ちょっとハッとする話

いつかは訪れるその時を

人生100年時代とはよく言ったもので、
現代人は何とも何とも寿命が伸びたなぁ。

日本国だけで言えば、つい最近、うん。
約80年前は世界と戦争してました。
その前はずーーーとね。
ずぅぅぅぅと日本国内で覇権だの、帝だの、お家だの、豪族だの、武士だの、公家だの、大名だの、なんだのかんだの、争っていたわけで、
平均寿命なんて30歳にも満たない時代。

それから比べれば、医療の目覚ましい発達により、ぐぅーーーん、と人は長生きするようになりましたね。
このままいけば人生200年時代の到来とかあるじゃ無い？なんて思ったりもするんですが、それは無理みたいです。
人間の細胞の数は決まっているみたいで、その回復力の限界を突き詰めていくと、どんなに頑張っても150歳が限界だとか。
最近の研究結果らしいですが……その真意はよくわりません笑。

でも私は思うんですよね。それってただの一個人の寿命だよなって。
結局ですよ。何も変わって無いんですよ。

人間という本来の生き物としての寿命は、
15から30ですよ。
15から30で、子を作り、産んで、バトンを、渡していく。

例えばこの先1000年人類が繁栄するとすれば、100歳が10人じゃないんですよ。
20歳が50人いるんです。
だから
子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の子の………………………………………………子が、1000年後の未来を見る事が出来るんですよね。
途方も無い事だな。でもそうやって人類は生きてきたんだ。

そして、もし仮に1001年後に何かが起こり、文明社会が崩壊する日が来るとしたならば、
私はそれを見てみたい。
その先で、人類がどのように舵を取って行くのかを見てみたい。
それが繁栄か？
それとも滅亡への道なのか？

どちらにせよ。
必ずいつかはやって来る終わりを私は見てみたい。





だから私は幽霊になる事を選びます。

　　　　　　　いつか訪れるその日が来るまで、