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第6章 東京生活
2話 イタリア旅行
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神戸に続いて、今度は海外旅行に行こうと私から提案し、今日はローマに来ていた。
ローマは、来てみて気づいたんだけど、食べ物が美味しい。
スパゲティ、ピザ、日本人も大好きだものね。どのお店に入ってもハズレがない。
日本でもイタリアンには行くけど、味のレベルが半端じゃない。
ホテルは、旅行費用を抑えたこともあり、少し貧弱だったかな。
最初に到着した晩にシャワーを浴びようとしたら、お湯がでない。
フロントに電話したんだけど、今晩はもう出ないって。
あたりまえのように話していたけど、こんなものなのかしら。
長旅だったから汗もかいたし、冷たいのを我慢してシャワーを浴びた。
観光も、私にとって初めての海外旅行で楽しかったわ。
朋美も私も英語は普通に話せたけど、ローマでは英語は十分に通じたから助かった。
コロッセウムとか、日本では見たことがない建造物にも圧倒された。
「ローマの休日」という映画に出てきた観光地も巡った。
とはいっても朋美と一緒だから楽しいんだけど。
2日目の夜は、ホテルの近くでペスカトーレとかを軽く食べることにした。
スパゲティを食べていると、乱暴そうな男性2人が声をかけてきた。
「ねえ、お嬢さんたち、俺達と一緒に飲もうよ。」
「いえ、今日は、女性2人で話し合いたい雰囲気なの。ごめんなさないね。」
「いいだろう。男がいた方が楽しいぞ。」
「嫌だって、言っているでしょう。」
はっきりと大声で言ったので、2人は去って言った。
「ローマでは、やっぱり、誰でもナンパしてくるのね。」
「それは美里が美人だからじゃない?」
「それを言うなら、最初に朋美に声をかけたじゃない。朋美が美人ということね。」
「じゃあ、2人とも美人でナンパされたってことにしよう。あはは。」
そして、近くでワインを買って、ホテルの室内で朋美と一緒に飲み明かそうとした。
ホテルに戻った私達は、シャワーを浴び、下着姿で飲み始めた。
ワインと一緒に買ったオリーブをつまみに。
「美里は、ローマを満喫しているみたいね。」
「だって、海外旅行、初めてだもの。もちろん、朋美と一緒というのが一番よ。」
「連れてきて良かったわ。私、海外は3回目だけど、これから毎年、夏休みかな、一緒に来ようね。」
「そうね。次はパリ、そしてロンドン、マドリード、楽しいと思う。」
その時だった。ドアのベルが鳴った。
「はい、今行きます。」
私は、ホテルの人が何か用事があるのかと思い、ドアを開けた。
その時だった、いきなりドアは強引に開かれ、2人の男性が入り込んできた。
入ってきたのは、さっき、私達に声をかけてきた乱暴そうな男性2人。
「誰なの。」
「女二人なんて寂しいだろう。俺達が楽しくさせてやる。」
2人は、朋美と私に分かれて、力づくで私達の下着を破り、脱がした。
「いや、やめて。」
「そういうなよ。気持ちよくしてやるから。」
朋美は、うつ伏せにされ、おしりをあげられ、すでに男性のものが入れられている。
泣きながら、上下に揺れる手で口を押さえていた。
長い髪の毛が大きく乱れ、いつも見ている朋美とはかけ離れていた。
「嫌だなんていいながら、もう、ぐちゃぐちゃじゃないか。ヤリマンだな。」
「この2人はアジア人って感じで、そそられるな。しかも、日本の女って、男に尽くすんだってよ。今日、楽しませてくれ。」
抵抗しようとしたけど、男性の力は強かった。力ではかなわない。
私の異能力は、こういう時には無力ね。私は、両足を上げられた。
恥ずかしい。そんな所をみないで。
手で男性のものが入らないように押さえたけど、すぐによけられた。
そして、もう入っている。やめて、気持ち悪いし、痛い。
横の鏡に映った私は、なんて恥ずかしい姿をしているの。
男性の力に抗えない。まるで、男性のおもちゃのよう。
しかも、屈辱しかないのに、口からは声が漏れてしまう。
もう止めて。私は化け物だけど、その前に人間なの。
こんな屈辱的なことは耐えられない
でも、鏡には、そんな気持ちなんて関係のない、私の恥ずかしい姿しかなかった。
男性は、自分の液を私の体にはきだし、気持ちよさそうに動きは止まった。
私のあそこから、白い液体が流れ出てきた。
横の男性も、終わったみたい。
男たちは、私達2人をベットに横たえた。
「不用心だったな。でも、お前たちの夜は、これで最高になっただろう。2人とも、声を上げて喜んでたじゃないか。気持ちよさそうに。」
「写真を撮ったから黙っておけよ。警察とかにチクったら、この写真をだすからな。」
ベットの上で、何もまとわずに仰向けに横たわった2人の女性が撮影された。
私達は、脱力し、ただただベットに横たわっていたの。
朋美は手を私の方に差し出した。私もその手を握り、2人は天井を見ていた。
朋美の顔には大粒の涙が流れている。
男性が去った後、朋美は、泣きながら、長い時間、シャワーを浴びていた。
汚らわしい男性の跡を体からすべて消そうと。
そして、2人とも、眠れない夜を過ごし、朝日が窓から漏れてきた。
「おはよう。昨日は本当にごめんなさい。私の不注意で・・・。」
「美里のせいじゃない。美里も被害者だし。もう、忘れよう。外国での話しで、私達の周りで知ってる人はいないし。」
「でも、私達の心のなかではずっと残ってる。」
「そんなこと言っても、しかたがないでしょう。」
朋美は、悲鳴をあげて私の言葉を遮った。そんな姿の朋美を見たのは初めて。
それからも私達は付き合い続けた。お互いに共通の秘密を抱えて。
でも、昔のように無邪気に笑い合える時間はなくなった。
ローマは、来てみて気づいたんだけど、食べ物が美味しい。
スパゲティ、ピザ、日本人も大好きだものね。どのお店に入ってもハズレがない。
日本でもイタリアンには行くけど、味のレベルが半端じゃない。
ホテルは、旅行費用を抑えたこともあり、少し貧弱だったかな。
最初に到着した晩にシャワーを浴びようとしたら、お湯がでない。
フロントに電話したんだけど、今晩はもう出ないって。
あたりまえのように話していたけど、こんなものなのかしら。
長旅だったから汗もかいたし、冷たいのを我慢してシャワーを浴びた。
観光も、私にとって初めての海外旅行で楽しかったわ。
朋美も私も英語は普通に話せたけど、ローマでは英語は十分に通じたから助かった。
コロッセウムとか、日本では見たことがない建造物にも圧倒された。
「ローマの休日」という映画に出てきた観光地も巡った。
とはいっても朋美と一緒だから楽しいんだけど。
2日目の夜は、ホテルの近くでペスカトーレとかを軽く食べることにした。
スパゲティを食べていると、乱暴そうな男性2人が声をかけてきた。
「ねえ、お嬢さんたち、俺達と一緒に飲もうよ。」
「いえ、今日は、女性2人で話し合いたい雰囲気なの。ごめんなさないね。」
「いいだろう。男がいた方が楽しいぞ。」
「嫌だって、言っているでしょう。」
はっきりと大声で言ったので、2人は去って言った。
「ローマでは、やっぱり、誰でもナンパしてくるのね。」
「それは美里が美人だからじゃない?」
「それを言うなら、最初に朋美に声をかけたじゃない。朋美が美人ということね。」
「じゃあ、2人とも美人でナンパされたってことにしよう。あはは。」
そして、近くでワインを買って、ホテルの室内で朋美と一緒に飲み明かそうとした。
ホテルに戻った私達は、シャワーを浴び、下着姿で飲み始めた。
ワインと一緒に買ったオリーブをつまみに。
「美里は、ローマを満喫しているみたいね。」
「だって、海外旅行、初めてだもの。もちろん、朋美と一緒というのが一番よ。」
「連れてきて良かったわ。私、海外は3回目だけど、これから毎年、夏休みかな、一緒に来ようね。」
「そうね。次はパリ、そしてロンドン、マドリード、楽しいと思う。」
その時だった。ドアのベルが鳴った。
「はい、今行きます。」
私は、ホテルの人が何か用事があるのかと思い、ドアを開けた。
その時だった、いきなりドアは強引に開かれ、2人の男性が入り込んできた。
入ってきたのは、さっき、私達に声をかけてきた乱暴そうな男性2人。
「誰なの。」
「女二人なんて寂しいだろう。俺達が楽しくさせてやる。」
2人は、朋美と私に分かれて、力づくで私達の下着を破り、脱がした。
「いや、やめて。」
「そういうなよ。気持ちよくしてやるから。」
朋美は、うつ伏せにされ、おしりをあげられ、すでに男性のものが入れられている。
泣きながら、上下に揺れる手で口を押さえていた。
長い髪の毛が大きく乱れ、いつも見ている朋美とはかけ離れていた。
「嫌だなんていいながら、もう、ぐちゃぐちゃじゃないか。ヤリマンだな。」
「この2人はアジア人って感じで、そそられるな。しかも、日本の女って、男に尽くすんだってよ。今日、楽しませてくれ。」
抵抗しようとしたけど、男性の力は強かった。力ではかなわない。
私の異能力は、こういう時には無力ね。私は、両足を上げられた。
恥ずかしい。そんな所をみないで。
手で男性のものが入らないように押さえたけど、すぐによけられた。
そして、もう入っている。やめて、気持ち悪いし、痛い。
横の鏡に映った私は、なんて恥ずかしい姿をしているの。
男性の力に抗えない。まるで、男性のおもちゃのよう。
しかも、屈辱しかないのに、口からは声が漏れてしまう。
もう止めて。私は化け物だけど、その前に人間なの。
こんな屈辱的なことは耐えられない
でも、鏡には、そんな気持ちなんて関係のない、私の恥ずかしい姿しかなかった。
男性は、自分の液を私の体にはきだし、気持ちよさそうに動きは止まった。
私のあそこから、白い液体が流れ出てきた。
横の男性も、終わったみたい。
男たちは、私達2人をベットに横たえた。
「不用心だったな。でも、お前たちの夜は、これで最高になっただろう。2人とも、声を上げて喜んでたじゃないか。気持ちよさそうに。」
「写真を撮ったから黙っておけよ。警察とかにチクったら、この写真をだすからな。」
ベットの上で、何もまとわずに仰向けに横たわった2人の女性が撮影された。
私達は、脱力し、ただただベットに横たわっていたの。
朋美は手を私の方に差し出した。私もその手を握り、2人は天井を見ていた。
朋美の顔には大粒の涙が流れている。
男性が去った後、朋美は、泣きながら、長い時間、シャワーを浴びていた。
汚らわしい男性の跡を体からすべて消そうと。
そして、2人とも、眠れない夜を過ごし、朝日が窓から漏れてきた。
「おはよう。昨日は本当にごめんなさい。私の不注意で・・・。」
「美里のせいじゃない。美里も被害者だし。もう、忘れよう。外国での話しで、私達の周りで知ってる人はいないし。」
「でも、私達の心のなかではずっと残ってる。」
「そんなこと言っても、しかたがないでしょう。」
朋美は、悲鳴をあげて私の言葉を遮った。そんな姿の朋美を見たのは初めて。
それからも私達は付き合い続けた。お互いに共通の秘密を抱えて。
でも、昔のように無邪気に笑い合える時間はなくなった。
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