様のことを指し、その紋様次第で色が変化し、其々の属性を示す。
最初は無色透明であり、戦闘を通じて徐々に性格や感情によって色が変わっていく。
闘色は紋様の形によって決まる。
【月紋】【火紋】【水紋】【木紋】【金紋】
【土紋】 【日紋】
たとえば火紋ならば炎の属性、水紋ならば水の属性、木紋ならば草の属性が付与されるようだ。
この闘色の変化は、個々の闘心者の経験や成長、戦闘での感情などに影響を受け、個性的な属性が発現する。
稀なる天才はその発想と転換により、水紋であれど氷の戦技を繰り出した闘心者も存在するという。
【戦技】
闘心力と闘紋を組み合わせた技術や能力の総称。
これは闘心者が身につけ、戦闘や対抗手段として使用する技。
初めは単純な衝撃波やエネルギー弾を放つ程度から始まり、闘心力の量や質、闘色の影響、
個々の才能や戦術の解釈によって多様な技が生まれる。
また、戦技は無色透明の闘心者でも、理解度や応用、
練度などによって様々な基礎的な技を覚えることができる。
また、熟練の闘心者はその闘気の放出力により『絶技』という必殺技が扱えるようだ。
【闘気】
闘心力を持ちながら上手く発揮できない非闘者は皆これが原因である。
闘心力はあくまで内部の力。
それを外に放出できなければ実質的には無闘者と何ら変わりない。
闘気を纏うには五つの流れを掴む必要がある。
呼吸の流れ、力の流れ、血の流れ、脳の流れ、そして闘志の流れ。
これら全ての感覚を掴み、外部へ放出することで初めて闘気を纏うことができ、
闘心力の真価を発揮できる。
【闘心協会】
アルカトラスという国にある、
全大陸の中央にある非闘者や無闘者を守るために設立された治安維持を保つための施設。
この組織に所属した者は皆正義感と戦闘欲求に溢れており、
お互いに協力し邪闘者と闘魔を討伐をするために情報源などを提供し合ったり、
闘心者同士が戦い研磨する闘技場が存在する。
入会すれば、日々危険な戦いに晒され、邪闘者や闘魔との闘いが日常の一部となる。
危険度の高い依頼をこなし、人命を救うことで報酬を得られるが、無論それには相応のリスクが伴う。
━━━━━━━━━闘心協会会長 トキ
闘心協会会長のトキが書き記した書物である。
ある男はその一部を抜粋し、音読した。
【魔神】
それは数百年前、邪の力が封じ込まれた禁忌の秘宝、
【闘魔石】によって顕現した異形の人間。
当初は【巨躯の異形】と呼ばれた。
その力は視界に入った者を爪の一振りで惨殺する事ができる程の脅威と絶望的なまでの強さを持ち合わせていた。
その頃、人類には対抗手段というものがなかった。
何故なら神には人間の攻撃など効かないから。
それ以前に魔神が顕現化した数秒後には7つの国が壊滅するのだから、
予知能力でもなければ瞬時に対応はできない。
突如到来する世界終焉の幕開け。
全人類は絶望感に呑まれ諦めていた。
しかし神との戦闘により死滅。
其の後人類に害をもたらす魔物が世界各地に誕生し、
その元凶であろう存在から【魔神】と呼ばれた。
【闘神】
当初は【神】と呼ばれた存在。
魔神が顕現した数分後、
突如として天から身を現した。
その後、瞬時に魔神の居場所を特定し相対する。
人類存亡を賭けた戦いが今ここに始………まらなかった。
強いていうなら話にならなかった。
戦いにすらなっていなかったのだ。
まず魔神による猛攻を涼しい顔をして耐えていた。
その後、『戦技』という言葉が魔神を含む生き残っている人間の頭に轟いた。
瞬間に世界は陰と光に包まれる。
気づけば神と巨躯の異形の姿はそこにはなかったという。
そして魔神によって惨殺されたはずの人類が皆息を吹き返し、
爪による傷跡や血痕、後遺症なども見られなかったという。
神に相応しい威厳ある姿、魔神をも凌駕する戦闘力、
力無き人類に味方するその慈悲深さから闘神と呼ばれた。
【闘魔石】
諸説ありの魔道具。
いつ存在したのか、どこにあるのか、そもそも存在したのか、
それは誰にも分からない。
しかし中には膨大な悪魔や邪の力が含まれており、
それを自分の魂と引き換えにある神殿に捧げると、
魔の神と化す。
【闘心力】
神が人間に与えたと思われる元の肉体とは異なる外部の力。
神はなぜその力を人類に託したかどうかについてはいくつか議論されている。
・人類存続のための魔物への対抗手段。
・神が自分を犠牲に魔神を道連れにし、その衝撃で起きた何らかの現象による奇跡。
・人々に自分の身を、大切な者の身を守ってほしいという願いから。
その力は当初に受けた者以降、生後10~15年の間に発現し、身体の一部に紋様の様なものが刻まれる。
刻まれた者はその瞬間から身体的能力が大幅に向上する者もいれば、大して変わらぬ者もいた。
そしてある者は気づく。
その力は戦闘を繰り返せば繰り返す程向上し、様々な技が扱えるようになることに。
また、体力や感情や闘志によって変化する事も観測された。
しかし闘心力の量は人によって定められており、それの上限を超えた力を使いすぎたり、或いは使わなさすぎると徐々に紋様の色は薄まりやがて消失する。
基本的に前者は身体を回復させれば1ヶ月弱で再び刻まれるが、
もし戦いの途中で使い果たしてしまえば、その時は死を覚悟した方がいい。
闘心力を持つ者と持たざる者には、絶対的な力量差があるのだから。
その力は時が進むほど開拓されていき、
多くの者は魔物の殲滅効率が格段に上昇。
それにより平和を保っていた。
しかし闘心力を授からない者も当時は多かった、何故か今ではその数は減っているが。
【魔物】
魔神が滅び闘神が去った後、世界各地に出現した魔の生物。
別名『魔神の残骸』。
最初こそ人類は闘心力の扱いが分からず被害に遭い、
己の肉体で剣などの武器を用いて戦っていたが、
力の扱いを理解してからは急速に被害が収まり、
今では相手にならなくなってしまった。
【闘心者】
闘心力を持ち、その力を人命救助など正しい事に力を使う者。
『無闘者』や『非闘者』を、『邪闘者』や『闘魔』から身を守ることで知名度を上げ、
市民から優遇されていた。
しかし世間一般から闘心者の扱いを受けるには、闘心協会に認められる必要がある。
【無闘者】
15を超えても闘心力が発現せぬ所謂持たざる者。
遺伝的な問題や極度の才能不足により稀に生まれる存在。
基本的にはもう力が目覚めることはない。
その力は闘気を纏った者には如何なる攻撃であろうと無効化される。
この世で最弱に当たる存在。
しかし何事にも例外は存在する。
15を超えても、命の危機的な局面や絶望の窮地による『逆境の闘志』から、
爆発的なまでの闘心力を開花させた者は過去に2名存在した。
【邪闘者】
闘心力を持ちながら、非闘者や無闘者を利益目的で殺害したり略奪など倫理に反した悪行を働く者。
その行動を繰り返す度に闘心力は消失し、代わりに【邪心力】が与えられ、
姿形はやがて魔の者に近い造形と化す。
闘心者達の主な討伐対象。
【非闘者】
闘心力を持ちながら力の扱いが分からなかったり、戦闘経験が浅かったり、
闘心協会へ入会せぬ者。
殆どの一般市民はこの非闘者に該当する。
【闘魔】
邪闘者による力で凶暴化した犬や猫、魔物などの総称。
噂では花や木など無機物にも力を充てることが出来るとか。
【闘色】
闘心者の身体に刻まれる紋様のことを指し、その紋様次第で色が変化し、其々の属性を示す。
最初は無色透明であり、戦闘を通じて徐々に性格や感情によって色が変わっていく。
闘色は紋様の形によって決まる。
【月紋】【火紋】【水紋】【木紋】【金紋】
【土紋】 【日紋】
たとえば火紋ならば炎の属性、水紋ならば水の属性、木紋ならば草の属性が付与されるようだ。
この闘色の変化は、個々の闘心者の経験や成長、戦闘での感情などに影響を受け、個性的な属性が発現する。
稀なる天才はその発想と転換により、水紋であれど氷の戦技を繰り出した闘心者も存在するという。
【戦技】
闘心力と闘紋を組み合わせた技術や能力の総称。
これは闘心者が身につけ、戦闘や対抗手段として使用する技。
初めは単純な衝撃波やエネルギー弾を放つ程度から始まり、闘心力の量や質、闘色の影響、
個々の才能や戦術の解釈によって多様な技が生まれる。
また、戦技は無色透明の闘心者でも、理解度や応用、
練度などによって様々な基礎的な技を覚えることができる。
また、熟練の闘心者はその闘気の放出力により『絶技』という必殺技が扱えるようだ。
【闘気】
闘心力を持ちながら上手く発揮できない非闘者は皆これが原因である。
闘心力はあくまで内部の力。
それを外に放出できなければ実質的には無闘者と何ら変わりない。
闘気を纏うには五つの流れを掴む必要がある。
呼吸の流れ、力の流れ、血の流れ、脳の流れ、そして闘志の流れ。
これら全ての感覚を掴み、外部へ放出することで初めて闘気を纏うことができ、
闘心力の真価を発揮できる。
【闘心協会】
アルカトラスという国にある、
全大陸の中央にある非闘者や無闘者を守るために設立された治安維持を保つための施設。
この組織に所属した者は皆正義感と戦闘欲求に溢れており、
お互いに協力し邪闘者と闘魔を討伐をするために情報源などを提供し合ったり、
闘心者同士が戦い研磨する闘技場が存在する。
入会すれば、日々危険な戦いに晒され、邪闘者や闘魔との闘いが日常の一部となる。
危険度の高い依頼をこなし、人命を救うことで報酬を得られるが、無論それには相応のリスクが伴う。
━━━━━━━━━闘心協会会長 トキ
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
かご喰らいの龍
刀根光太郎
ファンタジー
この物語の主役は善人にあらず。ならば彼等は悪なのか? これは風変わりな二人が見せる軌跡である。 現在、主人公とその相棒はギルドに所属している。その者達は魔物と呼ばれる怪物を倒したり、護衛やお使いなど幅広い依頼をこなしている。しかし、二人には秘密の顔があり、表立っては言えない依頼を受けては解決していく。彼等の名はルーベンとルディ。彼等はその界隈では【九つの道具】と【早打ち】と呼ばれ恐れられている。二人の日常に差し込まれる善意、悪意や理不尽。果たして、彼等に関わる者達の運命や如何に-影での活躍、見ている人はきっと見ているモノなのです---世界の雰囲気は中世ヨーロッパ風。でも、特に服は成長が加速する気がします。相手視点だと、中盤のイベントに殺意MAXのラスボスが普通に登場する。例えになりますがそんな感覚です。ある意味ホラーです。運が無いですね。彼等は本気をほとんど見せません。同等の力を持った者が何人かいますが、出鱈目な奴なので許して下さい。そんなに遭遇しませんが(したくない)---長文お読みいただきありがとうございます。もしよろしければお気に入り登録、応援など頂けると元気になります---※性描写がある時はタイトルに表記します。過激になったグロ描写も記載します。表紙のイラストは比喩表現です。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる