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第3章 田舎での家族生活
5話 再出発
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私は、そのまま家に戻り、なみさんは陽翔を連れてきた。
「おかえりなさい。あれ、お父さんは?」
「なんか、もう少し、雪山を見たいって。私は、寒いから帰ってきちゃった。聡さんは、久しぶりの雪山で、楽しそうだったから、無理して私と一緒に帰らせるのはかわいそうだったし。」
「そうなんだ。じゃあ、みうさんだけでも、温まって。」
私は、家で温まり、夕飯とか作りながら時間を過ごしていた。ただ、夕方になっても、聡さんが帰ってこないとなみさんが不安になり、私も不安な顔色を作っていた。
さすがに真っ暗になり、帰ってこないので、里山といっても、雪山で道を見失い遭難したんじゃないかと近所に相談し、捜索隊がでることになった。
1時間ほど、捜索隊が探したところ、岩場で、崖から落ち、頭を強く打った聡さんが発見された。そして、捜索隊の1人から、私のスマホに連絡が入った。
「河北さん。旦那さんが崖から落ちているのが発見されました。頭打って、血が大量にでていて、もう脈もありません。これから病院に運びますので、病院に来てください。」
「え! なみさん、お父さんが崖から落ちたって、一緒に病院に行くよ。陽翔は私が抱っこしていく。亮介さん、家をよろしく。」
病院についたけど、聞いていたとおり、聡さんはすでに亡くなっていたの。
「頭を強く打って、出血も多く、おそらく即死だったんじゃないかと。ご愁傷様です。」
「先生、ありがとうございます。本人も、ここまで生きてこれて楽しい人生だったんじゃないかと思います。」
本音をいうと、亡くなった姿をみても、なんの感情もなかった。もともと、殺害したのは私だし。これで、祐樹の亡霊から陽翔を守ることができる。
でも、献身的な妻というイメージは維持した方が、これからの生活では得だと思い、涙を流し、陽翔を抱きしめた。なみさんは、涙を静かに流し、茫然と立ちすくんでいた。
「奥さん、大変だね。あんなに仲良かったのに、まだ、これからっていう時に亡くなっちゃうんなんて。」
「そうだね。さっき見たら、奥さんの顔は真っ青だったし。娘さんも、久しぶり会えたって喜んでいたのに。」
「でも、子育てが大変だから、奥さんも気が紛れるんじゃないかな。また、娘さんの旦那さんがいるから農作業も当面は大丈夫なのは不幸中の幸いかも。」
聞こえているわよ。顔が真っ青だったのは、突き落としたときの聡さんの顔を思い出したから。大丈夫。なみさんも含めて、誰も私のことを疑っていない。不幸な事故だったのよ。
でも、そう思ってくれれば、これからもいい人演じられる。また、これで、祐樹から陽翔を守ることができる。
これからは、陽翔を私が理想とする男性に育てあげていく。立派な男性にするからね。亮介さんの親も必要なら利用する。あなたを立派に育てるために、ずっと頑張る。私の子だから。
それから、農作物の作り方を教えてくれたおじいさんは亡くなり、その家、農地も引き継ぐことができた。
そして、なみさんたちは、聡さんの家で過ごし、私と陽翔はおじいさんの家に住むことにした。でも、陽翔の面倒とか、人の手はあった方がいいから、なみさんには生活の手伝いはしてもらっている。
また、大量の人が世界で亡くなったせいか、地球の温度上昇も落ち着き、また、肥料、殺虫剤などの生産も復活して、農作物の生産性も高くなって生活も落ち着いてきた。
私は、自分のものになったおじいさんの家の縁側に座り、夕日を眺め、涼んでいたの。横では、なみさんたちの声が聞こえた。
「最近は、少し落ち着いたみたいだけど、今夜はみうさんと一緒に過ごしたら。」
「いえ、みうさんは、お父さんとの時間を懐かしんでるんだから、1人にしてあげたほうがいいわよ。私たちは、お父さんの家に戻りましょう。」
「そんなもんかな。」
「そうよ。でも、お父さん、人生の最後にみうさんと一緒に過ごせて楽しかったと思う。良かったわ。」
私が、聡さんとの時間を懐かしんでる? 笑っちゃうけど、そう思わせておいたほうがいい。
でも、都会で何一つ不自由がない生活を送っていたときから、まだ3年ぐらいしか経っていないけど、生活は一変した。息子もできた。
私は、まだ40歳前なのに、農作業のせいか、しみ、シワも増え、さっき鏡を見た時に愕然としたわ。もうおばあちゃんみたい。苦労も多かったからね。
最近は、食事も安定してきたからか、だいぶ太ってしまい、昔の面影は全くない。朝、ベットから起き上がる時に、どっこいしょとか言っていて、もう、清楚とか、けなげとかの言葉とは遠い生活をしている。
息子もいて、もう誰かに可愛いと言われたいとか、3度目の結婚をしたいとか思わないし、可愛い息子を育てるためだけに、これからの人生を捧げたいと思っているから、後悔はない。
でも、女性として、もう少しでいいから輝きたいと思う気持ちもある。
なみさんは、私と同じ生活をしているのに、いまだに女性らしい。私より年が若くて、彼との生活が充実しているからかしら。羨ましい。
まあ、このぐらいみすぼらしい方が、亡き夫を思いつつけている未亡人に見えて、いいかもね。
夕日は、周りの風景を真っ赤に染め、壮大な最後の光を放ち、もうすぐ沈もうとしている。私も、家も、真っ赤。明日は、雨なのかしら。
そういえば、すごい昔になるけど、高校生のとき、横浜で夕日に感動していたときがあった。そのあと、いろいろあったわね。でも、あの時は、私は、まだ純粋だった。
どっちが本当の私なのかしら。いえ、どちらも私なのよね。成長してきただけ。
まわりでは、鈴虫とかが懸命に鳴いている。子を産み、次の世代につなぐために必死に争っているのかもしれないし、生きている時間を謳歌しているのかもしれない。その気持ちは、私たちにはわからない。
そう、虫と同じで、私の気持ちも、周りの人にはわからない。いえ、自分でさえも、自分の気持ちは分からないかもしれない。
太陽の8割は山に沈み、周りは暗くなっていった。これから、星空が空いっぱいに見える時間に入っていく。
都会にいるときは、星空なんて静かな風景だと思っていたけど、今、ここにいると、鈴虫だけでなく、夜空もすごく騒がしい感じがする。
いろいろあったけど、宇宙は生命に溢れているんじゃないかしら。そして、次の世代につないで、一つひとつの生命は終わりを迎える。そして、生きているのは地球の人間だけじゃない。
私は、まだこれからも生きていくけど、振り返ると、楽しいことも少しはあった。それで十分なのかもしれないわね。
最近は、祐樹、聡さんを殺害したことへの罪悪感は、あまり感じない。時間が解決するって本当なのね。これからも、いいお母さんとして振る舞っていこう。
後ろを向くと、息子が私を見て笑ってた。もう可愛いんだから。ずっと守ってあげる。私の生きがいなんだから。さあ、夕食にしよう。
その頃、東京などでの復興は進んでいた。津波による海水は広い範囲で洗い流され、ビルの建築も進み、日本各地に散らばった人々が集まりつつあった。
そして、東京などでは、徐々に昔の生活が戻りつつあり、日本のなかではごく一部であり、原油の輸入など、制約はあったけど、昔のような都会の生活を人々は謳歌し始めていた。
ただ、液体窒素で凍らされた試験管に奇跡的に残った隕石の虫の卵を乗せて、全ての人が死に絶えた幽霊船がアメリカから漂流し、東京湾に流れついたのも、その頃だった。
「おかえりなさい。あれ、お父さんは?」
「なんか、もう少し、雪山を見たいって。私は、寒いから帰ってきちゃった。聡さんは、久しぶりの雪山で、楽しそうだったから、無理して私と一緒に帰らせるのはかわいそうだったし。」
「そうなんだ。じゃあ、みうさんだけでも、温まって。」
私は、家で温まり、夕飯とか作りながら時間を過ごしていた。ただ、夕方になっても、聡さんが帰ってこないとなみさんが不安になり、私も不安な顔色を作っていた。
さすがに真っ暗になり、帰ってこないので、里山といっても、雪山で道を見失い遭難したんじゃないかと近所に相談し、捜索隊がでることになった。
1時間ほど、捜索隊が探したところ、岩場で、崖から落ち、頭を強く打った聡さんが発見された。そして、捜索隊の1人から、私のスマホに連絡が入った。
「河北さん。旦那さんが崖から落ちているのが発見されました。頭打って、血が大量にでていて、もう脈もありません。これから病院に運びますので、病院に来てください。」
「え! なみさん、お父さんが崖から落ちたって、一緒に病院に行くよ。陽翔は私が抱っこしていく。亮介さん、家をよろしく。」
病院についたけど、聞いていたとおり、聡さんはすでに亡くなっていたの。
「頭を強く打って、出血も多く、おそらく即死だったんじゃないかと。ご愁傷様です。」
「先生、ありがとうございます。本人も、ここまで生きてこれて楽しい人生だったんじゃないかと思います。」
本音をいうと、亡くなった姿をみても、なんの感情もなかった。もともと、殺害したのは私だし。これで、祐樹の亡霊から陽翔を守ることができる。
でも、献身的な妻というイメージは維持した方が、これからの生活では得だと思い、涙を流し、陽翔を抱きしめた。なみさんは、涙を静かに流し、茫然と立ちすくんでいた。
「奥さん、大変だね。あんなに仲良かったのに、まだ、これからっていう時に亡くなっちゃうんなんて。」
「そうだね。さっき見たら、奥さんの顔は真っ青だったし。娘さんも、久しぶり会えたって喜んでいたのに。」
「でも、子育てが大変だから、奥さんも気が紛れるんじゃないかな。また、娘さんの旦那さんがいるから農作業も当面は大丈夫なのは不幸中の幸いかも。」
聞こえているわよ。顔が真っ青だったのは、突き落としたときの聡さんの顔を思い出したから。大丈夫。なみさんも含めて、誰も私のことを疑っていない。不幸な事故だったのよ。
でも、そう思ってくれれば、これからもいい人演じられる。また、これで、祐樹から陽翔を守ることができる。
これからは、陽翔を私が理想とする男性に育てあげていく。立派な男性にするからね。亮介さんの親も必要なら利用する。あなたを立派に育てるために、ずっと頑張る。私の子だから。
それから、農作物の作り方を教えてくれたおじいさんは亡くなり、その家、農地も引き継ぐことができた。
そして、なみさんたちは、聡さんの家で過ごし、私と陽翔はおじいさんの家に住むことにした。でも、陽翔の面倒とか、人の手はあった方がいいから、なみさんには生活の手伝いはしてもらっている。
また、大量の人が世界で亡くなったせいか、地球の温度上昇も落ち着き、また、肥料、殺虫剤などの生産も復活して、農作物の生産性も高くなって生活も落ち着いてきた。
私は、自分のものになったおじいさんの家の縁側に座り、夕日を眺め、涼んでいたの。横では、なみさんたちの声が聞こえた。
「最近は、少し落ち着いたみたいだけど、今夜はみうさんと一緒に過ごしたら。」
「いえ、みうさんは、お父さんとの時間を懐かしんでるんだから、1人にしてあげたほうがいいわよ。私たちは、お父さんの家に戻りましょう。」
「そんなもんかな。」
「そうよ。でも、お父さん、人生の最後にみうさんと一緒に過ごせて楽しかったと思う。良かったわ。」
私が、聡さんとの時間を懐かしんでる? 笑っちゃうけど、そう思わせておいたほうがいい。
でも、都会で何一つ不自由がない生活を送っていたときから、まだ3年ぐらいしか経っていないけど、生活は一変した。息子もできた。
私は、まだ40歳前なのに、農作業のせいか、しみ、シワも増え、さっき鏡を見た時に愕然としたわ。もうおばあちゃんみたい。苦労も多かったからね。
最近は、食事も安定してきたからか、だいぶ太ってしまい、昔の面影は全くない。朝、ベットから起き上がる時に、どっこいしょとか言っていて、もう、清楚とか、けなげとかの言葉とは遠い生活をしている。
息子もいて、もう誰かに可愛いと言われたいとか、3度目の結婚をしたいとか思わないし、可愛い息子を育てるためだけに、これからの人生を捧げたいと思っているから、後悔はない。
でも、女性として、もう少しでいいから輝きたいと思う気持ちもある。
なみさんは、私と同じ生活をしているのに、いまだに女性らしい。私より年が若くて、彼との生活が充実しているからかしら。羨ましい。
まあ、このぐらいみすぼらしい方が、亡き夫を思いつつけている未亡人に見えて、いいかもね。
夕日は、周りの風景を真っ赤に染め、壮大な最後の光を放ち、もうすぐ沈もうとしている。私も、家も、真っ赤。明日は、雨なのかしら。
そういえば、すごい昔になるけど、高校生のとき、横浜で夕日に感動していたときがあった。そのあと、いろいろあったわね。でも、あの時は、私は、まだ純粋だった。
どっちが本当の私なのかしら。いえ、どちらも私なのよね。成長してきただけ。
まわりでは、鈴虫とかが懸命に鳴いている。子を産み、次の世代につなぐために必死に争っているのかもしれないし、生きている時間を謳歌しているのかもしれない。その気持ちは、私たちにはわからない。
そう、虫と同じで、私の気持ちも、周りの人にはわからない。いえ、自分でさえも、自分の気持ちは分からないかもしれない。
太陽の8割は山に沈み、周りは暗くなっていった。これから、星空が空いっぱいに見える時間に入っていく。
都会にいるときは、星空なんて静かな風景だと思っていたけど、今、ここにいると、鈴虫だけでなく、夜空もすごく騒がしい感じがする。
いろいろあったけど、宇宙は生命に溢れているんじゃないかしら。そして、次の世代につないで、一つひとつの生命は終わりを迎える。そして、生きているのは地球の人間だけじゃない。
私は、まだこれからも生きていくけど、振り返ると、楽しいことも少しはあった。それで十分なのかもしれないわね。
最近は、祐樹、聡さんを殺害したことへの罪悪感は、あまり感じない。時間が解決するって本当なのね。これからも、いいお母さんとして振る舞っていこう。
後ろを向くと、息子が私を見て笑ってた。もう可愛いんだから。ずっと守ってあげる。私の生きがいなんだから。さあ、夕食にしよう。
その頃、東京などでの復興は進んでいた。津波による海水は広い範囲で洗い流され、ビルの建築も進み、日本各地に散らばった人々が集まりつつあった。
そして、東京などでは、徐々に昔の生活が戻りつつあり、日本のなかではごく一部であり、原油の輸入など、制約はあったけど、昔のような都会の生活を人々は謳歌し始めていた。
ただ、液体窒素で凍らされた試験管に奇跡的に残った隕石の虫の卵を乗せて、全ての人が死に絶えた幽霊船がアメリカから漂流し、東京湾に流れついたのも、その頃だった。
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